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のぞき見するような緻密な会話劇が展開される『あつい胸さわぎ』iaku

2019.09.09 Vol.722

 iakuは劇作家・横山拓也が2012年に大阪で立ち上げた演劇ユニット。

 作品は、暗黙のうちに差別的なものとして扱われる職業や場所、性的なマイノリティーといったアンタッチャブルな題材を多く扱っている。

 そのスタイルは徹底的にセリフ・会話にこだわったもの。ストレートプレイの中で他人の議論・口論・口喧嘩をのぞき見するような緻密な会話劇が展開される。

 横山のオリジナル作品を日本各地で発表していくこと、また各地域の演劇作品や情報を関西に呼び込む橋渡し役になることを目標としていることから、劇場公演はもとより、小さな座組でカフェやギャラリーなど場所を選ばずに全国を巡るミニマルなツアーなども積極的に行っている。

 今回の作品は二人暮らしの娘と母の物語。大学生の娘とその母はダイニングは散らかり、脱いだジーパンがそのまま放置されているようなだらしない生活をしていた。そんな中、2人には互いに意中の男性がいた。2人の暮らしを中心に彼女たちの生活圏内にある、恋愛、仕事、健康、将来などを持ち前の会話劇で描き出す。

BARBEE BOYSが29年ぶりに新譜 リリース!12月に『PlanBee』

2019.09.08 Vol.Web Original

 BARBEE BOYSが、新譜『PlanBee』を12月18日にリリースすることを発表した。新譜の発売は1990年以来、実に29 年ぶり。

『PlanBee』は全5曲入りで、収録曲の詳細などは後日発表される。
 
 バンドは、10月30日に豊洲 PITで開催される『ライブナタリー Presents RESPECT! Vol.1』への出演が決定している。OKAMOTO’S との対バンによるイベント。

 また年明け1月13日に、代々木第一体育館公演『突然こんなところは嫌いかい?』が行われる。

『ハムレット』主演のSexy Zoneの菊池風磨「一筋縄でやらせてくれないのがハムレット」

2019.09.08 Vol.Web Original

初日が台風で中止に
 Sexy Zoneの菊池風磨の単独初主演作となる舞台『HAMLET −ハムレット−』が9月8日、初日を迎えるはずだったのだが、台風による観客の安全などを考慮して、この日の公演が中止された。

 開演に先駆けて行われたフォトコールと囲み会見で菊池はこの日の公演の開催について協議中であることを明かし「一筋縄でやらせてくれないのがハムレットなんだな、という感じ」などと話していた。

 菊池は約4年ぶりの舞台出演。ストレートプレイは初めてというなかで、これまで日本では市村正親、内野聖陽、藤原竜也といった名優たちが演じてきた難役に挑む。

 今回の出演について「伝達ミスだと思った。(中山)優馬と風磨を間違っているんだと思った。ずっと実感がわかなくて、立ち稽古に入ったくらいでもう逃げられないんだなと思った。それだけ重圧もあった。役者の先輩がよく“ハムレットをやってみたい”と言っているのは聞いていたので、もうちょっと経験を重ねてきたときに、やりたくなるものなんだな。やりたいと思うようになったらレベルアップしたのかなと思えるような指標としてみていた。なのに、まだやりたいと思う前だったから青天の霹靂でした」と出演が決まった時の心境を振り返った。

 演出の森新太郎氏は「初めてのストレートプレイでハムレットを演じるのは大変だと思っていたが、本当に大変だった。僕のひと夏を返してほしいくらい(笑)。でも彼は上に行くしかない。フォトコールの時もできなかったことができるようになっていたりした」などと菊池の成長を認めた。

 ただ第一印象はあまりよくなかったらしく「最初に会った時の印象がものすごく悪かった。僕の芝居を見にきたが、目が虚ろで、ボソボソ喋っていて芝居の感想も何にも言わない。“こいつとは絶対に無理だと思った”。後から差し入れがあると聞いて、それがすごく美味しいイチゴだったので、いい奴なんじゃないかと思った(笑)」などと冗談交じりに話す。

安田レイ 初めてのフルバンドスタイルでのワンマン

2019.09.08 Vol.722

 最新シングル「over and over / dazzling tomorrow」が好調なアーティストの安田レイ。2020年に待望のワンマンライブ「Invisible Stars」の開催が決定した。五輪を控え、ウキウキやワクワクが高まっているであろう2020年の東京を、彼女の歌声とバンドの演奏で盛り上げる。

 アーティストとしてさまざまなスタイルでライブのステージを踏んできた彼女だが、このライブは少し特別。というのも、安田がフルバンドスタイルで挑む初めてのワンマンライブだからだ。これまで何度も聴いてきた楽曲も、この日はいつもと違った印象で響きそう。また、彼女や彼女の楽曲の新しい魅力を発見できる一夜になりそうだ。

 ローチケでは、15日までプレリクエスト2次先行を実施中。

世界最高峰のライブバンド、フォールズのジャパンツアーが決定!3月に東名阪

2019.09.07 Vol.Web Original

 英ロックバンドのフォールズ(FOALS)の待望のジャパン・ツアーが決定した。日程は、2020年3月3日が名古屋 CLUB QUATTRO、4日が大阪BIG CAT、5日は東京でSTUDIO COASTの東名阪で行われる。チケットなど詳細は後日発表。
 
 バンドは今夏、今年3月に発売した新作『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート1』を携え、夏フェス「サマーソニック」で来日。その際には、圧倒的なライブパフォーマンスでオーディエンスを圧倒した。

 前作と対になる最新作『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト・パート2』の日本盤も10月23日に発売する。

GLAY25周年で“HOTEL GLAY”復活

2019.09.07 Vol.722

 今年でデビュー25周年のアニバーサリーイヤーを迎え、ますます精力的に活動するGLAY。25周年の公約として掲げ、全国9カ所17公演、18万人を動員する大型アリーナツアーが11月からスタートする。2009年、2012年に「感謝の意を込めてファンをおもてなしする」というコンセプトのもとで開催され、大好評を博したライブ“HOTEL GLAY”が7年ぶりに復活。「バンドとは、民主主義である。」と宣言し、ファンとともに25周年を歩むGLAYの進化をぜひ会場で体験しよう。

気鋭のジャーナリストとノンフィクション作家がトークイベント 宮下洋一、河合香織が語る「命」は誰のものなのか

2019.09.07 Vol.722

 前著『安楽死を遂げるまで』で世界6カ国にわたる安楽死と自殺ほう助の現場を取材した宮下洋一。その続編となる『安楽死を遂げた日本人』の刊行記念イベントが、下北沢の本屋B&Bで行われた。ノンフィクション作家の河合香織を招き、“生”と“死”という対極のテーマを扱う2人が、「命」の当事者とは誰なのかを語り合った。

 冒頭で司会者が河合の著書『選べなかった命 出生前診断の誤診で生まれた子』が第18回新潮ドキュメント賞を受賞したことに触れ、この日は同賞の候補作でもあった宮下との恩讐を超えた対談であることを強調すると、会場は祝福の拍手に包まれた。

 安楽死に対して中立的な立場の宮下は「欧米は個人主義で、死に対しても自分の意志が通りやすい。日本では死が個人のものではなく、むしろ家族のものであるんじゃないか」と死生観の違いを語る。河合は本書を「前作よりさらに個別の事情を取り上げて生きるとは? 死ぬとは?という問題を描いている」と絶賛し「昔から“畳の上で死にたい”といいますが、その言葉には家族や親しい人に見守られて『ありがとう』、『大好きだよ』と言って死んでいくことも含まれている。主人公の女性はある意味そういう思いをスイスで実現していて、死は自分だけでなく家族のものであるというのをすごく感じました」と感想を述べた。

【明日何を観る?】『フリーソロ』

2019.09.06 Vol.722

 身体を支えるロープや安全装置を一切使わずに山や絶壁を登るフリーソロ・クライミングの若きスーパースター、アレックス・オノルドはカリフォルニア州のヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑む!

監督:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン 出演:アレックス・オノルド他/1時間40分/アルバトロス・フィルム配給/新宿ピカデリー他にて公開中 http://freesolo-jp.com

Sexy Zoneの菊池風磨が単独初主演作『HAMLET −ハムレット−』

2019.09.02 Vol.721

 Sexy Zoneの菊池風磨が単独初主演作でハムレットに挑むこととなった。

 ハムレットは言わずと知れたシェイクスピアの不朽の名作。主要な登場人物が最後は全員死んでしまうというシェイクスピア悲劇の最高峰と言われる作品だ。

 最初に戯曲が書かれてから400年余りが経つが世界中で毎年のように上演され、日本でもさまざまなカンパニーがさまざまな解釈で上演し続けている。

 菊池は約4年ぶりの舞台出演で、これまで日本では市村正親、内野聖陽、藤原竜也といった名優たちが演じてきた役に挑むのだが「とにかく驚いた。プレッシャーを感じていることは否めない」としながらも「この機会に全身全霊で向き合いたい。Sexy Zoneの可能性を広げるきっかけになれば」と固い決意を見せている。

 演出は数々の翻訳劇の演出を手掛け、高い評価を得る森新太郎。シェイクスピア作品は今回が4作目だが、ハムレットは初めて。

 共演もオフィーリア役に10代からジャンルを問わず幅広く活動する実力派の南沢奈央、ボローニアス役に大鷹明良、クローディアス役に大谷亮介、ガートルード役に安蘭けいと菊池にとっては心強い布陣となっている。

いろんな声を広い空の下で堪能したい「Augusta Camp 2019」

2019.09.01 Vol.721

 オフィスオーガスタが主催の恒例のイベント。オフィスオーガスタといえば、山崎まさよしを筆頭に、杏子、元ちとせ、スキマスイッチ、秦基博、さかいゆう、竹原ピストルら個性的な歌声と実力を兼ね備えたアーティストたちがたくさん所属している。そんなアーティストが一堂に介するイベントは、とても濃密で、温かい。ライブパフォーマンスでは手を振って大いに盛り上がるのだが、それと同時に心が穏やかになっていくという不思議な感覚になるフェスだ。

 昨年20回目のアニバーサリーを迎え、新しい20年に向かい歩きだす今年のテーマは「個」。個性豊かなアーティストたちが、個々のステージをセルフプロデュースし、自分らしく、自分ならではの新しい表現で音楽を届ける。

 会場には、椅子指定席だけではなく、クッション付きの後方ひな壇指定席 、レジャーシート付きの後方フリーエリアを設けるという新しい試みも。恒例のアーティスト考案メニューを味わえる“オーガスタ食堂”も登場する。

電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK.JP」12月開催!会場は渋谷の新名所

2019.08.30 Vol.Web Original

 電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK.JP(ミューテック・ジェーピー)」が12月11~15日に開催される。10月オープンのLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)など渋谷の新しいランドマークを会場に、ライブやカンファレンスなどさまざまなプログラムが展開される。

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