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写真が伝える“見えざる”ものを見る。写大ギャラリー・コレクション展 「うつくしきゼラチン・シルバー・プリントの世界」

2019.05.20 Vol.718

 発明以来、美術と複雑に絡み合い、科学技術とも深く関係しながら発展してきた「写真」。現在では、身近なコミュニケーションのツールであることはもちろん、アートの重要な表現手段の一つとなり、その表現の場や方法はさらに多様化。技術面から見ても、かつては銀塩だけでなく、プラチナ、鉄塩、顔料、染料など、さまざまな材料を用いて制作されてきたものが、デジタル技術が発達した今日では、インクジェット・プリントが主流になっている。技術の進歩によりさまざまな人が気軽に写真を楽しむことができるようになった反面、フィルムや印画紙といった材料の供給が狭まりつつあることも確か。

 本展では、写大ギャラリー・コレクションの中から、銀塩フィルムで撮影され写真用の印画紙に焼き付けられた写真=ゼラチン・シルバー・プリントの魅力を最大限に感じられる作品の数々を展示。他の技法では味わうことができない表面の質感やグラデーションの深みといったゼラチン・シルバー・プリントならではの魅力を、国内外の有名写真家の優れた作品を通して感じてみては。

BABYMETAL 新体制で行われる日本公演を見逃すな!

2019.05.19 Vol.718

 世界で活躍するメタルダンスユニットBABYMETAL。先日、新体制となって初めてとなるニューアルバムを2019年内にワールドワイドでリリースすることを発表。アルバムのリリースと同時に、待望の日本公演の開催もアナウンスされ彼女たちの一挙手一投足に注目が集まっている。アルバムリリースに先駆けて行われる日本公演は、新たなスタートを切るBABYMETALのこれからを、ステージを通して示してくれるものになるはずで、本ライブが発表されてからというもの日を追うごとに熱い視線を集めている。

 日本公演は関東東海の2都市4公演で行われる。関東での公演はタイトルを「BABYMETAL AWAKENS -THE SUN ALSO RISES -」として、横浜アリーナで2デイズで行われる。どんなライブが繰り広げられるのか、期待が高まる。

 ローチケではプレイガイド最速先行を実施。一般発売まで、プレリクエスト2次抽選先行も行われる。

エルアンコール会員抽選先行:5/21(火)18:00〜5/27日(月)23:59
プレリクエスト抽選先行:5/21(火)18:00〜5/27日(月)23:59

【日程】
6月28日 (金)17時30分開場/19時開演 横浜アリーナ
6月29日 (土)15時開場/16時30分開演 横浜アリーナ
【料金】MOSH’SH PIT(アリーナスタンディング)9,720円、MOSH’SH SEAT(スタンド指定席)9,720円
【備考】MOSH’SH PITは小学生以下入場不可、MOSH’SH SEATは3歳以下入場不可(4歳以上チケット必要)
【チケットの購入及びお問い合わせ】http://l-tike.com/babymetal/

ポルノグラフィティ メジャー20周年記念で東京ドーム2デイズ

2019.05.18 Vol.718

 ポルノグラフィティが、2019年、メジャーデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎えている。その満20年となる9月8日とその前日の7日に20周年の集大成となる東京ドームライブを行う。ポルノグラフィティが東京ドームでライブを行うのは実に10年ぶりになる。

 ポルノグラフィティは、ライブハウスでの活動を精力的に行いながら、1999年にシングル『アポロ』でセンセーショナルなデビューを飾った。『ミュージックアワー』、ミリオンセラーとなった『サウダージ』や『アゲハ蝶』など、世に送り出した数々のヒット曲はアッパーでありながらも、どこか郷愁を誘うメロディーがあり、多くの人に愛されている。また、ライブの楽しさも彼らの人気の理由。参加した人すべてを楽しませるエンターテインメント性と音楽の味わいを兼ね備えたライブで多くの人を喜ばせてきた。ライブと作品の数を重ねながら、彼らは目まぐるしいJ-POPシーンのなかで不動の地位を築き、今もなお時を超えて愛され続けている。

 メジャーデビュー20周年を祝うアニバーサリーライブのタイトルは「NIPPON ロマンスポルノ’19〜神vs神〜」。このタイトルはポルノグラフィティのサービス精神旺盛なところを、最大限に発揮するライブになることを示している。セットリストは日替わり。全部とは言わないまでも、「だいぶ変えて、どちらの(公演の)セットも神セトリといってもらえるように」という、力強い宣言のようだ。このライブの開催を発表したとき、ギターの新藤晴一は「俺たちのヒット曲は全部やる」と言い切っているだけに、ポルノグラフィティが世に送り出し、J-POPの歴史に刻んできた楽曲をたっぷり堪能できるものになりそうだ。

 ポルノグラフィティが歩んできた20年、ポルノグラフィティと前に向かってきた20年、そして時代を彩ってきたポルノグラフィティの楽曲を思い切り味わおう!

プレリクエスト抽選先行:5/20(月)13:30〜5/27(月)23:59
【日程】
9月7日 (土)14時30分開場/16時30分開演 東京ドーム
9月8日 (日)14時30分開場/16時30分開演 東京ドーム
【料金】1日券8,640円、2日通し券16,000円 【備考】4歳以上有料、3歳以下入場不可。都合により興行内容の一部を変更する場合あり。一般発売は7月27日(土)10時〜。
【チケットの購入及びお問い合わせ】http://l-tike.com/pornograffitti/

1人の男の新たな出発『が〜まるちょば 公演 MINE CRAZY』

2019.05.17 Vol.718

 黄色いモヒカンのHIRO-PON1人となった新生が〜まるちょばが始動する。

 新体制で初めての公演となるソロ公演『が〜まるちょば 公演 MINE CRAZY』は、「コメディー満載で、少しダークでちょっぴり怖い??」らしい。約20年にわたり2人の掛け合いで展開してきた、が〜まるならではの舞台が、どう変化するのか。楽しみでならない人は少なくないようで、各公演ともチケットは残りわずかとなっているという。

 本公演の後には、大阪で、が〜まるちょばMC『NO BORDER』(7月7日〜9月16日)が控えている。

風煉ダンスが新作音楽野外劇。今度は福井県の棚田に舞台を設置

2019.05.17 Vol.718

 演劇集団「風煉ダンス」が福井県小名浜市で開催される「内外海田烏 海のステージ2019」で新作野外音楽劇を上演する。

 同イベントは若狭湾沿岸で暮らしてきた人々の「歴史」と「今」を引き受け「未来」を描こうという趣旨のもと、「ここが舞台だ。」をキャッチフレーズに田烏(たがらす)集落の棚田、路地、漁港、蔵、神社、旧小学校などをパフォーマンスの場として5月24日〜6月2日まで開催される。

 風煉ダンスは今回、若狭湾に面した小浜市田烏の絶景の棚田に舞台を設置。現地の人と高校生合わせて数十人も参加して野外音楽劇『魚人喜譚−さかなびときたん−』を上演する。

 物語の舞台は田烏の浜。そこにたどりついた旅役者の一座と土地の者とのさまざまな出来事を通じてこの世の「奇妙」と「人情」が織りなす不思議な物語が描かれるのだが、旅の一座の姿はまさに今回の彼らの姿?

 風煉ダンスの作品は叙情性とバカバカしさに満ちた荒唐無稽なストーリーを展開しながらも、現代社会に生きる者たちへの社会的な問いかけを内包する。

 見る者は笑いのそばにある苦しみや悲しみ、そして怒りに気づいたときに自分が現実と虚構の塀の上に立っていることに気づかされる。今喋っているのは劇中の出来事なのか、それともリアルな世界での出来事なのかと…。

 また彼らの作品は、野外劇では特に大掛かりなセットや巨大な人形といった壮大なスケールの美術も特徴。それゆえに制作費も多額になる。
 本作も当初は東京公演も予定したもののそういった資金的な問題から小浜公演のみになった。しかし小浜まで来られない人のためのDVD製作や、そもそもの舞台製作費、現地までの交通費や滞在費といった諸経費を賄うためにクラウドファンディングを立ち上げている( https://motion-gallery.net/projects/furendance-obama )。こちらも彼ららしいさまざまなリターンが用意されている。

avengers in sci-fiがクラウドファンディングでライブをDVD化!驚異の455%達成

2019.05.17 Vol.Web Original

 ロックバンドのavengers in sci-fi(アベンジャーズインサイファイ)が4月30日、初のクラウドファンディングライブイベント「CLUB NOWHERE」ツアーを終了した。

 このツアーではライブ映像のDVD化を目的に、演出やVJの導入を資金の使い道として、200万円を目標にクラウドファンディングを実施。リターンとして、ライブ映像のDVDをや限定のCDを用意した。

 結果、200万円のクラウドファンディングは455%達成率で終了。ファン層の厚さが見えた。そんなファンの思いと、avengers in sci-fiのやる気が作り出した映像化ライブ、渋谷wwwで行われた「CLUB NOWHERE」の様子をリポートする。

喜安が今作で選んだテーマは「芸術家になること」ブルドッキングヘッドロック『芸術家入門の件』

2019.05.16 Vol.718

 ナイロン100℃の劇団員であり、脚本家としては映画『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞の優秀脚本賞を受賞するなど多方面で活躍する喜安浩平。その喜安が主宰するブルドッキングヘッドロックが2000年の旗揚げから今回で30回目の本公演を迎える。昨今、ユニットという形の劇団運営が多い中、劇団員が21名という大所帯で、喜安を含め劇団員が外部での活動などで徐々に時間が取れなくなるなか旗揚げ以来ほぼ毎年、作品を発表し続けるのは並大抵の努力ではできない。

 喜安が今作で選んだテーマは「芸術家になること」。

 主人公は創作に迷う鳴かず飛ばずの60代の芸術家。大金とわずかな名声に飛びつきうっかり新しい依頼を受けてしまうのだが製作は一向に進まない。そんな時、街で「芸術家入門」の看板を発見し、ここでもうっかり足を踏み入れてしまうのだが…。

 資格でも称号でもない「芸術家」という肩書の意味を、自ら「芸術家志望」という喜安がブルドッキングヘッドロック流のおかしみをもって問い直す。

【明日何を観る?】『居眠り磐音』『コンフィデンスマンJP』『レプリカズ』

2019.05.16 Vol.718

『居眠り磐音』

 ある事件により2人の幼なじみを失い、祝言を間近に控えた許嫁の奈緒を残して脱藩、浪人の身となった坂崎磐音。江戸で長屋暮らしを始め、しだいに周囲からも信頼される。しかし幕府が流通させた新貨幣をめぐる陰謀に巻き込まれ…。

監督:本木克英 出演:松坂桃李、木村文乃、芳根京子他/2時間1分/松竹配給/5月17日(金)より全国公開 http://iwane-movie.jp/

3年前から毎月開催。完売必至の名物イベント「根本宗子の面談室 VOL.37」

2019.05.15 Vol.718

 月刊「根本宗子」の主宰を務める根本宗子は劇作家で演出家、そして女優であり、ちょっと前まではラジオパーソナリティーを務めるなどさまざまな顔を持つ。

 そんな根本が2016年5月から毎月欠かさず新宿・歌舞伎町のロフトプラスワンで開催しているのがトークライブ「根本宗子の面談室」。5月31日の開催で丸3年、回数も37回を数えることになった。

 この「根本宗子の面談室」は根本宗子が「今、一番話したい人」をゲストに迎えてトークを繰り広げるイベント。

 第1回の生ハムと焼うどんに始まり、これまでメジャーだろうがインディーズだろうが、男だろうが女だろうが、人数も1人だろうが大人数だろうが、細かいことは一切考えずに、根本はひたすら話したい人と思う存分話してきた。

 面談するつもりが、されてしまったこともしばしば…。公の場ではなかなか見せない顔が見られることもちょいちょいあって、根本ファンにはたまらないイベントになっている。

 根本は普段は主に「インタビューされる側」の存在なのだが、数少ない「話を聞く側」に回ることのできる時間とあって、ここぞとばかりに繰り出す鋭いツッコミに言ってはいけないことを思わずポロリしてしまうゲストも多いことから基本的には「ノーツイート、ノーSNSのココダケノハナシ」というルールで開催されている。

 もっとも本人のポロリが一番ヤバいという説もあるのだが…。

 今回のゲストは放送作家の寺坂直毅氏。人気ラジオ番組の構成作家で、紅白歌合戦や徹子の部屋の知識も豊富で、とさまざまな引き出しを持つ寺坂氏とはどんなトークが繰り広げられるのか…。

 チケットは残りわずか。当日券も出る予定とのこと。

たいていのことはグルーヴで乗り越えられる【オススメCD4選】

2019.05.14 Vol.718

「1114」EXILE SHOKICHI

 復活したEXILEでのツアーを終え、一息つく間もなく、EXILE SHOKICHIが動き出した。作品はつねにキャリアハイと自信を持って送り出す。ソロ最新作となる本作もその例外ではない。アルバムからの先行リリースとなった「君に会うために僕は生まれてきたんだ」、「サイケデリックロマンス feat.SALU」の2曲を聴いて膨らんだ期待は裏切られず、さまざまな音や色を詰め込んだ作品になっている。タイトルの『1114(イレブンフォーティーン)』は前作でありソロファーストアルバム『THE FUTURE』から本作がリリースされるまでの日数を示している。

[J-POP ALBUM]rhythm zone 5月15日(水)発売 初回生産限定盤CD+DVD 5918円、同CD+
Blu-ray 6458円、CD+DVD 4838円、CD+Blu-ray 5378円、CD 3240円(すべて税込)

【明日何を観る?】『僕に、会いたかった』

2019.05.10 Vol.718

 池田徹は島で一二を争う凄腕の漁師だったが12年前に漁をしている最中に嵐と遭遇し、すべての記憶を失った。事故後、漁に出ることなく失った記憶に怯えながら生きていた徹。そんなとき都会から“島留学”に来た高校生たちと出会う。

監督:錦織良成 出演:TAKAHIRO、山口まゆ、松坂慶子他/1時間36分/LDH PICTURES 配給/TOHOシネマズ 日比谷他にて公開中 https://bokuai.jp/

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