SearchSearch

青柳翔「大先輩」松本利夫と舞台挨拶で息ピッタリのコンビ漫才?

2025.11.20 Vol.web original

 

 映画『セフレの品格 慟哭/終恋』の完成披露上映会が20日、都内にて行われ、俳優の行平あい佳、青柳翔らキャストと城定秀夫監督が登壇。同じ事務所の青柳と松本利夫が漫才コンビさながらのトークで観客を爆笑させた。

 湊よりこの大ヒットコミック「セフレの品格(プライド)」の映像化シリーズ最新作。

 セフレの関係が変化していく抄子と一樹を演じた行平と青柳。新作の見どころを聞かれると、行平が「“慟哭”が何を意味するのか。抄子も前作よりも波乱万丈なので(笑)」。すると青柳が「その物語に僕が尊敬する大先輩・松本利夫さんがどうからんでいくのか」と、ストーカー化する抄子の元夫を演じた松本が見どころと回答。

 松本は「フルネームで呼んだの初でしょ(笑)」と青柳に苦笑しつつ「人間の歪みの部分と丁寧に向き合いながら演じさせていただきました」。
 
 同じ事務所の先輩でもある松本との共演に、青柳は「大先輩なので緊張しちゃって目を見ることもできないし」と振り返ると、松本がすかさず「絶対に緊張してないし!」。

 さらに青柳が「先輩が弁当食べる前に弁当を食べたこともないし」「食べてたし」。「トイレにも行けなかったし」「行ってたし」。「水も飲めなかったし」「飲んでたし」。「ずっと正座してたし」「正座なんて見たことない」。

 漫才コンビさながら、息ピッタリのボケツッコミを繰り広げ「昔からこういう感じでやらせていただいております」という2人に会場も大爆笑。

 そんな2人に、ライバル役の竹財輝之助は「青柳さんはズルいな、と。僕は抄子のあんな表情、見たことないです。どうやったらあんな表情を引き出せるのか。松本さんも、あんな気持ち悪い松本さん見たことない。皆さんもビックリすると思います」と感嘆しきり。急にほめられた青柳は驚いたのか咳き込み、大先輩・松本から背中をさすられ照れ笑いしていた。

 この日の登壇者は行平あい佳、青柳翔、片山萌美、山谷花純、松本利夫、寺島まゆみ、竹財輝之助、城定秀夫監督。

 第3章「慟哭」は 11月28日より都内先行公開・全国順次公開、第4章「終恋」は 12月12日より全国公開。

夏木マリ「ちゃんとした葬儀を望むのであれば、ちゃんと生きなければと反省」

2025.11.20 Vol.web original

 

 映画『ほどなく、お別れです』(2026年2月6日公開)の完成報告会が20日、都内にて行われ、俳優の浜辺美波、目黒蓮らキャストと三木孝浩監督が登壇。夏木マリが“終活”への思いを語った。

 長月天音による同名シリーズ小説を映画化。葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーが“最高の葬儀”を目指す物語。

 新人葬祭プランナー・清水美空役の浜辺、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二役の目黒。W主演で難しい役どころを演じきった2人を、三木監督やベテラン共演陣も絶賛。

 夏木はこの日は和服で登壇し「公開が来年の午年ということで。今日は9頭の馬が描かれた帯。“ウマ(馬)く(9)”いく、と」と意気込みを見せ、共演陣も「おお~」と大きな拍手。

 美空の祖母を演じた夏木は浜辺との撮影現場の思い出を振り返りつつ「いつも思うんだけど先輩後輩とかキャリア関係なくて、素敵な方は素敵。浜辺さんのお芝居に向かう姿勢に学ばせていただきました。やっぱり人気のある人はこうなんだなと」と言い、完成した作品に「もう、泣きました」と感動の面持ち。

「作品を見て思い浮かべた人は?」という質問に、浜辺や目黒が祖父母や愛犬と答える中、夏木は「ここまで来ますとね、私自身です」と回答。

「死に様は生き様だな、と。この作品を見て思いました。ちゃんとした葬儀を望むのであれば、ちゃんと生きなければと反省いたしまして。そういった意味でも私にとって貴重な映画になりました」。美空の母親を演じた永作博美も「私も家族や昔飼っていた犬のことだけでなく、なぜか自分のことを思いましたね。私もいつかそのときのための準備としてしっかり生きていこうと思いました」と共感していた。

 この日の登壇者は浜辺美波、目黒蓮、森田望智、鈴木浩介、永作博美、夏木マリ、三木孝浩監督。

浜辺美波と目黒蓮は「この世代で“浮ついてない”俳優No.1」三木監督にほめられ浜辺が“浮つく”

2025.11.20 Vol.web original

 

 映画『ほどなく、お別れです』(2026年2月6日公開)の完成報告会が20日、都内にて行われ、俳優の浜辺美波、目黒蓮らキャストと三木孝浩監督が登壇。三木監督からの称賛に浜辺と目黒が喜びつつ笑いを誘う一幕があった。

 長月天音による同名シリーズ小説を映画化。葬儀会社にインターンとして就職したヒロインと、彼女を厳しく指導する指南役の葬祭プランナーが“最高の葬儀”を目指す物語。

 W主演の浜辺と目黒。浜辺が演じるのは、故人の声が聞けることからインターンとしてスカウトされた新人葬祭プランナー・清水美空。目黒が演じるのは、美空をスカウトし厳しく指導する葬祭プランナー・漆原礼二。原作や脚本に感動し、難役にぜひ挑みたいと思ったという2人。

 目黒の納棺の儀の所作の美しさが話題となると、ひたすら練習したという目黒は「でも1つ、間違ってはいけないなと思っていたのは“振付”ではなくて、故人様やご遺族の方への漆原の思いを大事にすること」と言い、浜辺も「最初の段階から本当に美しくて」と感嘆。一方の目黒も「僕が練習している間、浜辺さんはずっと正座してそれを見ているんです。そういうところからも漆原と美空の関係性が作られたと思います」。

。互いの印象を聞かれると浜辺が「目黒さんはお忙しいんだろうなと思っていたんですけど、思っていたより50倍くらい忙しかった」と目を丸くすると目黒は「皆さん忙しいし(笑)」と苦笑。撮影期間中も国内外を行き来していた目黒に浜辺は「時差ぼけは大丈夫でした? やっぱり“気合”ですか? よくおっしゃっているので」と脱帽。

 そんな目黒に、浜辺の父親を演じた鈴木浩介も「目黒くんは本当に現場で座らない。高倉健さんもこんな感じだったのかなと思いました」と名優・高倉健の逸話を引き合いにしつつ「この映画、気合入ってます!」。

 葬儀社スタッフとして生と死を見つめる難しい役どころを演じた浜辺と目黒に、三木監督も「現場でもリスペクトし合う感じが本当に良い関係性でした。この世代で一番落ち着いている、浮ついていないNo.1の女優、俳優じゃないかな」と2人を称賛。

 すると目黒が浜辺に「“浮ついてない”で、すごく喜んでガッツポーズしてましたよね」とツッコみ、三木監督も「浮ついてるじゃん(笑)」。浜辺も「バレちゃった(笑)」と照れ笑いしていた。

 この日の登壇者は浜辺美波、目黒蓮、森田望智、鈴木浩介、永作博美、夏木マリ、三木孝浩監督。

板垣李光人と中村倫也、パラオに残る日本語に驚き「“おいしい”は“〇〇ダイジョーブ”」

2025.11.19 Vol.web original

 

 映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』(12月5日公開)の東京プレミアが19日、都内にて行われ、声優を務めた俳優の板垣李光人、中村倫也と原作者・武田一義氏が登壇。板垣と中村が物語の舞台となるパラオに伝わる日本語由来の言葉に驚いた。

 第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した武田一義による漫画をアニメ映画化。太平洋戦争の終戦を知らずに2年間パラオ・ペリリュー島で潜伏し続けた日本兵たちを描く。

 心優しい漫画家志望の主人公・田丸均役の板垣は「終戦80年の節目にこの作品に参加できたこと、現代を生きる20代としても役者としてもうれしい。自分がそうだったようにこの作品を通してペリリュー島の歴史を知ってくれる人の連鎖が広まれば」。

 この日は、パラオに伝わる日本語由来の言葉を当てるクイズに、2人で協力して挑戦。中村は「パラオの方々は今も親日でいてくださっているんですよね」と感慨深げ。

 第一問は「“おいしい”を意味する言葉“〇〇ダイジョーブ”とは?」。中村が「アジツケ? 料理を作ってくれた人が…“味どう?”」とその様子を再現すると、すかさず板垣も“食べる人”のジェスチャーをしながら「“アジツケ、ダイジョーブ”!」。コント漫才さながら息を合わせ、観客も大笑い。板垣がフリップに回答を書く際には、中村が板垣のマイクの持ち手を買って出、板垣が「先輩にマイクを持たせてしまって」と恐縮する一幕も。

 2人は協力して考えながら「“おいしい”は“アジダイジョーブ”」、「“混乱している様子”は“アタマカトリセンコウ”(頭がぐるぐる)」と2問とも正解。

 この日は、映画の共同脚本も手掛けた原作者・武田氏も登壇。武田氏2人の声優演技に感嘆しつつ執筆から10年を経ての映画化に感慨深げ。中村も「皆さんの心に何が残るのか。素敵な機会となると思います」、板垣も「もし怖いなと思う部分があったら、この作品で描かれる歴史や惨状を正しく恐れるその感覚をぜひ大切にしていただきたいと思います」と作品への思いを語っていた。

中村倫也、板垣李光人を心配「会う前はかわいい子だな、と。最近は一癖あるなと」

2025.11.19 Vol.web original

 

 映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』(12月5日公開)の東京プレミアが19日、都内にて行われ、声優を務めた俳優の板垣李光人、中村倫也と原作者・武田一義氏が登壇。中村が板垣への「心配」を明かした。

 第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した武田一義による漫画をアニメ映画化。太平洋戦争の終戦を知らずに2年間パラオ・ペリリュー島で潜伏し続けた日本兵たちを描く。

 心優しい漫画家志望の主人公・田丸均役の板垣と、その頼もしい相棒となる吉敷佳助役の中村は、本作が初対面だったと言い、板垣が「“前にお会いしてましたっけ”という感じのフランクさで。僕が小学生のころによく遊んでくれていたお兄ちゃんに再会したみたいな感覚にさせてくださって。その壁の無さが田丸と吉敷の深い絆に生かされたと思います」と感謝すると、中村は「人見知りなんだっけ? オレ関係なく行っちゃうから。人見知りさせる暇もなく横に(笑)」。

 お互いの印象を聞かれると、中村は「会う前は“かわいい子だな”と。会ってみて“かわいくて良い子だな”と分かって、最近は一癖あると感じていて」と言い「勝手に心配してるんです。かわいいというイメージと“クセ”とのギャップに悩んでいないかなとか」と明かし、板垣は思い当たることがあるのか「その話、後でゆっくり聞かせてください(笑)」。

 板垣の“クセ”を魅力的に感じた様子の中村は「ご存じの方もいると思いますが、僕が一癖以上ある人間。もとが大分ひねくれている人間なもので、レーダーというか…」と笑いを誘いつつ「たまに“この人ずっと良い子だな”みたいな芸能の方がいるけど逆に落ち着かないんですよね、自分の煩悩を写し鏡で見せられているような気になって。でも、家で一人でいろいろ考えているんだろうなという片鱗が見えると落ち着く」と言い、板垣も「考えてますね」と答え、作品を通してすっかり意気投合した様子だった。

鳥類の名演技に涙するとは、思わなかった!実話をもとにした映画『ペンギン・レッスン』が、感動的すぎた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.11.19 Vol.web original

 黒田勇樹です。

 映画『もしも僕の彼女が妖怪ハンターだったら。。。(仮)』の特別上映&トークショーが11月20日に秋葉原のBECKアキバでありまして、黒田は國米修市監督とトークショーを行います。

 20日の昼くらいまでにこのコラムをご覧になってくださった方はぜひお越しください!

 20日の夕方以降にこのコラムをご覧になられちゃった方には「トークショーをやってきました!」とのご報告です。

 では今週も始めましょう。

山田裕貴『爆弾』さらなる大ヒットを“予言”「『国宝』まであと1110万人」

2025.11.17 Vol.web original

 

 公開中の映画『爆弾』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、俳優の山田裕貴、佐藤二朗が登壇。大ヒットを喜んだ。

 呉勝浩による同名ベストセラー小説を映画化。爆弾の存在を“予知”した謎の男と、爆弾の行方を追う警察の攻防を描く。

 10月31日に公開されると2週連続で邦画実写1位という大ヒットスタート。昨日16日の時点で動員100万人、興行収入14億円突破という快進撃に2人も大喜び。

 主演の山田は「“『爆弾』見てないの、やばかったよ”と自然と広まっていく映画だと予言していた通りになった。霊感が当たった」と胸を張った。

 周囲の反響を聞かれると、佐藤は「毎日のように10年くらい連絡をとってなかったヤツとかからも熱い長文メールが来る」。一方、山田は「お祖母ちゃんも数十年ぶりに映画館に見に行ってくれたって。90歳なんですけど」と明かし、佐藤から「大丈夫だったかな」と心配されると「電話したら、生きてました。取調室のシーンがすごく良かったって」とひょうひょうと答え観客の笑いを誘った。

 異例の速さでの動員記録達成に、山田は「『国宝』まであと1110万人ということですよね」と、動員1200万人超えのもう1つの大ヒット邦画を引き合いにしつつ「マジで思ってます。ようやく見た人たちが、面白かったよと“爆弾”を仕掛けてくれているところなので。ここからッス、この映画は」と“予言”。佐藤も「日本映画全体が盛り上がっている一年ということがとてもうれしい」と映画ファンに感謝しつつ「この映画はまだすごく可能性があると思う。ここからさらに皆さんに育てていただけたら」と期待を寄せていた。

FANTASTICS 中島颯太、なにわ男子高橋恭平と渋谷の真ん中で「ロマンティック対決」

2025.11.16 Vol.web original

 

 映画『ロマンティック・キラー』(12月12日公開)のイベントが11月14日、渋谷ストリーム・稲荷場広場にて行われ、俳優の上白石萌歌、高橋恭平(なにわ男子)、中島颯太(FANTASTICS from EXILE TRIBE)が登壇。高橋と中島が「ロマンティックなセリフ」対決でファンを盛り上げた。

 百世渡による人気同名コミックの映画化。絶対に恋愛したくないのに次々と恋愛トラップを仕掛けられてしまう女子高生の胸キュン必至コメディー。

 この日は「ロマンティック襲来イベント」と題して渋谷の人気スポットで実施。稲荷場広場前の大階段に豪華キャストが登場すると駆けつけたファンや通行人も大盛り上がり。

 生年月日が一緒という上白石と高橋をはじめ、この日欠席となった木村柾哉(INI)を含め意気投合したというクワトロ主演の4人。中島が「現場はすごく盛り上がっていて笑いが絶えなかった。差し入れもすごくて、萌歌ちゃんはかき氷を、僕たちはそれに負けじと3人でカフェカーを差し入れました」と明かすと、高橋も「3人できれいに割りました、ちゃんと同じ額をはらえるように(笑)」。

 イベントでは、物語にちなみ高橋と中島がお題に合わせたロマンティックなひと言を考える「ロマンティック対決」に挑戦。「彼女とイルミネーションを見る」というお題で中島は「イルミネーションが好きなんじゃなくてイルミネーションを見ている君が好きみたい」、高橋は「このイルミネーションよりきれいな場所知ってる? お前の隣にいられること」と甘い一言を繰り広げたが結果は上白石の1票100点が入った中島に軍配が上がり、見事勝利。辛口審査の上白石に、高橋は「このイベントをもう1回どこかで」とリベンジを希望していた。

なにわ高橋「渋谷のど真ん中で」上白石萌歌、FANTASTICS中島と「ゲリラ」イベント

2025.11.16 Vol.web original

 

 映画『ロマンティック・キラー』(12月12日公開)のイベントが11月14日、渋谷ストリーム・稲荷場広場にて行われ、俳優の上白石萌歌、高橋恭平(なにわ男子)、中島颯太(FANTASTICS from EXILE TRIBE)が登壇。83人のエキストラとともにトークイベントで盛り上がった。

 百世渡による人気同名コミックの映画化。絶対に恋愛したくないのに次々と恋愛トラップを仕掛けられてしまう女子高生の胸キュン必至コメディー。

 渋谷の人気スポット、稲荷場広場前の大階段に豪華キャストが登場すると駆けつけたファンも大興奮。

 主人公・星野杏子役の上白石は「渋谷の皆さん、こんにちは! 今日はゲリラなのにたくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。本当にゲリラでやってますので、私も新鮮な気持ちです」と集まった観衆に手を振り、高橋も「渋谷のど真ん中でこんなにたくさんの方に集まっていただいて。ゲリラですし気軽に見て行ってもらえたら」。MCを務めたオズワルドの伊藤は「ゲリラで集まる人の数じゃないような」とファンの情報収集力に感嘆。

 映画公開まで多彩な宣伝プロジェクトを行っていくと紹介されると、高橋は「こんな長い階段で、普通に人も降りられていて…こういうところで(イベントを)やらせていただくの初めて」と、階段の端側を通行人が通る中でのイベントに、やや気恥ずかしげな表情。

 この日は「ロマンティック襲来イベント in 渋谷」と題し、83名のエキストラ“ロマンティック男子”も参加。トークを大いに盛り上げるピンク色のTシャツ集団に高橋は「圧がすごい」と苦笑しつつ「オレもそのTシャツ欲しい」と言い笑いを誘っていた。

眞栄田郷敦「僕はお世辞が言えない」舘ひろしのカッコ良さに驚き「足、長っ!」

2025.11.14 Vol.web original

 

 映画『港のひかり』の初日舞台挨拶が11月14日、都内にて行われ、俳優の舘ひろし、眞栄田郷敦、尾上眞秀と藤井道人監督が登壇。一同が「人のためについた嘘」を披露した。

 過去を捨てた元ヤクザと目の見えない少年の絆を描く感動作。

 本作で7年ぶりの単独主演を果たした舘「私の俳優人生50年の中の集大成ともいうべき映画」と胸を張り、観客も大きな拍手。

 この日は、物語にちなみ一同に「人のために優しい嘘をついたことは?」という質問。舘は「自分のためにしか嘘をついたことがない」と苦笑しつつ「僕はアイスクリームが好きで。特にイチゴアイスが好きだった時期があって、1日に2、3個食べていたんですけど、うちの奥さんにダメだと言われて。隠れて食べていたら、あなた食べてるでしょと言われて、1個しか食べてないと嘘をついたことがあります(笑)」。尾上も母・寺島しのぶや飼い犬についたかわいい嘘を明かし、観客もほっこり。

 眞栄田は「僕は正直、嘘をつけなくて。お世辞とかも言えないんです」と明かし「撮影していると、良かったよ、かっこよかったよと言ってもらえることがあるんですけど、それを疑ってしまう自分がいて。今回は、この作品、皆さんの本当の意見を伺いたいです」と、お世辞抜きの感想が聞きたいと語り、観客も拍手。

 すると舘が「僕は嘘でもいいからほめてほしい。ほめられて伸びるタイプなので」と言い、観客も大笑い。

 そんな舘は、本作の眞栄田の演技を絶賛し「これからのスターになっていく人。僕の“推し”です」とたたえ、眞栄田も照れ笑い。一方の眞栄田は、劇中での舘の姿を振り返り「かっこよかった。足、長っ!と思いました」と感嘆していた。

舘ひろし、映画初出演の尾上眞秀を絶賛「僕にやれと言われても眞秀ほどうまくできない」

2025.11.14 Vol.web original

 

 映画『港のひかり』の初日舞台挨拶が11月14日、都内にて行われ、俳優の舘ひろし、眞栄田郷敦、尾上眞秀と藤井道人監督が登壇。尾上が舘からもらったというアドバイスを明かし「すごい人だと思った」と感嘆した。

 過去を捨てた元ヤクザと目の見えない少年の絆を描く感動作。

 主人公・三浦役の舘は「たくさんの素敵な俳優さんが参加してくださり、カメラは日本映画界の至宝・木村大作さん。震災前の輪島、能登の海を35ミリフィルムに焼き付けてくださいました」と語り「私の俳優人生50年の中の集大成ともいうべき映画になったのではないかと自負しております」と胸を張った。

 三浦に救われる目の不自由な少年・幸太の少年時代を演じた尾上は「昭和とか、あまり分からないんですけど」と言い舘を苦笑させつつ「フィルムと大作さんで撮ってもらったことが後々すごく貴重なことだと知って宝物というか」と笑顔。

 さらに尾上は舘との撮影エピソードを聞かれると「撮影で船に乗るシーンで、その日、波がちょっと荒れていて、僕は酔いそうで、それを舘さんに言ったら“波とかも全部楽しめばいいんだよ”と言ってくださって、それで本当に酔わなくなって。すごい人なんだな、と思いました」と尊敬のまなざし。

 映画初出演で目の不自由な少年という難しい役どころを演じきった尾上に、舘も「多分、僕は目の見えない役をやれと言われても眞秀ほどできないと思います」。

 一方、舘の魅力を聞かれた尾上は「声」と回答。その答えに一瞬ずっこけた舘だったが「温かくて素敵な声」と言う尾上の答えに大いに照れていた。

 このイベント前には、舘が東映の新オフィスで石原軍団による差し入れの定番・十勝おはぎをふるまい、社員を喜ばせていた。

 

Copyrighted Image