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映画『国宝』出演の寺島しのぶ、歌舞伎の世襲を覆す設定にツッコミ? 渡辺謙「けっこう厳しい指摘」

2025.04.23 Vol.web original

 

 映画『国宝』(6月6日公開)の完成報告会見が23日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。歌舞伎を題材にした作品に寺島しのぶが“ぶっちゃけ”トークで笑いを誘った。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 壮大なスケールの原作を映画化した李監督は「人間やればできるもんだなと思いました」と苦笑しつつ、カンヌ国際映画祭監督週間への正式出品決定に「カンヌ、国宝、歌舞伎…語呂がいいな、と(笑)。エンターテインメントでもあり、カンヌという場で作品としても評価してもらえて両軸そろった作品。あちらの方も、歌舞伎に対していろいろなイメージを持っていると思うので、それを新たに覆す体験をしてもらえたら」。

 自身も名門・尾上一門生まれである寺島しのぶは「自分自身とのつながりを感じた」と振り返りつつ「今回、役者というよりスタッフの一部みたいになってしまって。セットで、自分が見てきたものとちょっと違うなと思うと言ったりして…」と明かし、すかさず渡辺が「けっこう厳しい指摘がありました」。

 さらに寺島は、名門・丹波屋の看板役者・花井半二郎(渡辺謙)が、主人公・喜久雄(吉沢亮)の才能を見抜いて、実の息子・俊介(横浜流星)よりも引き立てようとするという設定に「夢があるな、と。世襲の歌舞伎界では、ほとんど考えられないこと。吉田さんは、すごいものをお書きになったと思いました」と感嘆しつつ、半二郎の妻役として「夫にムカついて仕様がなかった」とぶっちゃけ会場も大笑い。

 一方の渡辺は「吉田さんの本を読んだとき“こんなの誰も映像化できないよ”と思ったんですけど…いたんですね、ここに。完成作を見た後すぐに監督に電話して“これ吉沢の代表作になるね”と言ったんです」と絶賛し、吉沢も感謝。

 李監督も「無理だというのは僕も同感でした。だからこそ歌舞伎の映画がなかなか無いわけで。やってみて分かった」と苦笑しつつ、原作本の出版前から吉田氏から話を聞いていたことを語り「しのぶさんが言った、歌舞伎界ではあり得ないということを、吉田さんが突破した。次は自分が背負う番と思い、次に吉沢くんを引き入れて。僕一人では背負えないものを一人ひとりと背負い分けあった。(監修の)鴈治郎さんも前のめりで、いつカメラの前に出ちゃうかハラハラしました」と笑いを交えつつキャストスタッフに感謝。吉田氏から「想像を超えてきた」と絶賛されたエピソードも明かしていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

吉沢亮、横浜流星の女形役に共演女優が脱帽 高畑充希「2人が血反吐を吐くように…」

2025.04.23 Vol.web original

 

 映画『国宝』(6月6日公開)の完成報告会見が23日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。歌舞伎俳優を演じた吉沢と横浜の女形に共演の女優陣が脱帽した。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年の間、歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 偶然にも同じ仕事現場にいたときに、本作のカンヌ国際映画祭監督週間への正式出品の知らせを聞いて大喜びしたという吉沢と横浜。

 吉沢は「普段から映画に携わらせていただいている人間としては、カンヌという場にお邪魔できるのもうれしいです。日本が誇る文化が世界に放たれてどう評価いただけるのか楽しみです」。横浜も「映画人としてカンヌはあこがれの場ですし、魂を込めた作品なのでうれしいです」と感激。

 吉沢が演じるのは、任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎の名門・丹波屋に引き取られ、稀代の女形として成長していく主人公・喜久雄。吉沢は「1年半にわたり役作りで歌舞伎と向き合ってきた。この作品はかけた時間とエネルギー量が桁違い」と振り返り「それだけのものを背負って現場に臨みました。今までの役者人生の集大成と言いますか、今まで培ったすべてをぶつけた作品です」。

 丹波屋の御曹司として生まれ、喜久雄の親友でありライバルの俊介を演じた横浜は「自分と正反対で、正直、苦手な人間でした」と苦笑しつつ「李監督との『流浪の月』のときもそうだったんですが、自分の中にもあるけど律して眠らせているものを李監督は解放して挑戦させてくれる。役者冥利に尽きました」。

 完成した作品に、吉沢は「すごいものを見た。総合芸術の素晴らしさがこの作品にはある」、横浜は「芸に生きた彼らを美しく感じ励まされました。自分も彼らのように生きるには、ただただ芸に身を尽くすのみと思いました」。

 全身全霊で歌舞伎俳優を体現した2人に共演陣も絶賛。2人を見守り続ける女性を演じた高畑充希は「2人が血反吐を吐く、じゃないですけど、頑張って芸を習得していく姿を見て、自然と舞台裏で何か力になれないかと思っていた感覚がよみがえりました」。

「吉沢さんは青い炎みたいで近寄れなかった」と吉沢の気迫を振り返った森七菜は「吉沢さんが移動中に物をポロっと落とされたことがあって、すごくきれいに、女性らしく拾われた瞬間があったんです」と感嘆。

「撮影の2カ月前から日本舞踊を、1カ月前から三味線の稽古を始めた」という見上愛は「日本舞踊の稽古で横浜さんを一瞬、目にすることがあったんですが、これはもう私は間に合わないかもと思いました」。女優陣からの絶賛に吉沢と横浜も照れ笑いしていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

中山美穂さん最後の主演映画で共演 来日キム・ジェウクが思い出語る「一緒に楽屋でお弁当を食べたり」

2025.04.22 Vol.web original

 

 昨年12月に急逝した中山美穂さんの最後の主演映画『蝶の眠り』の追悼上映が22日、アップリンク吉祥寺にて行われ、来日した俳優のキム・ジェウク、チョン・ジェウン監督、イ・ウンギョンプロデューサーが登壇。中山さんへの思いを語った。

 2018年に日韓両国で公開された、中山美穂、キム・ジェウク出演作品。

 チョン監督は「撮影から8年が経ち、まさかこういう形で再上映されるとは思いもしませんでした。皆さんも昨年のニュースに驚き悲しい気持ちになったと思いますが私も同じ気持ちです。それでも、この映画をきっかけに中山さんについて語り合えることに大きな意味を感じ、感謝を述べたいと思います」。

 本作で、中山さんが演じた、遺伝性アルツハイマー病を宣告された女流作家と出会う留学生を演じたキム・ジェウクは「久しぶりに日本に来まして、皆さんの前に楽しい気持ちで立ちたかったんですけど、そうじゃないのがものすごく残念です」と流ちょうな日本語で中山さんを偲んだ。

 この日、都内で行われた中山さんのお別れの会にも参加したという一同。キムは「さきほどの会で、僕が知らなかったお若いころの活動の映像も流れて、それを見て、僕が知っていたよりももっともっとすごい方だったんだと、美しく才能のある女優さんだったんだなと。一緒に映画という形で作品を残せたことのうれしさと、悲しさがぶつかっていました」。

 チョン監督も「今も認めたくないんですけど、もういないんだと実感できました」と涙を浮かべ「岩井俊二監督の『Love Letter』は韓国でもヒットして、今も冬になるとあちこちで上映されたり、音楽が流れるんです。先日も入ったカフェで流れて、私は涙を流しながら、私はこれから冬が嫌いになるかもしれない、とも思いました。でもそれではあまりに悲しいので、気持ちを切り替えて、音楽が流れたら中山さんの名演を思い出すようにしたいと思います」と語り、観客からも温かい拍手。

 キムも「彼女は人を気楽にさせてくれる方。一緒に楽屋でお弁当を食べたり、作品以外のことを話しながら過ごしていた記憶があります」と撮影時を振り返りつつ言葉に詰まり「何を言えばいいか…」。

 中山さんへの思いと、俳優としての魅力を語った一同。チョン監督は「大切な人への思いを永遠に残したいというメッセージが込められている作品。ぜひその思いとともに見ていただけたら」と呼びかけていた。

国際短編映画祭SSFF & ASIA2025、初の「ホラー&サスペンスカテゴリー」新設

2025.04.22 Vol.web original

 国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)が、同映画祭史上初となる「ホラー&サスペンスカテゴリー」を新設する。

 米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭SSFF & ASIA。今年は4月24日から6月30日までオンライン会場にて、5月28日から6月11日まで都内各会場にて開催される。

 今回、クリエイターエージェンシー株式会社CRGとともに新設する「ホラー&サスペンスカテゴリー」は、オフィシャルコンペティション応募作品の中から選ばれた優秀なホラー&サスペンス作品をプログラム上映およびオンライン会場にて配信。さらに、ノミネート作品の中で最も才能を感じられる作品、監督へ「最震賞 supported by CRG」(賞金50万)が授与される。

 ノミネート作品には、俳優の仲里依紗が監督、ロバート秋山が主演した『撮影/鏑木真一』をはじめ、SNSに友達申請が来ることから始まるSNSホラー『Twitter』、 20XX年、突如現れたゾンビウイルスでほとんどの人間が消滅した世界を舞台に描かれる近未来ホラー『すみませんが、助けに行きませんよ!』など11作品がラインアップ。

 5月30日には、俳優の生駒里奈や、呪物・怪異蒐集家のはやせやすひろ(都市ボーイズ)ら豪華ゲスト来場の上映&トークイベントも開催される。

『Twitter』(Twitter)監督:中村好伸

きんに君「僕なんて25年間“ヤー!”と“パワー!”」ハードルを上げ続けるトム・クルーズに脱帽

2025.04.21 Vol.wen original

 映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(5月23日公開)のイベントが21日、港区・東京タワーにて行われ、ブレイキン日本代表・半井重幸選手、芸人なかやまきんに君、タレントのトラウデン直美がゲストとして登壇。きんに君が自身を比較しつつ主演トム・クルーズに脱帽した。

 トム・クルーズが究極のスパイ、イーサン・ハントを演じる『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作。

 ゲストの3人もシリーズ最新作に興奮隠せぬ様子。きんに君は「トム・クルーズさんの、この作品に対する思い。毎回ハードルが上がっている。僕なんて25年間“ヤー!”と“パワー!”でやってますからね。ハードルを下げてごまかしごまかしやってる」と自虐しつつ本作のアクションシーンを絶賛。

 この日は、パリ2024オリンピック閉会式でトム・クルーズが披露した華麗なスタントを現地で鑑賞したShigekixこと半井重幸選手も登壇。半井選手が「トムが着陸したとき、周りのオリンピアン、メダリストもいたり、みんなアスリートですけど、そんな彼らも興奮を抑えきれなかった」と閉会式のトムのパフォーマンスを振り返り「ヒーローを感じました」。

 すると、きんに君も「ボディビル競技をやってるんですけど、試合に出てポーズをするのは一瞬ですけど、その一瞬にかけて、何年も準備する」と、アクションスタントとの共通点を語りつつ「おい、オレの筋肉! トム・クルーズさんに勝てる筋肉はあるのか? ないのかい? どっちなんだい?」とアドリブでネタを披露し「だいぶ成長してます」と自画自賛。

 この日は、会場の東京タワーをはじめ全国五大都市のタワーを一斉にライトアップするスペシャルカウントダウンイベントを実施。無事ミッションに成功した3人は「MI」の字がライトアップされた東京タワーに大興奮していた。

Cocomi「まさか推しとアフレコで会えるとは」推し声優との初対面を振り返る

2025.04.21 Vol.web original

 

 アニメーション映画『怪盗クイーンの優雅な休暇』(5月23日公開)の完成披露上映会が21日、都内にて行われ、声優を務めた大和悠河、加藤和樹、Cocomiと原作のはやみねかおる氏が登壇。Cocomiが大和、加藤との感激の初対面を振り返った。

 はやみねかおるによる大人気児童書『怪盗クイーン』シリーズのアニメ化第2弾。

 前作から続投のクイーン役・大和悠河、ジョーカー役・加藤和樹とはアフレコで初対面したというイルマ役のCocomi。大和に「本当にクイーンそのもの。アフレコにスーツでいらっしゃっていて、作品から飛び出てきたかと思いました」、加藤には「推しの方とアフレコでお会いできるとは。本物だ!って緊張してました」と感激しきり。

 Cocomiから“推し”と言われた加藤は「それを聞いたのがアフレコの終盤で。最初に教えてくれれば…なんで温めてた?と(笑)。でもうれしかったです」と笑いを誘った。

 原作のはやみね氏も「ここの3人が本当に夢みたいでした。原作を書いた者としてうれしかった」と絶賛。

 この日は、作品にちなみ「バカンスに行きたい場所は?」という質問。

 大和が「今パリに住んでいるんですが、いろんな舞台を満喫したい」と回答。加藤は「豪華客船というものに一度乗ってみたいんです。居酒屋のトイレに“世界一周”みたいなポスターが貼ってあったりするじゃないですか」。

 Cocomiが「一番好きな国がフランス。パリが大好きなのでバカンスが取れるならパリに行って美術館を巡ったり。パリだと教会で演奏会をしたりもするので」と言うと、大和が「ぜひそのときは呼んでください」、世界一周旅行を希望していた加藤も「フランスに寄ります」と、パリでの再会に3人も大盛り上がり。

 さらにこの日は、はやみね氏の書き下ろしストーリー3種類の入場者特典や、映画オリジナルグッズなどが発表され、会場のファンとキャストも大興奮していた。

ディーン・フジオカ、町田啓太ら「洗練された」大人イケメンたちが「ジョー マローン ロンドン」フォトコールに登場

2025.04.21 Vol.web original

 

「ジョー マローン ロンドン」の新作発売に合わせたフォトコールが21日、都内にて行われ、俳優の小泉孝太郎、ディーン・フジオカ、町田啓太ら男性著名人がテーマに合わせたファッションで登場した。

 英国発のライフスタイルブランド「ジョー マローン ロンドン」が、洗練された香りで男性に人気のサイプレス & グレープバインコレクションより新作のキャンドルとボディスプレーを4月25日に発売。

 この日のフォトコールには、俳優やアーティスト、元スポーツ選手ら人気の男性著名人が、香りに合わせ洗練された大人目ファッションで登場。

 小泉孝太郎は「素晴らしく良い香り。すぐに出かけたくなりました」。近づくゴールデンウイークに、この香りをまとってどこに行きたいかを聞かれると「間違いなくゴルフ場」と断言。

 桜田通は「自然のあるところに行きたいんですが、この香りがあれば都会でも家でもリフレッシュできそう」。

 ディーン・フジオカは「最終到着地点はロンドンとして…。南米ブラジルのジャングルを経由して大自然から大都会ロンドンのギャップを楽しめたら」と語りつつ「どうやったらゴールデンウイークをマックスで休めるか、この香りとともに考えたい」と多忙ぶりに苦笑。

 町田啓太は「実は今年の頭にイギリスにロケに行っていたんですけど、ロンドンだけ行けなかったんです。ちょっとだけでも行きたかったんですけど…」と明かしつつ「この香りをまとって本場ロンドンに行きたいです」とリベンジを誓っていた。

 この日の登壇者は小泉孝太郎、ディーン・フジオカ、北山宏光、町田啓太、桜田通、高杉真宙、野村康太、中務裕太、槙野智章。

 

北山宏光、高杉真宙らが語る「洗練された男性の条件」とは…挑戦、優しさ、筋肉も?

2025.04.21 Vol.web original

 

「ジョー マローン ロンドン」の新作発売に合わせたフォトコールが21日、都内にて行われ、北山宏光、高杉真宙ら男性著名人がテーマにちなみ「洗練された大人の男性像」を語った。

 英国発のライフスタイルブランド「ジョー マローン ロンドン」が、洗練された香りで男性に人気のサイプレス & グレープバインコレクションより新作のキャンドルとボディスプレーを4月25日に発売。

 この日のフォトコールには、俳優やアーティスト、元スポーツ選手ら人気の男性著名人が、香りに合わせ洗練された大人のファッションで登場。

「洗練された男性に求められる条件」を聞かれると、北山宏光は「外見はもちろん内面も必要。ちゃんとトライアンドエラーができること、それを経験した人」と語り「ずっと挑戦する気持ちでいます!」。

 高杉真宙は「どんな時でも人のためを考えて動けるような男性は洗練されていてカッコいいのかなと思います」と答えつつ「僕自身も、もっと人のために動けるように勉強していきたいと思います(笑)」と照れ笑い。

 野村康太は「清潔感と内面から出る美しさや人の良さ。あとガタイの良い男性もかっこいいなと思います。僕も筋トレ頑張っています(笑)」、元プロサッカー選手の槙野智章は「清潔と余裕。その2つが」と回答。

 GENERATIONSのパフォーマー中務裕太は「洗練された肉体ですね。筋肉があればいいかと。体現していきたいと思います(笑)」と笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は小泉孝太郎、ディーン・フジオカ、北山宏光、町田啓太、桜田通、高杉真宙、野村康太、中務裕太、槙野智章。

山田孝之「実写では聞いたことない」劇場版『名探偵コナン』公開2日目で8回リピーターに驚き

2025.04.19 Vol.web original

 

 公開中の劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』の舞台挨拶が19日、都内にて行われ、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也ら声優陣が登壇。ゲスト声優を務めた山田孝之と山下美月も、記録的な大ヒットに感激した。

 青山剛昌による大人気コミックスのアニメ劇場版28作目。長野県の雪山を舞台に、毛利小五郎とコナンが難事件に挑む。

 4月18日の公開初日で興行収入10.5億円を超えたと発表されるとコナン役の高山を筆頭に一同呆然。今回は“眠れない”世界最速上映として、18日午前0時から上映スタート。会場にも、すでに8回見たという観客もおり高山は「まさか“八ヶ岳”を制覇している人もいるとは」と大感激。

 ゲスト声優として参加した山田孝之も「実写だと、公開2日目で8回見ている人がいるというのは聞いたことが無いですね」とコナン人気に感嘆。

 今回は“眠りの小五郎”の大活躍も大きな見どころ。「20年ぶりの活躍」と胸を張る毛利小五郎役の小山に、山田が「小五郎さんが寝なかった分、お客さんが寝てしまって、次こそは寝ないで見るぞということになっているのでは」と茶々を入れ、一同が大笑いする一幕も。

「感情の表現が難しかった」と声優参加を振り返る山田だが、原作者・青山氏が「声が“イケボ”過ぎて、キャラクターデザインをもっとイケメンにすればよかった」と言っていたと聞くと、山田は「僕が声を失敗したということでは」と照れ笑いしていた。

 この日の登壇者は高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、高田裕司、 小清水亜美、山田孝之、山下美月。

大ヒット香港映画『トワイライト・ウォリアーズ』九龍城砦セット展を駆け込みレポート!

2025.04.15 Vol.Web Original

 2025年3月。アジア最大規模の映画とTVのマーケット「香港フィルマート2025」に参加したついでに、日本でもロングランヒットを記録し、日本語吹替版の全国拡大公開も始まった映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』のセットを再現した九龍の展示会に足を運んだ。

小栗旬と窪塚洋介の「批判を恐れない姿勢」に新型コロナ最前線に立ったDMAT医師役をオファー

2025.04.10 Vol.web original

 

 映画『フロントライン』(6月13日公開)のイベントが10日、世田谷区・日本体育大学にて行われ、俳優の小栗旬と窪塚洋介がサプライズ登壇。小栗と窪塚が出演を決めた理由を熱く語った。

 2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で対応に当たった災害派遣医療チームDMATの医療従事者らの闘いを、事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化。

 この日は、日本体育大学救急医療学科の生徒を対象に特別試写会を開催。上映後、主人公たちのモデルとなった阿南英明医師(地方独立行政法人 神奈川県立病院機構 理事長)と近藤久禎医師(DMAT事務局次長)、増本淳プロデューサーが登壇した。

 DMATは、1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに2005年に発足した、各地の医師や看護師などから構成される、災害時に活動できる専門的な訓練を受けた医療チーム。

 徹底した取材を重ね、当事者の2人も驚く再現度で映画化した本作。一方で、増本プロデューサーは「DMATのスタッフの方々から、お2人の役が小栗旬さんと窪塚洋介さんというのはかっこよすぎるのではという声も頂いたんですが(笑)」と笑いつつ「取材の中で、お2人ともに言っていたのが“やれることは全部やる。立場やセクションがどうかではない。満点じゃなくていい、外から批判もされるでしょう、それでもやる”ということ。批判を恐れず、厳しい状況に立ち向かっていく姿は本当にかっこいいと思いました。批判を恐れず自分が正しいと思う表現を生涯かけてやっている俳優として浮かんだのが、小栗さんと窪塚さんでした」とキャスティングを振り返った。

 この日は、小栗と窪塚もサプライズで登場し学生たちも大盛り上がり。

 それぞれモデルとなった医師と並んだ小栗と窪塚。阿南医師をモデルとした、DMATのリーダー結城を演じた小栗は「増本さんから聞いてましたが、実際にお会いしたら本当にアクが強かった(笑)」と笑いを誘いつつ医師2人の情熱に刺激を受けたと語り、窪塚も「2人の生き様がお守りというか、後押しになりました」。阿南医師の聴診器を撮影で使用していたという小栗に、阿南医師が「研修生の人にこうやってほしいというくらい、すごい再現度」と太鼓判を押す一幕も。

 オファーを受けた理由について、小栗が「脚本を読んで、一体どれくらいの取材をしてこの脚本にたどり着いたんだろうと思った。まとめた資料が350ページ以上もあると聞いて、これはぜひ参加しないとと思いました」と振り返ると、窪塚も「正直、最初は警戒したというか。コロナにまつわるいろいろな話があるので。でも増本さんの取材に裏打ちされたリアリティーのある脚本と、細部まで事実を再現しようとする姿勢に安心して自分は背中を預けて演じられると思いました」。

 そんな2人に、増本プロデューサーも「通常、俳優の方々にオファーすると“これは当たりますか”とか“もうちょっとこうしてくれたらやる”という話になることが多いんですが、2人とも自分がどうしたいとかではなく、小栗さんは一言めに“これはやるべきですよね”と言ってくれ、窪塚さんも“現場へのリスペクトを強く感じられたのでやりたい”と返してくれた。強く心を打たれました」と感謝。

 今も災害救助のニュースなどを見ると「きっとDMATの皆さんが動かれているんだと思う」という小栗。「これからもDMATの活動を追い続けたいし、最前線にいる方々に敬意を持っています」。窪塚も「名もなきヒーローたちが我々を支えてくれていると気づく作品」と言い「まさに今、目の前にいる皆さんがこれから救急救命士などになっていくんだと思ったら、ぐっと来ました」と学生たちを感無量の面持ちで見渡していた。

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