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広瀬香美 自分の“顔”をネックレスにしたカオスすぎるファッションで登場

2023.02.16 Vol.web original

 

 映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のイベントが16日、都内にて行われ、歌手の広瀬香美、お笑い芸人のこがけん、ダンスグループのパワーパフボーイズがゲストとして登壇。広瀬がデビュー30周年に「何でもチャレンジしたい」と意気込みを語った。

 ある日突然、宇宙一の悪党と闘うためにマルチバースに放り出された“おばさん”の奮闘を、香港映画界のレジェンド女優ミシェル・ヨーを主演、『グーニーズ』などの元子役キー・ホイ・クァンを共演に迎えた話題作。

 冒頭、広瀬香美は本作の日本版イメージソングに抜擢された楽曲『プレミアムワールド』を生歌唱。振り付けを担当したパワーパフボーイズとともに熱いライブパフォーマンスを繰り広げ、最後はこがけんも滑り込んで決めポーズ。

 広瀬は「パワーパフボーイズの皆さんに、こがけんさんにも加わってもらって。もう一生ないだろうと思うと、記念すべき一瞬だった」と大満足。

「デビュー30周年で、やったことのないことを何でもチャレンジしてみようと、K-POPふうに作ってみた」という同曲。ピタリとはまるカオスな世界観に「この映画のためにこの曲を作ったのよ、と(笑)」と笑顔を見せ「最近ミシェル・ヨーさんと似てるって言われてめちゃくちゃ光栄」と喜んだ。

 そのミシェルは、先日のゴールデングローブ賞で見事、主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)を受賞。その際のミシェルのスピーチに、広瀬は「女性の代表として私たちが言えなかったことを力強く言ってくれた」と感動の面持ち。

 この日、自分の顔をかたどったアクセサリーを胸に下げていた広瀬。奇抜なファッションに「これもチャレンジでつけてみました」と言い「顔が2つ。カオスです(笑)」とダジャレで会場の笑いをさそっていた。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は3月3日より公開。

木村拓哉 信長と濃姫の“初夜ネタ”で笑いとる「お2人が結ばれた夜も…?」

2023.02.15 Vol.web original

 

 公開中の映画『レジェンド&バタフライ』のオンラインファンイベントが15日、都内にて行われ、主演・木村拓哉と大友啓史監督が登壇。全国から参加したファン約50名とオンラインでつながり“レジェバタ”トークで盛り上がった。

 信長役に木村拓哉、濃姫役に綾瀬はるかを迎え、脚本・古沢良太、監督・大友啓史のタッグで信長と濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年記念の超大作。

 この日、オンラインで参加したのは映画公式サイトで開催中の「天下布武キャンペーン」に投稿した全国各地の“宣伝大名”たち。

「ご覧になった皆さんの感想を直に聞きたいと思っていた」と言う木村。「劇場を出てから放心状態だった」という千葉県の男性から「新時代の時代劇として伝説になる作品だと思いました」と絶賛されると「彼が話している言葉を聞いて鳥肌が立ちました」と感激。

「若いころは2人とも気が強かったので、信長と濃姫に自分たちが重なった」という夫婦に、木村は、信長と濃姫の初夜のシーンを引き合いにし「お2人が結ばれた最初の夜には、奥様が旦那様をボコボコに(笑)?」と質問し、大友監督やオンラインの参加者も大笑い。

 その初夜シーンのメイキングが披露されると、木村は「本番では(中谷美紀が演じた)各務野さんのワイヤレスマイクがぼろっと落ちるまで中谷さんをしばいてました」と現場での奮闘を振り返った。

 子どもが小さいので別々に見に行ったという夫婦には「近くにお祖父さんお祖母さんがいて預かってくれるんですね」と気遣いながら「次はお2人で見て、映画館を出たあとに、いつもこんな手のつなぎ方してたっけという手のつなぎ方してほしいですね」。

 カップルで参加した男性が「信長さまは濃姫にずっと思いを伝えられなかったので、自分はちゃんと伝えたいと思いました」と言うと、木村は「まさに今だと思うよ」。すると男性は即座に隣にいた女性に「大好きです!」と伝え木村は「レジェンド級の速さだった(笑)」と喜び、会場もほっこり。

 この日、木村は冒頭、14日に急逝した東映株式会社代表取締役社長の手塚治氏をしのび「太秦の撮影所を後にするとき、今度戻ってくるときは信長として挨拶をさせていただきます、と挨拶させていただいた」と振り返り手塚氏への感謝を語っていた。

東出昌大 思わず涙 演じた金子勇氏遺族から「お墓をピカピカに掃除してくれた」と感謝の手紙

2023.02.14 Vol.web original

 映画『Winny』先行上映会舞台挨拶が14日、都内にて行われ、W主演の東出昌大と三浦貴大らキャストと松本優作監督が登壇。東出がサプライズの手紙に感激し目をうるませた。

 簡単にファイルを共有できる革新的なソフトとして注目を集めながら、作品の違法アップロードなどを招き、開発者・金子勇氏が逮捕された実際の事件の映画化。

 Winnyの開発者である故・金子勇氏を演じるにあたり「どちらかというと金子勇さん自身にも懐疑的な思いで取材や役作りをしていった」と振り返った東出。「でも、こんな天才がいたのかと、こんな純真無垢なプログラム愛にあふれていた人が長年の裁判の中に埋もれてしまったのか、と思い、金子氏の存在を知ってもらいたい一心で演じました」と振り返った。

 体重を増やすなどして役作りに臨んだ東出。撮影現場で金子氏の実姉に感嘆されたといい「お姉さんが“勇ちゃんがいる”とおっしゃってくださったことは役者冥利に尽きると思いました」と感激しきり。

 さらにこの日は、サプライズで実姉からの手紙も届いた。実姉は「東出様、弟と再会することはできませんでしたが、映画の中の東出さんは弟が生き返ったようで、思わず涙が出てしまいました」とつづり「お墓参りをしてくださり、お墓をピカピカに掃除してくださったこと、一生忘れません」と感謝。

 遺族からの思いのこもった手紙に、東出は目を赤くし「まさかお手紙を頂けるとは思っていなかったので…。ありがとうございます」と頭を下げていた。

 この日の登壇者は東出昌大、三浦貴大、渡辺いっけい、吹越満、松本優作監督。

 映画『Winny』は3月10日より公開。

ボクサー役で絶賛の岸井ゆきの「自分に合っていた」ボクシングは今も趣味として継続

2023.02.14 Vol.web original

 

 第77回毎日映画コンクールの表彰式が14日、都内にて行われ、岸井ゆきのが女優主演賞受賞し感激を語った。

 株式会社毎日新聞社と株式会社スポーツニッポン新聞社が開催する映画賞。

『ケイコ 目を澄まして』は聴覚障害と向き合いながらリングに立ったボクサー小笠原恵子の実話にインスパイアされた物語。

 ボクシングや手話のトレーニングを重ね、主人公ケイコを演じきった岸井。多くの映画賞での評価に「勝ち負けを描く映画ではないけれど、負けたくないというケイコの気持ちは私が映画にかける思いと同じ」と受賞に笑顔。

 役作りでは3カ月間、ボクシングのトレーニングを重ねたと言い「1カ月くらいで、私がコンビネーションが得意だということに気づきました(笑)。ボクシングも手話も自分に合っていました」と言い、今でも「ボクシングのトレーニングは続けています」。

 同作は、女優主演賞に加え日本映画大賞、監督賞(三宅唱監督)、撮影賞、録音賞と5冠。この日は、岸井が演じた主人公のモデルとなった小笠原恵子さんも登壇。完成した作品を見て「周りの人がいつも私にケイコと呼びかけてくれていた。私にはそれが聞こえないんですけど、映画を見て、それを思い起こすことができました」と感激。

 司会に求められてシャドーボクシングを披露した小笠原さん。授賞式後の囲み取材で岸井は「すごく早くてかっこよくて。私は今もボクシングを続けているので嫉妬しました」と、映画への思いとともにボクシング愛を語っていた。

【受賞結果一覧】

日本映画大賞:『ケイコ 目を澄まして』(三宅唱監督)
日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)
外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)
男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二カ月』 
女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』 
男優助演賞:窪田正孝『ある男』
女優助演賞:伊東蒼『さがす』 
スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』
スポニチグランプリ新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』
監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄まして』
脚本賞:早川千絵『PLAN75』 
撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄まして』
美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』 
音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』
録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄まして』
アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)
大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)
ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)
TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)
TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)

田中絹代賞:寺島しのぶ
特別賞:中島貞夫(映画監督)

寺島しのぶ 母・富司純子も受賞した田中絹代賞受賞に感激しつつ長男の初舞台に向け「仕事は6月から」

2023.02.14 Vol.web original

 

 第77回毎日映画コンクールの表彰式が14日、都内にて行われ、寺島しのぶが田中絹代賞を受賞。過去に同賞を受賞した母・富司純子との“母娘”受賞を喜んだ。

 株式会社毎日新聞社と株式会社スポーツニッポン新聞社が開催する映画賞。

「歴代の女優さんを拝見しても身が引き締まる思い」と感激していた寺島。『ヴァイブレータ』『あちらにいる鬼』などでタッグを組んできた廣木隆一監督がサプライズで登場すると、感激しつつ「『ヴァイブレータ』のときは自分自身もギスギスしてて。失恋したばかりだったのかな、映画も失恋でボロボロのときに男に救われるというタイムリーなもので、傷ついている私の心にさらに塩を塗ってくれた(笑)」と苦笑。

 母・富司純子も第54回(1999年)に同賞を受賞。「母と娘で頂いたことに喜び合いました」と明かした寺島。

 今回の受賞に、初主演映画『赤目四十八瀧心中未遂』(2003年)出演の際に「(出演に反対する)母と真っ向から戦ってくださった」と当時の所属事務所社長らに感謝。

 授賞式後の囲み取材で『赤目-』出演を富士から反対されたのかと聞かれると「濡れ場のシーンとかもありましたし…。事務所で、私と社長と母が三つ巴でケンカしたのを昨日のことのように思い出しました」と振り返り「親である以上、心配は心配ですよね」。

 一方、5月に歌舞伎役者として本格初舞台に臨む長男・寺嶋眞秀について聞かれると「この間の記者会見でも吐いたんです(笑)。5月まで元気でいたらいいな、と。5月までは人間修行の旅に出ます。あ、スピーチで言うの忘れました。私、6月から仕事しますので(笑)」と、しばし“歌舞伎俳優の母”に集中すると宣言し笑いをさそっていた。

 

【受賞結果一覧】

日本映画大賞:『ケイコ 目を澄まして』(三宅唱監督)
日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)
外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)
男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二カ月』 
女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』 
男優助演賞:窪田正孝『ある男』
女優助演賞:伊東蒼『さがす』 
スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』
スポニチグランプリ新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』
監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄まして』
脚本賞:早川千絵『PLAN75』 
撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄まして』
美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』 
音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』
録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄まして』
アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)
大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)
ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン ヨンヒ監督)
TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)
TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)

田中絹代賞:寺島しのぶ
特別賞:中島貞夫(映画監督)

LiLiCoと別所哲也も共感! バレンタイン気分を盛り上げるショートフィルム無料配信中

2023.02.14 Vol.web original

 

 本日2月14日に5周年を迎える、ショートフィルム専門のオンラインシアター「ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)」では、バレンタインにぴったりなショートフィルムを無料配信中。

 BSSTOは国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が厳選したショートフィルムを毎週水曜日に配信しているオンラインシアター。2023年2月14日にサービスを開始して以来、5年間でのべ45以上の国と地域から240作品以上のショートフィルムを無料配信。メールやSNSアカウントを登録すると無料で作品視聴可能となる会員数は8万7000人を数えるまでに成長している。

 2月10日には、その5周年を記念するトーク&ショートフィルム上映イベントが開催され、SSFF & ASIA代表の別所哲也と、映画コメンテーターのLiLiCoが登壇した。

 1作目のショートフィルム『透明人間の恋』は好きな人の前で必ず赤面してしまうシャイな科学者のラブストーリー。LiLiCoが「告白する勇気が必要。ダメならダメで次に行けばいいんだから。結果、気にしているのは自分」と言うと、別所は子どもの頃には耳だけ赤くなったエピソードを披露しシャイな主人公に共感。バレンタインデー間近の今、告白するときのソワソワ感など、複雑な気持ちについて語り合った。

 2作目『いつか王子様が現れて』は、パン屋で働く主人公の女性がゴミ箱の中に多額の現金を見つけてしまうストーリー。LiLiCoが「私が今お金を見つけたら、(TV番組の)ドッキリだと思っちゃう(笑)」。バレンタイン気分が盛り上がるショートフィルムとともに、パーティースタイルで催された会員限定イベントを2人とも大いに楽しんだ様子だった。

『透明人間の恋』と『いつか王子様が現れて』はBSSTOにて無料配信中。

 

『透明人間の恋』

『いつか王子様が現れて』

鈴木亮平、主演映画の反響に感無量「これじゃやれないと監督に電話したこともあった」

2023.02.11 Vol.Web original

 公開中の映画『エゴイスト』の舞台挨拶が11日、都内にて行われ、主演・鈴木亮平と共演の宮沢氷魚、阿川佐和子らと松永大司監督が登壇。鈴木が本作への思いと、作品の完成を見ずに亡くなった原作者・高山真氏への思いを語った。

 エッセイスト高山真の自伝的同名小説の映画化。互いに引かれ合い、満ち足りた時間を育む2人の青年に訪れる運命と愛ゆえの葛藤を描く。

 公開初日に映画館で作品を見たという鈴木は「自分の出演作を初めて客観的に、お客さんと一緒のところで泣いて笑った」と振り返りつつ「2個くらい隣にいた人の携帯のバイブ音がすごくて。いつもなら、ムッと思うんですが、今回は大変な用事がいろいろ起こっているだろうに、来てくれてありがとうございます!と思いました(笑)」。

 そんな鈴木は本作のネットでの反響もチェックしていると言い「おそらく1ツイートも読み逃していない(笑)」。

 一方の宮沢は「普段、僕は(エゴサ)しないんですよ。自分の名前も検索しないし」と明かしつつ、本作は「ずっとSNSを始め、各劇場でどれくらい人が入っているかチェックしていたんです。その中で『エゴイスト』って検索したら亮平さんの(劇場に見に行ったという)ツイートがあって。あ、誘ってと思いました(笑)」。

 宮沢の母親役の阿川佐和子も「これから先じわじわと(この映画が)自分の中で育っていくんじゃないかな」と特別な作品になった様子。

  原作の高山氏とも親交があったというドリアン・ロロブリジーダは「今回私はゲイ当事者の一人として参加させていただいたんですけど、やっぱり同じゲイの皆さんから、この作品に関しては、あまりにも自然で、自分ごととして見てしまったという感想を頂いて。参加できて誇らしく感じました」と胸を張った。

 LGBTQ +への社会的議論が白熱する中、ゲイのカップルを演じた鈴木と宮沢。鈴木は「これまでに何度か、この映画は作られないんじゃないかと思った瞬間がありました。台本読ませていただいて、原作にも感動してぜひやらせてほしいと周りを説得して。監督に、これじゃやれないと電話したこともありました。その時監督がおっしゃったのが、僕を信じてくれと。本当にあの時、監督を信じて良かったと思います」と感謝。

 さらに「(原作の)高山さんがいなかったら、今日ここで皆さんとお会いすることもありませんでした。残念ながらこの映画の最終決定を聞くことなくお亡くなりになられたんですが、一人の人間が残したものがいかにいろんな人間に影響を与えるか。人生って突然終わるけれども、本当に素晴らしいなと。高山さんは天国は信じないとおっしゃっていたんですけど、天国の高山さんに感謝したいと思います」と感無量の面持ちで語っていた。

田中みな実「私はテクニックで泣けるような人ではないので」“あきらめかけた”監督が絶賛

2023.02.09 Vol.web original

 公開中の映画『イチケイのカラス』トークイベントが9日、都内にて行われ、キャストの田中みな実、津田健次郎と田中亮監督が登壇。普段のイメージとは真逆の役を演じた田中が、役作りを振り返った。

 浅見理都による同名コミックを原作に、2021年に映像化され人気を呼んだ連続ドラマ『イチケイのカラス』の映画版。

 物語のカギを握る夫婦を演じた田中と津田に、田中監督も「この2人なくしては成立しない映画」。夫を失い、事件を起こす主婦を演じた田中に、田中監督が「ファーストテイクから自然と涙を流されていたので、どういうアプローチでお芝居する方なのかな、すごいなと思って」と感心。

 涙の芝居について聞かれた田中は「私はテクニックで泣けるような人ではないので準備と集中することしかないんですけど、集中しすぎると力が入っちゃって。作品を見ながら、ちょっと力入っちゃってるな…と反省するばかりで。もう1回やりたいと思いました」と、役者魂にますます火が着いた様子。

 監督は「この役は普段の田中さんとは対極にあるので華が出ては困る。でも最初にお会いしたとき、華がありすぎて(笑)」とほぼスッピンのメイクを依頼したと明かした。

 普段のイメージとは真逆の人物を演じきった田中だが、俳優業は「まだまだ教わることがたくさんあって。でも意外と、誰もそんなに教えてくれないんですよ」と悩んでいる様子。

 田中は「アナウンサーの先輩ってたくさん教えてくれたんですけど。(俳優は)個で活動してるから、手の内はそんなに明かさないし…どうしたらいいんですかね」。

 すると監督は「今回ご一緒して、田中さんの素晴らしかったところはお伝えできる」と、緊迫する法廷シーンで、ハプニングで場の空気が変わってしまったことがあったと振り返り「長いシーンをもう1回撮り直させてもらって。1回、あきらめかけていたんですけど(田中が)もう1回集中して思ってもみないようないいお芝居をしてくれた。役に対して集中する力は誰よりもある」と絶賛。

 田中はその言葉に感謝しつつ「監督が“あきらめかけた”とおっしゃっていましたが、それが一番嫌なんですよ。作り手の方に、まいっか、と妥協される感じとか。私、失望されたくないんです(笑)。気持ちに応えたいという気持ちが強くて」。

 2012年、連ドラ出演を機に演技の世界へ足を踏み入れたものの「監督も“うん、ま、OK”みたいな感じで、これは本当のOKじゃないな、っていうときがあるじゃないですか」と難しさを語り「だんだんと監督の求めるものをくみ取れるようになってきて。分からないことが何なのか、ちょっとずつ分かってきた感じです」。

 そんな田中に、田中監督は「OK!」と完璧な“OK”を出し、改めて太鼓判を押していた。

中島裕翔 Hey! Say! JUMP八乙女から誕生日メッセージもらうも「見事に日付間違ってた」

2023.02.09 Vol.web original

 映画『#マンホール』公開前舞台挨拶が9日、都内にて行われ、主演・中島裕翔、共演・奈緒と熊切和嘉監督が登壇。中島がHey! Say! JUMPのメンバーからのサプライズを振り返った。

 社長令嬢との結婚を目前に、酒に酔ってマンホールに落ちて脱出できなくなったハイスぺ男の奮闘を、監督・熊切和嘉、脚本家・岡田道尚によるオリジナル脚本で描く。

 公開を明日に控え、中島は「去年、暗くて狭いところで撮った映画が、ついに広いところへ出るということですごく楽しみ」と笑顔。

 ワンシチュエーションの主役ということで、撮影中ほぼ一人だったという中島は「気づいたんですよ。プロモーションもほぼ一人で。さみしかったですね。今日は心強いです(笑)」。

 この日は、映画にちなみ、一同が最近のドッキリエピソードを披露。奈緒は「ギョーザにそっくりなアップルパイを母にギョーザだって言って食べさせたいと思って買って帰ったんですけど。1個食べ終わるまで母が気づかなかった」と思い出し笑い。

 中島は「僕は8月10日が誕生日なんですけど(Hey! Say! JUMPのメンバーの)八乙女(光)からピースした手だけの写真が送られてきて。何だこの不気味な写真と思いつつ自分もピースの写真を返したら、次の日は(指1本の)“1”の写真が来たんです」と困惑を振り返りつつ、結局それは八乙女からの誕生日を祝うメッセージだったと言い「“8月1日”(の意)だったんですよ。誕生日、勘違いされていて(笑)。本人は“よしよし、これで裕翔の誕生日、祝ってやるぞ”という感じだったと思いますが、見事に日付間違ってましたね。八乙女さん、ちょっと抜けてるところあるので」とニヤリ。

 さらにこの日は、10日に誕生日を迎える奈緒に中島から、マンホール型の巨大なチョコレートをプレゼント。「自分のマンホール、初めて!」と大感激する奈緒に、中島も「そりゃなかなか持っている人はいないですよね(笑)」と大ウケ。

 最後に中島は「僕がマンホールの中でズタボロになっていくのでそういう姿も見ていただきながら(笑)。物理的な恐怖もあるんですが、身の回りに潜んでいる人生の落とし穴という恐怖もぜひ楽しんで」とアピールしていた。

 映画『#マンホール』は2月10日より公開。

なにわ男子・西畑大吾 ホラー映画初主演! 奄美大島ロケで「手だけ撮影」したプロ意識

2023.02.08 Vol.web original

 なにわ男子の西畑大吾が6月16日公開の映画『忌怪島/きかいじま』で主演を務めることが発表された。

『犬鳴村』、『樹海村』、『牛首村』の「恐怖の村」シリーズを生み出した東映と清水崇監督が手がける新たなホラー映画。

 2022年の4月から5月にかけて、奄美大島を中心に撮影が行われた本作では、島という閉鎖空間を舞台に、VRの世界を表現。VRの研究チームに次々と降りかかる不可解な死と謎、解き放たれた“赤い女”の怨念がもたらす恐怖を、現実と仮想という2つの空間で描く。

 主人公の天才脳科学者・片岡友彦を演じるのは、大人気グループ・なにわ男子の西畑大吾。撮影地・奄美大島と東京を行き来するハードスケジュールで、ホラー映画初主演を務めあげた。

 合わせて解禁されたスペシャル映像では、西畑がVRゴーグルをつけVRを楽しむ様子から始まる。突如、VR映像が乱れ、何者かの手によってVRゴーグルが外されると、どこからともなく清水崇監督が現れ、西畑を天才脳科学者「片岡友彦」の名前で呼ぶ。困惑する西畑は「アイドルは仮の姿だ」と告げられて驚がく。はたして映像に移る彼は、アイドル“西畑大吾”なのか“片岡友彦”なのか…?

 ホラー映画の主演抜擢について西畑は「めちゃくちゃびっくりしました! 僕自身が怖がりですし、ビビリですし…。めっちゃ怖がる役なんかなぁと思っていたら、僕の役が非科学的なことには全く信じない役で。どうやって僕が彼に歩み寄れるのかなって考えながら撮影する日々でした」とコメント。

 清水監督は、西畑が別の仕事の都合で東京から奄美大島に戻ってきた際、演出の都合で“手”だけの撮影になってしまったことがあったが、西畑は「もちろん自分の役なので手だけでもやらせてください」と話したというエピソードを語りつつ、撮影を終えての感想として「西畑君は賢いですね。頭がいい。彼なら僕が描く片岡友彦という役をすぐにできるなと分かったのでやりやすかったです」と大絶賛していた。

 クールな天才脳科学者を演じきる西畑をとらえた場面写真やメイキングスチールも解禁され、ますます公開に期待がかかる。

【解禁スペシャル映像】

中川大志 初監督作の配役会議で「オレもこうやって名前が挙がって消えてるんだろうな」

2023.02.07 Vol.web original

 

『アクターズ・ショート・フィルム3』完成報告会が7日、都内にて行われ、ショートフィルムの監督を務めた高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎が登壇。中川が監督として参加したキャスティング会議の思い出を振り返った。

 WOWOWが開局30周年を記念して2021年に開始したプロジェクトの第3弾。予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを制作。国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」を目指すというもの。

 初の監督業に「無茶苦茶楽しかったです! 誰よりもこのプロジェクトを楽しんでやろうという気持ちでした」と振り返った中川。

 子役時代から撮影現場のスタッフの作業や機材に興味があったと言い「高校生のときは友達と遊びで、徹夜で一丸レフで映像を撮って編集してみたりした」と以前から監督業に関心があったと明かした。

 井之脇海、板垣瑞生、林裕太ら同年代の役者たちをキャストに迎えた『いつまで』を監督した中川。

 監督を経験して新たな発見はと聞かれると「キャスティング会議というものがありまして。プロデューサー陣と集まって、誰をキャスティングしようかと話しをするんですけど。同世代の俳優をキャスティングしなければならなくて、まああの、自分にもグサグサささってくるような、キャスティング会議の裏側というか、けっこう生々しい話があるんですよ。僕が“彼がいいんですけど”と言うと、いろんなプロデューサー陣の意見があって。“彼は、あそことあそこはどうでしょう?”って。自分もその世代なので、オレもこういう感じでキャスティング会議で名前が挙がって、そして消えてったりしてるんだろうな、と(笑)。それがけっこうざわざわしてましたね(笑)」と苦笑。「見ちゃいけない、聞いちゃいけない話を聞いてるんじゃないか、と。いろんな事情を…勉強になりました」。

 それを聞いていた監督陣一同は、普段の俳優の表情になり、共感の苦笑い。

 土屋太鳳と「話していない時間や目に言えない空気感を切り取る難しさ」について共感しながら、監督作に「悔いはない」と手ごたえを語っていた中川。

 最後に「ハプニングが起きてしまった一晩の物語。同じ世代には共感してもらえる、自分にとって仲間の存在を改めて感じてもらえて、上の世代の方には何か懐かしい気持ちになってもらえるのでは」とアピールした。

『アクターズ・ショート・フィルム3』は2月11日20時よりWOWOWで放送・配信。

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