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長澤まさみ、人形を乗せたベビーカーを押して登場…ゾクゾク演出に観客大盛り上がり

2025.06.13 Vol.web original

 

 映画『ドールハウス』の初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、瀬戸康史、池村碧彩、風吹ジュンと矢口史靖監督が登壇。映画にちなみ「ゾクゾク」する仕掛け満載のイベントでキャストと観客が盛り上がった。

『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』の矢口監督が描く、スリリングな“ドールミステリー”。

 冒頭、長澤以外のキャストが舞台に上がったが、主演の長澤の姿が見えず。すると会場中央のドアから長澤がアヤちゃん人形をベビーカーに乗せて登場すると、劇中さながらゾッとさせる雰囲気に観客もすっかり引き込まれた様子。

「こういうゾクゾクする作品は初めてだった」という長澤。これまでの現場と違ったことは?と聞かれると「アヤちゃんを相手にする芝居が多かったので、だんだんアヤちゃんがしゃべっているような気持ちになっていく」と振り返り、観客もゾクリ。

 この日は、舞台挨拶中に音声トラブルが起きたり、照明が暗転したり、客席にアヤちゃんそっくりな人物がいたりと、ゾクゾクする演出が仕込まれており、観客も怖がったり笑ったりと大盛り上がり。

 途中で「もうやめようよ…」と音を上げた矢口監督に、長澤は「監督が一番びっくりしてる(笑)」と苦笑していた。

風吹ジュンの「登山での怖い話」に観客も身震い「人の声がして…やまびこかな?」

2025.06.13 Vol.web original

 

 映画『ドールハウス』の初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、瀬戸康史、池村碧彩、風吹ジュンと矢口史靖監督が登壇。風吹が語った「ゾクゾクした」エピソードに会場が身震いした。

『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』の矢口監督が描く、スリリングな“ドールミステリー”。

 この日は、長澤がアヤちゃん人形をベビーカーに乗せて登場、さらには音声や照明トラブル、どこからか足音や笑い声が聞こえたり、客席にアヤちゃんそっくりな人物がいたりと、ゾクゾクする演出の数々に一同、怖がったり笑ったり。

 さらに映画にちなみ「ゾクゾクしたエピソード」をキャストたちに質問。
長澤は「砂嵐のシーンを撮影した日、風が強い一日だったんですけど、家に帰ったら耳がゾクゾク…ザラザラしました(笑)」とボケて観客も大笑い。

 一方、風吹は「登山をするんですけど、歩いていると声が聞こえてきたりするんですよね。でも、そこに行ったら危ないというところから声が聞こえてくるんです。だから戻ると“チッ”って…」。

「冷静に考えれば、遠くの方からやまびこで聞こえてきたのかもしれない。でも“チッ”は何なのか」と首をかしげる風吹に、長澤や瀬戸もゾクゾクッと身震い。

「でも登山は楽しいです(笑)」とケロッとした笑顔を見せていた風吹に、矢口監督は「僕は風吹さんから“矢口くん”と呼ばれてゾクゾクしました」と言い、笑いを誘っていた。

窪塚洋介「自分が恥ずかしい」コロナ禍ダイヤモンド・プリンセス号報道に「テレビを見ながら“降ろしてんじゃねえよ”って」

2025.06.13 Vol.web original

 

 映画『フロントライン』の初日舞台挨拶が13日、都内にて行われ、俳優の小栗旬らキャストと関根光才監督らスタッフが登壇。窪塚洋介がコロナ禍当時を振り返りつつ本作への熱い思いを語った。

 2020年2月3日に横浜港に入港し、その後日本で初となる新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」で対応に当たった災害派遣医療チームDMATの医療従事者らの闘いを、事実に基づく物語としてオリジナル脚本で映画化。

 見終わった後の観客からの万雷の拍手に、小栗をはじめ一同感無量の面持ち。

 この日は、小栗らキャストへ、それぞれモデルとなった実在の“ヒーロー”たちからの手紙を司会が代読。

 小栗が演じた主人公・結城のモデルとなった神奈川DMAT調整本部長(当時)・阿南英明医師からの「 世界中から注目されて、現場・組織・政治・マスコミ・世間との間で信念がグラつくこともあったのは事実です。でも、撮影現場で小栗さんの後姿を見たとき、完成した映像をみたとき、何度も涙しました」という言葉に、小栗は「5年前、皆さんは実際にこの出来事を経験していて、映画では描かれていない大変さもたくさんあったと思います。DMATの皆さんには今後もご自分たちも無事に、いろいろな災害に向かっていってもらえたら」。

 松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜へもモデルとなった関係者たちから、実在モデルはいないが世論を体現する重要な役どころを演じた桜井ユキへは関根監督から思いのこもった手紙が寄せられた。

 その中で「いつもならさよなら、という感じなんですけどまた船に乗り込むような気持ち」と初日を迎えた思いを語っていた窪塚。

 モデルとなったDMAT事務局次長・近藤久禎医師からの「真剣なお芝居の姿に勇気づけられ、戦い続ける勇気をいただけたことを今でも覚えています」という言葉に窪塚は「力を頂いたのはこちらのほう」と感謝。

 さらに「あの日、自分は何をやっていたかなと振り返ったら、テレビを見ながら“船から人を降ろしてるんじゃねーよ”と…思ってなかったですか?」と会場を見渡し「感染してるんだから人を降ろしてるんじゃねーよ、とか。しかも酒飲みながらね。そんなことを思っていたりした自分が本当に恥ずかしいな、と」と悔恨をあらわに。

「この作品をやらなかったら、こうやって見えないところで名もなき人たちが世界を支えて回しているんだということをうっかり忘れたまま前に進んでいたかなと思うんですよね。この映画に(小栗)旬に呼んでもらって本当に誇りに思います。取り戻せない大切な人や返ってこない大切な時間も、乗り越えて前に進めるきっかけをくれる映画だと思う」と本作への思いを語り、会場からも大きな拍手が沸き起こっていた。

 この日の登壇者は小栗旬、松坂桃李、池松壮亮、窪塚洋介、森七菜、桜井ユキ、関根光才監督、増本淳プロデューサー。

南海・静ちゃんがアンパンマン声優に直球質問「何パンが好きですか?」

2025.06.12 Vol.web original

 

 映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』(6月27日公開)の完成披露舞台挨拶が12日、都内にて行われ、戸田恵子、中尾隆聖ら声優陣が登壇。アンパンマン役の戸田がゲスト声優の蒼井優と山﨑静代(南海キャンディーズ)と「好きなパン」トークで盛り上がった。

 1988年のTV放送から世代を超えて愛され続ける、やなせたかし原作のアニメシリーズ劇場版最新作。

 36作目となる本作に「ゲスト声優の皆さんも、知らずに見たら誰か分からないくらい素晴らしい。今回も皆さん感動してくださるのでは」と胸を張った戸田。

 一方、レギュラー陣は「いつも通り、朝のルーティーンとしてラジオ体操をして。皆、年を取ってきましたので体も喉も起こさないと(笑)」。

 そんなレジェンドたちとの共演にゲスト声優陣も感激しきり。蒼井は「実写と声優の芝居の違い」を熱心に質問。一方、山﨑は「戸田さん、何パンが好きですか?」

 戸田は「ここは一応、アンパンと言っておかないと…。他のパンと答えられない人生になりました(笑)」と苦笑しつつ「実際、アンパンマン役をやるようになってから、ものすごい数を頂いて、かなりの数を食べてると思います。共食いとも言われますが(笑)」と笑いを誘い「昔から好きだったけど、こんなに食べるとは思わなかった」。

 2番目に好きなパンは?と聞かれると戸田は「手堅く…食パン」と回答。

 蒼井も一番好きなパンは「メロンパン。周りがサクサクして甘くて、中はフワフワで…食べ飽きることがない」と好きなパンの話で盛り上がっていた。

 この日の登壇者は戸田恵子、中尾隆聖、蒼井優、パンサー(尾形貴弘・菅良太郎)、 山﨑静代(南海キャンディーズ)。

蒼井優、心に残る言葉「自分は表現者と答えるダサい人間にならないで」

2025.06.12 Vol.web original

 

 映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』(6月27日公開)の完成披露舞台挨拶が12日、都内にて行われ、戸田恵子、中尾隆聖ら声優陣が登壇。「心に残る言葉」聞かれたゲスト声優の蒼井優が「ある先輩から言われた」という言葉を明かした。

 1988年のTV放送から世代を超えて愛され続ける、やなせたかし原作のアニメシリーズ劇場版最新作。

 アンパンマンを慕う男の子チャポンを演じた蒼井は、今回の出演に「アンパンマンが好きだった過去の幼い自分からしたらスペシャルな出来事」と言い、アンパンマン役・戸田恵子、ばいきんまん役の中尾隆聖に「実写と声優の芝居の違い」を質問。戸田から「アニメでは、自分は二の次で画に合わせる」、中尾から「一番はブレス。息遣いを作るのが私たちの仕事」と伝えられ「貴重なお話を聞かせていただきました」と感動の面持ち。

 深い歌詞が大人にも人気の「アンパンマンのマーチ」に「じっくり読むと助けられる言葉が詰まっている。娘とたまに歌でなく音読したりしてます」と蒼井。

 人生で心に残っている言葉は?と聞かれると「私は、ある先輩から“あなたの仕事は何かと聞かれたときに表現者と答えるようなダサい人間にはならないで”と。“私たちは労働者のプロになるべきよ”と言われたことがすごく印象に残っていて」と振り返り「表現者だと思っていると自分の思い通りに進まないときに頑張れなくなってしまう。皆で作るものだから、アーティストという感覚ではなく皆で労働して、自分たちではなくお客様のためにものを作るプロなんだと教えて頂いたことに感謝しています」と語っていた。

 この日の登壇者は戸田恵子、中尾隆聖、蒼井優、パンサー(尾形貴弘・菅良太郎)、 山﨑静代(南海キャンディーズ)。

蒼井優、山﨑静代「相方が一緒」映画『アンパンマン』で19年ぶり共演

2025.06.12 Vol.web original

 

 映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』(6月27日公開)の完成披露舞台挨拶が12日、都内にて行われ、戸田恵子、中尾隆聖ら声優陣が登壇。ゲスト声優の蒼井優と山﨑静代(南海キャンディーズ)が19年ぶりの映画共演を喜んだ。

 1988年のTV放送から世代を超えて愛され続ける、やなせたかし原作のアニメシリーズ劇場版最新作。

 アンパンマンを慕う男の子チャポンを演じた蒼井に、プライベートでも親交の深い山﨑は「最初、優ちゃんって分からなくて。声色もいろいろ変わって…。本当にすごい」と絶賛。

 一方の蒼井も山﨑の声優ぶりに「静ちゃんは人としての魅力がすごい。魅力でできている人なので」とほめ、山﨑も「もっと言って(笑)」。

『フラガール』(2006年)以来19年ぶりの映画共演となった本作でアンパンマンファミリーとなった2人。他にも共通点は?と聞かれると、山﨑が「山里ファミリー。“相方”が一緒という…」と、蒼井の夫で、山﨑の相方・山里亮太の名を出して苦笑しつつ、今回の声優出演に「お互いの仕事の話はしないので言ってないけど…山ちゃんもやりたかったはず」。

 すると蒼井が「静ちゃんの出演が公になって、すっごい悔しがってました(笑)」と明かし、山﨑は「先やったったで~ごめんな~」とほくそえんでいた。

 この日の登壇者は戸田恵子、中尾隆聖、蒼井優、パンサー(尾形貴弘・菅良太郎)、 山﨑静代(南海キャンディーズ)。

小池百合子東京都知事「東京の多彩さ」サステナブルな視点で描く作品に感激『SSFF & ASIA 2025』授賞式

2025.06.11 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』のアワードセレモニーが11日、都内にて行われ、グランプリ〈ジョージ・ルーカス アワード〉はじめ各賞が発表。小池百合子東京都知事も登壇し、サステナブルな視点で東京を見つめた作品に感激した。

 今年で27回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。

 同映画祭では東京都と映画祭が連携し、多彩な東京の魅力を発信するショートフィルムを世界から公募する「Cinematic Tokyo部門」を毎年実施しており、小池都知事も「短いだけに中身が濃密で、ギュッと思いが詰まっている楽しみな部門です。近年、映画の世界で日本勢が大変に元気。この部門も東京から世界へ羽ばたく部門として、これからも映画を通じて世界の輪が広がっていくことを願っています」。

 また、東京都と映画祭との映画製作プロジェクト「サステナブル・リカバリー プロジェク ト」の3作目『日の出を知らない街』からは、キャストのB.T.や小西真奈美が登壇。B.T.は「奥多摩の景色が美しかった」、小西も「休憩中にキャストの皆さんと登山や自然の話で盛り上がりました」。細田佳央太も「僕自身東京出身で23年、東京で暮らしながら初めて知った東京の魅力に触れることができました」、井之脇海も「こんなに自然豊かな場所があるんだと改めて東京の魅力を感じました」とビデオメッセージを寄せ、豊かな自然が残る奥多摩での撮影を振り返った。

 増田彩来監督も「サステナブルというテーマで、今回は皆ができることではなく、1人ができることは何だろうと考え、思い込みを持たないことで、持続させたいものが自分の中に生まれていくのではと思いました。東京は夜景のイメージが強く、日の出を見る場所という印象はありませんが、東京でもこんなに美しい日の出を見れる場所があること、こんなに豊かな奥多摩という自然を持っている東京の魅力を改めて感じてもらえたら」。

 他にも、ホッピー発売77年の記念作品『宇宙飛行士からの手紙』からは、ホッピービバレッジ株式会社の石渡美奈社長と、キャストの前田吟、堀海登が登壇。石渡氏は「ホッピーのビンへのこだわりは創業者である祖父の代から続いています」と振り返り「地球温暖化を止めるために、必ずガラス瓶が何か役割を果たせると思っています。ガラス瓶は一度ビンになるとずっとビンとして使うことができる環境に優しい容器であることと、人生、年をとればとるほど楽しい世界であればという願いを込めて作った作品です」と紹介。

 主演の前田もショートフィルムへの出演に「主人公は77歳、僕は81歳なのでちょっと若返らないといけなかった」と笑いを誘いつつ「30年後、50年後はほとんどが短編映画になるのでは。その短編映画に爪痕を残したいと思って」。

 サステナブルな視点で描かれたショートフィルムにも注目が集まっていた。

 米国アカデミー賞公認映画祭でもあるSSFF & ASIAでは、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

『SSFF & ASIA 2025』オンライン会場は6月30日まで開催中。

LiLiCo、小田井涼平と夫婦で映画祭参加に「うれしい」グランプリ受賞作に共感「ウチかな(笑)」

2025.06.11 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』のアワードセレモニーが11日、都内にて行われ、映画祭アンバサダーLiLiCoが、審査員を務めた夫で俳優の小田井涼平との登壇を喜びつつ、夫婦のやり取りを描いたグランプリ作品に共感した。

 今年で27回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。

 米国アカデミー賞公認映画祭でもあるSSFF & ASIAでは、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

 今回、アニメーション部⾨の審査員を務めた俳優の小田井は「アニメは表現方法のバリエーションがものすごく幅広い。その中で作品に点数をつけていくことがどれだけ難しいかを改めて感じました」と審査を振り返りつつ、優秀賞に輝いたスコットランドのルーク・アンガス監督作『夏の白夜』について「雄大な自然のなかで壮大な愛をテーマにしているんですが、うちの奥さんがスウェーデンで北欧出身なもので。結婚してからスウェーデンに行って初めて白夜を経験したんです」と妻で、同映画祭のアンバサダーを務めるLiLiCoにも触れ、会場もほっこり。

 一方のLiLiCoも「今年は夫婦愛を感じる作品が多かったと思いました。この人、私の旦那なんですけど…」と小田井との映画祭参加に感激。

 グランプリ〈ジョージ・ルーカス アワード〉に選ばれた、フィンランドのファビアン・ムンスターヤーム監督作『破れたパンティーストッキング』についても、外出前に妻のストッキングが破れたことで繰り広げられる夫婦のやり取りに「ウチかなと思いました(笑)」と共感しきり。

 ムンスターヤーム監督もグランプリのトロフィーを手に「フィンランドにいる私のチームに感謝と愛を捧げます。子供のころに大きなインスピレーションを得ていたジョージ・ルーカス監督の名前がついた賞を頂けるなんて、とんでもなくうれしいです」と喜びをあらわにし、映画祭代表の別所も「ショートフィルムとはこういうものだという作品」と絶賛していた。

『SSFF & ASIA 2025』オンライン会場は6月30日まで開催中。

上野樹里「世の中の人に届けたい作品」国際短編映画祭で熱い審査員評

2025.06.11 Vol.web original

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略:SSFF&ASIA)2025』のアワードセレモニーが11日、都内にて行われ、グランプリ〈ジョージ・ルーカス アワード〉はじめ各賞が発表。審査員を務めた上野樹里が熱い総評コメントで出品作をたたえた。

 今年で27回目を迎えるアジア最大級の国際短編映画祭。

オフィシャルコンペティション・ライブアクション部門のインターナショナルカテゴリー(日本・アジア以外の国と地域の作品)と、ノンフィクションカテゴリー(ドキュメンタリー部門)の審査員を務めた上野。

「ノンフィクション部門は個人で選んだ作品がすべて入っていたので皆さんと意見が一致してうれしかったです(笑)」と笑顔を見せつつ「どれも社会への問題提起が強く描かれていた。今回、優秀賞に選ばれた『塀の中で』は、2年間、独房に入っていた方のリアルな肉声で描いた、ぜひ世の中の人に届けたい、見ていただきたいと思った作品。アニメーションという手法も意外でしたが、こういう見せ方もあるのだと思いました」と感嘆。

 グランプリ〈ジョージルーカス アワード〉と、インターナショナル優秀賞に輝いた『破れたパンティーストッキング』(監督:ファビアン・ムンスターヤーム)には「私も最高得点をつけさせていただいていた作品」と喜び「いろいろな作品がある中で、見る人皆が楽しめるものをと考えました。男女の普遍的な、終わらない溝みたいなことを描き、現代社会のリアリズムを感じられる作品。カメラワークも1カットで役者の熱量を途切れさせないところにも温度感を感じましたし、美術も可愛らしくて…。登場人物の男性にも女性にも共感できる、ユーモアと新しさと希望をいただけた作品」と評価した上野。

 さらに「他にも個人的に素晴らしいなと思いました」という『いないいないばぁ!(I See You)』や『ケープライオンが逃げた!』についても目を輝かせて語り、審査を通して出会ったショートフィルムへの熱い思いをあふれさせていた。

 米国アカデミー賞公認映画祭でもあるSSFF & ASIAでは、ライブアクション部門のインターナショナル、アジアインターナショナル、ジャパン各カテゴリーと、ノンフィクション部門、アニメーション部門の各優秀賞・計5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる。

『SSFF & ASIA 2025』オンライン会場は6月30日まで開催中。

森七菜、吉沢亮に感謝「本気で殴りかかってくれた」チャンバラで距離縮める

2025.06.06 Vol.web original

 

 映画『国宝』の初日舞台挨拶が6日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。森七菜が吉沢に感謝しつつ爆笑の撮影エピソードを明かした。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 公開初日を迎え、主人公・喜久雄役の吉沢、その親友にして宿命のライバルとなる俊介役の横浜をはじめ「早く見てほしい」と完成作に自信。

 本作を経て感謝したい人は?と聞かれると、吉沢、横浜は1年半にもわたる役作りを振り返りつつ、共演者やスタッフ、関係者に感謝。

 すると、喜久雄に思いを寄せる歌舞伎役者の娘を演じた森七菜も「作品に参加させていただいたこと自体がありがたいことなんですけど…」と切り出し「吉沢さんと、撮影する前に、チャンバラをさせていただいたんです」と明かし、吉沢も「やりましたね(笑)」。

 劇中にチャンバラシーンがあるわけではないが「慕う役で、初めましてに等しい状態だったので…まずはチャンバラで会話しながら。“元気?”、“はい、元気です!”って敬語で殴り合って。緊張してたんですけど、吉沢さんが本気で殴り掛かってくれたので感謝してます」と、チャンバラのおかげで緊張がほぐれたことを明かし、会場もびっくり。

 すると吉沢がすかさず「ちゃんと発泡スチロールの剣ですからね。当たっても痛くないやつ」と言い添え、会場も笑いに包まれていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、宮澤エマ、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

吉沢亮「これまでの役者人生かけた」、横浜流星「魂を込めた」映画『国宝』初日に感慨

2025.06.06 Vol.web original

 

 映画『国宝』の初日舞台挨拶が6日、都内にて行われ、俳優の吉沢亮、横浜流星ら豪華キャスト陣と李相日監督が登壇。吉沢と横浜が本作へ込めた熱い思いを語った。

 作家・吉田修一が、本作の歌舞伎指導も務めた中村鴈治郎の元で3年間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験をもとに書き上げた同名小説を映画化。

 公開初日を迎え、主人公・喜久雄役の吉沢、その親友にして宿命のライバルとなる俊介役の横浜をはじめ「早く見てほしい」と胸を張った一同。

 李監督から「取材の時に流星が“魂を込めた”と何度も言うからやめなさいと言った(笑)」と明かされると横浜は苦笑しつつ「何度も言ってしまって安っぽい言葉になってしまってますけど…我々、本当に魂を込めて作ってますので」と念押し。

 名門・尾上一門生まれである寺島しのぶも「なんか見たことのある現場になっていました。すごいリアル。李監督は何を見て、どうやったんだろうなというくらい素晴らしい描写でした」と歌舞伎界を如実に映し出した李監督に感服した。

 1年半かけた渾身の役作りに吉沢は「この作品に関わったすべての人はもちろんですが、歌舞伎の所作や舞踊の指導をしてくださった中村鴈治郎さんと振り付けの谷口裕和先生がいなかったらスタートラインにも立てなかった」と深く感謝。

 最後に「何度も出てきているワードですが、本当に魂を込めた作品です。冗談抜きで、これまでの役者人生すべてかけたと思っています」と胸を張っていた。

 この日の登壇者は吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、森七菜、見上愛、黒川想矢、越山敬達、永瀬正敏、宮澤エマ、田中泯、渡辺謙、李相日監督。

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