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アイヌ役が迫真すぎて…“素”の坂東龍汰に再会したサヘル・ローズが「初めまして」

2024.08.26 Vol.web original

 

 映画『シサム』(9月13日公開)の完成披露舞台挨拶が26日、都内にて行われ、主演の寛一郎はじめキャスト陣と中尾浩之監督が登壇。アイヌの青年を演じた坂東龍汰の“熱演”に会場が舌を巻いた。

 アイヌと和人との歴史を描いた壮大な歴史スペクタクル映画。

 松前藩藩士の息子・孝二郎を演じた主演・寛一郎は「僕が小学生くらいのときにアイヌのとある集落に2週間くらい訪れたことがあって。そこから20年くらい経ってオファーを頂き、これも縁だと感じました」。

 主人公の敵役を演じた和田正人は「対峙した寛一郎くんの気迫がすごくて。この緊張感を持てたのは彼の芝居の素晴らしさがあったから」とたたえると、アイヌの青年を演じた坂東龍汰も「寛一郎くんが主演と聞いて絶対にやる、と。プライベートでも親しくさせていただいていて、やっと共演できるとワクワクしてたんですけど…」と言うと「台本開いて、ギョギョ!みたいな(笑)」。

 坂東のセリフは全編アイヌ語だったと言い「撮影前日までセリフをひたすら聞いて覚えるという作業でした」。すると、同じくアイヌの女性を演じたサヘル・ローズが、この日、ヒゲのメイクのない坂東と平野貴大が分からなかったと言い坂東は「さっき初めまして、って言われました」と暴露しサヘルは「それだけ皆さんが素晴らしかったんです(笑)」と照れ笑い。

「撮影から1年くらい経っているけど未だにセリフを全部覚えている」ほど役に没頭していたという坂東に、ふと寛一郎が「ちょっと何か言ってよ」と無茶ぶり。すると坂東がアイヌ語の長セリフを淀みなく披露し、会場も大きな拍手。

 本作への思い入れを口々に語ったキャストたち。最後に寛一郎は映画を通してアイヌの歴史や文化が広く伝わればと語りつつ「今日も僕らが生きている世界では価値観や文化の衝突など困難なことがたくさんありますが、どうすべきか模索するためにもまずは知ることが大事だと思います。この映画も知るためのきっかけになってくれれば」と願っていた。

 この日の登壇者は寛一郎、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、緒形直人、中尾浩之監督。

黒島結菜、役に入りすぎて記憶喪失?共演した丸山礼に「焼肉屋さんでお会いした?」

2024.08.26 Vol.web original

 

 映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のイベントが26日、都内にて行われ、主演の黒島結菜と共演の丸山礼が共演エピソードを振り返った。

 乃木坂太郎による同名コミックの実写化。連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。

 この日は、都内人気ホテルのガーデンプールで開催。ナイトプールに来たのは初めてという2人。スリリングな映画の世界観とのギャップに戸惑いつつ、黒島は「ジャンルにとらわれない新ジャンルの映画なのでナイトプールとの組み合わせも新しくていいのでは」と言い「ナイトプールって初めてなのでどういう雰囲気なのかよく分かってなかったんですけどかわいいですね。夏、という感じがします」と目を輝かせると、丸山も「一度ネタ探しに見に来たことがあります。カップルの男性が女性をずっと写真を撮ってるとか」と笑いを誘った。

 連続殺人犯にして死刑囚役・品川真珠を演じた黒島と、そんな真珠と面会し心酔していく児童相談所員・桃山香役の丸山。黒島が「神経を研ぎ澄まさないといけなかった」と振り返れば丸山も「2人がマウントを取り合うシーンでは“私は黒島さんになれない、くやしい!”という気持ちをリアルに出せた」。

「集中しすぎて記憶も無くしちゃうくらい」と言う黒島。「丸山さんとも、この間ね…」と苦笑すると丸山が「撮影終わって半年くらい経ってたまたまお会いして“あー!”って言ったら“あ…えっと、焼肉屋さんでお会いしましたね”って。“いえ違います。映画で共演してるんです”みたいな(笑)」。

 黒島も恐縮しながら「自分でもびっくりするくらい記憶が飛んでいて。こうして笑い話にしてくださってありがたいです」と感謝。

 そんな2人は夏のバーベキューの話でも大盛り上がり。沖縄出身の黒島が北海道出身の丸山に「沖縄と北海道ってけっこう似てる気がする。沖縄もバーベキューするし、海にも実はあまり入らないとか。沖縄の人はあまり海に入らないんです。暑いから」と言うと丸山も「北海道の人は寒いから入らないんです」と意気投合していた。

永瀬正敏「箱に入ると安心感が」浅野忠信「中でパンツ脱いでも気づかれません」

2024.08.24 Vol.web original

 

 公開中の映画『箱男』の舞台挨拶が24日、都内にて行われ、俳優の永瀬正敏、浅野忠信、白本彩奈、佐藤浩市と石井岳龍監督が登壇。永瀬と浅野が“箱”に入っての芝居を振り返った。

 1997年、石井監督(当時:石井聰亙)が原作・安部公房本人から映画化を託され製作決定するも、ドイツでのクランクイン前日に突如とん挫 。27年を経て、当時と同じ主演・永瀬正敏、共演・佐藤浩市をそろえ完成させた。

 ついに迎えた公開に主演・永瀬は「感無量です」と語り「原作に世の中が近づいてきたのかな、安部公房さんて予言者じゃないかと思います。今、SNS…でしたっけね(笑)、ほぼ全員がスマホをお持ちになって。監督も“1人1台持っている、それこそ箱じゃないか”と。27年前より理解してくれる人が増えたのでは」。

 当時、永瀬と一緒にドイツで撮影前日の撮影中止を経験した佐藤は「情報がナロー(狭い)だった27年前、情報量が広がっているのに何かが狭くなっている今。その対比も興味深い」と27年越しの映画化に感慨深げ。

 当時、撮影とん挫の話を聞いて驚いたという浅野は「皆さんが27年温めてきた思いが伝わった」と参加に感激。

 段ボールの箱を被って生きる男たちを演じた永瀬と浅野。箱に入った感覚を聞かれた永瀬が「いろんな気持ちになりますよ。安心感もあるし恐怖感もあるし。ぜひ皆さん、一度入って体験していただければ。ただ、撮影中暑くて。浅野くんはほぼ“パンイチ”でやっていたりした」と暴露すると、浅野も「入ると、皆さんが存在を忘れてくれるんです」

 スタッフが準備で忙しくなってくると「忘れられて誰にも合図もされなくて。でもそれが心地よくなっていく。箱男の気持ちが分かりました」と振り返った浅野。さらに「見られないのは気持ちいいです。誰も相手にしてくれない。中でパンツ脱いでても気づかれない(笑)」とニヤリ。

 永瀬が「僕だけ気づいた(笑)」と話しに乗ると、浅野は「確かになぜかお互いに箱に入っている永瀬さんとだけは目が合ったりした」と言うと、永瀬も「何かが芽生えるような感じでした」と目を見合わせた。

 最後に「おめでとうございます」と改めて石井監督をたたえた永瀬。石井監督も「本当に感無量です。例えて言うならビックリハウスのような映画。いろんな見方ができるようにしてあります」と観客それぞれの感想に期待を寄せていた。

満島ひかり、舞台挨拶でしゃがみこんで爆笑…原因は岡田将生「お腹、鳴った?」

2024.08.23 Vol.WEB original

 

 映画『ラストマイル』の初日舞台挨拶が23日、都内にて行われ、俳優の満島ひかり、岡田将生、大倉孝二と塚原あゆ子監督が登壇。満島が岡田のハプニングに「癒されます」と苦笑した。

 人気ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と同じ世界線で物語が展開する完全オリジナル映画。

 早くも興行収入50億を見込める大ヒットスタート。SNSでも感想や考察コメントでにぎわう様子に一同が感激。

 この日は、共演の阿部サダヲ、ディーン・フジオカからのコメント映像も到着。ディーンから「推しのゆるキャラは何ですか」という唐突な質問に一同大笑い。満島は「ゆるキャラじゃないけどディーンさんが推し。ディーンさんが現場に来ると現場がキラキラする」と言いつつ「子どものころに徳島に行って、すだちくんというキャラクターのぬいぐるみとずっと一緒に寝てたんです」と回答。さらに「先日(主題歌の)米津玄師さんと対談させていただいたとき、米津さんが徳島県ご出身で、すだちくんの話題で盛り上がりました(笑)」。

 岡田は「ちぃたん☆っていうカワウソの妖精らしいんですけど。ちーたーん!って言いながら転がってったり。今日も頑張ってるなあ、僕も頑張ろうと思う」と答え、うなずく観客の姿に「知ってます? 良かった」と笑顔。

 そんな笑いを交えつつ「アンナチュラル」「MIU404」そして本作を手がけた演出の塚原あゆ子監督、脚本・野木亜紀子、新井順子プロデューサーのトリオが生み出す作品世界を熱く語っていたキャストたち。

 最後の挨拶では、満島が「この作品を代表して取材をたくさん受けて来て正直気が張っていて…」と真剣に語っていたが、ふと岡田に「お腹鳴った?」と尋ねると笑いをこらえきれずしゃがみこんで大爆笑。

「久々に親に怒られるかもしれません。おにぎり食べたんですけど…もうやだ…こないだも…!」と恐縮しきりの岡田に、満島は「自分も未だに解釈し続けている、それくらい自分の生活に寄り添ったテーマが描かれている。でも重いテーマをカラッと描いてくれる作品。私が真剣にしゃべって岡田さんがお腹鳴ったりしているところも通じる」と上手くまとめ、岡田に「癒しですよ。ラストマイルのゆるキャラですよ」とフォローしていた。

河合優実「私はプロクラスティネーター」意味は「先延ばしにする人」

2024.08.22 Vol.web original

 

 映画『ナミビアの砂漠』(9月6日公開)のジャパンプレミアが22日、都内にて行われ、主演の河合優実、共演の金子大地、寛一郎と山中瑶子監督が登壇。河合が考える自身のキャッチコピーの響きのカッコ良さと意味のギャップに会場が笑いに包まれた。

 第77回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を女性監督としては最年少で受賞した山中監督。「ピンとは来てないです(笑)」と照れ笑い。

 カンヌにも参加した一同。河合は「楽しかったですね。観客の皆さんの反応がダイレクトに伝わってきて。自分たちが面白いと思って作ったものがこんなにも海外の人に伝わるなんて」と手ごたえを振り返った。

 19歳で手がけた『あみこ』で史上最年少でのベルリン国際映画祭出品を果たした山中監督。河合も同作を映画館で鑑賞したと言い「まだ俳優を始める前に見に行ったんですが、そのときすでに志していたので、監督に“いつか一緒に仕事したいです”とお伝えしました」と手紙を書いたこと明かすと、山中監督も「この5年間でいろんな映画で河合さんを見かけるようになって。あの“約束”はまだ生きているのかな、と思っていて。でも私は脚本に時間がかかるタイプで、かなりお待たせしてしまった」。

 河合も「どちらかが忘れてるとかじゃなくてよかった」と“相思相愛”に感謝。

 この日は、河合が演じた主人公カナが「いじわるで、嘘つきで、暴力的だが中毒的な魅力を持つ」という設定にちなみ、自身を表すキャッチコピーを一同が回答。

 河合が「プロクラスティネーター」と答えると、聞きなれない言葉に一同「?」。河合は「最近、家族から教えてもらった言葉なんですけど。先延ばしグセのある人をこう言うらしいです。横文字でキャッチコピーっぽかったのでこれにしました(笑)」と解説。

 すると「なんかかっこいい」と目を輝かせた金子と寛一郎も「僕もプロ…クラ…?ネーターです」と名乗りを上げ、山中監督も「それなら私が一番プロクラスティネーター。脚本をずいぶん待たせてしまった」と再び反省の表情で笑いを誘っていた。

丸山礼「私はロバート秋山さん似なのか、やり投げ上田選手似なのか」

2024.08.21 Vol.web oriinal

 映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のジャパンプレミアが21日、都内にて行われ、俳優の柳楽優弥、黒島結菜、中川大志、丸山礼、市村正親と堤幸彦監督が舞台挨拶に登壇。物語にちなみキャスト陣が「最近、翻弄されていること」を語った。

 乃木坂太郎による同名コミックの実写化。連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。

 お笑いタレントの丸山は本作が初の映画出演。中川に手を引かれエスコートされステージに上がると「何と私、今回、映画デビューです、イェイ!」と破顔。「私の歴史の中の1ページ、いや2ページ見開きに刻まれるほどのものを撮っていただいた」と胸を張った。

 黒島結菜が演じる連続殺人犯にして死刑囚・真珠に心酔していくという役どころのの丸山。「最近、翻弄されたり狂わされていること」というお題の質問に「自分に狂わされていて。ロバート秋山さんの物まねをデビュー当時からさせていただいていて…」と秋山の物まねを挟みつつ「最近、久しぶりにお会いしてその写真をSNSに乗せたんです。そしたらパリ五輪でも活躍されたやり投げの上田百寧選手が“私も似てるって言われるんです”って。今、ロバート秋山さん似なのか上田選手に似ているのか、自分が何者なのか分からなくなっています」。

 他のキャスト陣もユニークなエピソードを次々と披露。中川は「少し前に新しい洗濯機を購入しまして。自動洗剤投入の機能があって、洗剤をセッティングして。すごいな、フワフワに仕上がってさすがだなと思っていたら、1カ月経ってタンクを見たら、洗剤が全然減ってない。いろいろ調べたら自動投入がオフになっていて…1カ月、水のみで洗濯していた」と明かし、会場も大笑い。

 市村正親は「子どもの夏休みの宿題に翻弄されています」と親世代の共感を呼び、黒島は「最近、野球にハマって。今も試合をやっていて気になっています」。最後に柳楽が「高校サッカーが好きで…」と語っていたが「狂ってはないですね、ハマってるというだけですね」と自分で首をかしげ笑いを誘っていた。

柳楽優弥と黒島結菜が舞台挨拶で「婚姻届」に署名 約10年ぶり共演で「セッションできた」

2024.08.21 Vol.web original

 映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のジャパンプレミアが21日、都内にて行われ、俳優の柳楽優弥、黒島結菜、中川大志、丸山礼、市村正親と堤幸彦監督が舞台挨拶に登壇。柳楽と黒島が劇中の役どころとして“婚姻届”に記名した。

 乃木坂太郎による同名コミックの実写化。連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。

 主人公・夏目アラタ役の柳楽優弥と、アラタがプロポーズする、連続殺人犯にして死刑囚・真珠を演じた黒島結菜はドラマ「アオイホノオ」(2014)以来の共演。

 柳楽が「黒島さんとセッションできたという感じ。簡単にはできないような関係性が出来たのは黒島さんが演じる真珠だったから」と振り返れば、出産後初の復帰作で死刑囚役を演じた黒島も「最初は私にできるかなという不安が大きかった」と明かしつつ、久々の共演に「柳楽さんが明るく“久しぶり!”と話しかけてくれてリラックスできた。真珠は何を考えているか分からないつかみどころのない人物。でも心の中にあるものは一つだということを意識していて、柳楽さんとは心と心でお芝居できました。柳楽さんとのシーンは毎回、緊張感と達成感がありました」と手ごたえ。

 印象的な不ぞろいの歯の特殊メイクに挑んだ黒島が「何度も試作を重ねて作ったこだわりのポイント」と胸を張ると、弁護士役の中川大志も「予告編の映像でも、黒島さんだと気づかない人もいるんじゃないかと。どれが一体、本当の彼女の姿なのか周りの人間と同じように、見ているお客さんも翻弄されていくんじゃないかと思う」と感嘆。

 この日は、そんな物語にちなみ「最近、翻弄されたり狂わされていること」を一同に質問。

 黒島は「プロ野球。今年から見始めて、すごいハマっちゃって。野球ってほぼ毎日、試合をやっていて、今もやっていて、内心気になっています(笑)」とソワソワ。

 イベントの最後には、巨大な婚姻届が登場。柳楽と黒島が、観客に見守られながら劇中の役名で署名し、会場を沸かせていた。

黒島結菜が復帰後初登場! 死刑囚演じた映画『夏目アラタの結婚』レッドカーペット

2024.08.21 Vol.web original

 映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のジャパンプレミアが21日、都内にて行われ、俳優の柳楽優弥、黒島結菜、中川大志、丸山礼、市村正親と堤幸彦監督がレッドカーペットに登場。出産からの復帰後初の公式の場となった黒島がスレンダーなフォルムのモノトーンのワンピース姿で観客の目を引いた。

 乃木坂太郎による同名コミックの実写化。連続殺人犯の死刑囚にプロポーズすることから始まる衝撃の獄中サスペンス。

 主人公・夏目アラタ役の柳楽優弥は「サスペンスでもありラブストーリーでもある作品。上手く入り混じっている感じや、漫画のファンタジー要素を上手く取り込んでいる遊び心なども見どころだと思います」。

“品川ピエロ”の異名をもつ連続殺人犯にして死刑囚・真珠を演じた黒島結菜は「予告編を見るとちょっとホラーっぽいのかなと思うんですけど、人間の本質的な部分を描いていたりする。いろんな要素があるので、見る人によって刺さるところが違うのでは」とアピール。

 アラタに協力を求める弁護士の宮前光一役の中川大志も「韓国ではもう上映していて、日本のお客さんに見ていただくのはこれが初めてなので楽しみ」。真珠に心酔していく児童相談員・桃山香を演じた丸山礼は「これが初めての映画デビュー。汗が滝のよう」とレッドカーペット初体験に緊張気味。

 控訴審の裁判長役の市村正親は「見どころはアラタと真珠の出会いからの旅。殺人者と児童相談員の2人の旅が何とも言えない、それがすごく素敵」。堤監督は「編集に何カ月も苦労したが自信をもってお届けできる作品になった」と胸を張っていた。

 黒島は俳優の宮沢氷魚との事実婚を発表後、今年7月に第一子出産をSNSで公表した。

ケンドーコバヤシ「大阪で仕事すべて無くなったことがあった。脱藩みたいにして東京に来た」

2024.08.20 Vol.web original

 

 映画『モンキーマン』(8月23日公開)のイベントが20日、都内にて行われ、お笑い芸人のケンドーコバヤシ、しずちゃん(南海キャンディーズ) がゲストとして登壇。ケンコバがどん底から這い上がる主人公の共感した。

 デヴ・パテルが監督・主演を務めるリベンジアクション。

 ケンコバは「主人公に共感できる。芸人は養成所からなる人も多いんですけど、僕は珍しく地下ファイトクラブからお笑い芸人になったので…」と言い、どん底に落ちた主人公に「その辺も共通してる。僕もほんまにどん底のときありましたからね。度々ネットニュースにも取り上げていただくことがあるんですけど…いっとき、地元・大阪で仕事すべてなくなるという事件を起こしたことがありまして。みんな夢持って東京進出する人が多い中、僕だけ脱藩というか、抜け忍みたいな感じで来ました」と東京進出の裏事情を振り返った。

「ローカル番組で各県で飲み歩き番組をやらせてもらっているので今はストレスないですね」と言うケンコバ。

「復讐したい人」を聞かれると、フリップに後輩芸人の「相席スタート山添(寛)」と回答。山添と夕食に出かけたところ、山添が選んだ店に2回連続で芸人仲間がいたといい「2週連続で山添に10万使わされて腹立つな、と。手配してたんちゃうかという匂いすらある」と疑心暗鬼に。

「小っちゃい男だと思わないでくださいね」と言うケンコバ。しずちゃんが出演した舞台で男性キャストの「おしりに座薬を入れたり局部にカテーテルを入れる役」を演じたエピソードを語ると、ケンコバも「僕もカテーテルの経験あるんですけど」と言い「怖くて体冷えました。ビビって本来の“自分”じゃなくなって。あの時の看護師さんにそれだけは伝えたい。自分、普段あんなものじゃないです。あのときはビビってただけなんで」とムキになって弁明し笑いを誘っていた。

しずちゃん“復讐”のパンチでフリップ破壊「最近は山ちゃんの周りの人を恨んでる」

2024.08.20 Vol.web original

 

 映画『モンキーマン』(8月23日公開)のイベントが20日、都内にて行われ、お笑い芸人のケンドーコバヤシ、しずちゃん(南海キャンディーズ) がゲストとして登壇。しずちゃんが「復讐したい人」を書いたフリップをパンチで叩き割った。

 デヴ・パテルが監督・主演を務めるリベンジアクション。

 闇のファイトクラブで“殴られ屋”として生きる主人公にちなみ、この日は格闘技マニアのケンコバことケンドーコバヤシとボクサーとしても活躍するしずちゃんがゲストとして登壇。

 リングふうのステージに上がった2人。ケンコバが「こういうの好きなので何か叩きつけるかも」と言えばしずちゃんも「私もボクシングやっていたのでリングに入るとスイッチ入っちゃう」。

 熱い復讐アクションに大興奮の2人。しずちゃんは主演のパテルに「この人、本当に強いんだろうなと思った。サンドバッグ叩いてるのを見ても、この人とは戦いたくないなと思いました」と言いつつ、太鼓のリズムでトレーニングする主人公に感銘を受けた様子で「1回、アメリカに武者修行に行ったことがあって。パッキャオのジムに勝手に行ったんですけど、みんな音楽聞いていた。日本てストイックなんですけど」と修業時代を振り返った。

 一方で「私は普段穏やかなので闘争心に火をつけるのに時間がかかってしまって、殴られてからじゃないと殴れなくて。トレーナーが私を怒らせようとしてサンドバッグに山ちゃんの顔写真を貼ったんです。…憎しみとか怒りって、やっぱ大事なんやな、と。心と体ってつながっているんだなと思いました」と相方・山里亮太の“おかげ”で闘争心を身に着けられた様子。「今は貼ってない」と言うしずちゃんにケンコバは「はたから見てもすっかり仲良くなった。昔は一番仲悪かったですもんね(笑)」。

 そんなしずちゃんは「復讐したい人」をフリップに書くというお題で「山ちゃん…の周りの人」と回答。「前は山ちゃんと思っていたんですけど、最近は違うんじゃないかと。山ちゃんをあんな人間にした周りの人がいけないんじゃないかと思うようになった」と言い「例えば山ちゃんが街を歩いているときにバカにしてきたお兄さんがいて、言い返すことが出来ずその後ろ姿に向かって呪いをかけたらしいんです。山ちゃんをそんな復讐の鬼にした、クソみたいな人間にしたのはその人」と憤懣やるかたない様子。

 ケンコバは「もう復讐終わってるやろ、あんなキレイな人と結婚してお子さんもできて…」と首をかしげたが、しずちゃんは「まだこれからですよ」と断言。

 そのうっぷんをはらすべく、ケンコバが持つフリップを豪快なパンチで叩き割ったしずちゃんに、ケンコバも「さすがオリンピックに王手をかけた拳」と、その迫力に感嘆していた。

池松壮亮、未経験者でフィギュアスケートのコーチ役「最初の3カ月は氷の上に立つのもやっと」

2024.08.19 Vol.web original

 

 映画『ぼくのお⽇さま』(9⽉6⽇先行公開)のジャパンプレミアが19日、都内にて行われ、俳優の越⼭敬達、中⻄希亜良、池松壮亮、若葉⻯也と奥⼭⼤史監督が登壇。池松がフィギュアスケート未経験でのコーチ役を振り返った。

 第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部⾨ 正式出品作。吃⾳のあるホッケーが苦⼿な少年、選⼿の夢を諦めたスケートのコーチ、コーチに憧れるスケート少⼥の3⼈が紡ぐ⼩さな恋の物語。

 フィギュアスケートを題材とする本作。主人公役の越山は「選手目指してというガチガチではなくて」と謙遜しつつ4歳からの経験者、ヒロイン役の中西はアイスダンスでノービス出場経験あり。2人の起用に、奥山監督は「なかなかスケートが出来る子に出会えなくて。最終的に中西さんはスケートリンクに“募集中”の紙を貼って応募してくれた」。

 奥山監督自身も子供時代に「7年ほどフィギュアをやっていた」と言い「日本になかなかフィギュアを描いた映画が無いのは、競技としての難しさに加え、吹き替えがきかないというのがあると思う。野球などのように、投げる部分だけプロにやってもらうということができない」と解説し2人の参加に感謝。

 一方、コーチ役の池松は「氷の上に立ったこともなかった」と言い「半年間、練習したんですけど、最初の3カ月は2~3秒も立っていられなくて先生に手を引いてもらって。未来のオリンピアンたちに笑われながら。みじめでしたね、オジさんが1人、ヘルメットをかぶせられて…」と未経験者からの猛特訓を振り返ると、中西が「すごく上手で、経験が無かったと聞いてびっくりしました」、越山も「スケートって大人になってからやるの難しいので本当にすごいなと思いました」とほめちぎり、池松は「けっこう高いお寿司を何回か食べさせたんで」とニヤリ。

「奥山さんは自分で滑りながらカメラで撮っていて、そういう画を撮れる監督は世界を探してもいないのでは。いいものが撮れると分かっていたので、自分が足を引っ張ってはダメだと、泣きながら練習しました」と明かし笑いをさそっていた。

『ぼくのお⽇さま』は9⽉6⽇よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先⾏公開。9⽉13⽇より全国公開。

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