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来日レオス・カラックス監督がリアル登壇! 日本人キャスト古舘寛治の起用理由「歌が一番ヘタだったから」

2022.04.01 Vol.web original

 

 映画『アネット』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、レオス・カラックス監督と、キャストの古舘寛治が登壇。9年ぶりの来日に多くのファンが駆けつけた。

『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』などの鬼才レオス・カラックス監督が、アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールを主演に迎え、初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ。第74回カンヌ国際映画祭では監督賞を受賞した注目作。

 登壇したカラックス監督は「9年ぶりの来日と言っていますが、実は作品制作のために(本作に登場する)マリオネットの製作者に会いに来日していたんです。またこうして日本に戻ってこれてうれしいです」。

 東京を舞台にしたオムニバス『TOKYO!』の一編『メルド』を手がけている監督は「実は桜の季節に来日したのは初めてなんです。東京は、とてもエレガントな部分と猥雑な部分が同居していて歩いていても面白い」と、笑顔を見せた。

 日本にも熱いファンを持つカラックス監督。この日は、事前に募集したファンからの質問を交えてティーチインを実施。印象的な音楽の使い方について聞かれ「実はミュージシャンになりたかったんです」と明かしたり、マリオンの美しいしぐさが無声映画を感じさせるとのコメントに「16歳でパリに出てきて初めて見た映画が無声映画だった。だから僕の映画には無声映画のような要素があるのかも」など、さまざまな裏話を明かした監督。

 緑色の印象的な使い方について聞かれると「実はアナログで撮影していた時代、緑色は美しく撮れないのでタブーだった。『汚れた血』のときも色彩豊かななかで緑色だけは避けていたんです。でも『メルド』でデジタル撮影に挑戦し、緑が映えることに気づいてから緑色に恋してしまったんです」と、東京ゆかりの映画がきっかけとなったことを明かした。

 この日は、日本人キャストの1人、古館寛治がサプライズで登場。「ミュージカルということで、採用されないだろうなと思っていた」という古館に、監督が「実は古館さんを起用したのは、一番歌が下手だったから」と茶目っ気たっぷりに明かし、会場を笑わせる一幕も。

 客席いっぱいのファンを前に監督は「いつもこういうQ&Aに参加すると“素晴らしい作品でした!”と言う人たちの間で、作品をあまり気に行っていない人が肩身の狭い思いをしているんではないかと思ってしまう(笑)」とはにかみつつ、ファンや映画のスタッフ・キャストに感謝していた。

 映画『アネット』は公開中。

伊藤英明“大ヒット”ではなく“大爆笑”御礼舞台挨拶で「スギちゃんでよかったのに」

2022.04.01 Vol.web original

 

 映画『KAPPEI カッペイ』の舞台挨拶が1日、都内にて行われ、伊藤英明、上白石萌歌、小澤征悦、平野隆監督が登壇。サプライズゲストのスギちゃんが、伊藤と“袖なしGジャン”を交換し会場を盛り上げた。

「主演・伊藤英明さんです」と紹介され登場したのは、お笑い芸人のスギちゃん。「カッペイを演じました伊藤英明です。難しい役だったんですが上手に出来ました」と完全に伊藤英明になりきり、共演の上白石、小澤、平野監督も何事もないかのように挨拶続行。と、そこに本物の伊藤が「話の途中で出てきてやったぜえ」と、劇中衣装でスギちゃんの物まねをしながら登場。

 伊藤が演じる主人公カッペイがスギちゃんのトレードマークでもある袖なしGジャンを着ていることから企画されたエイプリルフールネタのようだが、登場しても至って静かな観客に、伊藤は「コロナ禍だから声が出せないんですよね? スギちゃん(のマネ)がスベってるわけじゃなくて…」と戸惑いつつ「せっかくスギちゃんが来てくれるというので。昨日、YouTubeでスギちゃんを研究しました」と胸を張り、ヒロイン役の上白石も「どっちがカッペイくんか分からなくて困惑してます」とノリノリ。

 かつて原作本の帯に「実写やるときは主役で頼むぜと書いていたんですよ」と言うスギちゃん。映画出演のオファーがなかったことにがっかりしつつ「メチャクチャ面白かったです。“スギちゃんのマネしてるの?”というセリフが出てきただけでもうれしかった」と映画を絶賛。

 そんなスギちゃんに、伊藤が「せっかく衣装着てきたので…サッカー選手のように交換を」と衣装交換を持ち掛け、その場でお互いの袖なしGジャンを脱いで交換したが、伊藤の衣装を着たスギちゃんは明らかにサイズが合わず「明日から仕事どうしよう。前が閉じないのに…」とぼやいて笑いをさそった。

乃木坂46岩本蓮加「棒読みセリフは難しかったです(笑)」70歳差W主演・宝田明も絶賛した映画初挑戦

2022.04.01 Vol.web original

 乃木坂46のメンバーとして活躍する岩本蓮加の映画初出演・初主演作『世の中にたえて桜のなかりせば』が4月1日から公開。“桜の季節”と“終活”をテーマに、そっと背中を押してくれる暖かな物語。“女優・岩本蓮加”の背中を押してくれた、名優・宝田明との撮影の日々で得たものとは。

約2年で3度延期の役所広司主演作がついに6月公開

2022.03.31 Vol.web original

 映画『峠 最後のサムライ』が6月17日に全国公開されることが決定。新型コロナウイルス感染症の影響により、約1年9カ月にまたがり3度の延期を経て、新たな公開日が決定した。

 司馬遼太郎が、幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助を描いた国民的ベストセラー「峠」を『蜩ノ記』の小泉堯史監督が実写化。主人公・河井継之助を演じる役所広司をはじめ、松たか子、香川京子、田中泯、永山絢斗、芳根京子、坂東龍汰、榎木孝明、渡辺大、東出昌大、佐々木蔵之介、井川比佐志、山本學、吉岡秀隆、仲代達矢という、そうそうたる顔ぶれがそろう。

 当初は2020年9月に公開を予定していたが、コロナの影響により計3回、約1年9カ月を経て待望の公開日決定。合わせて解禁された新ポスタービジュアルには、主演・役所の決然たる表情が大写しとなった、心に強く訴えかけるビジュアルとなっている。

 武士としての使命とたぎる「心」を武器に、5万人の軍勢に対してたった690人の仲間とともに立ち向かった、「最後のサムライ」河井継之助の不退転の覚悟と、その先に描かれる熱き人間ドラマが伝わってくる新ポスターに、期待が高まる。

 映画『峠 最後のサムライ』は6月17日より全国公開。

同じ服は二度と着ない!映画『ホリック』柴咲コウの豪華劇中衣装写真一挙解禁

2022.03.30 Vol.web original

 創作集団・CLAMPによる伝説的大ヒットコミックを蜷川実花が映画化。人の心の闇に寄りつくアヤカシが視えることで孤独に生きてきた高校生:四月一日(神木隆之介)が、対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】(店)に迷い込み、ミセの女主人・侑子(柴咲コウ)と出会うことで、不思議な運命に足を踏み入れていく。

 対価と引き換えにどんな願いも叶えてくれる【ミセ】の女主人・侑子は“同じ服を二度と着ない”というキャラクター。そのため、侑子を演じる柴咲コウは、劇中で16着もの衣装を披露。その一部が公開された。

 華やかな緑の打掛に、幅広の帯を合わせた花魁風コーデや、赤い牡丹の柄や大胆に見せた肩がポイントとなっている着物風ドレス、さまざまな生地が幾重にも重なってできた深紅のドレスなど、ゴージャスにしてあでやかな衣装ばかり。

 他にも、エキゾチックなオレンジのワンピースや、ベールで顔を隠したアラビアン風のコーデなど異国情緒あふれる衣装もあり、その衣装を眺めているだけでも、非日常の世界観へいざなわれそう。

 柴咲も衣装について「日が変わると衣装も変わる、毎回毎回、ファッションショーのような気分で楽しませてもらいました。ほんとに一瞬しか映らない衣装もあって、特に縁側でお酒を飲んでいるシーンの衣装が気に入っています。目の前にキラキラした装飾のある衣装で、見るものすべてがキラキラしていました」と振り返る。

“同じ服を二度と着ない”ポリシーを守る侑子の、絢爛豪華な衣装の変化にも注目必須。

 映画『ホリック xxxHOLiC』は4月29日より公開。

芦田愛菜と小関裕太“魔法”で召喚!エディ・レッドメインら「ファンタビ」チームが日本のファンに感激

2022.03.28 Vol.web original

 

 映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のプレミアイベントが28日、都内にて行われ、アンバサダーを務める女優・芦田愛菜と、ファン代表として俳優・小関裕太が登壇。エディ・レッドメインやジュード・ロウといった豪華キャストとリモートでつながり映画の日本公開を盛り上げた。

「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」全10作で興行収入1000億円を突破する大ヒットシリーズの最新作。

『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』宣伝アンバサダーの芦田愛菜とハリー・ポッター魔法ワールドファン代表の小関裕太が魔法の言葉を唱えると、モニターにエディ・レッドメイン、ジュード・ロウら豪華キャストとデイビット・イェーツ監督が登場。

 エディは「来日できなかったことはとても残念。僕らは皆さんに届けるために作品を作っているし、僕の中でのハイライトは来日して皆さんにお会いすることでした。日本は世界でもとびきりの熱いファンがいる国だから」と残念がりながらも、モニター越しに日本の会場に集まったファンの熱気を見て大感激。

 ダンブルドア役のジュード・ロウも「本当に日本に行けなくて残念」とエディに同意しつつ「今回は、ダンブルドアがいかにしてあのダンブルドアになったのか描かれている。ぜひ秘密が少しずつ明かされていくのを楽しんで」。

 最強の闇の魔法使いグリンデルバルド役のマッツ・ミケルセンは「撮影が終わったときにキャストみんな誰も杖を返したがらなかった」と本作への思い入れを明かし、デイビット・イェーツ監督は「もしこの場に杖があったら、僕ら全員、その杖を使って日本に飛んでいたよ」。キャスト一同は、トーク中もモニター越しに見えるジャパンプレミア会場の様子に大盛り上がり。ホグワーツの制服姿の子どもたちや、グッズを手に集まったファンの姿を見つけては笑い合い、喜んでいた。

今年の米アカデミー賞授賞式が熱すぎた! ウクライナへの支援呼びかけやウィル・スミス激怒の乱入ハプニングも

2022.03.28 Vol.web original

コーダ あいのうた

13年ぶり受賞『ドライブ・マイ・カー』国際長編映画賞に輝く 西島秀俊、岡田将生らもレッドカーペットに

2022.03.28 Vol.web original

 第94回アカデミー賞授賞式が28日(現地時間27日)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を受賞した。日本映画の同部門受賞は『おくりびと』以来13年ぶり。

 壇上に上がった濱口監督は「あなたがオスカーですね(笑)」とオスカー像をうれしそうに眺めた後、本作に可能性を見出しアメリカで配給権を獲得したヤヌス・フィルムズをはじめ、西島秀俊、岡田将生ら会場に来ている俳優陣と来られなかった俳優陣、スタッフたちに感謝した。

 受賞前のレッドカーペットに、西島秀俊、岡田将生ら俳優陣とともに登場した濱口竜介監督は「レッドカーペットってこんなに広いものなんだとびっくり」と感激をあらわにしつつ「先ほど、ハリウッドのキャスティングディレクターから素晴らしい俳優陣だったと言ってもらった」と喜んだ。岡田は「さきほどどウィル・スミスとグータッチして、飛び跳ねました!」、霧島れいかは「ビル・マーレイと握手しました」と世界最高峰の映画祭を堪能していている様子。また、ポール・トーマス・アンダーソンが監督に会ったかと聞かれた西島が「遠目に見ました。(アンダーソン監督が)濱口監督に投げキッスしてました(笑)」と明かし、笑いをさそっていた。

 他、『ドライブ・マイ・カー』がノミネートされていた脚色賞は『コーダ あのうた』のシアン・ヘダーが、監督賞は『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェーン・カンピオン監督が2度目の受賞。作品賞はシアン・ヘダー監督の『コーダ あいのうた』が受賞した。

 授賞式は3月28日夜22時よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで字幕版放送。

75歳以上が自ら死を選べる社会描く倍賞千恵子主演映画が6月公開決定

2022.03.27 Vol.WEB ORIGINAL

“75歳以上の高齢者が自死を選べる社会”を描く、倍賞千恵子主演映画『PLAN 75』の公開日が6月17日に決定。合わせて、ティザービジュアルが解禁となった。

 映画監督・是枝裕和が初めて総合監修を務めたオムニバス映画『十年 Ten Years Japan』の一篇『PLAN75』を新たに構築、キャストを一新した、早川千絵監督の初長編映画。超高齢化社会に対応すべく75歳以上の高齢者が自ら死を選び、それを国が支援する制度〈プラン 75(ななじゅうご)〉が施行され、その制度に大きく翻弄される人々の姿描く。

 78歳の主人公・角谷(かくたに)ミチを演じるのは倍賞千恵子。衝撃的な世界観に、倍賞は「最初は“酷い話”だと思ったのですが、物語の終盤でミチがある選択をする姿が描かれており、そこにものすごく心打たれ、惹かれて…それだけで出演を即決しました」とコメントしている。

 共演は、本年度日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した磯村勇斗、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などで重要な役どころを演じているたかお鷹、映画『サマーフィルムにのって』の新進女優・河合優実のほか、『メランコリック』のステファニー・アリアン、ドラマ「あなたの番です」の大方斐紗子、俳優・演出家として活躍する串田和美ら。

 早川監督は短編『ナイアガラ』が2014年カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門に入選するなど国内外の映画祭で受賞歴を持っており、日本、フランス、フィリピンの3カ国による共同製作された本作も、海外映画祭やマーケットを視野に入れているとのこと。

 解禁されたティザーポスタービジュアルには、倍賞演じるミチが太陽の光を見つめる後ろ姿が写された、静かながら圧倒的なドラマを感じさせるものとなっている。

 映画『PLAN 75』は6月17日より新宿ピカデリーほかにて全国公開。

実写映画『おそ松さん』でトト子・イヤミ・チビ太を演じた美男美女3俳優が衝撃オファーを受けた理由!

2022.03.27 Vol.web original

赤塚不二夫の伝説的ギャグ漫画から生まれた人気アニメ『おそ松さん』がまさかの実写化!アイドルグループ「Snow Man」が演じる6つ子に引けをとらないインパクトを放つのが、トト子、イヤミ、チビ太を演じた美男美女3人組!トト子役・髙橋ひかる、イヤミ役・前川泰之、チビ太役・桜田ひよりを直撃!

池上彰氏『ぼけます』続編「介護はきれいごとばかりではいられないと伝わる」両親の老いを撮った信友直子監督のプロ根性に感嘆

2022.03.26 Vol.web original

 

 映画『ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~』の舞台挨拶が26日、都内にて行われ、信友直子監督とジャーナリストの池上彰氏が登壇。本作で描かれる“家族の老い”について語り合った。

 東京でディレクターとして働く信友直子監督が、広島県呉市で暮らす認知症の母親と、耳の遠い父親の生活を、ドキュメンタリー監督であると同時に実の娘として“家族の老い”をありのままにとらえ、高い評価を得たドキュメンタリー映画『ぼけますから、よろしくお願いします。』(18)の続編。

 ゲストの池上氏が「実は(映画の舞台の)呉に3年間、住んでいたことがありまして」と言うと、信友監督も「池上さんがいらっしゃった呉通信局はうちの実家から徒歩1分くらい。おそらく子どものころ池上さんにお会いしていると思う」と偶然の縁を明かした。

 池上氏から続編製作のいきさつを聞かれると信友監督は「前作を公開するころ母が脳梗塞で倒れ、信友家の状況も変化しました。そうなるとディレクターの業として撮らずにはいられなかった」と振り返った。

「プロとして家族を撮るのは大変だったのでは」と尋ねられると、監督は「私は根っからこの仕事が好きなんだと思います。例えば父と母が大げんかするシーン、娘としては割って入らないと、と思われるだろうが、そういう気持ちは1ミリも無かった。あの時初めて母から“写真ばかり撮らないでよ”と言われ、母からカメラが見えなきゃいいだろうと、ふすまを閉めてカメラを回し続けたんです。人間としては失格なのかもしれないけどディレクターとしては興奮する場面でした」。

 池上氏も「業界用語で“おいしい”カットが撮れたということですね」とうなずきつつ「長年連れ添い、いたわり合ってきた夫婦でも、こういう状況になるときれいごとばかりではいられないのだと伝わる貴重なシーンだし、ここでカメラを回し続けたのはすごいプロ根性だと思いました」と感嘆。

 それでも、一時帰宅をした母・文子さんの表情に、みるみる感情がよみがえるシーンには「自分もあのときは泣きながら撮っていました」と、感情を揺さぶられながらの撮影だったことを明かした信友監督。

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