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この巨神の前に、人間は非力…!『キングコング:髑髏島の巨神』

2017.03.25 Vol.687

 世界中の映画ファンを魅了してきた巨大生物の筆頭キングコングが、歴史を塗り替えるスケールでスクリーンに降臨! 過去最大級となる体長31.6メートルの巨体で、武装ヘリを叩き壊し、巨大怪獣に立ち向かう。その姿は、人の非力さを知らしめる怒れる巨神さながら。スクリーンを突き破るような迫力に、冒頭から圧倒されっぱなし。従来の“キングコング映画”とは一線を画すスペクタクル映画となっている。

 タフなガイド・コンラッド役に『マイティ・ソー』のロキ役で人気を博したトム・ヒドルストン。女性カメラマン・ウィーバー役に昨年『ルーム』でゴールデングローブ賞とアカデミー賞で主演女優賞を獲得したブリー・ラーソン。軍人チームを率いる隊長役にサミュエル・L・ジャクソン。また名バイプレイヤーのジョン・C・ライリーが島の秘密を知る謎の男役で好演する他、“サムライ・ギタリスト”MIYAVIが日本人パイロット役でカメオ出演。本作でメガホンをとったジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督が、日本の特撮怪獣映画やアニメの大ファンということもあり、随所に日本のサブカルコンテンツへのオマージュが仕込まれているのも見どころ。

 2020年には『Godzilla VS. Kong』の製作も決定。怪獣映画新時代の狼煙を上げる映画として必見の一本。

編集部オススメMOVIE『まんが島』

2017.03.24 Vol.687

 日本のどこかにある絶海の孤島。家賃滞納や締切放棄などさまざまな事情で社会からはみ出した5人の売れないマンガ家たちが大自然のなかマンガに打ち込んでいた。そんな5人に興味を引かれたマンガ雑誌の編集者も訪れる。ところがある日、島と文明を結ぶ唯一の連絡船が途絶え画材も尽きてしまう。

監督:守屋文雄  出演:水澤紳吾、守屋文雄他/1時間47分/インターフィルム配給/3月25日より新宿K’s cinema他にて公開  http://manga-jima.com/

“電脳都市”新宿にスカヨハが、たけしが、桃井が集結!

2017.03.17 Vol.686

 映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』ワールドプレミア レッドカーペットイベントが16日、都内にて行われ、主演のスカーレット・ヨハンソンらが登壇した。

編集部オススメMOVIE『おとなの事情』

2017.03.17 Vol.686

 友人夫婦7人が集った食事会の場で「食事中にかかってきた電話やメッセージをすべてオープンにする」というゲームの提案が。やましいことがあるのかと詰め寄る女性陣、渋々スマホを出す男性陣。7台のスマホが次々と明かす“秘密”に全員の信頼関係は…。

監督:パオロ・ジェノベーゼ 出演:ジュゼッペ・バッティストンル他/1時間36分/アンプラグド配給/3月18日より新宿シネマカリテ他にて公開  otonano-jijyou.com

編集部オススメMOVIE『わたしは、ダニエル・ブレイク』

2017.03.17 Vol.686

 大工のダニエルは心臓病のため医師から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが制度が複雑で必要な援助を受けることができない。ある日シングルマザーの親子を助け、交流が生まれるのだが…。

監督:ケン・ローチ 出演:デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアース他/1時間40分/ロングライド配給/3月18日よりヒューマントラストシネマ有楽町他にて公開  http://danielblake.jp

編集部オススメMOVIE『SING/シング』

2017.03.16 Vol.686

 動物たちが人間のように暮らす世界。取り壊し寸前の劇場の支配人バスターはかつての栄光を取り戻すため世界最高の歌のオーディションを企画。さまざまな事情を抱えた主要候補者5名が揃う。

監督:ガース・ジェニングス 声の出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン/吹き替え版:内村光良、MISIA、長澤まさみ他/1時間48分/東宝東和配給/3月17日(金)より全国公開  http://sing-movie.jp/

チャン・チェンが妻夫木にジョーズな水着プレゼント「これで勝負します」

2017.03.15 Vol.686

 

 台湾出身の俳優、チャン・チェンが来日、14日、都内の映画館で、舞台あいさつに立った。自身のデビュー作で、伝説的な存在と称されるエドワード・ヤン監督による映画『?嶺街少年殺人事件』(1991年)が25年ぶりに上演されているため。

 舞台あいさつには、公私ともに親交がある妻夫木聡もサプライズ登場。笑顔を交わし、握手、そしてハグ。「この人、本当にいい人なんです」と、妻夫木は目を細めた。

 2人は、映画『黒衣の刺客』(ホウ・シャオシェン監督、2015年)で共演しているが、交流はそれ以前からスタート。

「初めてお会いしたのは、行定組の『春の雪』の現場にチャンさんが見学にいらした時だと思います。その時からフレンドリーで、当時は(チャンは)日本語が話せなかったんですけど、日本がお好きみたいで勉強されて。僕はそれに甘えていつも日本語で話しています。(日本に)来る時には連絡いただいて、ご飯したりしています。つい何か月か前もご飯したばかりで……(今日の再会は)実はそんなに久しぶりでもない(笑)。ちゃんと共演できていないのがが残念。次は映画の現場で会いたいです」

 この日チャンは、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞のお祝いにと、妻夫木にプレゼントを持参してサプライズ返し。「えっ!」と驚きながらも満面の笑みを浮かべた妻夫木。無造作に渡された布のようなものを広げていくと「これは…………どういうことだ?」。プレゼントは、映画『ジョーズ』のジョーズがプリントされたトランクスタイプの水着。妻夫木は「これは、『ウォーターボーイズ』をまたやれってことなのか?」と爆笑した。チャンは「ラッキーパンツを持っているということを読んだので下着にしようと思ったのですが、持って来られなかったので水着です。新婚旅行の時にでも使ってください」と、にんまり。妻夫木は「ではその時に、これを履いて勝負します」と大喜びだった。

 妻夫木はもちろん映画も「独特な力を持っている」と猛プッシュ。

「約4時間ぐらいの長い映画なんですけど、時間の長さを感じさせることがない、映画が持つ力に圧倒されました。光と闇というものが特徴的で、チャン・チェンが持っている懐中電灯の小さなあかりが命の灯みたいにパッと消えてしまうんじゃないかって思春期独特の危さみたいなものを感じさせてくれたり、闇から浮かび上がる人の顔だとか、脳裏に焼き付く独特な力を持った映画だと思います」

 また「いろいろな視点を持っていて、客観的に見せてくれる映画。いろんな顔を持った映画ってなかなかないんじゃないかな。素晴らしい作品だと思います」と話した。

 映画は公開中。

チャン・チェンがデビュー作上映で舞台あいさつ『牯嶺街少年殺人事件』

2017.03.15 Vol.686

 

 台湾出身の俳優、チャン・チェンが来日、14日、都内の映画館で、舞台あいさつに立った。自身のデビュー作で、伝説的な存在と称されるエドワード・ヤン監督による映画『牯嶺街少年殺人事件』(1991年)が25年ぶりに上演されているためで、チャンと同作のプロデューサーのユー・ウェイエン氏が登壇。本作および、エドワード・ヤン監督への思いを語った。

 今やアジアを代表する俳優となったチャン。すべてのきっかけはこの映画に出演したことだ。「この作品は僕の人生にとって特殊な作品。これがなかったら、この仕事にも付かなかった。初めて日本に来た時もこの作品の縁でした」。ヤン監督については「伝記的というか、特殊な存在の人です」と話した。

 自身が鮮烈なデビューを飾った本作には、実父と実兄が、それぞれ父と兄の役で出演している。「そして、母親も小さな役ですけど顔を出しているんです」とチャン。当時の撮影について、「演技が何か知らなかった時期ですし、実の家族と仕事をすることに困惑したのを覚えています。でも今となっては共に素晴らしい経験だったと思います。家族で一つの作品のなかに自分たちの姿を残せたのは得難い体験だった」と話した。

 ユー氏は「作品の軸となるのはシンプルというか、痴話喧嘩、恋愛のもつれが原因になった殺人事件ですが、(ヤン監督は)それを通じて時代の雰囲気や変化を表したかったのだと思う」と、涙ぐんだ。

 映画は、1961年に台北で起きた14歳の少年によるガールフレンド殺人事件に想を得ている。1960年代の台北を舞台に、思春期、青春期の若本のたちのきらめきや脆さ、中国大陸から移住してきた外省人としての不安感、困難の後ろに見える社会を普遍的な視点で描かれている。

編集部オススメMOVIE『ひるね姫 〜知らないワタシの物語〜』

2017.03.15 Vol.686

 いつも眠くて居眠りばかりしてしまう女子高生のココネ。2020年、東京オリンピックを3日後に控えた日、突然、父親が警察に逮捕され東京に連行されてしまう。次々に浮かび上がる謎を解く鍵は、いつも見る夢にあるとココネは気づき…。

監督:神山健治 声の出演:高畑充希、満島真之介他/1時間50分/ワーナー・ブラザース映画 配給/3月18日より全国公開  www.hirunehime.jp

プロ棋士の世界を背景に語られる、感動のヒューマンドラマ!『3月のライオン 前編』

2017.03.14 Vol.686

 幼いころに実の家族を失い孤独を抱えながら、17歳でプロ棋士として将棋の世界に生きる少年の挑戦と成長を、前後二部作で描く感動のエンターテインメント大作。「第4回マンガ大賞2011」「第18回手塚治虫文化賞・マンガ大賞」ほか、あらゆる漫画賞を総ナメにし、現在も連載中の羽海野チカの超人気コミックを、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が、人気・実力ともに若手No.1俳優との呼び声が高い神木隆之介を主演に迎えて実写映画化。

 昨年は声の主演を務めた『君の名は。』が国内のみならず海外でも評判を呼び、同世代の演技派俳優の中でも、さらなる飛躍を遂げた神木。本作では、将棋で勝つことが生きる道と思い定めた天才棋士としての強さと、孤独に翻弄される17歳の少年の繊細さを見事に演じ切り、役者としての真髄を見せつける。神木演じる桐山零を取り巻く人々には、有村架純、倉科カナ、染谷将太ら同世代の人気俳優、佐々木蔵之介、加瀬亮、前田吟、伊藤英明、豊川悦司ら多彩な顔ぶれの実力派俳優が集結。前後編によって、壮絶なプロ棋士たちの世界を舞台に、一人一人の人物が丁寧に描かれ、親と子、兄弟姉妹、師匠と弟子、盟友とライバル…いくつもの絆が深い物語を紡ぐ極上のヒューマンドラマになっている。

編集部オススメMOVIE『牯嶺街少年殺人事件』

2017.03.14 Vol.686

 1960年代初頭の台北。建国高校昼間部の受験に失敗し夜間部に通う小四(シャオスー)は不良グループのメンバーといつもつるんでいた。 ある日、小四は小明(シャオミン)という少女と保健室で知り合う。

監督:エドワード・ヤン 出演:チャン・チェン、リサ・ヤン他/3時間56分/ビターズ・エンド配給/角川シネマ有楽町にて公開中 3月18日より新宿武蔵野館他にて公開  http://www.bitters.co.jp/abrightersummerday/

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