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池松壮亮、子役時代は「子ども扱いされることを極度に嫌っていた」

2024.08.19 Vol.web original

 

 映画『ぼくのお⽇さま』(9⽉6⽇先行公開)のジャパンプレミアが19日、都内にて行われ、俳優の越⼭敬達、中⻄希亜良、池松壮亮、若葉⻯也と奥⼭⼤史監督が登壇。池松が越⼭、中⻄と同年代だったころを振り返った。

 第77回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ある視点」部⾨ 正式出品作。吃⾳のあるホッケーが苦⼿な少年、選⼿の夢を諦めたスケートのコーチ、コーチに憧れるスケート少⼥の3⼈が紡ぐ⼩さな恋の物語。

 主⼈公の少年・タクヤを演じた越⼭敬達は、撮影当時13歳で現在15歳。ヒロインさくら役の中⻄希亜良は撮影当時11歳で現在13歳。映画を見た後の観客から2人の成長ぶりに驚きの声があがると越⼭は「10センチほど伸びた」、中⻄は「私は5センチくらい。撮影の時は越⼭さんよりちょっと背が高かったんですけどすっかり抜かされました(笑)」。

 オーディションで役を射止めたという2人に、コーチ役の池松壮亮は「普通オーディションで勝ち上がってきた子ってハツラツとして我が強いんですけど、本当にのんびりしてて、その辺が好きですね」。

 2人と同年代のころ『ラスト サムライ』(2003)で映画初出演を果たした池松は「僕のような俳優にはならないで、と思う」と笑いを誘いつつ「自分はどんなことを考えてたかなとか、何が嫌だったかなとか考えながら2人と向き合ったんですけど…僕が子役子役してない子役だったので参考にならなくて」と苦笑。

「例えば、子ども扱いされることを極度に嫌っていて。自分がそうだった分、各々のパーソナルな部分に向き合えば大丈夫と思っていました」と振り返った池松。

 越山が「今回、池松さんからは楽しんで仕事をするということを学ばせていただいたので…自分のようになってほしくないと言われたとき、あ、そうなんだ…と思っちゃいました」と戸惑うと、池松は「詳しく話す、後で」とフォローしていた。

『ぼくのお⽇さま』は9⽉6⽇よりテアトル新宿、TOHOシネマズシャンテにて先⾏公開。9⽉13⽇より全国公開。

山里亮太、体操のお兄さん・福尾誠に感謝「我が子も親も盛り上げていただいて」

2024.08.17 Vol.web original

 

 公開中の映画『ねこのガーフィ―ルド』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた山里亮太(南海キャンディーズ)、MEGUMIが登壇。“第12代体操のお兄さん”福尾誠もゲストかけつけ、ガーフィールドと一緒にオリジナル体操で盛り上がった。

“世界イチ甘やかされたぽっちゃりねこ”、世界的な人気キャラクター・ガーフィールドの冒険を描くエンターテインメント。

 オーディションでガーフィールド役を射止めたという山里亮太。「毎回、終わり時間が決まっていなくて“今日、もう声出ませんね”で終わる。声が出なくなるまでやっていました」と苦労を振り返りつつ「この映画でガーフィールドを初めて見る子どもたちにとっては、僕の声がガーフィールドになるわけでしょ。そうなってくれたらうれしいなと思いながらやっていました」。

 役作りも徹底したと言い「食っちゃ寝、食っちゃ寝してるぐうたら猫なので、お話を頂いたときから僕も食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返し、だらしない体を作りこんできました」と胸を張りつつ「こっそり唐揚げを食べて、家で怒られたりもしたんですけど。“口テカテカだけど”って」。

 そんな山里は「わがままボディになってしまったので、ダイエットのために自転車を買ったんですけど、何を考えてたのか、電動自転車を買っちゃって。すごいアシストが良くて、まあ疲れない」と苦笑。

「運動を本格的にしたい」と言う山里。そこに“第12代体操のお兄さん”福尾誠とガーフィールドが駆け付け、本作のために考案した「ニャンダフル体操」を披露。バク転やブレイキンも披露した福尾に会場も大盛り上がり。

 本作の“宣伝ニャンバサダー”を務める福尾から「山里さんはガーフィールドがコミックから出てきたらこの声だろうなというそのまま。MEGUMIさんも悪役なりの背景が伝わる魅力的な声」と絶賛され、2人とも大喜び。山里は「日ごろから我が子を盛り上げてくれて、親まで盛り上げてくれて…感謝しかないです」と感激していた。

 

チェ・ジウ「お久しぶりです」18年ぶり映画プロモ来日で変わらぬ美貌ほめられ「本当ですか(笑)」

2024.08.16 Vol.web original

 

 映画『ニューノーマル』の初日舞台挨拶が16日、都内にて行われ、主演のチェ・ジウとチョン・ボムシク監督が登壇。チェ・ジウが映画では18年ぶりの来日プロモーションを喜んだ。

 韓国ソウルを舞台に、身近な出会いの裏に潜む恐怖と絶望を描くスリラー。

 映画のプロモーションでの来日は『連理の枝』以来18年ぶりというチェ・ジウ。「お久しぶりです」と日本語で挨拶しつつ「こんなに時間が経っているとは思いませんでした」と苦笑しつつ久しぶりの来日に笑顔。司会から変わらぬ美しさをたたえられ、会場からも賛同の拍手が起こると、日本語で「本当ですか?ありがとうございます(笑)」と照れ笑い。

 本作で7年ぶりにスクリーン復帰を果たしたチェ・ジウ。笑うことのできない女性という役どころに「私にとっては新しい役どころで、最初、監督にも自信がないんですとお伝えしたんです」と明かしつつ、監督の前作『コンジアム』を見ていたと言い「あの作品を撮られた監督ですので100%信じて出演を決めました」。そんなチェ・ジウに監督も「演技力も美貌も必要で、誰が見ても予想を裏切るキャスティングだと思ってほしかった。ご本人も自分がこの役を予想できなかったとのことなので(笑)」と狙いが当たったと笑顔。

 物語にちなみ「最近体験したゾッとするエピソード」を聞かれるとチェ・ジウは「最近、ニュースを見ると本当に信じられないような恐ろしい事件が起こっていたりするので、見聞きするのを避けたくなってしまうんですよね。私自身、そういう怖いことは経験したくないですし、皆さんにも経験してほしくないですね」と語ると、監督は「この映画に出てくるエピソードも、韓国で実際に起きた事件をもとにしていたりするんです。今はそのように安全ではない時代。これがニューノーマルなのかも」。

 この日はSNSで寄せられた質問に2人が回答。チェ・ジウの女優として、人としての魅力を聞かれた監督は「すでに成熟した素晴らしい俳優でありながら今も新しい面を見せてくれる、どこまでも可能性のある俳優。人間としても、トップスターとしてのオーラもカリスマ性もありながら、現場や普段の日常ではとても気さくで優しい方。チェ・ジウさんが現場に来るとスタッフが自ら動いてくれるので、ときどき“今日はチェ・ジウさん来ないのかな”とぼやいてました(笑)」とスタッフからの人望の熱さを明かした。

 日本のファンとの再会を喜んだチェ・ジウ。「これからはひんぱんにお会いできる機会を持てたら」と期待を寄せていた。

台風情報も報道規制…森田剛、戦時中のアナウンサー演じ「未来ある若者に見てほしい」

2024.08.16 Vol.web original

 

 映画『劇場版 アナウンサーたちの戦争』の初日舞台挨拶が16日、都内にて行われ、俳優の森田剛と演出の一木正恵氏が登壇。戦時中の伝説的アナウンサーを演じた森田が作品への思いを語った。

 戦時中「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、偽情報で敵を混乱させた日本放送協会とそのアナウンサーたちの活動を、事実を基に映像化し、そのの苦悩と葛藤を描いた物語。

 冒頭、演出の一木氏は「戦時中、多くの災害が隠されていた」と、気象報道管制のもと避難に必要な台風情報が報道されず多くの犠牲者を出した歴史を振り返り、台風7号が接近中のこの日の舞台挨拶に感慨。

 開戦ニュースと玉音放送の両方に関わった伝説的アナウンサー和田信賢を演じた森田剛は「戦時中を描いた作品は他にもありますけど、アナウンサーの視点を描いたものを僕は知らなかったし、周りも初めて聞いたという人が多くて。だからこそ伝えるべきだと思った」と振り返り「こういう作品を未来ある若者に見てほしいという思いがありました」。

 森田をキャスティングした理由について「才能の生かし方を計算しない、和田さんと森田さんの“真骨頂”が似ているということ。そして和田さんをシンプルなヒーローではなく清濁併せもった人物として演じてほしいと思い森田さんにお願いした」と振り返りつつ「最初は、怖い人だったらどうしよう、と。謙虚な人でよかった(笑)」と語り、森田が「なかなか目が合わないなと思いました」と苦笑する一幕も。

「言葉には力があるということに信念を持っている方だった」と和田氏について語った森田。「撮影中もこのことをずっと考えていました。言葉で救われることもたくさんあるし、反面、傷つけてしまうこともある。便利で自由な時代だからこその難しさもあるけど、自分に、周りに優しくというシンプルなことなのかな、と思います」。

 一木氏も「放たれた言葉というのは決して消えない。大人が守らねばならないはずの子どもたちを戦争に生かせた社会を再び出現させてはならないという思いを、皆で抱いて作った作品」。最後に森田も「これは事実の話。昔話でもなく今の話だと思っています。この映画を見て、自分や大切な人を守るため、皆さんが考える時間になれば」と思いを語っていた。

なにわ大西流星「高校で朝食が出た。パンケーキとか」後輩・窪塚愛流と学生時代の思い出

2024.08.15 Vol.web original

 

 映画『恋を知らない僕たちは』(8⽉23⽇公開)のイベントが練馬区・富士見中学校高等学校にて行われ、主演の大西流星(なにわ男子)はじめキャスト陣がサプライズで登場。学生たちと恋愛トークで盛り上がった。

 水野美波による同名コミックを原作に、思い悩み、時にはぶつかりながらも、それぞれの“本気の恋”に向き合う6人の高校生たちをリアルに描き出すラブストーリー。

 生徒たちの大歓声に迎えられた一同。学生時代の思い出を聞かれた大西は「兵庫に住んでたんですけど高校が(窪塚)愛流と同じで」と、大西が高3のときに窪塚が高1だったと明かすと生徒たちも「ええーっ」と驚きの歓声。大西は「その学校って朝食が出るんです。だから今日は食べに行こうっていつもよりちょっと早く家出たりとか。でもお昼はお母さんが作ってくれたお弁当をちゃんと食べてましたね」。

 朝食が出る学校は珍しいという声に、大西は「パンケーキが出るときもあるし。ドリンク選べたりとか。めっちゃいい学校でした」。一方、窪塚は学校で「朝食を食べたことない」と明かしつつ「学校にコンビニがあったんですよね。いつもイチゴオレを買って授業中に飲んで…(笑)」と告白し「アイスとかも売っていて。たまにちらっと流星くんを見かけました」と言い、大西は「のぞき見されてたってことですか?」と照れ笑い。

 この日は、恋愛をお題にトーク。「好きな人に好きな人がいたら告白する?」というお題では、「絶対にしない」という志田彩良が「他の人が好きだったら振り向かせる自信がないし、告白して付き合ったとしてもその人のことをずっと思っているかも…」と言うと、窪塚が「僕は絶対に告白します。当たって砕けろで」と断言し、学生たちも黄色い歓声。

「告白する」派の大西は「しっかり自分に区切りつけないと、というのもありますし。振り向かせるために頑張っている期間ってメチャクチャ輝いている」と語り、学生たちも共感しきり。ところがそこに猪狩が「でも相手が自分のこと好きじゃないという状態で付き合ってほしいって伝えたらさ、その下についたみたいでムカつかない?」と首をかしげ、大西は「猪狩と恋愛するの面倒くさそう(笑)」とズバリ。会場も大きな笑いに包まれた。

 この日の登壇者は大西流星、窪塚愛流、齊藤なぎさ、莉子、猪狩蒼弥、志田彩良。

ラウール、デートコーデのポイントは「ちゃんと好きな気持ちが分かるように」

2024.08.14 Vol.web original

 

 公開中の映画『赤羽骨子のボディガード』の大ヒット舞台挨拶が14日、都内にて行われ、俳優のラウール、出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかるが登壇。映画のデートシーンにちなみ「夏のデートコーデ」で登壇したキャストたちが理想のデートプランを披露した。

 原作は丹月正光による『赤羽骨子のボディガード』。とある事情で命を狙われることになった赤羽骨子(あかばね・ほねこ)のためにボディガードとなった威吹荒邦(いぶき・あらくに)が“彼女にバレることなく守る”というミッションに挑む。

 主演ラウールをはじめ大ヒットに感激した一同。「想像以上の方々から“メッチャおもろかった”と言ってもらえて。そんなおもろかったっけ、と思って(映画館に)足を運んでみたんです。ちょうどメンバーの深澤くんが行きたいと言っていたので」と、Snow Manのメンバー深澤辰哉と一緒に「こんなに深く帽子被って周りの人を怖がらせながら」見に行ったと明かし「2回目に見ると面白さが増していた」と胸を張った。

 行ったのは「港区の映画館」というラウール。長身でバレたのではとツッコまれると腰をかがめ「こうやって並んでました」と笑いを誘った。

 そんな一同はこの日、劇中の水族館デートシーンにちなみ「夏のデートコーデ」ファッション。白のトップスにジーンズという爽やかファッションのラウールは「カジュアルに見せたいというか、ガチガチですというより肩の力が抜けた感じで行きたいなと思ったんですけど。あまりにもラフ過ぎると“私のこと興味ないのかな”って思っちゃうので、ちゃんと好きな気持ちが分かるくらいの…ヒモとか、鉄とか、刺繍とかを散りばめました」と、相手の気持ちを想定しつつ、オシャレなアクセントが映えるスタイル。
 
 さらに理想のデートを聞かれると「バカにしないで聞いてくださいね。経験が無いんで想像でしかないんですけど」と断りつつ「流しそうめんしたいんです」。共演陣から「めっちゃいい!」とほめられていたが「あとウォータースライダーもやりたいな、と。デカめの竹を置いて、流しそうめんの後にきれいにして…一石二鳥です」と珍アイデアを披露し、会場も困惑の笑い。

 出口が「ウォータースライダーのあるプールに行きたい」と言うとラウールは「ほぼ一緒。竹でもできるよ!」。奥平は「水族館でシャチと写真」、髙橋は「テーマパーク。パーク内は走っちゃいけないのであえてヒール」と回答。奥平と出口のデート案が観客に選ばれると、ラウールは「1回やってみようぜ」と流しそうめん&ウォータースライダーをあきらめきれない様子。

 この日は、原作者・丹月正光氏から本作の描き下ろしイラストを贈呈され大喜びだった。

マヂラブ村上の“脳内”に観客共感「30年、髪型が変わってない」

2024.08.12 Vol.web original

 

 公開中の映画『インサイド・ヘッド2』の舞台挨拶が12日、都内にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた多部未華子、横溝菜帆、マヂカルラブリー村上、武内駿輔が登壇。村上が「頭の中を占める感情」を明かし観客の共感を呼んだ。

 ディズニー&ピクサーによる大ヒット作品『インサイド・ヘッド』の続編。成長し思春期を迎えた主人公ライリーの中で“子供のころから見守る感情”と新たな“大人の感情”とが揺れ動く。

 世界はもちろん日本でも2024年洋画No.1のオープニング記録を達成する大ヒットに、一同大喜び。

 村上も「妻が見に行ってくれたみたいで。若干優しくなってくれたような、人としても成長してくれて」と明かしつつ「相方の野田(クリスタル)は多分まだ見てないですね。見てたらもっと人間的に素敵になっているはずだから。まっとうな人として成長してほしいのでぜひ彼にも見てほしいですね!」と笑いを誘った。

「自分が持っている、物語に出てくる以外の感情は」と聞かれると村上は「いつものやつでいいか…」と回答。「冒険しないんですね。ご飯とかもいろいろ見ても結局、いつものやつでいいかぁ、と。私、30年くらい髪型変わってないですしね」と明かすと会場の大人たちにも共感してうなずく人がたくさん。村上は「大人になるとどんどん保守的になってくるということで」と苦笑していた。

多部未華子がお盆休みの予定を明かしマヂラブ村上が心配「ディズニーで囲まれますよ!?」

2024.08.12 Vol.web original

 

 公開中の映画『インサイド・ヘッド2』の舞台挨拶が12日、都内にて行われ、日本語吹き替え版声優を務めた多部未華子、横溝菜帆、マヂカルラブリー村上、武内駿輔が登壇。多部がお盆休みと本作の宣伝を同時にこなすアイデアを明かし、共演陣を驚かせた。

 ディズニー&ピクサーによる大ヒット作品『インサイド・ヘッド』の続編。成長し思春期を迎えた主人公ライリーの中で“子供のころから見守る感情”と新たな“大人の感情”とが揺れ動く。

 世界はもちろん日本でも2024年洋画No.1のオープニング記録を達成する大ヒットに、一同大喜び。主人公・ライリーを演じる横溝菜帆も「私をきっかけに見に行ってくれた周りの人たちが、素敵な作品に出会えてよかったと言ってくれる」、『アナと雪の女王』シリーズでオラフを演じた武内駿輔も「『アナ雪』の世界興行収入を超えたということで、ディズニー作品に関わらせていただいた者としてもありがたい」と感激。

 一児の母である多部は「実は昨日、家族で見に行きました。家族も周りの方も楽しんでくれていた」と喜びつつ「子どもに何のキャラが好きだった?と聞いたら、イイナーとムカムカが好きだった、って。(多部が演じた)シンパイとは言ってもらえなかった」と苦笑。

 この日は「自分が持っている、物語に出てくる以外の感情は」と質問。多部は「ゾクゾク。お盆休みをちゃんともらおうと思っているので今からゾクゾク震えるほど楽しみ」と笑顔。休みの予定を聞かれると「(映画の)Tシャツを着てディズニーランドに行こうと思っています」と宣言。村上が「言っちゃって大丈夫ですか」と驚くと、多部はサラッと「たくさん宣伝しないと!」と頼もしい一言。村上も感嘆しつつ「囲まれて“セリフ言って”とか言われますよ?」と“シンパイ”し笑いを誘っていた。

“思春期の自分をハグしたくなる”大人が続出『インサイド・ヘッド2』監督&Pが語る「誰もが共感する理由」

2024.08.11 Vol.web original

 少女ライリーの頭の中の感情たちの冒険と成長を描くディズニー&ピクサーの大人気アニメーション待望の続編! ピクサー作品史上最高の世界興行収入を記録。日本でも8月1日に公開されると、なぜか大人世代にもグサグサ刺さっているもよう。国や文化、世代や性別を超えて共感を生む作品作りの秘密を、同作を手がけたケルシー・マン監督とマーク・ニールセン プロデューサーに直撃した。

 ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ。少女ライリーを子どものころから見守ってきた頭の中の感情たち。ある日、高校入学を控えるライリーの頭の中にシンパイやハズカシ、イイナーといった“大人の感情”たちが現れる。ところが暴走するシンパイたちが巻き起こす“感情の嵐”に翻弄され、ライリーは自分を見失っていき…。

 最新作の舞台は“思春期を迎えたティーン女子の頭の中”! 嵐の思春期を乗り越えた大人たちが「グサグサ刺さる」と共感ど真ん中のコメントを続々寄せている本作。マン監督も「本作で最終的に伝えたいのは“自分を受容しよう”ということ」と語る。

マン監督「僕自身、当時、自分が抱えていた感情を振り返ってみると、まず思い出すのが“自分はダメなヤツ”という感情でした。10代って自分を外から見るようになり、他人が自分をどう見ているかがすごく気になってくる。人間は社会的動物だから、自分が社会に適合できているかを気にし始めるんですよね。でもそれが行き過ぎると自分を肯定できなくなってしまう。この映画で語られているのは、自分を受け入れてあげようということなんです」

 シンパイをはじめ、人をうらやむ気持ちのイイナーや、羞恥心のハズカシ、倦怠感のダリィなど、ときにやっかいな“大人の感情”たちと初めて出会い、混乱するライリーの姿は“思春期あるある”のかたまり。

マン監督「いろいろな“思春期あるある”のエピソードを集めました。まずは自分たち…10代のころって忘れがたい経験をたくさんしますよね(笑)。脚本家だけでなくいろんな部署のクルーたちにも聞いて回って」

ニールセンP「今回、ストーリーチームの半分以上が女性なんですけど、彼女たちにも学生時代のことを思い出してもらってね」

マン監督「性別や世代に関係なく共感してもらえるために、いろいろな人の経験談を集めたんです。でも結局のところ僕らは13歳ではないから…」

ニールセンP「ちょっと前まで13歳だったけど(笑)」

マン監督「現在、13歳の視線がほしいよね、と。僕らは父親で、10代の息子や娘がいるんだけど、実際に10代の人の話も聞きたいよねということになって」

ニールセンP「それで13歳から16歳の女の子9人を集めて、製作期間の約3年の間、何度も試写を見てもらって、彼女たちとオンラインミーティングを重ねたんです。見てどう思ったか、共感できたか、ライリーや周りの女の子たちはリアルに感じるか…。僕らは彼女たちを“ライリーのクルー”と呼んでいたんですけど、彼女たちのフィードバックはとても助けになりました」

 ピクサーが1作品にかける年月は平均的に4年。その間、人物設定から物語など構想を何度も変えながらブラッシュアップしていくという。

ニールセンP「作っている私たち自身はもちろん全世界の観客に共鳴してもらえる作品を作るために、それくらいかかるんです」

マン監督「最初の段階はひどいものですよ(笑)。本作も紆余曲折ありました」

ニールセンP「初めは、ライリーがもうホッケーをやっていないバージョンだったんです」

マン監督「そうそう。10代が直面するプレッシャーとして、学芸会を舞台にしようと思ったり。でもライリーはアイスホッケーやってたよね、子供のころからスポーツをやっていると成長するにつれいろいろな変化に直面するよね、ということでホッケーを戻したんです」

ニールセンP「あと、映画ではライリーの頭の中と外の世界が描かれるけど、あまりにいろいろな要素がありすぎるので少しシンプルにしたほうがいいということで5回目で“信念の泉”をなくしたんだけど、その後また戻したり」

FANTASTICS佐藤とJO1川西が『逃走中』ナレーションをノリノリで物まねしたら本人登場で大慌て

2024.08.07 Vol.web original

 

 公開中の映画『逃走中 THE MOVIE』の舞台挨拶イベントが7日、都内にて行われ、川西拓実(JO1)、佐藤大樹(FANTASTICS)らキャストが登壇。『逃走中』の名物ナレーターが声でサプライズ参加しメンバーたちも大興奮だった。

 フジテレビ系列のバラエティー番組「逃走中」の劇場版。史上最大級の「逃走中」を舞台に興奮と感動の物語が描かれる。

 この日は、メインキャスト6人がグループ混合で組み分けをし、ゲームに挑戦。まずは、劇中で姉弟を演じた田鍋梨々花、川原瑛都の悩み相談対決。現在11歳の川原の「自分のサインが決まらない」という悩みに、Aグループの木全翔也は「僕もサインがコロコロ変わる方。今年度はこれでいこう、という軽い決め方でいいと思う」と実用的なアドバイス。Bグループの瀬口黎弥はドラマがかった口調で「胸に自分の名前を焼き付けてみて。そしたら音が聞こえてくるはず…どんな音が聞こえてきた?」と語り掛けたが、川原から「鼓動です」とストレートに返され、会場も大爆笑。結局、瀬口はサインのアイデアを提供したが、軍配は木全に。

 続く田鍋の「体が硬い」という相談では中島颯太が「体が硬くても和ら無くても、頭が固くても、人それぞれ…」とふわっとした回答。金城碧海が「徐々にでいいからストレッチを深くしていく」と答え、Bグループの金城が勝利。

 最後に川西と佐藤が、バラエティー『逃走中』の名物ナレーションの物まね対決に挑戦。すると2人がノリノリで物まねをしたところに、なんと本物のマーク・大喜多の声が。お題のナレーションの最後に、勝手に「出てこいや~!」とつけて笑いをとっていた佐藤は本物の登場に「すみません(笑)」と恐縮しきり。

 この日、声のみでサプライズ参加した大喜多から川西は「声を使うの上手ですね」、佐藤は「特徴をよくつかんでいましたね」とほめられ、勝敗はドローで決着。

 最後はちびっ子ハンターたちと一緒に「逃走中、最高~」と大盛り上がりでイベントは幕を閉じた。

 この日の登壇者は川西拓実(JO1)、佐藤大樹(FANTASTICS)、中島颯太(FANTASTICS)、木全翔也(JO1)、金城碧海(JO1)、瀬口黎弥(FANTASTICS)、田鍋梨々花、川原瑛都。

 

 

土屋太鳳に遠藤憲一「太鳳ちゃんてそそっかしいよね」

2024.08.02 Vol.web original

 

 映画『赤羽骨子のボディガード』の初日舞台挨拶が2日、都内にて行われ、主演のラウール、共演の出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかるらキャスト陣と石川淳一監督が登壇。親子役を演じた遠藤憲一と土屋太鳳が爆笑トークを繰り広げつつ深いコメントで会場を共感させた。

 原作は丹月正光による『赤羽骨子のボディガード』。とある事情で命を狙われることになった赤羽骨子(あかばね・ほねこ)のためにボディガードとなった威吹荒邦(いぶき・あらくに)が“彼女にバレることなく守る”というミッションに挑む。

 主演の威吹荒邦 (いぶきあらくに)役のラウールをはじめ豪華キャストはついに迎えた初日に感激。そんな中、威吹に立ちはだかる尽宮正親を演じた土屋が、冒頭の挨拶でなぜか「威吹荒邦…」とラウールの役名を名乗りかけ、登壇陣から「え!?」「ウソでしょ」と猛ツッコミ。土屋は「間違えた」と照れ笑いしつつ「せっかくなので」と劇中の正親の低音ボイスで「威吹荒邦!…公開おめでとう」。

 そんな土屋に、その父親役の遠藤は「太鳳ちゃんってさ、そそっかしいよね。出番の前には必ず水こぼしてるし。こんなそそっかしい人と思わなかった」と言うと、土屋は「本当にたくさんの方に支えられてここに立っています」と返し会場も大爆笑。

 今回演じた正親役がぴったりとSNSでも話題の土屋。エンディングクレジットで最後に名前が登場する“トメ”は本作が初めてと言い「ずっと夢だったんです」と感激。
 
 そんな土屋は「命に代えても守りたいもの」という質問に「命に代えても守りたいものは…命。大切な人、自分自身。遠くの誰かの命を大切にしたい」と回答。

 続けて遠藤が「妻。僕は普段ポンコツ人間で妻に守られているので」と回答すると観客も感動の拍手を贈っていた。
 
 この日の登壇者はラウール、出口夏希、奥平大兼、髙橋ひかる、山本千尋、戸塚純貴、有輝(土佐兄弟)、遠藤憲一、土屋太鳳、石川淳一監督。

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