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土屋太鳳「女の子ってパパと結婚したいと思うけど途中で違うな?ってなる」舘ひろしと柴田恭兵は「そうなる前の理想像」

2024.05.24 Vol.web original

 

 映画『帰ってきた あぶない刑事』初日舞台挨拶が24日、都内にて行われ、主演の舘ひろし、柴田恭兵ら豪華キャストと原廣利監督が登壇。舘と柴田演じる主人公の“娘”を演じた土屋太鳳が独特の表現で2人のカッコ良さを説明し会場を沸かせた。

 1986年のテレビドラマ放映開始から38年。社会現象を巻き起こした伝説のドラマ「あぶない刑事」シリーズ最新作。

 本作で初めてあぶ刑事に参加した土屋は「叶うならもう一度あぶ刑事の世界に入りたい。それが叶わないなら、若い世代にこの世界を体験してほしい」とアピール。

 本作では、舘ひろしが演じるタカこと鷹山敏樹、柴田恭兵が演じるユージこと大下勇次のどちらかの娘かもしれないというヒロインを演じた土屋。「2人の父親っぽい一面は?」と聞かれると「本当に“ダンディー鷹山”さんと“セクシー大下”さんという感じで。小さいころ女の子ってパパと結婚したいと思うけど、途中であれ、ちがうなって思うじゃないですか。そうなる前の気持ちを思い出しました」。

 土屋の説明に“父”舘と柴田は「?」。舘から「女の子ってそうなの?」と聞かれた土屋は「私はそう思っていたんですけど、途中でちょっと違うなって。でも(舘と柴田は)そうなる前の理想の父親像でした」。

 タイプは違えどどちらも素敵な“父”だったようで、土屋は「現場でもタイプが違って。柴田さんには“いろいろな役をやりなさい”と言われ、次の日、舘さんに“仕事は選びなさい”と言われました」と明かし、笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、土屋太鳳、ベンガル、長谷部香苗、原廣利監督。

『帰ってきた あぶない刑事』は公開中。

柴田恭兵、目をうるませ『あぶ刑事』ファンに感謝!舘ひろし「2人が出会えたのは奇跡」と熱いハグ

2024.05.24 Vol.web original

 

『帰ってきた あぶない刑事』初日舞台挨拶が24日、都内にて行われ、主演の舘ひろし、柴田恭兵ら豪華キャストと原廣利監督が登壇。舘と柴田が互いの絆を「夫婦」と例えてファンを沸かせた。

 1986年のテレビドラマ放映開始から38年。社会現象を巻き起こした伝説のドラマ「あぶない刑事」シリーズ最新作。

 公開初日を迎え熱狂的なファンを前に、舘は「8年前にさらばと言って詐欺みたいに帰ってきました(笑)」、柴田は「楽しかったですか?面白かったですか?かっこよかったですか?全力で走ってアクションして、次の日全身の筋肉がつりました。でもやってよかったです」。浅野は「これまでの作品で一番の熱気」と驚き、仲村も「38年前に始まった作品がこうやってまた映画の初日を迎えて。その間にあったことを考えると奇跡のような作品」と感慨を語り、観客も「お帰り!」「最高!」と大盛り上がり。

 本作のキャンペーンで2人が一緒にいた時間は100時間と聞くと、柴田は「夫婦でしたね。ときどき僕が妻で、ときどき舘さんが妻」。そんな2人に、ドラマ第1作目から2人に振り回される後輩を演じてきた仲村は「俳優としての僕は、舘さんと柴田さんの愛の結晶だと言っているんですが、近々、年の離れた弟か妹が現れるのでは…」。

 この日はドラマから人気キャラを演じるベンガルや長谷部香苗も登壇し、ドラマさながらのわちゃわちゃぶりで会場を沸かせた一同。

 最後にカーテンコールで再登場した舘と柴田。舘は「映画っていつも心配で。でも初日にこんなに大勢の方がいらしてくれてありがとうございました」。柴田は「先日、横浜でパレードしました。その際、お帰りなさい、帰って来てくれてありがとう、と。泣きそうになりました。お礼を言うのは僕たちの方です」と目をうるませながら感謝。舘も「僕らが、この2人が会えたのは本当に奇跡だと思っています。ありがとう」。“タカとユージ”の熱いハグに観客も大声援を送っていた。

 この日の登壇者は舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、土屋太鳳、ベンガル、長谷部香苗、原廣利監督。

『帰ってきた あぶない刑事』は公開中。

 

ロバート秋山「カサカサしているやつはしようもない」自身は「ずっと濡れてる男」目指す

2024.05.24 Vol.Web Original

 お笑いコンビ、ロバートの秋山竜次が5月22日、都内で行われた、映画『アクアマン/失われた王国』のデジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース記念イベントに登壇した。

 秋山は、日本一アクアな生活を送っていることから、自前でアクアマンに扮して登場すると、「濡れてる男」であることの大切さを熱弁。

「ドライかウェットかって言われたら、ずっとウェットでいたい。やっぱカサカサしている奴はどうしようもない。だから自分でもなんかあれば濡れるように心がけています。“あいつ、ずっと濡れてるな”って言われたい、なんかちょっとだけ濡れてるなって。基本的にずっと濡れてる男になりたいです。大量じゃないですよ、ちょびっとね」

「アクアマンっていうぐらいだから、やっぱ水とは切っても切れない関係」と、秋山。「アクアな生活をずっと続けている」と、市民プール好きが高じて、番組になっていることについてもシェア。

「市民プールを何年間も回ってます。スポーツジムに入会するとかじゃなくて、その辺りにある市民プールに行って泳いでいます。市や区の公共施設が大好きなんです。ガチで一人で行ってウォーキングをしたり、泳いだり、プールの横にあるちっちゃいジャグジーにマダムと一緒に入っていると、“秋山さん、上手かった”“フォーム、綺麗だった”とか、そんなひと時。マダムとなかなか喋れないから素敵ですね」と、にんまり。

写真集刊行の吉永小百合『愛と死の記録』共演の中尾彬、渡哲也をしのぶ

2024.05.24 Vol.web original

 

 吉永小百合が24日、都内にて行われた写真集刊行記念の特別上映イベントに登壇。自身の青春時代や俳優仲間への思いを語った。

 スクリーンデビュー65周年を記念して“吉永小百合の青春時代”をテーマに2年間にわたり実施。その一環として日活全出演作の名場面を収録した『吉永小百合青春時代写真集』が6月6日に刊行される(文藝春秋社)。

 1960年の日活入りについて吉永は「本当は東映さんからお話があったんですけど、ヤクザ映画とかアクションが多いので…(笑)。父の友人がいた日活に行くことになったんです」と明かし「高校の途中から撮影所に通うことになって、制服を着替えて日活に通ったのを覚えています。年間2本出ればいいという話だったんですけど、16本出ていました。学校はほとんど行けなくなって。日活が学校のようになりました」と苦笑。

 この日は、浜田光夫との“日活青春スターコンビ”作『潮騒』(1964)と『風車のある街』 (1966)を特別上映。また、25日からは神保町シアターで吉永出演作20本を上映する『1960年代-吉永小百合と私たちの青春』企画を実施するとあって、吉永も「私もずっと見ていないものがあるので、できればコソッと見に行きたい」。

 渡哲也と共演した『愛と死の記録』(1960)の話題では「浜田さんがその前にお怪我をなさって、この役をやれなくなってしまって。それで渡さんに、と」と原爆題材の作品に懸命に向き合った当時を振り返りつつ、蔵原惟繕監督のハードな現場に「ある日、渡さんが見つからないんです。みんなで探したら、お部屋の押し入れの中で眠っていたんです。疲れて、リハーサルが嫌になっちゃったんじゃないかと。みんなで、かわいいねと言っていました(笑)」。

 吉永は懐かしそうに振り返りつつ「その渡さんも4年前に亡くなってお話することもできなくなって。この映画は、中尾彬さんも出ていらして…中尾さんもつい最近、亡くなられて…。寂しいことなんですけど、素晴らしい作品ですので、ぜひまたご覧になっていただきたい」と盟友たちをしのんだ。

 この日は、観客との質問タイムやプレゼント抽選など、ファンとのひとときを楽しんだ吉永。ファンから124本目を期待され「今ちょっと準備中なんですけど製作会社に絶対に言っちゃいけないと言われているので…」と明かす一幕も。

 最後に吉永は「日活で出演した作品は79作品ということでした。どうしてもう1本出なかったんだろうと、残念ではありますが、79はどこかの誰かの年齢と同じかな」と自身の年齢を引き合いに笑いをさそいつつ「大好きな映画の世界で、もうしばらく歩いてみようと思っています」と語っていた。

ドラマ放映開始から38年『帰ってきた あぶない刑事』

2024.05.24 Vol.758

「あぶないマネするからデカなんだよ」。ドラマ放映開始から38年、今も愛され続ける伝説の刑事ドラマ『あふ刑事(デカ)』。日本一“Dandy”な刑事タカと、日本一“Sexy”な刑事ユージによる最強バディのインパクトが、それまでハードボイルドタッチの作品が多かった刑事ドラマの常識を打ち破り、瞬く間に大ヒット。しゃれっ気たっぷりに事件を解決していく2人の軽妙なやり取りをはじめ、サングラスやスーツなどのファッション、さらにはスタント・CG無しのド派手なアクションが人気を博し、社会現象ともなった。

 昭和・平成・令和と3つの時代を超えて帰ってきた本作では、前作『さらば あぶない刑事』(2016)で刑事を定年退職しニュージーランドで探偵事務所を開設していたタカとユージが8年ぶりに帰国。2人のどちらかの“娘”という依頼人が現れたことを機に、かつてない危機に立ち向かう。

 鷹山敏樹役の舘ひろし、大下勇次役の柴田恭兵、真山薫役の浅野温子、町田透役の仲村トオルというレギュラー4人に加え、土屋太鳳、岸谷五朗、吉瀬美智子ら豪華キャストが集結。

Aぇ! group佐野晶哉「80歳まで芝居を」舞台挨拶で大御所3人からべたぼめ

2024.05.23 Vol.web original

 

 映画『明⽇を綴る写真館』(6⽉7⽇公開)の完成披露舞台挨拶が23日、都内にて行われ、主演の平泉成、共演の佐野晶哉(Aぇ! group)、佐藤浩市、市⽑良枝と秋⼭純監督が登壇。佐野が大御所たちからのほめ言葉に感激をあらわにした。

 あるた梨沙の同名漫画を原作に、さびれた写真館を営む無⼝なカメラマン・鮫島(平泉)と、彼の写真に⼼を奪われ弟子入りを志願する気鋭カメラマン・太⼀(佐野晶哉)の交流を描く感動作。

 平泉が演じる、主人公の老カメラマンに、華やかなキャリアを捨てて弟子入りする
カメラマンを演じた佐野。冒頭「期待の次世代俳優です!」とあいさつし笑いをさそいつつ左右を見渡し「大ベテラン、大ベテラン、大ベテラン、佐野で…緊張しています(笑)」。

 平泉と“58歳差”の絆を育む師匠と弟子のような役どころ。佐野が「僕は勝手に成さんの孫だと思っています。現場でもとても仲良くさせていただいて」と度々メールのやり取りをしていることを明かすと、平泉も「今日はメールは送ってないけどLINEを送りました」、佐野も「メル友です」。

 “期待の次世代俳優”という紹介に佐野は「びっくりしました、予告編で見て」と照れ笑いしていたが“大ベテラン”たちからは、ほめ言葉が続々。

 平泉は「豊かな感性がありますよね。こういうところに立っているときも普通に立ってる。その柔らかさが俳優にとっては大切。ファンの皆さんはどうか分からないけど、藤沢周平の時代劇なんかに挑戦してもらいたい」。

 佐藤からも「映画2本目だよね。今回、意外に難しい役だったけどうまい具合に彼の時代の浮遊感と合致していた」、市毛からも「成さんを見つめる目がキラキラしていて。成さんの世代と若い世代のと、色は違うんですけど、どちらもすごく色っぽかった」とたたえられ、佐野は「本当に幸せです。浩市さんとは前作もご一緒させていただいて。前回“佐野、芝居好きだろ、もっとやったら”と言われてまたご一緒できて本当に幸せです」と感無量。

 大御所たちから先日のCDデビューも祝福された佐野。佐藤から「まだだったの?オレより遅い」といじられると、佐野は「Aぇ! groupの作詞作曲をさせていただく機会はちょくちょくあるんですけど、グループの枠を超えて、いつか浩市さんの曲を作ってみたい」と宣言し、一同大笑い。

 最後に「成さんとお話したとき、“佐野も80になるまで芝居しててくれよ”という言葉を頂いて本当に幸せでした。その言葉だけでもこの映画を見る価値が絶対あると思う」と胸を張っていた。

平泉成「主役をやったことがないのがポリシーだった」79歳で映画初主演に“寅さん”目指す?

2024.05.23 Vol.web original

 

 映画『明⽇を綴る写真館』(6⽉7⽇公開)の完成披露舞台挨拶が23日、都内にて行われ、主演の平泉成、共演の佐野晶哉(Aぇ! group)、佐藤浩市、市⽑良枝と秋⼭純監督が登壇。平泉がキャリア60年にして初主演を飾った感慨を語った。

 あるた梨沙の同名漫画を原作に、さびれた写真館を営む無⼝なカメラマン・鮫島(平泉)と、彼の写真に⼼を奪われ弟子入りを志願する気鋭カメラマン・太⼀(佐野晶哉)の交流を描く感動作。

 60年のキャリアを誇り、6月2日には80歳を迎える平泉。満を持しての初主演に「感無量ですね。昔から継続は力なりと言いますけど、60年やって80歳、こんな素敵な作品で主演をさせていただいて夢のよう」と言い「長い間コツコツと、いつかこういうこともあるだろうとやってきましたけど、79(歳)になったからもう無いだろうと思っていたら…」と秋山監督からのオファーを振り返り「主役ということだと責任もあるので、本を読ませていただいてと。そうしたらとても温かい映画で二つ返事で受けさせていただきました」。

 普段から写真が趣味という平泉だが、今回の役のためにフィルムカメラを熱心に練習していたといい「ズシっと重い、昔のニコンのフィルムキャメラ、素敵でしたよ」とにっこり。

 そんな平泉に、秋⼭監督は「成さんのドラマデビューのときからお世話になっていて。“自分は主役をやったことがないのがポリシー”とおっしゃっていて、いつか自分が撮りたいと思っていた」と明かし「映画第2弾をやったことがないので“寅さん”のように成さんが100歳までやってもらいたい」。

 すると平泉も「皆さんの後押しがあればね」とまんざらでもない様子で、弟子役を演じた佐野も「ぼくの役はどうなっていくんですかね」と続投希望。

 この日は一同に初挑戦したいことは、という質問。佐野は「佐藤浩市さんのブルース曲を作りたい」、市毛は「何か楽器をやりたい」、平泉は「ジャズダンス」と回答。すると佐野が「僕が書いた曲を浩市さんが歌って、そのバックで市毛さんが楽器演奏をして、それに合わせて成さんが踊りましょう」「それを第2弾の劇伴に」という話でまとまっていた。

ロバート秋山、“日本一アクアな男”っぷりを熱弁するも「アクアマンより、ホームセンターマン」?

2024.05.23 Vol.Web Original

 お笑いコンビ、ロバートの秋山竜次が5月22日、都内で行われた、映画『アクアマン/失われた王国』のデジタル配信/ブルーレイ&DVDリリース記念イベントに登壇した。

 秋山は、日本一アクアな生活を送っていることから、自前でアクアマンに扮して登場。

 司会者に呼び込まれ、拍手と笑い声のなか登場すると「アイム アクアマン! オーケー! アイム アクアマン イン エイジア! オーケー? センキュー、オーケー! マスメディア、オーケー! センキュー! アイム アクアマン! DVDイベント、オーケー!……はじめまして。秋山です。季節の秋に山、竜田揚げの竜に次々の次・秋山竜次です」

 海を感じさせる衣装に、兵器「トライデント」、そしてカットの出た筋肉……と、どこから見てもアクアマン……?

「しっくり来てるのは自分で一番分かってます。過去の作品もあったりして、その都度イベントがありましたよね。ずっと思っていました……なんで私に声がかからないのかって」。同シリーズのアンバサダーをやりたかったと強調するも、「アンバサダーが好き。本編じゃなくてアンバサダーが好きなんです。アンバサダーだけを食い荒らしていきたいんですよ。秋山、あいつまた、アンバサダーやってるよって。アンバサダー食いでいきたいんですよ」と、早々に脱線。

東出昌大「芸能人に胡坐をかけば市井の人は演じられない」“誹謗中傷”重なる役どころで主演男優賞受賞

2024.05.22 Vol.web original

 

 第33回日本映画批評家大賞 授賞式が22日、都内にて行われ『Winny』で主演男優賞を受賞した東出昌大が「役者をやっていてよかったと思いました」と同作への思い入れを語った。

 1991年、発起人・水野晴郎をはじめ淀川長治、小森和子ら当時を代表する映画批評家たちの提唱により「映画批評家による、批評家だけの視点で選出する、他に類をみない映画賞」として設立された映画賞。

『Winny』では、革新的なファイル共有ソフトとして注目を集めながら作品の違法アップロードなどを招いて逮捕された、Winny開発者・金子勇氏を演じた東出。

「映画の現場を初めて経験したのが22歳のときでした。それからずっと、演じるとか芝居って何だろうと考え続けているけど、その問いは消えない。これさえやれば良い芝居ができるという方程式は無くて、地味な準備以外に頼れるのは根拠のない自信しか無くて。それが行き過ぎると過信になり芸能人であることに胡坐をかいてしまえば市井の人なんて演じられない。日々、根拠のない自信を抱えながら、またいい現場に戻って来れたらと思います」と役者業への思いを語った。

 そんな東出に選考委員の松崎健夫氏は「この作品は誹謗中傷の在り方みたいなことも描かれていると思うんですが、東出さんご自身もスキャンダラスな出来事があったことで誹謗中傷があって、どうしても僕らは作品と重ねてしまうが、それは悪いことではなくて。役者にとっては一生に一度出会えるかどうかという役」と評価。

 東出は「僕自身はのんびり、ほんわかしてるんですけど」と苦笑しつつ「芝居を続ける原動力として、自分のためにというほど強くなくて、家族や仕事関係者のためにと考えてきたんですけど、今回は金子さんの周りにいた方々が喜んでくださって。こんなに直接的に人のためになる仕事ってあるんだと心が震えました。役者をやっていてよかったと思いました」と語っていた。

【受賞一覧】
作品賞:『ほかげ』(監督・塚本晋也)
監督賞:荻上直子(『波紋』)
主演男優賞:東出昌大(『Winny』)
主演女優賞:筒井真理子(『波紋』)
助演男優賞:磯村勇斗(『月』)
助演女優賞:新垣結衣(『正欲』)
ドキュメンタリー賞:『ライフ・イズ・クライミング!』(監督・中原想吉)
アニメーション作品賞:映画『窓ぎわのトットちゃん』(監督・八鍬新之介)
新人監督賞:金子由里奈(『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』)
新人監督賞:工藤将亮(『遠いところ』)
新人男優賞(南俊子賞):アフロ(『さよなら ほやマン』)、(『さよなら ほやマン』)
新人女優賞(小森和子賞):花瀬琴音『遠いところ』
脚本賞:上田誠(『リバー、流れないでよ』)
編集賞(浦岡敬一賞):今井大介『#マンホール』
撮影賞:芦澤明子『スイート・マイホーム』
松永文庫賞(特別賞):八丁座
ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):木野花(『バカ塗りの娘』)
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):小林薫(『バカ塗りの娘』)

選考委員は島敏光、伊藤さとり、新谷里映、中村梢、松崎健夫、安田佑子

新垣結衣「人生初の助演女優賞」助演男優賞・磯村勇斗からの花束贈呈に感激

2024.05.22 Vol.web original

 

 第33回日本映画批評家大賞 授賞式が22日、都内にて行われ『正欲』で助演女優賞を受賞した新垣結衣が、助演男優賞を受賞した共演者・磯村勇斗からの花束贈呈に笑顔を見せた。

 1991年、発起人・水野晴郎をはじめ淀川長治、小森和子ら当時を代表する映画批評家たちの提唱により「映画批評家による、批評家だけの視点で選出する、他に類をみない映画賞」として設立された映画賞。

『正欲』で助演女優賞を受賞した新垣は「映画賞で助演女優賞を頂くのは人生で初めて」と喜びつつ「この作品は私にとっても大事なことをたくさん教えてくれた作品」と感謝。

『正欲』では人に言えない一面を抱える女性を演じ「想像するしかない部分がたくさんあって大変でした」と難しい役どころを振り返った。

 この日は『正欲』で偽装結婚をする元同級生同士を演じた磯村勇斗も『月』で助演男優賞を受賞。磯村は新垣に花束を贈呈するプレゼンターを買って出たとのことで、磯村から花束を受け取った新垣も満面の笑み。

 障がい者施設で大量殺人を起こす青年を演じた磯村は受賞に「作品の内容もそうですし演じた役のことも考えると、どう受賞を受け取ったらいいのかという思いと役者としての喜び、2人の自分が戦っています。それくらい難しい役でした」と振り返りつつ「だからこそ映画作りの現場って楽しい。辞められないなと思います」とさらなる意欲。

 磯村は『波紋』で主演女優賞を受賞した筒井真理子の息子役も演じており、筒井の受賞時にも花束プレゼンターとして再登場。島敏光選考委員からも「どんな役でもできるのでは」とたたえられていた。

【受賞一覧】
作品賞:『ほかげ』(監督・塚本晋也)
監督賞:荻上直子(『波紋』)
主演男優賞:東出昌大(『Winny』)
主演女優賞:筒井真理子(『波紋』)
助演男優賞:磯村勇斗(『月』)
助演女優賞:新垣結衣(『正欲』)
ドキュメンタリー賞:『ライフ・イズ・クライミング!』(監督・中原想吉)
アニメーション作品賞:映画『窓ぎわのトットちゃん』(監督・八鍬新之介)
新人監督賞:金子由里奈(『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』)
新人監督賞:工藤将亮(『遠いところ』)
新人男優賞(南俊子賞):アフロ(『さよなら ほやマン』)、(『さよなら ほやマン』)
新人女優賞(小森和子賞):花瀬琴音『遠いところ』
脚本賞:上田誠(『リバー、流れないでよ』)
編集賞(浦岡敬一賞):今井大介『#マンホール』
撮影賞:芦澤明子『スイート・マイホーム』
松永文庫賞(特別賞):八丁座
ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):木野花(『バカ塗りの娘』)
ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):小林薫(『バカ塗りの娘』)

選考委員は島敏光、伊藤さとり、新谷里映、中村梢、松崎健夫、安田佑子

映画祭立ち上げ26年目の別所哲也に⼩池都知事「継続は力なり」別所は「21年前、石原都知事が突然会見で…」

2024.05.22 Vol.web original

 

 国際短編映画祭『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称︓SSFF & ASIA)』代表を務める俳優・別所哲也が22日、小池百合子東京都知事を表敬訪問。同映画祭と東京都との共催が始まった21年前を振り返った。

 1999年に「アメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル」として創立。2004年に東京都との共催で「ショートショート フィルムフェスティバル アジア( SSFF ASIA )が始まり、現在は米国アカデミー公認映画祭「SSFF & ASIA」として世界中から優れたショートフィルムを上映、表彰する

 同映画祭では、東京の魅力を伝える作品を公募、制作する「Cinematic Tokyo(シネマティック トーキョー)部⾨」を2016年に設立。今年は39の国と地域から188作品の応募があった。

 小池都知事は「東京というとクールな場所、そこに江戸からの伝統が受け継がれていて、まさに“シネマティック”。そんな東京を舞台に国内外のクリエイターが東京の魅力を世界に発信してくれていることにも敬意を払いたいと思います」と語り、優秀賞『東京流星群』(監督:俵 海太)を発表。別所も「夜の東京がとても美しくとらえられているラブストーリー。映画的、演劇的、会話劇の魅力があふれた作品」と受賞のポイントを語った。

「最近、カンヌやアカデミー賞でも日本の映画が活躍している」と話していた小池都知事は、日本人監督による受賞に「今年は応募作品の頂点が日本の作品ということで、とても喜ばしいですね」と祝福。またこの日は、江戸切子を題材とした特別上映作品『紋の光』も紹介された。

 その後、囲み取材で別所は、21年目となる東京都との共催に「当時の石原慎太郎都知事が“テーマは幽霊だ”と記者会見で突然おっしゃって(笑)。その“幽霊”をどうとらえるか、その向こう側にある日本の文化の中にある魂や死生観まで取り下げて、アジアの作品を広く募集したのを思い出します」と振り返りつつ「俳優としてカンヌや海外の映画祭に呼ばれることもありますが、東京の映画祭として交流できることは非常に大きな意味があると感じていますし、東京都の共催で、アジアの映画人と交流できていることは未来に向けても意義のあること」と語った。

 Cinematic Tokyo部門には海外からの応募も多いが「以前は、イメージの中の東京とか、漫画を通じた東京が表現されることが多かったんですが、ここ近年はインバウンドで日本に訪れるクリエイターも増えていて、ネットのたくさんの情報を得てリアルで体験して、東京を描く方も増えています」と海外クリエイターの関心の高さも語っていた。

『SSFF & ASIA 20224』は6月4日から17日まで都内各会場にて開催。オンライン会場は6月30日まで開催中。

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