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玉山鉄二、ぬいぐるみ入りのトランクで「新幹線に乗りました」

2023.10.10 Vol.web original

 

 映画『次元大介』のワールドプレミアイベントが10日、都内にて行われ、主演・玉山鉄二らキャスト陣と橋本一監督が登壇。孤高のガンマンを演じた玉山が子役とのほのぼのエピソードを披露した。

 ルパン三世の最高の相棒にして早撃ちの天才のガンマン、次元大介のオリジナルストーリーを描く実写映画。

 2014年から9年ぶりに次元大介を演じた玉山は「前回は相棒が…ルパンもいて五右衛門もいて安心感もあったんですけど」と振り返りつつ「有意義な、生きているという実感を得た撮影の半年間だった」と単独作品に手ごたえ。

 そんな玉山に橋本監督も「ともすればアニメのマネをしようとなりそうなところをストイックに玉山さんの次元を演じてくれた」と感謝。

 天才ガンマン役に玉山は「次元は世界一のガンマン。(銃を)かまえている時点ですでに敵を倒しちゃってるんです。だからそこに行くまでをどう見せていくか監督と話し合いました」と振り返りつつ「あれだけ火薬の入ったものを撃てて僕も気持ちよかったですけどね。後半、耳も慣れちゃって、もっとくれ!ってなりました(笑)」。

 次元が出会う少女オトを演じた真木ことかは、映画にちなみ“相棒”について聞かれると「ぬいぐるみです。これは玉山さんからクリスマスプレゼントにもらいました。宝物です」とクマのぬいぐるみを披露。玉山は「せっかくのクリスマスに京都で撮影だったので、テンションを上げてあげたいなと。どのぬいぐるみがいいかなと調べて、ドイツの職人さんが手作りで作っているというので。トランクもついていたし」と振り返り、「このトランクを持って新幹線に乗りました(笑)」とぬいぐるみが入った小さなトランクを手に新幹線に乗ったと明かし、会場をほっこりさせていた。

 この日の登壇者は玉山鉄二、真木ことか、さとうほなみ、草笛光子、橋本一監督。当初登壇を予定していた真木よう子は体調不良のため欠席した。

 映画『次元大介』は10月13日よりPrime Videoにてプライム会員向けに配信開始。

真木よう子、永山瑛太に「私こんなに愛してるのにと泣きそうになった」愛ある毒舌さく裂

2023.10.07 Vol.web original

 

 公開中の映画『アンダ―カレント』の公開記念舞台挨拶が7日、都内にて行われ、主演の真木よう子、共演の井浦新、永山瑛太と今泉力哉監督が登壇。真木が“盟友”永山との共演を振り返った。

 豊田徹也による伝説的同名漫画を今泉力哉監督が映画化した話題作。

 真木が演じる主人公かなえの失跡した夫という役どころを演じた永山は「僕が映画で初主演をしたときに初めて真木よう子という女優さんと出会った」と振り返ると、真木も「瑛太がいると安心する」と再共演に喜び。

 一方の永山が、真木とのセンシティブなシーンに緊張していたと明かすと真木は「まさかそんな緊張していたとは。瑛太とは家族みたいな感じで…。私が、最後に一発殴っていい?と言ったときに本気で怖がっていて、それを見てすごいバカだなあ、と思って(笑)。私こんなに愛してるのに、お前のこと殴るわけないじゃんと思ったら泣きそうになってきた。あそこは瑛太とだから生まれたシーン」と力説し、永山も照れ笑い。

 そんな真木から「樹齢1千年の木の化け物」とたたえられていた井浦は「化け物に化け物と言われて仲間入りする覚悟ができた」と笑いつつ、真木、永山との共演に「同時に化け物2人の相手は無理。1本ずつ勝負していきたい」。

 この日は、10月15日に41歳の誕生日を迎える真木にサプライズでバースデーケーキと花束のプレゼント。3人から花束をもらい抱負を聞かれた真木は「英語をマスターしてハリウッドを目指します!」。

 永山は「昨日、真木よう子のインスタライブを見ていたら、真木ちゃんがYouTubeをやりたいと言っていて、他の方が瑛太とやったらと言うと、アイツつまらないからイヤだと言ってた」と明かし真木を苦笑させつつ「YouTubeじゃなくてハリウッドのために英会話スクールに通ってください。デビュー楽しみにしています」とエールを贈っていた。

 この日、真木は角膜ヘルペスのため左目に眼帯姿で登壇した。

二宮和也「大野智がすごく元気に歩いてました」主演作初日に事務所仲間たちとの“縁”

2023.10.06 Vol.web original

 

 映画『アナログ』の初日舞台挨拶が6日、都内にて行われ主演の二宮和也をはじめ波瑠、桐谷健太らキャストとタカハタ秀太監督が登壇。二宮が嵐・大野智と遭遇したエピソードを披露した。

 SNSで募集した「大切な人に会えてうれしかったこと」エピソードが書かれたボードに感激したキャストたち。二宮も「お客さんに会場で会えたこと」という自身のコメントに「絵日記みたいになっちゃった」と照れつつ、寄せられたメッセージの数々に「読み応えあってうれしい」と感激しきり。

 本作を誰と見たいかという質問に「この映画を1人で見て、会いたい人は誰なんだろうと確かめるのもいいかなと思っていた」と回答していた二宮。事務所の後輩でもある、なにわ男子の藤原丈一郎が「僕はなにわ男子のメンバー全員と見たい」と言うと「結成5周年だもんな」と言い、会場も拍手。すると藤原は「メチャクチャうれしいんですけど…自分の口から言おうと思ってた…」と会場の笑いをさそいつつ「知っててくれたのうれしい。(映画)公開日と結成日が同じなんて」と感激。

 二宮は「この映画に、奇跡は存在するとか縁とか運とか、1日でも同じ日はないとか、毎日一生懸命生きるべきと改めて思わされた」と振り返りつつ「本当に何が起こるか分からない。今日ここに来る途中に元気に歩いている大野智に会いました。すごく元気に歩いてました」と嵐・大野智との思わぬ再会を報告。「何か見たことがある人が歩いてるなと思ったら。こんなことがあるんだなと思って。“何しに行くの? “今から舞台挨拶なんで” “へ~、頑張って~” って(笑)。縁でつながっているんだと思わざるを得ない」と“会う”喜びを語っていた。

 この日の登壇者は二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、板谷由夏、タカハタ秀太監督。

 映画『アナログ』は公開中。

来春公開の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』でゲスト声優務める芳根京子がドラえもんと「がんばろー!」

2023.10.04 Vol.Web Original

 女優の芳根京子が10月4日、来年3月1日公開の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』で“物語のカギを握る歌姫”ニーナを演じることが発表された。

 この日は「藤子・F・不二雄 生誕90周年企画発表会」が都内で開催され、公開日と芳根がゲスト声優を務めることが発表された。

 発表会にゲストとして登場した芳根はゲスト声優を務めることについて「驚いて“本当に?”と思ったんですが、とってもうれしくて。今日、この場に立てていること、そしてドラちゃんとお話をさせてもらっていることで、とても実感がわいています。歌姫という肩書があるのでとても緊張しているんですが、今日、ドラちゃんからパワーをいただいたので、精いっぱい心を込めて務めさせていただきたいと思っています」などと意欲を述べた。

 ドラえもんとのトークセッションではドラえもんの「どら焼きはつぶあん派? こしあん派?」という質問に「つぶあんかな」、「もし僕と1日一緒に過ごすとしたら何がしたいですか?」という質問には「1日一緒に過ごせるなんてうれしいな。最近、旅行にはまっているので、ドラちゃんと一緒になにも決めずに行き当たりばったりの旅に出て、困ったことがあったら助けて」とお願い。これにドラえもんはデレデレ。最後は2人で「がんばろー!」と締めくくった。

キンプリ永瀬廉と北村匠海がユニット結成?「俺らダンスボーカルユニットかな?」

2023.10.03 Vol.web original

 映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の完成披露イベントが3日、都内にて行われ、俳優の永瀬廉(King & Prince)、杉咲花 、北村匠海、大森南朋、戸塚純貴と深川栄洋監督が登壇。映画の世界観に合わせた壮大な演出のステージに、永瀬らが感激した。

 ミステリー界の新星・五⼗嵐律⼈が現役司法修習生時代に刊行された同名ベストセラーの映画化。

 ライブさながらのド派手演出に迎えられステージに登壇した一同。会場の大歓声に、永瀬が「ライブなんですよ(笑)」と照れ笑いしつつ、隣の北村に「俺らダンスボーカルユニットかな?って。踊りかけましたもん」。アーティスト活動をしている北村も「踊る?」と“ユニット結成”にまんざらでもない様子。そこに戸塚が「盛り上がってるか~い!」とアイドルさながらのノリで加わると、永瀬が「あなた、その職業やったことないでしょ」とツッコみ、会場も大笑い。

 その後も会場の熱気に「フェスのよう」と感激していた永瀬は作品の完成に「やっとこの日が来ました」と言い、北村も「ものすごいクオリティーのものが出来上がっています」と胸を張った。

 冒頭、息ピッタリで笑いをさそっていた永瀬と戸塚。永瀬は寒かったという撮影現場で戸塚と仲良くなったと言い「めちゃくちゃいじりやすいんです(笑)」と戸塚を苦笑させる一幕も。

 この日は映画にちなみ、登壇者同士が各自を「有罪か無罪か」判断することに。杉咲は「髪を切り続けてしまう。今は刈り上げ(笑)」、北村は「気づけば15時間くらいゲームをしてしまう」と明かし、杉咲は無罪、北村は有罪に。

 一方永瀬は「歯みがきが好きで1日に何回もする。マックス6、7回。やり始めると長くなってしまう」と明かし、無罪になったものの北村から「歯がかわいそう」と歯に同情され会場の笑いをさそっていた。

大沢たかお、スカウトされた新宿で舞台挨拶「客席側じゃなくステージ側にいるの不思議」

2023.10.03 Vol.web original

 

 公開中の映画『沈黙の艦隊』の大ヒット舞台挨拶が3日、都内にて行われ、主演・プロデューサーの大沢たかおと吉野耕平監督が登壇。大沢が通いなれた新宿で最新主演作の大ヒットを喜んだ。

 かわぐちかいじによる同名大ヒットコミックの映画化。

 大ヒットの報告に、主人公・海江田艦長を演じる大沢が「いい意味で驚いています。簡単ではないテーマながら初日から多くの方に、男性の方をメインに女性も3割ほど来ていただいているとのことで、こうしたテーマにも感心を持っていただいているんだなとうれしく思っています」と言い、吉野監督も「こういった作品が日本でできる日が来たんだと言う声を頂けてうれしかった」と喜びを語った。

 この日は、大沢が若いころから通っていたという新宿エリアの映画館での舞台挨拶。「この周りにはよく来ていた。昔はもうちょっと怖いエリアだった。昼間とか週末の朝とかに、たくさんの映画を見ました。自分の家に帰ってきたような、客席側じゃなくステージ側にいるのが不思議というか、幸せ」と振り返ったが、司会から新宿でスカウトされたというエピソードについて聞かれると「そんな話どうでもよくないですか(笑)。(スカウトは)そうなんですけど。あまりにも昔の話なので(笑)」と照れ笑いで濁し、会場の笑いをさそった。

 さらに会場からも質問を募ると、大沢ファンから原作ファンまで、客席から熱い感想とともに質問が殺到。30年前に生まれた原作の映画化について、大沢は「敢えてなのか偶然なのか、この令和の時代に日本を囲むいろんな隣国とのひりひりする情勢の中で、実写という映画の中で30年のときを経て、彼が宣戦布告をしたんだと思う。それは世界にとか、見る人々、参加する僕を含めてに対して」と語り、最後に「この作品はたぶん読む人、見る人が主人公。海江田のような改革者が出たときに、みんながそれに対してどう議論するのかを彼は求めているんだと思う」と作品に込めた思いを語っていた。

映画『アイデン&ティティ』公開20周年の12月20日にみうらじゅん、田口トモロヲ、峯田和伸がトークイベント付き上映会

2023.10.03 Vol.Web Original

 2003年に公開された映画『アイデン&ティティ』の原作者・みうらじゅん、監督の田口トモロヲ、主演の峯田和伸の3人が久しぶりに集まり、12月20日にトークイベント付きの上映会を渋谷のLOFT 9 SHIBUYAで開催することが10月3日に発表された。

 この12月20日というのは20年前にシネセゾン渋谷などで同作が上映された日。この記念すべき日に改めて3人が当時を振り返る。

 同作は1980年代の高円寺を舞台に、ロック・バンドにかけた若者たちの葛藤や苦悩をリアルに描いた同名コミック『アイデン&ティティ』が原作。原作を読んで感動した田口トモロヲが「なんとか自分の手で映画化したい」とみうらとの飲みの席で約束を交わし、メガホンを取ることに。田口にとっては初監督作品となる。そして田口が主役として出演オファーをかけたのは原作の大ファンという峯田。峯田はこの時、GOING STEADY解散直後でスケジュールが白紙状態という奇跡的なタイミングで、演技初挑戦にもかかわらず主役の中島役を務めたという。

上戸彩「オリジナルキャラって叩かれるんですけど」『沈黙の艦隊』出演熱望の理由明かす

2023.09.29 Vol.web original

 映画『沈黙の艦隊』初日舞台挨拶が29日、都内にて行われ、主演・大沢たかおをはじめ玉木宏、上戸彩ら豪華キャストと吉野耕平監督が登壇。映画オリジナルキャラクターを演じる上戸彩が本作出演への思いを語った。

 かわぐちかいじによる同名大ヒットコミックの映画化。

「現場では癒し系の吉野監督がこんな力強い作品を作るなんて」と感嘆していた上戸。本作では映画オリジナルキャラクターとなる、女性記者を演じており「私もこれまで原作がある作品を何作かさせていただいてきましたが、オリジナルキャラクターってまず叩かれるんですね(笑)」と苦笑いしつつ「台本を読んだとき、この作品に携わりたいなと感じまして。このご時世に、過去を扱う内容だったり、どこか未来があるんじゃないかと思える作品に、出来上がりを見たときに参加できてよかったと興奮しました」と本作への熱い思いを語った。

 さらに上戸は「女性の方も、かっこいい男性陣の皆さんをね、大きなスクリーンで見れて潤いますよね(笑)。ぜひ女性の方にも、スクリーンで、モーツァルトを体の芯に響かせながら見ていただければ」とアピールしていた。

 この日の登壇者は大沢たかお、玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村蒼、江口洋介、吉野耕平監督。

 映画『沈黙の艦隊』は公開中。

大沢たかお、玉木宏との“格差”を暴露「我々は億近く、玉木くんは5万円?」

2023.09.29 Vol.web original

 映画『沈黙の艦隊』初日舞台挨拶が29日、都内にて行われ、主演・大沢たかおをはじめ玉木宏、上戸彩ら豪華キャストと吉野耕平監督が登壇。大沢が潜水艦のセットの裏話を明かし会場を盛り上げた。

 かわぐちかいじによる同名大ヒットコミックの映画化。

 防衛省の協力による、圧倒的なリアリティーも話題の本作。吉野監督は「実際に潜水艦を撮りに行ったり、荒れた海の中ボートにカメラを据え付けて撮ったり、上から下までいろいろな方に関わっていただいた」と感謝。先日、木原稔防衛大臣に表敬訪問を行った大沢も「大臣も『沈黙の艦隊』のファンとのことで、議員会館での試写会でも200人以上の方に来ていただいた。国を、未来を、平和を思う中核の人にこれほど関心を持って見ていただいたのはうれしかった」と振り返った。

 そんな大沢は、自分のパート以外でうらやましかったところはと聞かれると「マスコミブロックの上戸さんや政治ブロックの江口さんなど、地上で光のなかで芝居しているのがうらやましかった。僕と玉木くんはずっと真っ暗なスタジオの中。僕に至っては1カ月で7歩くらいしか歩いてない」と潜水艦のセットでの撮影に苦笑。

 ところが玉木宏が「僕たちが乗っていた“たつなみ”より大沢さんが乗っていた“シーバット”のほうが広くて近代的な感じがするので、1回お邪魔したときにいいなと思った。でもチームワークとしては僕らの方が家族感もあったと思う」と言うと、大沢も「最初、玉木くんにシーバットのセットを見せないほうがいいんじゃないかと言っていたんです。我々は“億”近いお金を1台にかけてしまって。玉木くんのほうは5万? 50万?とかって。その分、人間の厚さで勝負されていると…」と明かし、会場も大笑い。

 玉木も「さすがに金額はもうちょっとかかってると思います(笑)」と苦笑しつつ「対比を考えないといけない作品だったので、たつなみのコンパクトな感じと一体感は必要だったと思います」と対峙する2人の対比も見どころと語っていた。

 この日の登壇者は大沢たかお、玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村蒼、江口洋介、吉野耕平監督。

 映画『沈黙の艦隊』は公開中。

大沢たかお「この先どうなるんだよと…」『沈黙の艦隊』初日舞台挨拶でキャスト陣が続編熱望

2023.09.29 Vol.web original

 映画『沈黙の艦隊』初日舞台挨拶が29日、都内にて行われ、主演・大沢たかおをはじめ玉木宏、上戸彩ら豪華キャストと吉野耕平監督が登壇。大沢らキャスト陣が早くも続編に期待を寄せた。

 かわぐちかいじによる同名大ヒットコミックの映画化。

 主人公・海江田四郎役の大沢は、鑑賞後の観客の熱気を喜びながら「おそらく皆さんの“この先どうなるんだよ”という痛い感じも感じておりまして(笑)」と苦笑いしつつ「かわぐち先生が30年前に描かれた壮大な作品の船出ということで、まず第一弾として、これが皆さんに喜んでもらえたらこれからどんどん…」と続編につながるヒットに期待。

 玉木も「ここで終わるのかというのがあるので、僕としては次もできればいいなと」と言い、ユースケ・サンタマリアは「確実に『2』あります。もっと言いますか。『5』まであります。スピンオフも作られます」と断言。「僕はスピンオフで力を発揮するタイプ」と自身が演じたキャラクターのスピンオフ作品をアピール。

「撮影が2日くらいで終わった」と残念がる上戸彩が、プロデューサーも務める大沢に「(続編)お願いします(笑)」とねだると、大沢も「こちらこそ」とすでに気合十分。中村蒼は「潜水艦を動かすのも日本という国を動かすのも人間なんだなと、一視聴者として思いました」と完成作に感嘆。江口洋介も「原作ファンも大喜び間違いなし」と胸を張り「多分、これは続きますね」と、キャスト陣も口々にシリーズ化への期待を語った。

 この日、海江田の制服をイメージした白いジャケットで登壇したという大沢は「僕が選んだわけじゃないんです。白いジャケットで来てくれというので…」と照れつつ「今日は船出で、これから続くストーリーであれば」とアピールしていた。

 この日の登壇者は大沢たかお、玉木宏、上戸彩、ユースケ・サンタマリア、中村蒼、江口洋介、吉野耕平監督。

 映画『沈黙の艦隊』は公開中。

チャン・イーモウ、トニー・レオン来日決定 東京国際映画祭「今後はアジアの映画祭としての特色を」

2023.09.27 Vol.web original

 第36回東京国際映画祭(TIFF)のラインナップ発表記者会見が27日、都内にて行われ、全上映作品219本が発表された。
 
 安藤裕康チェアマンは「作品数は昨年の174本よりから今年は219本に増え、約25%増。現時点で来日するお客様は映画人、関係者、メディアなど600人以上を予定。スポンサーも昨年より11社増えた」と、量的拡大をアピール。さらに「TIFFはアジアの映画祭であるので、今後の方向性としてアジアの国々との連携を強化してアジアの映画祭としての特色を出したい」と語り、今年は6割以上がアジア作品、来日する映画人・関係者も半数以上がアジアからとなると語った。

 海外映画人では、今年の審査委員長を務めるヴィム・ヴェンダース監督をはじめ、チャン・イーモウ監督、俳優のトニー・レオン、ジャ・ジャンクー監督らが来日予定。

 フェスティバル・ナビゲーターを務める映画監督・安藤桃子は、ポスタービジュアルでも着用したコシノ・ジュンコによる衣装で登壇。「今年から“アンバサダー”から“ナビゲーター”という言い方に変わりましたが、コロナを経て私たちがこれからどこを目指していくか、そのナビゲートすることを意識されているのかと、光栄に思いました」と意気込みを語りつつ、父・奥田瑛二と撮影したポスタービジュアルについて「父から受け継いでいくことを、父も意識する年齢になり…、ポスターを撮影するなか、そういった見えないものがつながっていく気持ちでした」と振り返った。

 オープニング作品は役所広司が今年のカンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いたヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』。アジアプレミアとなる。クロージング作品には、神木隆之介、浜辺美波が出演する山崎貴監督作『ゴジラー1.0』。公開前の一般向け上映では唯一の機会となる。

 他にもガラ・セレクションでは、今年のヴェネツィア映画祭で金獅子賞を受賞した『哀れなるものたち』や、北野武監督作『首』など国内外で注目必至の話題作が集結。

 小津安二郎生誕120年記念として、デジタル修復版18作品の他、国立映画アーカイブとの共催で、ほぼすべての小津作品を上映する。小津ファンを公言するヴェンダース監督も参加するイベントなども予定。

 アニメーション部門では、『アートカレッジ 1994』や『深海レストラン』といった中国の注目監督の作品や、アヌシー国際アニメーション映画祭受賞作『リンダはチキンがたべたい!』(フランス)など海外作品のほか、日本の人気コミックのアニメ映画化『BLUE GIANT』など国内外の長編アニメを上映。藤津亮太プログラミング・アドバイザーは、今年から海外作品も上映する方向性に変えた背景について「この10年あまりで、世界でさまざまな長編アニメーションがつくられるようになった。世界の潮流の一方、国境を超えた共通点なども感じてもらえれば」と解説。

 この日はコンペティション部門に出品する日本人監督3名のうち『曖昧な楽園』の小辻陽平監督、『わたくしどもは。』の富名哲也監督も登壇し意気込みを語った。

 第36回東京国際映画祭は10月23日より11月1日まで日比谷、有楽町、丸の内、銀座地区にて開催。10月23日のオープニングには日比谷にてレッドカーペットセレモニーが行われる。

安藤裕康(東京国際映画祭チェアマン)

 

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