さまざまな超人的能力を駆使し人類を危機から救うスーパーヒーローたち。しかし、アメコミ界には、とんでもないヒーローも存在する。正義のヒーローとは程遠い人物像や自由すぎるキャラクター特性で、カルト的人気を誇る異色のヒーロー、デッドプールがついにタイトルロールで映画化。
能天気で無責任、口からとびだすのは毒舌ばかり。自分のことを“俺ちゃん”と呼び、愛用するのはハローキティグッズという軽さ。おしゃべりが大好きで、戦闘中も止まらない。あげくの果てには映画の観客に向かって語り出す始末。戦う理由はあくまで自分のため。当然、正義感もゼロ!
そんな異色のヒーローを演じるのは、ピープル誌の〈最もセクシーな男〉にも選ばれ、ブレイク・ライヴリーの夫としても知られるライアン・レイノルズ。『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』でもデッドプールを演じたライアンだが、今回は主役だけにおバカ演技やヘンなポーズも惜しみなく披露。新たなファンを獲得している。キャラクターは異色でも、アクションシーンはさすがヒーローもの。デッドプールのアクロバティックな戦いぶりにも注目だ。デッドプールのキャラクターに抱腹絶倒しながらも、そのキャラの下に隠された苦悩やヒロインへの切ない愛が垣間見えるストーリーも共感度満点。また『X-MEN』シリーズとのつながりなど、映画ファンを喜ばせるネタも満載!

