東京女子プロレスとハロー!プロジェクト所属の人気アイドルグループ「OCHA NORMA(オチャノーマ)」によるコラボ興行『おちゃプロ☆後楽園』が12月7日、東京・後楽園ホールで開催され、大成功で幕を閉じた。
オープニングではプロレスとアイドルを両立する「アップアップガールズ(プロレス)」が「アッパーキック!」「ラビュモット!」のほか、オチャノーマの楽曲「宇宙規模でダイスキ宣言!」を歌い、途中からオチャノーマも合流して夢の共演が実現。
オチャノーマは第2試合後、第4試合後と2回に分けてライブを行い、「黙ってついてこい!」「学校では教えてくれないこと」「なんだかんだエヴリデー!」「シェケナーレ」「女の愛想は武器じゃない」「ちはやぶる」「cha cha SING(2024 OCHA NORMA Ver.)」「恋のクラウチングスタート」「想定内!」の計9曲を熱唱。
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大仁田厚がホームでの年内最終戦でSSPW間下隼人に屈辱のフォール負け「負けても次勝てばいい」【FMWE】
“邪道”大仁田厚率いるFMWEが2025年最終戦「FMWEホーム第14戦~Barbed Wire Jungle~」を本拠地の神奈川・鶴見青果市場で開催した。大仁田が初代タイガーマスクの愛弟子である間下隼人(ストロングスタイルプロレス)によもやのフォール負けを喫したが、2026年に向け前を向いた。
今大会で大仁田は「プロレスを将来につなげるため」に、小学生以下の子どもの入場料金(C席)を100円に設定。ゆるキャラのぴぱんくぅが来場し、大会前には大仁田自ら先生として、子どもプロレス体操教室を開いた。さらに、大仁田がライフワークに掲げる「イジメ撲滅」の取材でテレビ局も入った。
メインイベントは「有刺鉄線四角いジャングルデスマッチ~エニウェアフォール・トルネード6人デスマッチ」で、対戦カードは大仁田&雷神矢口&櫻井匠vsミスター・ポーゴ&竹田誠志&間下。大仁田にとって、ハードコアの原点である有刺鉄線を用いたボードなど、さまざまな有刺鉄線アイテムを場内外はおろか、観客席にも設置。場外で決着がつく可能性もあるため、レフェリーは3人体制を敷いた。
朝倉未来がMVPとベストバウトをW受賞。斎藤裕との再戦は「2回同じ相手に負けたら引退と思っていた。勝った時にほっとした」【RIZIN AWARD】
RIZINが12月7日、10周年を記念したセレモニー「RIZIN AWARD 〜10th Anniversary〜」を都内で開催した。
同アワードはRIZIN10周年を記念し、これまでで最も優れたファイターや試合の数々を表彰するもので、「ベストKOファイター」「ベストサブミッションファイター」「ベストバウト」「MVP」の4部門の受賞者が発表された。
MVPには朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)が選出された。朝倉は2021年大晦日の斎藤裕(パラエストラ小岩)との再戦がベストバウトに選出され、ダブル受賞となった。
朝倉は「僕たち兄弟は多分8年目ぐらいですかね。RIZINが始まったときは『THE OUTSIDER』にいて、“地上波ですごい大会をやってるな”というふうにすごい嫉妬して、出たいなっていう中で、ようやく出られた。出たはいいんだけど、次は総合格闘技の認知が世間であんまりなくて、それでYouTubeを始めた。この間、数えたら18戦しているってことで、本当に死ぬときに思い返しても僕の青春だったなって思います。本当にこのMVPという素晴らしい賞をいただけて、とてもうれしいです。ありがとうございます」とスピーチ。
RIZINでのファイトの中で印象に残っていることとして「いろいろありましたよね。やっぱり、あの斎藤戦2は自分の中ですごくプレッシャーも大きかったし、2回同じ相手に負けたら引退だなと思っていたので、本当に勝った時にほっとしたのを覚えてます」とベストバウトを受賞した斎藤戦を挙げた。
朝倉は大晦日にラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)の持つフェザー級王座に挑戦するのだが「勝ちますよ、本当に」と力強くV宣言をした。
平良達郎が元王者モレノに2RTKO勝ちで王座挑戦をアピール。王者パントージャがアクシデントによるTKO負けで王座はヴァンに移動【UFC 323】
「UFC 323: Dvalishvili vs.Yan 2」(12月6日=日本時間7日、米国ネヴァダ州ラスベガス/T-Mobile Arena)でフライ級5位の平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN)が元UFCフライ級王者で現在はフライ級2位のブランドン・モレノ(メキシコ)に2RでTKO勝ちを収め、タイトル挑戦をアピールした。
1R、ともにオーソドックスの構え。モレノは低い構えで平良のタックルをけん制。平良は右、左とパンチを放つとモレノはバックステップ。平良がタックルからテイクダウンも勢いあまってモレノが上を取りかける。平良はすぐに上を取り返すがモレノは下から三角絞めの体勢。極まってこそいないが、なかなか動けない体勢の平良。平良は軽くスラム。モレノは足をロックしたまま平良の右腕を取りに行く。平良はボディーにパンチをコツコツ。モレノが足を刈りに行くと平良は首を抜くことに成功しパウンド。そしてがぶって、立ち上がったモレノにヒザ蹴りの平良。
玖村修平「龍聖選手に僕の魂のパワーをぶつけたい。ウサギでも魂とか根性を見せたらひっくり返せる」【KNOCK OUT】
KNOCK OUTの年末のビッグマッチ「KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~」(12月30日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に参戦する元Krushフェザー級王者の玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が12月6日、都内で公開練習を行った。
玖村は今大会ではKNOCK OUT-BLACK-59.0kg契約で元KNOCK OUT-BLACKフェザー級王者の龍聖(BRAID)と対戦する。
この日は1分半のミット打ちを披露。力強いパンチを秋元トレーナの持つミットに打ち込み、仕上がりの良さを感じさせた。
練習後の会見で玖村は現在のコンディションについて「龍聖選手の試合の翌日にオファーをもらったので、しっかり対策は立てている。あと3週間くらいで、今は6割くらいだと思うので、ここからしっかり仕上げていく。対策はバッチリになってきているので、あとは自分を研ぎ澄ませていくという感じ」と語った。
UNLIMITEDルール初挑戦の大雅が「打撃で相手より上回って、レベルの違いを見せてしっかりKOしたい」【KNOCK OUT】
KNOCK OUTの年末のビッグマッチ「KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~」(12月30日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に参戦する大雅(TRY HARD GYM/リバーサルジム横浜グランドスラム)が12月6日、都内で公開練習を行った。
大雅は今回がKNOCK OUT初参戦。初挑戦となるUNLIMITEDルールでプンルアン・バーンランバー(タイ)と対戦する。
この日は1分半のミット打ちを行い、兄HIROYAの持つミットに強烈なパンチを打ち込み、時折りタックルからのテイクダウン、そこからのパウンドという動きも見せた。
練習後の会見で大雅はこれらのMMA的な動きについては「しっかり練習しているので、やっていることを見せられれば」と語ったうえで「UNLIMITEDルールでもMMAでも見せたいのは打撃なので、しっかり打撃で相手より上回って、レベルの違いを見せてしっかりKOしたいと思います」と続けた。
久井大夢が高速ミット打ちで好調な仕上がり。「倒せる技も用意しているので楽しみにしてほしい」とゴンナパー撃破に自信 【KNOCK OUT】
KNOCK OUTの年末のビッグマッチ「KNOCK OUT.60 ~K.O CLIMAX 2025~」(12月30日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に参戦するKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級、BLACKスーパーフェザー級、BLACKライト級の元王者・久井大夢(TEAM TAIMU)が12月6日、都内で公開練習を行った。
久井は今大会では「KNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチ」で王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)に挑戦する。
この日は1分半のミット打ちを披露したのだが、ほぼノンストップでパンチ、蹴り、ヒザ蹴りを出し続けるハードなもの。
練習後の会見で久井は特に息も切らさず「常にこんな感じのミット打ちです。自分のスピード感だったりとかはこういうところから来ていると思う」と語った。
初代タッグ王座を獲得したスーパー・タイガー「2026年は我々が顔となって本当のストロングスタイルをしっかり示していきたい」【SSPW】
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰を務めるストロングスタイルプロレス(SSPW)の20周年イヤーの最終戦「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.37ーTHE 20th ANNIVERSARYー[20周年記念大会]」が12月4日、東京・後楽園ホールで開催された。
メインイベントでは新たに設立される「SSPW認定世界タッグ王座」の初代王者の座をかけてスーパー・タイガー(SSPW)、竹田誠志(フリー)組と村上和成(フリー)、高橋“人喰い”義生(藤原組)組が対戦。試合はスーパーが宿敵・村上からハイキックでダウンを奪っての3カウントで勝利を収め、王座を獲得した。
9月の前回大会ではスーパー、竹田組vs村上、川村亮組戦が行われ、最後はスーパーが川村からスクールボーイで3カウントを奪ったのだが、試合後に村上組のセコンドに就いていた高橋がリングイン。村上がこのコンビでの12月大会での再戦とタッグ王座の設立を要求すると、これを平井丈雅代表がのみ今回の王座決定戦が実現した。
関根の確信犯の誤爆ラリアットからのハイブリッドブラスターで王者・黒潮TOKYOジャパンが船木にピンフォール負け。果たして次期挑戦者は!?【SSPW】
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰を務めるストロングスタイルプロレス(SSPW)の20周年イヤーの最終戦「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.37ーTHE 20th ANNIVERSARYー[20周年記念大会]」が12月4日、東京・後楽園ホールで開催された。
レジェンド王者の黒潮TOKYOジャパン(プロレスリングアップタウン)が関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)とタッグを組み、前王者の船木誠勝(フリー)、デイビーボーイ・スミスJr(MLW)組と対戦した。黒潮はパートナーの関根の裏切りからのハイブリッドブラスターで船木から3カウントを奪われた。
9月大会では王者・船木に黒潮が挑戦する「レジェンド選手権試合」が行われたのだが、黒潮のトペ・コンヒーロを食らった船木が右肩を脱臼し、試合続行不可能に。黒潮がまさかの王座獲得となった。ここで関根が次期挑戦者として名乗りを挙げるが、黒潮は「俺は人間の挑戦者を求めてる」と関根の挑戦を拒否するという一幕があった。そして王者となった黒潮に今回、SSPWが用意したのが関根とのタッグでの船木との対戦。関根も「本意ではない」と言いながらも、ここで自身の強さを見せつけ王座挑戦を実現させるために渋々タッグ結成を了承。黒潮も「なんで俺のパートナーがシュレックなの?」と疑問を呈するなど、危うさをはらんだ中でのタッグ結成だった。
「答え合わせをしたかった」カシンの結論は「大仁田厚が足りなかった」。新日本が永田裕志の出場を許可した理由の答え合わせにも固執【SSPW】
初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰を務めるストロングスタイルプロレス(SSPW)の20周年イヤーの最終戦「初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.37ーTHE 20th ANNIVERSARYー[20周年記念大会]」が12月4日、東京・後楽園ホールで開催された。
永田裕志(新日本プロレス)、藤田和之(プロレスリング・ノア)、ケンドー・カシン(フリー)という新日本プロレスで一時代を築いた3人が一堂に会する豪華なタッグマッチが実現した。
永田は昨年9月以来、2度目の参戦。今回はその時に対戦した間下隼人(SSPW)とタッグを結成し藤田、カシン組と対戦した。
入場時、いきなりパイプイスをリング上に投げ込むカシン。藤田組にはかつて全日本プロレスに所属し、いまはフリーとなっている木原文人リングアナが帯同。SSPWのリングアナからマイクを奪い取ると藤田とカシンをコール。続いて和田良覚レフェリーを「レフェリー和田京平」とコール。これに和田レフェリーが抗議すると「俺にとって和田は京平なんだよ」と言いたい放題。
4年ぶりに古巣参戦のMIRAIがインター王座奪取宣言「ベルトを獲れたら東京女子の中に戦いたい相手がいる」【TJPW】
東京女子プロレスが12月3日、都内で「東京女子プロレス’26」(2026年1月4日、後楽園ホール)に向けて、公開でタイトルマッチ調印式及び記者会見を行った。遠藤有栖の持つインターナショナル・プリンセス王座に挑むことが決まったMIRAIがベルト獲りを宣言した。
MIRAIは東京女子の2019年5月3日、後楽園大会でデビュー。同期生・鈴芽とタッグチーム「BeeStar」を結成するなどして活躍したが、2021年9月4日の板橋グリーンホール大会をもって同団体を卒業。その後、スターダム、マリーゴールドを経て、今年11月に地元・岩手を拠点とするみちのくプロレスに入団。今回、所属団体を通じて、東京女子への出場を希望した結果、いきなりのタイトル挑戦となった。
4年4カ月ぶりの古巣参戦となるMIRAIは「今回、このカードが発表されまして、めちゃくちゃ驚いています。本日、12月3日が誕生日で26歳になったんですけど、本当に誕生日プレゼントを用意してくれたのかなぐらい、このカードがすごくうれしくて。このベルトに挑戦できることもそうですし、みちのくプロレス所属として同じ東北出身の有栖と戦えることもすごくうれしいです。自分が東京女子プロレスに所属していた時、あの頃は若くて幼かったです、20歳とかで。でもそこから飛び立って、飛び出して、いろんなところで経験を積んで、こうして26歳になって、ありがたいことにこのリングに上がる機会をいただきました。今の自分だからこそ与えられる刺激があると思うので、自分はそれをしっかり与えたいですし、今のMIRAIを皆さんに伝えたいなと思います。そして、このチャンスを今度こそ絶対にモノにしてこのベルトを巻きたいと思います」とキッパリ。
先輩を挑戦者として迎え撃つ遠藤は「これ聞いた時は全内臓が出ちゃったんじゃないかってぐらいビックリしました。私はベルトを持って、初めて先輩の挑戦を受けます。チャンピオンではあるけど、対戦相手だったり、今この状況も全部挑戦だという気持ちが強くて。ずっと挑戦するチャンピオンでいたから、今こうして対戦相手がMIRAIさんというのは一番いい対戦相手だなと思ってます。私はこのベルトともっともっといろんなところに行きたい。いろんなところに旅したい。宇宙にだって行きたい。全世界、47の県?にも行きたい…。全宇宙? まあ全宇宙ということで飛び立っていきたいし、それに3月(29日)に両国国技館もあるんですよ。チャンピオンとしてリングの上に立ちたい、というか立つ。そういう気持ちでこのベルトを守りたいと思います」と意気込んだ。
「挑戦者のどこを警戒しているか?」と問われた遠藤は「めっちゃ全部だよ。私がデビューしたて以来だから。そこからMIRAIさんはいろんなところに行って、いろんな人と試合をしているわけじゃないですか。そりゃ警戒するよね。それ以来、知らないんですもん、MIRAIさんを。だから全身全霊で警戒したいと思います。私は自分らしく、(特別な準備は?)しないです。今の自分をぶつけてこのベルトを守りたいと思います」と答えた。
2021年2月11日、後楽園以来のインター王座挑戦(当時王者は上福ゆき)となるMIRAIは「価値ある重みのあるベルトだと思い続けています。上福さんに負けた時もそうなんですけど、TOKYO DOME CITY HALL(2020年11月7日)で第5代を決めるトーナメント(準決勝)でも負けてて、このベルトをあの時の自分は獲れなかったんですよ。なので今回こそ、このチャンスを絶対にモノにしたいと思ってます」と約5年ぶりに巡ってきた挑戦機会に意欲を見せた。そしてベルト奪取の暁には「インターナショナルなので海外という部分はもちろん考えたりするんですけど、自分は東京女子プロレスの中に、このベルトをかけて戦いたい相手がいるので、このベルトを獲れたらそちらを叶えたいと思います」と意中の対戦相手がいることを吐露。
東京女子在籍時の遠藤の印象について、MIRAIは「お互い若くてね。若々しかった(笑)。有栖は運動神経がめちゃくちゃよくて、どんどんどんどん上に上がっていくんだろうなと思ってました」と述べ、続けて「自分は今のMIRAIを全力でぶつけたいと思ってますし、有栖も今の有栖をぶつけるということなので。自分は(東京女子を)抜けていろんな経験を積んできたもの、有栖はここでコツコツと経験を積んできたもの、お互いの積み重ねてきたものを1月4日にぶつけたいなと思ってます」と力を込めた。
最後にMIRAIは「MIRAIとして、こうやって登場させていただいて、初めましての方も、“舞海魅星”を知っているお久しぶりですな方もいて。皆さん、このカードを聞いていろいろ思うこともあるかと思うんですけど。自分は1月4日、今のMIRAIを伝えます。試合を見ていただければ絶対に伝わると思います。なので今ここに来てくださっている方も、YouTubeを見ている方もぜひ会場で試合を見てほしいです」、遠藤は「まずこのベルトとみんなと一緒に年を越せるのがとてもうれしいです。まだまだみんなと一緒にレインボーロードを歩んでいきたいので、いっぱいの後楽園で会いましょう!」と締めくくった。

