スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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レイ・ミステリオがAJスタイルズを破りUS王座獲得【11・25 WWE】
王座挑戦権をかけたフェイタル4ウェイ戦でミステリオが勝利
WWEのUS王者AJスタイルズが「ロウ」(米国現地時間11月25日、イリノイ州シカゴ/オールステート・アリーナ)で王座から陥落した。
この日はAJ vsウンベルト・カリーヨのUS王座戦が予定されていたが、試合前にルーク・ギャローズ&カール・アンダーソンがカリーヨを襲撃。
するとリコシェ、ランディ・オートン、ドリュー・マッキンタイア、レイ・ミステリオが次々と現れてUS王座挑戦を表明。急きょ王座挑戦権をかけたフェイタル4ウェイ戦を行うこととなった。フェイタル4ウェイ戦は白熱の攻防を展開するも、マッキンタイアにRKOを決めたオートンをギャローズ&アンダーソンが場外に引っ張り出して妨害。するとミステリオがリコシェの隙を突いて丸め込みで勝利を収めた。
アスカがシャーロットに毒霧噴射から3カウント【11・25 WWE】
前日の「サバイバー・シリーズ」で仲間割れ
WWE「ロウ」(米国現地時間11月25日、イリノイ州シカゴ/オールステート・アリーナ)でアスカ(withカイリ・セイン)とシャーロット・フレアーがシングル戦で激突した。
2人は前日の「サバイバー・シリーズ」で行われた5対5女子エリミネーション戦にチームロウのメンバーとして出場したが仲間割れ。アスカが毒霧をシャーロットに吹き掛けてリングを後にし、試合後にはシャーロットに強烈なコメントを残していた。
この日はゴングと同時にアスカがシャーロットを挑発。前日、毒霧を浴びて怒り心頭のシャーロットはアスカを殴り倒してバリケードに叩き付けると、カイリには指をさして牽制してビッグブーツを放つ。
戸澤、この日もロウ初勝利ならず【11・25 WWE】
アンドラデのハンマーロックDDTに3カウント
WWE「ロウ」(米国現地時間11月25日、イリノイ州シカゴ/オールステート・アリーナ)で“スタミナモンスター”戸澤陽がアンドラデ(withゼリーナ・ベガ)と対戦した。
試合序盤、アンドラデがストンピングやチョップで猛攻を仕掛けると、戸澤も隙を突いた丸め込みからハリケーンラナ、スナップジャーマンで反撃。さらに戸澤は得意のダイビング・セントーンを狙ったが、アンドラデは回避すると串刺しのダブル・ニーからハンマーロックDDTを浴びせて3カウントを奪った。戸澤はこの日もロウ初勝利を挙げることはできなかった。
3連続1RKO勝ちに江川優生「少しは由樹君に肩を並べられてうれしい」
「全試合1RKOできるとは思っていなかった」
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」(11月24日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が11月25日、都内で開催され、「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」を制した江川優生が出席した。
江川は前日のトーナメントでは1回戦のホルヘ・バレラを皮切りに3試合連1RKO勝ちの偉業を達成した。
江川は「2試合目は西京選手だと思っていたら外国人選手が上がってきて、決勝も卜部選手が上がってくると思っていたらタイの選手が上がってきたりと予想外のことばかりのトーナメントだった。自分でも全試合1RKOできるとは思っていなかったので、結果としてはすごくうれしい」などとトーナメントを振り返った。
6月に行われた「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」で、同門の武居由樹が目標に掲げながらも達成できなかった全試合1RでのKOを達成したことについては「自分でも越えるつもりはなかったんですけど…(笑)。でもあとから映像を見たら、3試合の合計タイム自体は由樹君のほうが5分9秒で、自分は5分39秒。時間的には負けてしまいましたが全部1Rだったので、少しは肩を並べた結果になれたのでうれしい」と笑顔を見せた。また試合後に武居からは「お前やりやがったな、おめでとう」と言われたという。
武尊がK’s FESTAで「みんなが望む試合ができたら一番いい」
村越戦については「延長にいってKOしたかった」
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」(11月24日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が11月25日、都内で開催され、約8カ月ぶりの復帰戦で村越優汰相手に判定勝ちを収めた武尊が出席した。
武尊は「8カ月ぶりの試合でKOで倒したかったし、倒し切って勝者と敗者がはっきりと分かる形で勝ちたかった。そこは課題でもあるし、ブランクを埋めるトレーニングをしてきて、それが試合に出せなかったのは悔しさが残った。でも復帰戦ということで最低限の勝ちが取れたのはよかったかなと思う」と復帰戦を振り返った。
また「体が思ったほど動かなかったところもあった。勝つだけではなく、圧倒的に勝たなければいけないと、熱くなりすぎたのは反省点。練習中は拳に吸収帯を入れていた。試合当日に初めて吸収帯なしでパンチを打ったので思い切り振り切れなかったところはあった」などと拳のケガによるブランクが微妙にファイトに影響したことを感じさせた。
村越については「そんなに嫌ではなかった。重い攻撃もあまりなかったので、やりにくさはあったが、攻撃のダメージだったり、嫌だなという感じはなかった。どこで詰めようかなと考えていたが、いなされてすかされてというのがあった。上手さがすごくあった。僕は格闘技の勝敗の中でKOが一番だと思っているが、格闘家にはそれぞれ美学がある。そこは否定するつもりはない。村越選手の戦い方は素晴らしいと思う。ただ僕はその戦い方で勝敗は決めたくないと思っていたので倒したかった。試合前に、村越選手と戦ったことがある卜部弘嵩君が、村越選手との試合が終わった後に“全くダメージがなくて負けたのは悔しい”と言っていたんですが、その意味が分かりました。ダメージがないのにいなされている感じ。それを突破して倒し切りたかった。延長にいってKOしたかった」などと話し、やはりKO決着にできなかったことに大きな悔いが残っているよう。
木村“フィリップ”ミノルが名古屋大会出場。6連続KO勝ちを予告
WMCムエタイ-67kgイギリス王者のマーセル・アデイエミと対戦
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」(11月24日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が11月25日、都内で開催され、5試合連続KO勝ちを収めた木村“フィリップ”ミノルが出席した。
木村は「無事5連続KO達成できた。うれしいと同時に自分自身も誇らしい。短期間でこういうハードな試合をやってこれた丈夫な体にも、だんだん強くなってきたそのファイティングスピリッツにも感謝しています。そんな感じで昨日の試合には満足している」と試合を振り返った。
そしてこの場で12月28日に名古屋で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~初代女子フライ級王座決定トーナメント&スーパー・ライト級タイトルマッチ~」への出場も発表された。
木村に用意された相手はWMCムエタイ-67kgイギリス王者のマーセル・アデイエミ(ナイジェリア)で、33戦23勝(10KO) 10敗の戦績を誇る。
木村は「映像はもう見ていて、ある程度のイメージは持っている。ガタイを見てもパワフルで、かつトリッキーなところもあったり、ムエタイベースのすごい堅実なところもある。ファイトスタイル的には曲者というか強いなという選手。有名なタイトルも獲っているので実績もある。今の僕に必要なのは世界のいろいろなタイプの選手と戦って、どんなタイプでもKOで勝つっていう美学を追求することだと思うので、そういう課題にはいい相手だと思う。昨日の相手も難しかったが、今回もどんな倒し方をするかもテーマに入れて、どんどんハードルを上げて、それを乗り越えていきたい」と話した。
そして「見ての通り絶好調なんで、名古屋大会もばっちりKOで締めるところをみてください」と6連続KO勝ちを予告した。
皇治「声援がなかったら倒れていてもおかしくなかった」
「まじでパンチがあった。正直焦った」
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」(11月24日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が11月25日、都内で開催され、川原誠也との激闘を制した皇治が出席した。
皇治は試合では序盤に川原のラッシュの前に先制のダウンを許し、まさかの秒殺KOの危機を迎えたが、そこから3度のダウンを奪い返し奇跡の逆転勝利を収めた。
皇治は「K-1のために体を張って効いているふりをするために演技した…と言いたいところだけど、まじでパンチがあった。俺も数々の強豪とやらせてもらってきたが、パンチの威力だけだったら全然たけぽんよりあった。正直焦ったし、KIDさんとか堀口(恭司)のスパーリングパートナーをしているだけのことはあると思った。練習していないような雰囲気は出していたが、体は締まっていたし、この試合に向けて気合を入れてくれたのは感じた。計量の時とか裏で態度が悪かったとか暴れたとか聞いていたけど、試合が終わって喋ったら男らしくて“ああ、いい人やな”と思った。ぱしりにするのはやめたろうと思います」などと振り返った。
城戸康裕が改めて「ドーピング検査」導入訴える
K’s FESTAでトーナメント開催をアピールも…
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~」(11月24日、神奈川・横浜アリーナ)の一夜明け会見が11月25日、都内で開催された。
昨夜、勝利後のリングで突如「ドーピング問題」について言及した城戸康裕がこの日も改めてドーピング検査の必要性を訴えた。
この日の会見は12時から始まったのだが、城戸は「目が覚めたら11時過ぎていた。一夜明け会見の時間が早い!」と若干目をしばたかせながら登場した。
そして煽り映像について「うけてくれてよかった。あれが城戸の本気。今までは30作品くらい作っていてそんなにすべることはなかったが、前回の大阪大会では死ぬほどすべって気を失いそうになった。1Rに2回ダウンしたくらいのダメージを受けてから入場した。それは良くないと思って、今回は気合を入れて作ったら作ったで緊張した。笑い声を聞いて安心してリラックスして試合ができた」とまずは煽り映像の振り返り。
試合については「城戸のうまいところが出た。体力勝負でも負けない。衰えないんですよね。ギンギンということですね」とさらり。
そして「来年3月(のK’s FESTA)はまだトーナメントは決まってないですよね? 70キロのトーナメントやっちゃいましょうよ!」とアピール。出場選手については「城戸、あと誰? 和島、神保、城戸、神保、和島、神保…神保。これでいきましょう」とまさかの外国人締め出しを画策しているよう。
レスナーがミステリオ親子のWローブローに悶絶も王座防衛【11・24 WWE】
レスナーとミステリオがWWE王座をかけ対戦
WWE「サバイバー・シリーズ」(現地時間11月24日、イリノイ州シカゴ/オールステート・アリーナ)で“野獣”ブロック・レスナーとレイ・ミステリオがWWE王座をかけたノーホールズバード&ノーDQ戦で激突した。
息子ドミニクの報復を誓うミステリオはゴングと同時に鉄製パイプを取り出すも、レスナーのクローズライン3発でダウン。その後も体格差があるレスナーはベリー・トゥ・ベリーでミステリオを解説席に投げつけるとジャーマン・スープレックス3発を繰り出して圧倒。レスナーの一方的な攻撃に息子のドミニクが現れると白いタオルを持って攻撃中止を懇願。
中邑真輔らWWE3ブランド対抗の王者対決はNXTが勝利【11・24 WWE】
ストロングにキンシャサ炸裂もAJがフォールを邪魔
WWEのIC王者・中邑真輔(withサミ・ゼイン)が「サバイバー・シリーズ」(現地時間11月24日、イリノイ州シカゴ/オールステート・アリーナ)で因縁のUS王者AJスタイルズ、NXT北米王者ロデリック・ストロングとWWE3ブランド対抗の王者対決で激突した。
序盤、中邑はニー・ドロップやランニング・ニーをスタイルズに決めると、ストロングにはかかと落としからのランニング・ニーで攻め込んでいく。
さらに中邑はAJがストロングを抱えたところでライダーキックを放ち、そのままキンシャサを狙ったが、AJに足を引っ張られてチャンスを逃してしまう。続けて中邑はリバース・パワースラムからキンシャサをストロングに炸裂させるも、スタイルズが再びカットに入ってカウント2。