スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
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QUINTETが軽量級大会を開催。内柴正人が二度目の参戦【7・13 QUINTET 】
TEAM SAKURABA(仮)に中村大介、出花崇太郎、世羅智茂の3人の出場が決定
桜庭和志がゼネラルプロデューサーを務めるQUINTETが5月11日、「QUINTET FIGHT NIGHT 7 in TOKYO」(7月13日、東京・後楽園ホール)の開催を発表した。
今大会は5人の合計体重360kgの軽量級カテゴリーで行われ、TEAM SAKURABA(仮)、TEAM WOLF、TEAM BRAVE GYM、TEAM TRI-FORCEの4チームが出場する。
TEAM SAKURABA(仮)は桜庭が自ら選抜した選手たちが集合。現在、中村大介、出花崇太郎、世羅智茂の3人の出場が決定している。3選手とも腕十字を得意としており、夢の“アームバートリオ”結成となった。残る2人は現在選抜中となっている。
小見川道大率いるTEAM WOLFは「QUINTET FN5」でTEAM CARPE DIEMと熱闘の末に旗判定で敗れた時と同じメンバーで再登場。全く同じメンバーでリベンジに挑むのは初めてのケース。オリンピックのアテネと北京2大会連続で柔道男子66kg級の金メダルを獲得した内柴正人が2度目の参戦を果たす。
TEAM BRAVE GYMはMMAを引退した宮田和幸がグラップリングで復帰。自らチームを率いて優勝を目指す。宮田以外のメンバーは現在選抜中だ。
TEAM TRI-FORCEはCARPE DIEMと並ぶ日本柔術トップブランドであるトライフォースがQUINTETチーム戦に初登場。ノーギ柔術の世界チャンピオン澤田伸大がリーダーとして出場し、秋田大会でTEAM SAKURABAのメンバーとして出場した鈴木和宏も参戦。QUINTETルールでどんな試合を見せてくれるのか注目が集まる。
5月23日のK-1大田区大会が緊急事態宣言延長で開催延期に【K-1】
会場側が施設の使用停止を延長
K-1実行委員会が5月11日、「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」(5月23日、東京・大田区総合体育館)の延期を発表した。代替日程・会場・チケットについては調整中で、詳細が決まり次第発表される。
東京都では11日までの予定だった新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための緊急事態宣言が7日に31日まで延期されていた。政府は延期にあたり大規模イベントについては11日までの「無観客」から上限5000人か定員の50%までに規制を緩和していた。
同じく宣言が延期された大阪府では無観客を継続。東京都は国の方針に従い規制を緩和したが、会場側はこの日、ホームページで緊急事態宣言解除までの間、原則として施設の使用を停止する旨を発表していた。
同大会では「バンタム級日本最強決定トーナメント」、フェザー級王者となった椿原龍矢の戴冠後の初戦、MIOと菅原美優の女子アトム級の注目の一戦などが行われる予定だった。
ストローマンがメイン戦に乱入して王者ラシュリーとマッキンタイアにランニング・パワースラムを連発【WWE】
「レッスルマニア・バックラッシュ」でWWE王座トリプルスレット戦
WWE「ロウ」(日本時間5月11日配信、フロリダ州タンパ/イングリングセンター「WWEサンダードーム」)で“巨獣”ブラウン・ストローマンが王者ボビー・ラシュリーと元王者ドリュー・マッキンタイアのメイン戦に乱入して2人をランニング・パワースラムの連発でKOした。
この日はPPV「レッスルマニア・バックラッシュ」のWWE王座トリプルスレット戦を前に、メイン戦でラシュリーとマッキンタイアが激突。
いきなりマッキンタイアがクレイモアを放てば、これをかわしたラシュリーがハートロックでマッキンタイアを捕まえて序盤から大技の攻防を展開した。マッキンタイアがネックブリーカー、グラスゴー・キス、スパインバスターと連続攻撃を仕掛ければ、ラシュリーもカウンターのクロスバディーからハートロックを狙って激しい応酬となったが、マッキンタイアがクレイモアをクリーンヒットさせたところでストローマンが突如乱入。
“女帝”アスカが2連戦でシャーロット相手の6人タッグ戦を制すも王者リアに惜敗【WWE】
「レッスルマニア・バックラッシュ」のロウ女子王座トリプルスレット戦で対戦
WWE「ロウ」(日本時間5月11日配信、フロリダ州タンパ/イングリングセンター「WWEサンダードーム」)で、“女帝”アスカが“女王”シャーロット・フレアー相手の6人タッグ戦と王者リア・リプリーとのシングル戦という過酷な2連戦を戦った。
アスカはPPV「レッスルマニア・バックラッシュ」でリアとシャーロットとロウ女子王座トリプルスレット戦で対戦する。
アスカはまずはマンディ・ローズ&デイナ・ブルックとタッグを組んでシャーロット&シェイナ・ベイズラー&ナイア・ジャックスと6人タッグ戦で激突した。アスカはドロップキックをシェイナに放って攻め込むも、試合途中にブランコに乗った“小悪魔”アレクサ・ブリス(with リリー)が「邪魔してごめんね。ただある人が気になって来ただけ」と意味深な発言をしてステージに現れた。
半年ぶり復帰の吉村直巳が大鷲透、平田一喜とのトリオでKO-D6人タッグ王座挑戦を表明【DDT】
「あこがれてた火野選手と試合できるから、今のチャンピオンに挑戦しましょう」
DDTプロレスが5月9日、無観客で東京・後楽園ホール大会を開催し、動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」で生中継された。第5試合では、腰の負傷のため、欠場していた吉村直巳が半年ぶりの復帰戦に臨み、試合後にはKO-D6人タッグ王座への挑戦を表明した。
この日、吉村は「ディザスター・ボックス」のメンバーとして、HARASHIMAと組み、ノーチラスの元タッグパートナー上野勇希、MAO組と激突。上野ともバチバチにやり合った吉村は、得意の払い腰を見舞うなど追い込んだ。しかし蘇生した上野はブリザード・スープレックス・ホールドからBMEを決めて3カウントを奪取。吉村は復帰戦を白星で飾れなかった。
吉村は「今日やってみて、改めて欠場中に思った不安とか上野さんとの差がハッキリ見えました。俺が巻きたかったそのベルト(DDT UINVERSAL王座)、それを獲れる位置に行くので。猛スピードで追いかけていくから楽しみにしててください」とマイク。
ディーノ&ササダンゴが6・6「サイバーフェス」でのノア杉浦軍との対抗戦を熱望【DDT】
「異なる価値観が交わることで魅力が発揮される」
DDTプロレスが5月9日、無観客で東京・後楽園ホール大会を開催し、動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」で生中継された。第2試合の4WAYタッグマッチを制した男色ディーノ、スーパー・ササダンゴ・マシン組が6月6日、埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催される「CyberFight Festival 2021」でプロレスリング・ノアの杉浦軍との対抗戦を熱望した。
この日、ディーノ、ササダンゴ組は、高木三四郎、納谷幸男組、大鷲透、平田一喜組、彰人、中村圭吾組と「イントゥ・ザ・リングルール」で対戦。これは3カウント、ギブアップはなしで、場外でのみ戦い、リング内に誰か一人を入れた時点で勝利という変則的なもの。会場の後楽園ホール側からは、南側客席エリアへの立ち入りを厳重に禁止された。
4軍は場外で戦いを繰り広げ、高木は戦闘用チャリンコ、ドラマティックドリーム号を投入するも不発。高木と納谷は南側客席に転落させられ、後楽園ホールのお偉いさんにお目玉を食らい平謝りするハメに。その間に、ササダンゴがエプロン上からのブレーンバスターで、中村をリングに投げ入れてディーノ組が勝利した。
準烈がタッグリーグ初戦でクリス&本多に不覚。秋山「負けたけど立て直せば何とかなると思いたい」【DDT】
本多がサミングから大石をくるり
DDTプロレスが5月9日、無観客で東京・後楽園ホール大会を開催し、動画配信サイト「WRESTLE UNIVERSE」で生中継された。同大会では団体として16年ぶりとなるタッグリーグ戦「Ultimate Tag League 2021」(5チーム参加)が開幕。セミファイナルでは、優勝候補の一角である秋山準、大石真翔組(準烈代表)が、正式なタッグチームではないクリス・ブルックス、アントーニオ本多組(欧州代表)に不覚を喫す波乱の幕開けとなった。
序盤、準烈コンビが優位に進めると、本多は早くも創作昔話「ごんぎづね」を披露しようとするも秋山が蹴りを入れて阻止。秋山が本多の急所にヒザをたたき込むなど、準烈の優勢は続いた。窮地の本多は再度「ごんぎづね」をトライ。今度は秋山も大目に見たが、不意を突いて本多がサミングを狙うも秋山はカット。本多はなんとか大石を攻め立てるも、秋山のサミングを食って流れが変わった。大石がミラクルエクスタシーでフォールを取りにいくもカウントは2。ならばとフジヤマニーロック狙いも、本多がレフェリーの死角を突いてサミング。そのまま丸め込んで大石から3カウントを奪取した。
ついに最終試合。平本蓮の弟・丈が負傷でTKO負け。涙の弟に兄が「気にすんな。始まったばっかだ」【格闘DREAMERS】
試合前、髙谷総監督が「権利を全力で勝ち取ってください」
ABEMAの格闘オーディション番組『格闘DREAMERS』の第9話が5月8日、放送された。
同番組ではプロの格闘家として大成することを夢見る若者たちにスポットを当て、彼らがプロ格闘家として「LDH martial arts」との契約を勝ち取るまでのプロセスに完全密着している。
今回は契約にあたっての重要な要素となる最終試合の模様が放送された。
オーディションは200通を超える応募の中から書類審査、実技審査、面談、そして2泊3日の“地獄の合宿”を経て参加者は12人に絞られた。この12人はGENERATIONSチームとTHE RAMPAGEチームにそれぞれドラフト分けされ、4月26日に行われる最終決戦に向かうはずだったのだが、第6話では総合格闘家・平本蓮の弟・平本丈とGENERATIONチームの名津井楓の間でまさかの「入れ替え戦」が行われ、平本が勝利を収めメンバーが入れ替わるという急展開が起こった。
最終試合は計8試合が行われた。前半はオーディションを勝ち抜いてきた者同士のつぶし合い、後半4試合は他団体で活躍する“外敵”を相手にしたいわば腕試しの試合となる。今回は前半の3試合が放送された。
試合が始まる前、今回のオーディションで総監督を務めたLDH所属の総合格闘家で元DREAMフェザー級世界王者の髙谷裕之氏がケージに入ると「選考で選ばれた人は、LDHの完璧なサポートで100%格闘技に集中できる環境になれると思います。格闘技に懸けている思いやプライドは、試合で見ている人に伝わると思うので、その権利を全力で勝ち取ってください。今日は熱い試合を期待しています」と選手たちに語り掛けた。
取組で頭部強打の大相撲三段目・響龍さんが死去
大相撲の三段目力士、響龍さん=本名・天野光稀、山口県出身、境川部屋=が4月28日午後、急性呼吸不全のため東京都内の病院で死去した。28歳だった。日本相撲協会が29日に発表した。
響龍さんは3月26日の春場所13日目にすくい投げで敗れた際、頭部を土俵に強打。そのまま動けなくなり、救急搬送され、入院していた。現役力士の死去は、昨年5月に新型コロナウイルス性肺炎による多臓器不全で亡くなった三段目の勝武士さん以来。
1月の初場所では不成立となった立ち合いで頭をぶつけあい、意識がもうろうとなった力士がそのまま相撲を取ったケースがあった。場所後に審判規則を変更し、脳しんとうなどで相撲を取れる状態ではない場合、不戦敗とすることを決めるなど、協会として安全対策を強化したばかりだった。
女子1万メートルで最下位ゴールの福士加代子 去就は明言せず
東京五輪代表選考会を兼ねて開催された陸上の「日本選手権」(静岡・静岡スタジアム)で5月3日に女子1万メートル決勝が行われ、広中璃梨佳(日本郵政グループ)が31分11秒75で優勝、安藤友香(ワコール)が31分18秒18で2位に入った。2人はともに五輪参加標準記録を突破し代表に決まった。
トラックとマラソンで4大会連続で五輪出場を果たしている福士加代子(ワコール)は完走した19人の中で最下位に終わり、同種目での五輪出場の可能性は消滅した。福士は「やり残したことはないぐらいやった」としながらも、今後については「またやりたくなったらやるかな」と明言は避けた。