4月13〜14日、代々木公園で、同公園ドッグランサポーターズクラブ主催「わんわんカーニバル2013」が行われた。この2日間とも天気に恵まれ、まさにお出かけ日和。可愛らしく着飾った犬たちが、春の到来を告げるかのように、ミズミズしい「鼻」を咲かせていた。
イベントは、犬が鍛え抜かれた芸を繰り広げる「芸−わん!グランプリ」、2分間の「おすわり・待て」に挑戦する「ザ☆スーパーシット」、無料でプロカメラマンが撮影してくれるコーナーなど内容が盛りだくさん。犬を連れて食事が楽しめる「ドッグカフェ」には「富士宮やきそば」「ちばドック」など、ご当地フードの出店もあり、犬だけでなく飼い主も十分楽しんでいる様子だった。
会場にはペットの専門学校に通う学生ボランティアの姿も。ステージでは、イベント制作会社のディレクターが学生ディレクターと共に、どれだけ「待て」ができるか競う「マテ王選手権」などのイベントを仕切っていた。
また、同じような学生の取り組みとして、犬の「社会化」をトレーニングするブースもあった。「社会化」とは、対人・対モノ・日常生活を営む社会に対して、日ごろから慣れ親しむ「ふれあい」を持つという意味の言葉のようだ。犬は小さいころから、そうした「ふれあい」がないと、攻撃的な性格になってしまうらしい。「犬社会のエチケット」といった感じか。
専門学校で「社会化」の訓練を受けた犬たちは、老人ホームなどでリハビリの手伝いなどにも一役買っている。動物の癒しには誰しも顔がほころんでしまうもの。傘を開くだけで怖がってしまったり、車イスを警戒してしまったりしないように、日々トレーニングしているという。