【今週の人】ビルジニア・ラッジ 新ローマ市長

(写真:AP/アフロ)
 イタリア地方選挙の決選投票が19日に行われた。ローマ市長選では国政野党の新興政党「五つ星運動」の女性候補、ビルジニア・ラッジ氏(37)が得票率約67%で、レンツィ首相が率いる中道左派の与党、民主党の候補(同約33%)を大きく引き離して当選した。ローマで初の女性市長となる。

 五つ星運動は芸能界出身のベッペ・グリッロ氏が既存政党に対抗するため創設。汚職撲滅などのほか、単一通貨ユーロや財政緊縮への反対を掲げる欧州連合(EU)懐疑派。

 ローマでは昨年10月、民主党の市長が公費流用疑惑で辞任。この反動で、新鮮なイメージがあり汚職撲滅や行政サービス向上を訴えるラッジ氏に支持が集まったとみられる。ラッジ氏は弁護士で1児の母。当選後、「新たな時代が始まる。順法と透明性を市に取り戻す」と記者団に述べた。