東京ゲームショウ2018、eスポーツやネット配信にさらに注力



 東京ゲームショウ2018(TGS2018)の開催概要発表会が22日、都内で行われた。期間は9月20日から23日の4日間で会場は幕張メッセ。20・21日がビジネスデイで、22・24日が一般公開日。来場者は例年並みの25万人を見込む。「新たなステージ、開幕。」をテーマに掲げ、eスポーツや需要の高まっているネット動画配信を強化して、より充実したショウを目指す。

 TGS2018の軸となるのは、①eスポーツ②国内外へのネット動画配信体制の強化③VR(仮想現実)/AR(拡張現実)/MR(複合現実)など新しいテクノロジー、そして④グローバル。

 日本国内においても注目度が高くなってきたeスポーツでは、昨年好評を博した大型ステージ「e-Sports X(クロス)」の会場を拡大かつ強化、国内外での選手の活躍をサポートするような国際的なイベントへと引き上げていく。

 動画配信については、昨年、中国向けの配信をスタートしたことなどで海外からの視聴者が600万人超え。配信プラットフォームの拡充など体制をさらに強化することでより多くの視聴者の獲得を目指す。



 一般財団法人コンピューターエンターテインメント協会(CESA)の岡村秀樹会長は、海外からの参加者が増えていることに触れ「東京ゲームショウの発信力が非常に強くなったことの現れだと思っている。日本がゲーム文化の、世界の中心たる情報発信の場であるということ、ハブ機能をこれからも堅持していきたい。毎年新しいチャレンジを行って新たな話題作りをしていきたい」と、意気込んだ。