9秒997 山縣亮太【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:松尾憲二郎(2018年 8月26日 アジア大会 陸上 男子 100m 決勝)
9秒997は9秒か、10秒か。


昨年インドネシア・ジャカルタで開催された、アジア大会100m決勝。

山縣選手は着差判定タイムが9秒997で3位。2位のカタール人選手は9秒995。

二人とも公式記録は1000分の1秒が繰り上げとなり、10秒00。

追い風0.8m。日中は日陰を好み、夕方以降は風は涼しいが 蒸し暑かった記憶がある。
その後、中東での撮影を2回経験したのでジャカルタの暑さは定かでないが。


今月末、陸上日本選手権が博多で開催される。
何人もの日本人選手が10秒00の境界線で戦っている。

しかし、レースの勝者はおそらく1人。いかなるタイムであれ、気象条件であれ、1着はだれか。


その日の最強スプリンターはだれなのだろうか。


あと2週間、日本選手権での撮影ポジションをじっくり考えたい。

カメラのシャッタースピードは1000分の1より早い1250分の1もしくは2000分の1秒になるだろう。


■カメラマンプロフィル
撮影:松尾憲二郎
1985年 東京生まれ。
都立工芸高校デザイン科、東京造形大学デザイン学科卒業。
学生時代よりエクストリームスキーヤーとしてアメリカを中心にワールドツアーを転戦。
選手引退後、バックカントリースキーを中心に撮影者として雪山を登ってきた。
2014 年より「アフロスポーツ」に所属。
現在は様々なスポーツを撮影している。
日本スポーツプレス協会(AJPS)会員

■取材歴
2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、柔道・世界選手権(カザフスタン/アスタナ)
2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック
2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)
2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)、体操・世界選手権(カタール/ドーハ)

■個展
2011 冷やしボブ(ボブ東京)
2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展 (UP LAND 札幌)
2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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