オトナのタイムトライアル 元箱根ランナーの激走【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:長田洋平(2019年6月9日 オトナのタイムトライアル)
オトナのタイムトライアルをご存知だろうか?

通称OTT。陸上界で話題の草トラックレースだ。
参加者は基本的に市民ランナー。子供からお年寄りまで幅広く、皆“ガチ”で楽しみながら自己ベストを目指している。
今大会は1500mと5000mの2種目で、1日に20レース以上が実施された。

OTTの魅力の一つは豪華なペースメーカーの存在だ。
全てのレースで名のある選手と一緒に走ることができる。

選手との距離の近さもOTTの醍醐味の一つだ。
ギャラリーはトラック上4コースまで前に出てきて、手を伸ばせば触れられる距離から声援を送る。
ランナーの息遣いが聞こえてくる。
DJあり、マイクパフォーマンスのアオリあり。
心なしか気持ちの距離も近くなるような心地良い雰囲気が常に会場を覆っている。

この写真は最終レースを走る大村一さん。
往年の箱根ファンなら知ってる人もいるだろう。
ペースメーカーとしてこの大会に参戦しており、この日は既に何レースもランナーたちを導いてきた。

そして、最終組に集結したのは最速の市民ランナーたちだ。
元箱根ランナーとはいえここまでのレースで体力を消耗しきっていた大村さんは序盤から大きく遅れを取った。
それでも止まることなく腕を振り、顔を歪めながらも走る姿にギャラリーの声援は次第に大きくなっていった。

走る姿はその人を表し、その姿を見て人々は声援を送る。

これまでランナーを引っ張ってきたペースメーカーがこの時ばかりは、ギャラリーの大声援を背に気力を振り絞って激走した。

想像でしかないが、大村さんはとても優しい人柄だろうなと写真を撮りながら思った。

【カメラマンプロフィル】
撮影:長田洋平
1986年、東京出身。かに座。
早稲田大学教育学部卒業後、アフロ入社。
2012年ロンドンパラリンピック以降、国内外のスポーツ報道の現場を駆け回っている。
最近では平昌オリンピック、ロシアW杯を取材。
今年の目標は英語習得とボルダリング5級。

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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