吉川晃司、三国志・曹操の墓の出土品と念願の対面!「現地では入り口までしか行けなかった」



 さらに三国志の魅力を問われると吉川は「まず、殷周時代や春秋戦国時代は次々と文化に変化があった面白い時期なのですが、そのあたりの刺激なことやドラマティックなことを集め、史実も含めて三国志演義として脚色してあるんです。それと“兵どもが夢のあと”というか、誰も成就できず司馬氏に全部持っていかれてしまうわけですが、人間の栄枯盛衰を表す教訓にもなっているのかな、と」と語った。

 過去に、本展で紹介される曹操高陵に訪れたこともあるという吉川。「展覧会では曹操高陵を再現してありますが、自分はテレビの撮影で現地に行った際、入り口までは入れていただいんですが、当時その先に行けなくて。その先から、こういうものが出てきたんだ、と」と、曹操高陵からの出土品「かん」を感慨深げに眺めていた。

 日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」は9日から9月16日まで、上野の東京国立博物館 平成館にて開催される。

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