鈴木亮平「勝てるんじゃないかな」ボクシングの井上尚弥と拳を交わす

拳を交わす2人
 この日が初対面の2人。「映画で見ていたよりもシュッとしている」(井上)、「大きい人だと思っていたけど……」(鈴木)と、それぞれ「よく言われる」という印象を交換。上背のある鈴木が「……ひょっとしたら勝てるんじゃないかと思ってくる」と2人で向き合い、少しだけ拳を交わした。井上がもぐりこんでパンチを繰り出すと、鈴木は「まさか打ってくるとは思わなかった」と笑った。

 この日は、アンバサダーを務める鈴木が製品のプレゼンテーションを行い、井上はイベントのために伸ばしてきたヒゲで最高峰モデル『ブラウン シリーズ 9』を体験した。

 ヒゲに関してトークも行い、鈴木はヒゲとボクシングの関係に興味津々。井上は「ヒゲを生やしている人が言うには、パンチが逃げやすいというか。ヒゲでダメージをちょっと吸収できるという理由で生やしている人もいます。でも、それは関係ないんじゃないかと思う」と、笑った。
……まさか、打ってくるとは!
 お互いヒゲが薄いという共通点がありながらもヒゲそりは必須だという。井上が「計量の日に、ヒゲをそらずに行ってしまったんですよ。そのときには、うっすら生えている感じに自信を無くして」と明かすと、鈴木も「ヒゲをそるというのは自分に自信を与えること」と同意していた。

「必ず試合の前だと、ここ一番というときはそるようにしている。身だしなみから自分の自信をつけるじゃないですけど、見た目から変えていくことを意識しています。準備は強さだけじゃなく、見た目からの自信もしっかりつけて行けるように」と、井上。

 この日、次戦となるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)の決勝が11月7日にさいたまスーパーアリーナで行われることが正式に発表された。井上は「日本人初となるトーナメントへの参加。日本ボクシング界が盛り上がるような、後輩の選手たちが活躍してこのトーナメントにまた出られるように、次は勝利して優勝しなければいけない。すごく責任のある一戦だと思っている。あと3カ月精進して、いつも通りのパフォーマンスができるように頑張っていきたい」。

 鈴木は「本番の日はヒゲをそってくださいね(笑)」と、エールを送った。
「人がヒゲをそるところって見ないですよね」と鈴木
決勝当日は、「シェーバーのように“キレ味のいいパンチ”を繰り出す」と井上
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