回転劇場版「ウェスト・サイド・ストーリー」は4Dを超えた感動があった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 10月に旗揚げする「令和反戦楽団」の稽古に突入しております。しかし…初めて稽古時に脚本が完成していないという事態に陥っております。

 これが産みの苦しみというやつなんでしょうか。やはり今までのプロデュース公演とはちょっと違うなにかがあるんでしょうか…。

 まあ頭の中ではだいたい出来上がっているので、出演者の皆様、ご安心ください。

 さて、そんななか今回の鑑賞記は初めて演劇について書かせて頂いております。

 では始めましょう。
黒田勇樹
 IHIステージアラウンド東京で上演中の、ミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」を観てきました。

 客席が360度回転する特別な作りになっていて、通常の舞台では、一度照明が落ちたり、セットが移動したりして場面転換していくのですが、この劇場は逆。

 まるで遊園地のアトラクションの中にいる様に、360度に作り込まれたセットに対して、自分たちが移動して見ていくスタイル。

 更に、舞台両脇のスクリーンが、幕の様に開閉して映画やテレビでいう「画角」を自在に調整されていきます。

 さて、こういう「新技術」を使う演目で最も気になるのが「作品との親和性」

「ウェスト~」は言わずと知れた名作なので「わざわざ“回転”を見せる為の不要なシーンや演出が足されていたらどうしよう」と思いながら劇場に足を運びました。

 映画でも3Dや4Dが出始めた頃って、「本当にこのシーン必要?」みたいな映画が乱発されたじゃないですか。

 3Dは「アナ雪」の氷の表現でやっと親和性を感じ、4Dは「バットマンVSスーパーマン」で、正面の映像を多用したアクションシーンで「椅子の揺れでどちらに感情移入するかが誘導される」という素晴らしい演出が確立された印象です。

 今回、初めての回転劇場だったのですが…

 すげー良かった!!

 回転する場面では、ダンサーたちが素晴らしい跳躍力で移動しながら、客席の動きに合わせて正面を外れない様に踊り続けたり、時には本物のバイクを走らせたりと「回っている間」を感じさせない演出の連続。

 更に、死角になったところではセットの転換が行われていて、体感は360度以上の移動をしているよう。

 まさに、劇場のキャッチコピーにされている「没入型」の演目でした。

 この“没入”で最も「やられた!」と思ったのが、主人公とヒロインがベランダで愛を語り合うシーン。

 ベランダを残して全てのセットが映像用のスクリーンで覆われる瞬間があるのですが、ここで背景として映される映像が、街の夜景から夜空に「昇っていく」んですが、ここまでずっと席を回されているから「え!? 上下にも動くの!?」という錯覚をしてしまう。

 まるでホーンテッドマンションかタワーオブテラーの様だったと言えばわかって頂けるでしょうか?

 まさに「4次元を超えて、名作の世界に没入できる」素敵な観劇体験でした!
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