仏大女優ドヌーヴ、ビノシュが日本愛語る「日本にあってフランスにないもの」とは


 
「こんな形でこの2人と映画を撮るなんて、撮り始めてからも夢のよう」と是枝監督。

 主人公の大女優ファビエンヌを演じたドヌーヴは「一番最初は役のオファーというより、まずお目にかかる機会を頂き、その後、パリやカンヌ、東京でお会いして、一緒に映画を作りたいという思いを分かっていただき、配役していただいてうれしかったです」と本作出演の喜びを語り、是枝監督の印象について聞かれると「個人的なことですね(笑)。監督はフランス語を話せず私も日本語が話せず、常に通訳を通して話していたのでもどかしいこともあったんですが、一緒に接しているうちに、目線や表情から監督がこのシーンで何を考えているのか、ということを読み取れるようになりました」と笑顔で振り返った。