GoTo開始から1ヶ月。小池知事が評価語る

記者会見に出席した小池百合子東京都知事(写真:Pasya/アフロ)
 22日で政府の観光支援策「Go Toトラベル」開始から1ヶ月が経つ。東京都の小池百合子知事は21日、定例記者会見に出席し、キャンペーンを振り返った自らの考えを語った。

 開始から1ヶ月の評価や東京都がキャンペーンから除外された点を問われた小池知事は「Go Toキャンペーンは政府の責任おいて進めてこられたわけであります」とした上で、「都内ではもっと都民に来ていただきたいということで、ホテルなどで都民割などをしているところがあります。色々な工夫をしながら、感染防止対策などをしっかり行なって、旅先での安全を守っていきたいと存じます」と述べるにとどまった。

 一方、都の島しょ部や西多摩地域の町村を中心に構成されている町村会は17日、都内発着の旅行をキャンペーンの対象に含めるよう、国に要望書を提出した。こうした動きについて小池知事は、「最初の頃は、島の皆さんも“島に来ないでください”と明確に申していた。また、多摩地域の方々からは道の封鎖などのご要望も承ってきました。一方で、(感染)対策については、分かってきたこともあるかと思う。クラスターの抑え方や手洗いの励行、お食事処では席を離したり、アクリル板を貼っていただいたりなど、工夫をされてきた。それをどのようにサポートするのか、たとえば、小笠原に行く際のPCR検査をより効果的に行なっていくなど工夫を凝らしながら、地域のニーズに応えられるよう、皆さんの考えも受け止めていきたい」と語った。