【KEY WORDで見るニュース】一身上の都合、世界都市総合力、ディエム

ロンドンの風景

一身上の都合


 政府は12月8日、西川公也内閣官房参与が辞任したと発表。加藤勝信官房長官は同日の記者会見で、西川氏から参与辞任の申し出があったと明らかにし、理由は「一身上の都合」と説明した。西川氏は、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による吉川貴盛元農水相への現金提供疑惑にからみ、関与が取り沙汰されている。

世界都市総合力


 森記念財団都市戦略研究所が12月8日、世界の主要48都市を対象に経済、居住など6分野70指標で評価を行う、2020年の世界の都市総合力ランキングを発表。東京は3位を維持したが、人材確保をはじめとする経済に関するスコアの下げ幅が大きく、9年連続で首位となったロンドンと2位のニューヨークに大きく水を開けられた。東京は「清潔さ」が高く評価された一方、「優秀な人材確保の容易性」の指標で評価を下げた。

ディエム


 米交流サイト大手フェイスブック(FB)の暗号資産(仮想通貨)「リブラ」が名称を「ディエム」に変えて再出発することが12月1日に発表された。早ければ来年1月にも発行されるとみられている。リブラについては複数通貨と連動した仮想通貨の実用化を目指したことから各国の金融当局から金融犯罪に悪用されるなどとする懸念の声が相次いだ。そのためディエムは単一通貨を裏付け資産とする仕組みになったが、7日の先進7カ国(G7)財務相らによる電話会談では、改めて強い規制が必要だとの意見が出ている。