武井咲と大友啓史監督が揃って“るろ剣展”原画の迫力を前に「まさに撮影もこんな感じ」

(c)和月伸宏/集英社
 展覧会のために描きおろされたキービジュアルイラストを見た大友監督は「僕の勝手な考えですが、最近の剣心の画のタッチは、”健(たける)剣心”が入ってるような気がするんですよね」と、映画版に主演している佐藤健さんに言及。武井も「当時のセリフを思い出しちゃいますね。ザワザワしてきました(笑)」。

  最新映画でも描かれている【人誅編】のエリアでは、剣心と雪代縁の闘いを描いた原画の前で足を止め「まさに撮影もこんな感じでした」と大友監督。武井も「今まで描かれてきた剣心の闘いとは違いましたね。声が出せないというか、邪魔してはいけないという異様な雰囲気でした」と振り返った。

(c)和月伸宏/集英社
 観覧を終えた大友監督は、「間近で見ると迫力が違いますね。和月先生がどんな思いを込めて描かれたのか、剣の一振りにどれだけの時間を込めたのか直接伝わってきました。原作から何を感じるか、原作からのインスピレーションを得ようと思って読んでいた時の熱を思い起こさせられた感じがしました」と興奮した様子。

 武井は「大友監督と回らせていただいたので、映画化当時の監督の思いと大変さが伝わりました。これだけ細かいところまで見られるのはすごく貴重だと思いますし、1作目からの撮影をすごく思い出しました。あれから 10 年経ったとは思えないんですけ ど、こうやって剣心たちと一緒に過ごしてきたんだなと強く感じました」とコメントした。

 同展は、和月伸宏による大ヒット漫画『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』の誕生から 25 周年の節目を記念して企画された初めての大規模作品展。主人公である緋村剣心を筆頭とした登場人物たちがそれぞれの生き方を模索しながらも信念を貫く姿を、200点超の直筆原稿やカラー原画などで紹介している。

 東京ドームシティのGallery AaMoで開催中。3月7日まで。