LDH、新会社「HIAN」を設立 韓文化コンテンツ専門投資VCと共同で


 EXILEや三代目J SOUL BROTHERSらが所属する株式会社LDH JAPANは、26日、韓国の文化コンテンツ専門投資ベンチャーキャピタルのTGCKパートナーズと組み、コンテンツ専門の新会社「HIAN(ハイアン)」を設立したことを発表した。これによって、LDH JAPANは、HIANを通じてコンテンツビジネスを拡充し、日韓のマーケットをリードして、グローバルマーケットに本格的に進出する総合エンタテインメントグループとして飛躍する。


 新会社の事業は、① LDH JAPANおよびTGCKパートナーズ両者が共同制作する映画、ドラマ、ミュージカル、アニメ、音楽、ゲーム、漫画、放送映像物等のコンテンツを制作するための提案/企画/開発/配給、②韓国および日本のコンテンツIPを活用したニューコンテンツの共同開発、③ 韓国および日本の企業、およびコンテンツIP、そしてアーティストや俳優らのグローバル市場進出、マーケティング協業など。


 TGCKパートナーズは、2014年に韓国で初めて外国資本が参画して設立されたベンチャーキャピタル会社。ブルーノ・マーズ、クイーン、リンキン・パーク、スティーヴィー・ワンダー、メタリカなど数々の海外アーティストの韓国におけるライブ活動に投資し、韓国初の公演ファンドを結成、運営している。『ジキルとハイド』『ラマンチャの男』『三銃士』『ジャック・ザ・リッパー』など韓国へのミュージカルコンテンツの導入及び活性化に寄与し、映画コンテンツ業界においても『オールド・ボーイ』『グエムル-漢江の怪物-』『10人の泥棒たち』『82年生まれ、キムジヨン』を筆頭に多数の有名作品をプロデュースしている。


 今後は、韓国で680万人以上を動員した大ヒット映画『犯罪都市(原題:The Outlaws)』の続編で、2022年日韓同時公開予定の『犯罪都市2(原題:The Roundup)』の配給を行うことが決定している。また『犯罪都市』の主演を務めた俳優でプロデューサーのマ・ドンソクと同作のオリジナルプロデューサーが共同で参加し、日本版リメイクの制作も決定している。また、アクションコメディ映画『Uncles』も韓国版・日本版の制作を検討中だ。


 また、チェコ原作のミュージカルとして日本や韓国でも絶大な人気を誇る「ミュージカル三銃士」も10年ぶりに日本でリメイク予定だという。