コロナ後遺症、3ヶ月以上が4割。小池知事「甘く見ないで」

写真:つのだよしお/アフロ

 東京都の小池百合子知事は7日、記者会見を開き、今月31日までの延長が予定されている緊急事態宣言における都の方針や、都内感染者の後遺症の実態を示し、改めて警戒を呼びかけた。

 東京都ではこの日、新たに907人の感染者が確認された。きのう開かれた感染状況や医療提供体制を分析・評価する44回目のモニタリング会議では、都内の新規感染者のうち65%が変異株「N501Y」に感染していることが示され、流行の主体が感染力の強い変異株に急速に置き換わりつつこと、医療提供体制が通常の医療を大きく制限している危機的な状況であることなどから、最も高い警戒レベルで総括コメントされた。

 小池知事は新型コロナウイルスの後遺症についても言及。都内8つの窓口に寄せられた216件の相談内容では、割合の高い順に、嗅覚異常が39%、味覚異常が29%、倦怠感が28%だった。相談者の年代は、同様に40代が22%、20代が18%、30代が15%だった。また、陽性が判明してから相談日までの経過日数では、3ヶ月以上と答えた人が4割を占めていることから、長い期間、後遺症に悩まされている人が少なくないことが示された。小池知事は「(無症状が多いとされた)若い方も他人事ではないことがわかる。コロナに慣れない、甘く見ないということを強調したい」と話した。

 きのう1都3県の知事が参加し行われたテレビ会議では、意見交換の上、31日までの延長要請を決定。政府の方針後、小池知事は今晩改めて、延長に際する都の方針を発表するという。