池袋西口公園に世界遺産現る⁉ 豊島区で参加者を巻き込むデジタルアートイベント開催中

 豊島区と一般社団法人アート東京が取り組むアート・カルチャー交流『池袋デジタルアートパーク』が豊島区の各所で開催中。区民はもちろん、池袋周辺で生活する人たちを楽しませている。

 28日、池袋西口公園のグローバルリングシアターに、バーチャル世界遺産の二条城「唐門」が出現。専用のQRコードをスマホなどで読み取ってカメラ越しにグローバルリングシアターを見回すと、3DCG化された「唐門」が登場するというものだ。


イメージ画像(一般社団法人アート東京のプレスリリースより

門の奥はグローバルリングのステージ。全部入れるにはもう少し距離が必要なよう……

 そのARの「唐門」で、スペシャルな企画も始まった。「バーチャル世界遺産二条城が出現! 生演奏と舞踊が融合する舞台『Digital “時空”』」で、デジタルアートと音楽、そして和装での舞いで構成されるものだ。琴、三味線といった和楽器とダンスミュージックが融合した楽曲が特徴のRin’が生ライブを行い、それにハクビ京都きもの学院の巣鴨校生徒たちが加わり優雅に舞う約30分間の舞台。ライブパフォーマンス中は自分の目でパフォーマンスを堪能できるが、スマホのカメラ越しに「唐門」とのコラボレーションも楽しめる。


 一般社団法人アート東京の來住尚彦代表理事は「日本の伝統芸能や技術と、 ドローンやARなどの最新のものを融合させると また違う世界が見えるかも知れないと作り続けてきました。……まだ過程にありますが、それを見せるのがこの舞台です」と、胸を張る。

 

 18時からのショーのエンディングには豊島区の高野之夫区長がサプライズで登場。

 高野区長は「池袋の街は大きく変わってきました。今日ご覧のように夢の世界に来ているよう。デジタルとアートとリアルが融合した、こんな舞台があるのかというような素晴らしい舞台を作っていただきました。このイベントには地元のさまざまな方々にご協力を賜りました。これからも池袋をごひいきにしていただきまして、みなさまに愛される素敵な街へと作りあげていきたい」と、あいさつした。

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