15回鑑賞した人も!松坂桃李と李相日監督『流浪の月』ティーチインで「話し過ぎた」

 

 この日は、会場の観客からも質問を受け付け。8回見たという女性から「文が右手でコーヒーを入れていたのに更紗のときには左手で入れていたがその意味は」と質問されると松坂は「すごい、よく見てますね!」と感嘆。意識して持ち手を変えたわけではなかったと振り返ったが、普段の聞き手は左手だという松坂は、女性から「更紗のときは自然に左手になったのかな、と」と指摘され、逆に「そういうことですね!」と納得。李監督も「松坂桃李がちょっと顔を出した、と(笑)」と忍び笑い。

 その後も、マニアックな質問や細部についてのが相次ぎ、松坂は「あまりつまびらかにするのは良くないかも」、李監督も「ちょっともう言い過ぎたかな(笑)」と苦笑い。

 最後に李監督は「松坂桃李くんの、今の段階での到達点だと思います。次の到達点が楽しみです」と松坂をたたえ「(文役は)松坂桃李にしかできなかった。皆さんもそう思いますよね」と感謝し、固い握手を交わしていた。

『流浪の月』は公開中。