BILLY LAURENT、目標は「日本一のスーパースターになる」こと TikTokを中心に話題のラッパーがデビュー


ーー現在はPSYCHIC FEVERの作詞チームの一員として、他アーティストへの楽曲提供なども積極的に行い、ご自身のリリックも、とてもユニークなワードセンスが話題となっています。リリックを書く上で心がけていることはありますか?

 リリックに関しては、とにかく「自分の言葉」を大事にしています。日々生きている中で感じたことや、実際にあった出来事、人から聞いた話とかいろいろなインスピレーションがあって。それをなんとなく覚えておいたり、軽くメモしておいたりして、その中からまずテーマを決めています。どちらかというと、根を詰めて書くというよりはカフェなどでのんびりしながら書いたり、友達とかとスタジオでふざけた話で盛り上がって爆笑しながら書いたりすることが多いんです。自分以外のアーティストに提供させていただくリリックに関しても同じで、その人の言葉になるように書くことを心がけています。人となりや好きなカルチャー、バックボーン、センスの部分も含めて「その人」のことをものすごく考えて、その人から出てきそうな言葉を探していますね。

 ーー<LDH Records>からは初のリリースとなる新曲「Go Sign」は、どのように作っていったのですか?

 曲名の「Go Sign」は「(“進め”という)標識」や「信号」みたいな意味があるんですけど、いろいろな縁があってELIONEさんと制作に入り、その楽曲がもしかしたら<LDH Records>の方に聴いてもらえるかもしれないという状況になって、「ちょっとこのままじゃまずい」「ここでしっかりスキルアップして頑張っていかないと」と思ったんですよ。それがまさに自分にとっての「Go Sign」だなと思ったことが、この曲のテーマになっていますね。

 ーー〈いいねにフォロワーとか再生数より 大事にしたい 今がサムネイル〉というフレーズが印象的です。

 今は多くの人がSNSを利用し、「いいね」やフォロワーの数を気にする時代だと思っていて。僕も気にならないと言ったら嘘になりますが、本当に大事なことって他にもいっぱいあるなって。自分の周りで起きているリアルな体験に、もっとフォーカスしていこうぜというメッセージです。

 ーー〈“Lucky Happy Smiley”がキーワード〉というリリックもありますが、実際に過去のインタビューでもそう公言していました。

 自分で作ったフレーズですけど、座右の銘の一つでもありますね。生まれただけでラッキーだし、いつもハッピーでいたいですし、辛いことがあってもむしろスマイルを絶やさないほうがいいことが多いと思うんですよ。どんなに辛いことがあっても、「これって成長できるチャンスじゃん、ラッキー!」と思ってハッピーな気分でいたほうが、笑顔も連鎖していく。“Lucky Happy Smiley”って語呂もいいし「これじゃん!」って(笑)。落ち込んでいても仕方ないし、時間がもったいないですから。普段からいいバイブスで友人たちと過ごしたいなって思っています。