「活動のテーマは “日本を元気に!” 」一木広治氏、SDGsの課題解決を早稲田大で伝授

「日本を元気に! JAPAN MOVE UP BEYOND 2020に向けて」をテーマに登壇

 その後、学生たちにも実際に「SDGsピースコミュニケーションプロジェクト」の中から「国連を支える世界こども未来会議」の内容を体験してもらうべく、グループワークを実施。3~4人のグループに分かれ、「世界における日本の役割」をテーマにSDGsの17の目標から解決したい課題を選んでタイトルを決め、実現するために自分たちは何をするのか、社会に何を求めるのかをまとめた。

 学生グループからは「8番 “働きがいも経済成長も” で、働きがいとは何だろうと考えた。好きなことを仕事にすることが働きがいではないかという意見があり、好きなことはみんな違うはずなので、それぞれが好きな分野の仕事をすれば仕事が網羅され、結果的に社会全体が働きがいを持つことにつながるのではないか。社会には小さい頃から自分は何をしたいのかを考えられる教育の場があればいいのではないかと思います」。

「6番 “安全な水とトイレを世界中に” でトイレに着目した。世界でも評価が高い日本のトイレを世界中にと考え、最先端のトイレを使える私たちだからこそ、トイレに関するビジネスをするかトイレに関するテクノロジーを海外に輸出していく。そのためにはもっと日本のトイレがスタイリッシュだということをブランディングし、どんどん世界に発信していくこと。トイレで起業している人がいないなと思うので、トイレにまつわるジャンルで起業する人がいる社会があってもいい」

「化学産業と飢餓の問題を結びつけ、1番 “貧困をなくそう” や2番 “飢餓をゼロに” につながることを考えた。植物の概日リズムを変えられる化合物や薬品を利用して、穀物になるような植物を早く成長させることができれば飢餓問題の解決策を提示できるのではないか。そのためには植物を早く成長させる薬品の開発が必要で、開発への公的な資金援助や、化学メーカーの工場の貸し出しなどを行うことができれば、よりスムーズに薬品を合成して世界中に届けることができる」

「4番 “質の高い教育をみんなに” で、早稲田で学んだ内容をみんなにシェアする活動は自分たちにもできるんじゃないか。今回の授業のようにSDGsの内容を紹介する講座をたくさん作ったほうがよく、奨学金が必要な人に習得をアシストすることで質の高い教育をみんなに平等に与えることにつながる。韓国では奨学金を現金ではなくクレジットカードで給付して、教育関連でしか決済できないシステムが作られており、そういったシステムの構築も必要ではないか」といったユニークなアイデアが発表された。

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