五輪3大会連続メダル獲得の石川佳純が引退会見。後輩たちに「後悔のないよう思う存分やり切ってほしい」とエール

中国メディアとの中国語での質疑の際には一瞬戸惑いを見せるも見事な中国語で乗り切った

 石川は中国語も堪能とあり、それを生かした活躍も期待されるところなのだが「中国語を覚えたことで、中国のファンの方や選手と交流をすることができて、経験の幅がすごく広がったなと感じていて。世界王者を目指している日本の子供たち、中国の子供たちがたくさんいるので、そこで試合だったり練習だったり。日本や中国に限らず、全世界の子供たちが練習試合をする機会はそんなに多くはないと思うので、そういう機会があればいいのかなとは思っています」と日中はもとより世界中の子供たち同士の交流の場作りというプランも口にした。

 中国人記者からの中国語での質問に中国語で応え自ら日本語に翻訳するという場面も。その中でサンクスツアーの中国での開催というプランも。

 指導者としての活動については「自分自身のコーチをしていただいた方を見ても思うんですが、コーチはすごく大変だなと思っていて。選手とコーチは全く立場が違うと思うので、いくら選手として活躍しても。また監督、コーチとなれば全然違う立場であると思うので、やるとなれば一からの勉強かなと思いますので、そこはまだ考えていないんですが、育ててもらった卓球という素晴らしいスポーツに恩返しできればと思っています」と現段階では具体的には考えていないよう。