メトロンズの新作はコメディーでありながらも人間ドラマ。脚本・池田一真の「ウケたのはちょっと不本意」に田所仁は「俺の役は笑ってほしい」とぽつり

脚本を担当した、しずるの池田一真

 演出の中村は「池田から脚本をもらった時に本当と嘘の隙間に転がっている面白さがあると思った。それを芝居を通して伝えられればと思ったので、演技だったり見せ方だったりにちょっと変な箇所とか違和感を残しつつ仕上げたのが演出のポイントだった」などと語った。

 普段、コントを見慣れているファンにとっては演劇は少々時間が長いのだが児玉は「コントは時間が決まっている。メトロンズは90分くらいあるのでコントではできない変な笑いとかができる。そんな大きな笑い声を起こさなくてもいい面白いものができる。新しいというかメトロンズのそういう形を見つけられれば」とメトロンズの特徴を説明したうえで「本当に今まであるようでなかった新しい形だと思う。それを生で体験してほしい。一度見に来れば分かると思う。ぜひ体験しに来て」とアピール。池田は「いろいろな役に自分を置き換えて見てもらえれば、自分のことのように見れるのかなと思う」と語った。

 同作は赤坂RED/THEATERで5月11日まで上演される。5月19日までは配信での観劇も用意されている。

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