暗闇の中で平和について考え、対話の中で何ができるかを考える「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク」がこの夏、東京と広島で開催

志村季世恵代表理事、視覚障害者スタッフの谷口真大さん、志村真介代表(左から)
一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティが6月24日、都内で「『平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク』記者発表会」を開催した。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した“純度100%の暗闇”の中で視覚以外のさまざまな感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャル・エンターテインメント。1988年にドイツの哲学者アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれ、これまで約50カ国で開催され、900万人を超える人々が体験。日本では1999年11月の初開催以降、これまで30万人以上が体験している。
1999年以降「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」「ダイアログ・イン・サイレンス」「ダイアログ・ウィズ・タイム」といったソーシャルエンターテインメントプログラムを開催しているのがダイアローグ・ジャパン・ソサエティで、現在、東京・竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」が常設会場となっている。
この日の会見では7~8月に東京と広島で開催する「平和のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク~PEACE IN THE DARK」の開催意図や詳細などが語られた。
東京では竹芝の常設会場で7月5日から8月31日まで開催。約3000人の参加が見込まれている。広島での開催は被爆80周年を記念する記念行事として広島市と共催。「広島市被爆80周年記念事業」の一環として8月2~11日に広島市内の旧日本銀行広島支店で開催される。