東京2025世界陸上アンバサダーの織田裕二「僕は東京で世界陸上が見られるのはこれが最後だと思っているくらい。ぜひ生で」とアピール

陸上競技への愛情が止まらなかった織田

 続けて「あえて言うまでもないけど北口選手。本人にとってはこの戦いは厳しいだろうなって思います。前回の世界陸上で初めて金メダルを手にした。で、オリンピックでも金メダルを取った。その取り方もすごい劇的で、最終投てきで大逆転をして取った世界陸上って今でも興奮しているけど“で、パリはどうなるの?”って思っていたら1投目であっさり決めちゃった。後半に強いというか最後に粘るっていうイメージがあったのみ1投目で。何をするのか分からないっていう面白さ。だからもう6投ある中、全部見逃せない。でも考えてみれば、連覇した選手なんてほぼいないんですよ。それを日本人である彼女が連覇に挑むっていうのはすごいことなので、みんなの応援の力で、もうあと5m、3m飛ばしてあげたいって気にさせてくれる。ただ強いだけじゃなくて、人間としてもすごいチャーミング。期待しちゃうというか、応援しています。金メダルを期待とかしないです。もうとにかく応援する。その気持ちでいます」と女子やり投げの北口榛花にエールを贈った。

 そして「世界の超人たちの走りを生で東京で見られるってことが僕は初めて。前回大会って34年前。23歳だから“カーンチ”とかやってた頃ですね。もう全く他のことをやる余裕がないぐらい日々仕事に追われている時で、とてもじゃないけど人のドラマも見たことないぐらい忙しい時で。そう考えると人生でそうやってスポーツを楽しんで見られるチャンスって意外と少ないかもしれない」「とにかく、この調子で東京っていったら、35年後、私は90を超えてるんで、まずテレビで見るのも辛いし、生きてるかすら分かりません。そのぐらい実は貴重な大会なんですね。なので、僕はこの東京で世界陸上が見れるのはもうこれが最後と心しているぐらいなんで、ぜひこの機会に生で、自分の目で観戦なさったらいかがかなと思います。まだチケット多少あるっていうふうに聞いてますので」と生観戦を呼び掛けた。

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