ランキング1位の髙橋聖人を破った奥山雅仁がライト級王者・中村寛への挑戦アピール「1位に勝った。次はタイトル戦しかない」【RISE193】

奥山の左ジャブ(撮影・荒木理臣)

 RISEライト級の注目株、奥山雅仁(OISHI GYM)が「RISE193」(11月9日、東京・後楽園ホール)でランキング1位の髙橋聖人(TRIANGLE)に判定勝ちを収め、一気にタイトルコンテンダーに躍り出た。

 奥山はシュートボクシングのSB日本ウェルター級王者・奥山貴大の弟。2023年5月に行われた「超S-BATTLE 2023」でS-BATTLE KICKライト級王座を獲得。6月には修斗の大阪大会で行われた「CKC2023 -63kgトーナメント」で優勝。2023年8月の「RISE171」でRISE初参戦を果たし、初戦こそ陽勇に判定負けを喫するもその後、3連勝でライト級4位にまで浮上した。RISEを主戦場とするもののHOOST CUP、S-BATTLE、ONE Championshipでも戦い、この日の勝利で昨年4月からの連勝を「6」に伸ばした。

 髙橋は大阪キック界にその名を轟かす髙橋三兄弟の三男。KNOCK OUT、NO KICK NO LIFE、K-COMBAT、RIZINなどさまざまな団体に出場し、RISEには昨年11月の「RISE183」で初参戦。いきなり当時、ランキング1位だった伊藤澄哉を1RKOで破り、ランキング1位の座を奪い取った。今年5月のRISE名古屋大会では金ちゃんにもKO勝ちを収めたものの、前戦では「ONE Friday Fights 117」でウザイル・イスモイルジャノフ(ウズベキスタン)に1RでTKO負けを喫し、今回が再起戦だった。

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