中村雅俊74歳、秋野太作82歳、田中健74歳「安心してください、青春してます」“俺旅”50年目の「同窓会」

 

 映画『五十年目の俺たちの旅』(2026年1月9日公開)の完成披露舞台挨拶が12月8日、都内にて行われ、俳優の中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々が登壇。“俺旅”の仲間たちが映画での再結集を喜んだ。

 1975年に放送された青春ドラマ「俺たちの旅」が放送開始50年を迎える今年、中村雅俊監督・主演で初映画化。

 カースケ(津村浩介)役の中村、グズ六(熊沢伸六)役の秋野、オメダ(中谷隆夫)役の田中、オメダの妹・真弓役の岡田と、50年前のオリジナルキャストの集結に観客も大歓声。

 今回、監督も務めた中村は「大役を任されまして…」と緊張を明かし、秋野は「82歳になりました。この先も今しばらく生きたいと思っています」と笑いを誘い、田中は「同窓会ですね」と笑顔。

 ドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫氏からの指名で監督をすることになったと明かした中村は「大変でしたけど、つくづくやってよかったです」と言い、共演陣と観客からの労いに感謝。そんな中村に、秋野は「50年前は、ただただどうやったら女にモテるかしか考えてなかった」「50年も経つと、立派なことを言うようになった」と茶々を入れ、観客も大笑い。

 この日は、ファンがSNSで寄せたメッセージも紹介。中村の下駄スタイルや井の頭公園にあこがれたという声が紹介されると、秋野は「あのドラマを見て真似しようなんて思う子は今どうなってるか心配だね」と茶化したが、中村は「僕と健ちゃんを包み込んでくれたのが秋野さんの芝居だった」と感謝。拍手が起こる中、すかさず秋野が「もっと大きな声で」と催促し、会場はさらなる拍手と笑いに包まれた。

 最後に中村は「皆さんの目の前には70歳をとうに過ぎた老人2人と82歳のおじいちゃんと、年齢不詳の女性が立ってますけど、心配しないでください、映画ではちゃんと青春してます」と胸を張っていた。

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