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大谷ノブ彦 カタリマス!(裏)第64回 いろいろな人に会いたい。

2016.02.03 Vol.659

 初めての独演会が29日、無事に終わりました。足元の悪いなか、たくさんの人に足を運んでいただいてね。なかには『キキマス!』を聴いてくださってる方もいて、うれしかったなあ。公演時間も、終わった後に新宿で食事して帰れるよ!っていう予定していた通りの90分でほぼ収まりました。でもさ、これからずっとやっていきたい、ライフワークにしたいっていうライブの当日、天気予報が雪って……! 僕らしいというか。

 ここでもお話ししましたが、独演会では、2015年に出会った人たちと交わした会話のなかで心に残ったことをおすそ分けしました。『キキマス!』にも出てくれてるマキタスポーツくんに森脇健児さん。角田陽一郎さん、僕がやっているイベント『ジャイアンナイト』の常連さん、それと気仙沼フェニックスバッティングセンターの千葉さん…。さだまさしさんまで。ライブ終了後「ヤクルト400」について検索した人もたくさんいたみたいです。

 今年ももう1カ月が過ぎましたけど、すでに話したいことが、たまってきてる状態。来年のこのライブでは何を話そうなんて考えてます。 ウェブや本で知った話ではなくて、実際に顔を合わせた人から聞いた話というのを条件にしているので、もっといろんな人に会いたい、たくさんの人に会いたい。独演会で話すためにも会いたいという人もいるんですよね。そのなかの一人が、漫画家のタナカカツキさん。コップのフチ子さんの原案で知られている方ですが、タナカカツキさん、サウナにはまっていらっしゃって通い続けるうちに、その作法、本質にたどり着いたそうなんですよ。それを『サ道』と呼ぶそうで、本も出していらっしゃる。この本が、すごい面白いんですよ。お会いしたいなあ…。

 さてライブに話を戻すと、いろんなお客さんとお会いできて楽しかったです。日程がどうしても合わなかったという人もちらほらいたので、次回は2日間できたらな。会場はあのサイズのままでいいから…と思っています。

 芸人としての生活が20年を超えて、自分はもちろんダイノジが1年間こういう感じで動いていくっていうのが固まってきた気がしますね。1月はこのライブがあって、夏にはダイノジとして舞台をやって、10月にはマグロックとフジソニックがあって、2月にはプロ野球の沖縄キャンプを見に行くっていうのもあるね。あとは、ちゃんと漫才やっているところを見せられる場所があればいいかな。…ちゃんとって何だろう?って話ではあるんだけど。今もやってるしね。

江戸瓦版的落語案内 松曳き(まつひき)

2016.01.25 Vol.659

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

友香の素 vol. 159 新しい趣味、発見!

2016.01.25 Vol.659

 とある日曜日、新鮮なお野菜を求めて野菜直売所に行ってきました! そこは、そのお野菜を作った農家の方と顔を合わせて、お話しをしながら買える場所。今まで道の駅以外にそういう場所にあまり行ったことがなかったのですが、はるばる行って良かった。まず、新鮮! 採れたてですから、お野菜がイキイキとしていて、どれもピンっとキレイ! 今が旬の基本的なお野菜ももちろんですが、その他にもスーパーではなかなか見かけない「え、何これ!?」というような、珍しいお野菜もたくさん売られていて、その姿かたちにびっくり。これまでに聞いたこともない、見たこともない! それは、私にとっては新種のお野菜たち。しかも、これがまた栄養がすごくあったりするんですね。その中でも印象的なのは「プチヴェール」というお野菜。フランス語で「小さな緑」という意味です。ケールと芽キャベツの交配で生まれたお野菜で、見た目は小さな、小さな葉ボタン(冬にお庭や、お正月飾りの中に見かける、キャベツに似た、アレです)みたいだなと思いました。スーパーで探してもなくてずっと欲しかったケールも、普通のケールと紫ケールの二種類があり、ゲット! うれしかった。あと、真っ黄色のカブ。ホントに色が「え?」って言っちゃうくらいに真っ黄色。所狭しと並べられているお野菜を前に、ワイワイ言いながら、あれもこれもと10種類くらいのお野菜を買いました。しかも、これがお安い。都内で買ったらいくらになるのでしょうか。ま、仕方がありませんが、やっぱりお安いから、東京からお店をやってるような方もわざわざ買いにいらっしゃるそうです。なっとく。そんな新鮮なお野菜で作ったお料理は、どうかというと……やっぱり美味しい! 身体もうれしい! やみつきになりそう。これからは道の駅、直売所巡りも趣味にプラスかな?!

黒谷友香
女優。1975年生まれ。映画『夢二〜愛のフィルム〜』(宮野ケイジ監督、駿河太郎主演)が2016年に公開予定。同作はJapan Film Festival Los Angeles
2015でグランプリを受賞。

東京タワーの節分イベント「大展望台で節分豆まき&恵方巻き」

2016.01.25 Vol.659

 冬になっても暖かい日が続いていたけど、先週は東京にも雪が降ってすごく寒かったね。 “寒いのは苦手”っていう人も多いけど、雪ってちょっとテンション上がらない? 僕だけかな(笑)。

 さて、東京タワーでは節分恒例の「節分追儺式と豆まき」を今年も開催! 2月3日の節分の日の午前10時45分ごろから、高さ150mの大展望台2階エレベーター前で行われるよ。当日は、ご近所の芝増上寺の御住職に前の年の邪気を祓っていただいた後、招福を願ってお菓子や福豆まきがスタート! 僕もいっぱいお菓子をもらいたいな。

 そして、節分の行事としてすっかり定着した「恵方巻きの丸かぶり」コーナーも大展望台に設置。恵方巻きとは、節分に食べると縁起が良い巻き寿司のことで、その年の恵方に向かって願い事を思い浮かべて無言で丸ごと食べると、願い事が叶うって言われてるんだ。今年の恵方は「南南東」。東京タワーから見ると、お台場・木更津方面なので東京タワーの展望台から東京湾方面を眺めながら無言で恵方巻きを食べきって願い事を叶えてね。

 当日は僕も紋付袴姿でイベントに参加するよ。1年間を無事に幸福に過ごせるよう、みんなも大展望台で「豆まき」と「恵方巻きの丸かぶり」に参加してみない? もちろん、僕の紋付袴姿も必見だよ(笑)。

大展望台で節分豆まき&恵方巻き
【日程】2月3日(水)
【時間】節分追儺式と豆まき:10時45分ごろ〜11時ごろまで/恵方巻きの丸かぶり:11時ごろ〜恵方巻きが売切れ次第終了
【場所】大展望台2階
【料金】展望料金のみ(参加自由)※恵方巻きは銀座「鮨 板井」特製の手作り恵方巻き。600円(税込・お茶付)で販売。売り切れ次第終了

大谷ノブ彦 カタリマス! 第21回 僕たちは、より正しく生きるしかない。

2016.01.25 Vol.659

 2016年が始まって、そろそろ1カ月。長くはないこの期間で、本当にいろんなことが起きています。ベッキーとゲスの極み乙女。の川谷さんの件に、僕も大好きなSMAPの解散騒動、5人の生のコメントに日本どころか世界も注目したり。CoCo壱番屋の廃棄したはずのカツが業者によって横流しされてたのが分かったり…。

 それぞれのニュースや報道のされ方、その受け取り方を見ていると、2016年って何かの変わり目だと感じますし、僕らはもう「より正しく生きるしかない」ってことを改めて思いました。

 今は、すべてが可視化された社会であり、時代。当事者が言ったこと、報道されたことだけじゃなくて、いろんな角度からもたらされる情報、SNSの意見だとか、そういうものが統合されることで、すべてが見えてきてしまう。以前ならば見えなかったようなこともね。そういう状況ですから、何か不正や不誠実なことを隠そうとしたって必ずバレるし、隠そうとする行為がバレた時にはとんでもないことになってしまっています。繕おうとしたって難しい。どっかから飛んできますよ、本当はこういうことしてるんだよっていうのが。

 誠実さが評価されるよい例が、CoCo壱番屋の件だと思います。社員がいち早く不正を見つけて、自ら動き出した。そうせずにはいられなかった。その姿が明らかになったことが、今、CoCo壱番屋の評価が高くなってることを裏付けてると思います。思えば、ペヤングがあれほど大歓迎されて戻ってきたのも、まるか食品の誠実さがあったからですよね。

 僕にも隠しておきたいこと、大きな声でいえないようなことだってありますよ。いや、そういうことは、誰にでもあるでしょう。それでもこれからは「より正しく生きるしかない」し、少なくともそう生きるようにしないと。そうしない限り厳しいだろうし、自ら株を下げることになってしまうと思います。芸能人や政治家、企業の偉い人、企業や団体とかそういうのに限ったことじゃなくてさ、いろんなケースに対して言えることだと思いますね。

 誠実さや正しく生きることが大切なんて、ずっと言われてきていることです。なんの目新しさもない。これまでは不誠実なことがあってもそれが隠せちゃう時代というのもあっただろうしね。でも、もう何も隠せない。みんな見えちゃうんですから。誠実であることに本気で向かい合わないとならない、「より正しく生きるしかない」。今更だけど、2016年ってそう変化していく年になっていくんでしょう。

格闘家イケメンファイル Vol.41 今だからこその“Ride on Time” ジェットタテオ

2016.01.25 Vol.659

 2013年のプロデビューから約3年の間に12戦とハイペースで試合をしているジェットタテオ。小さなころから筋金入りの格闘技マニアかと思いきや、別のスポーツでオリンピックに出ていたかも知れないとか…。

「水泳をずっとやっていたんです。オリンピックを目指していたというわけではなく、オリンピックを目指すようなスイミングクラブの強化チームにいただけなんですけど(笑)。週に5回練習があって、学校から帰ると、6時から8時まで毎日5000〜6000m泳がされていた。それを小学校低学年から高校3年生まで続けていたんですけど、自分は体が小さくてタイムがあまり伸びなくなり、水泳がしんどくなってきたんです。それで辛いな、苦手だなと思い、高校を卒業したら自分のやりたいことをやるんだと決めていた。そのやりたいことが柔術だったんです。ちょうど高校生の時にPRIDEやDREAMをテレビで見て、一番強い格闘技ってなんだろうって考えた時に、柔術だってことになって、のちにパンクラスでプロデビューする高岡尚裕と調布にある大賀道場に入門したのが、この世界に入ったきっかけです。ですから、僕は19歳ぐらいで始めたので、小さいころからやっている澤田龍人選手とか飛鳥拳選手とは、格闘技のキャリアが10年ぐらい違うんです。2人とは同じ階級ですし、そういう人たちを潰していかないといけないと思っています」

 名前の出た澤田、飛鳥ともに試合では苦い思い出がある。

「年間を通して行う総当たりのリーグ戦で「インフィニティリーグ」という企画があるんですけど、2014年に参加しまして、この中で、飛鳥拳選手と戦った時に右眼窩底骨折をしてしまったんです。その後リーグ戦の1試合を欠場することになり、すごくショックでした。澤田選手との試合でも苦い思い出があって、初めて一本負けしたんです。“タップするか!”って思ったんですけど気付いたら首締められて落とされてました。それもリーグ戦の初戦で、初めての後楽園ホールだったので本当に悔しかった」

 優勝するとビッグチャンスがもらえるインフィニティリーグは、選ばれし強者ばかり。

「僕は正直インフィニティリーグでは抜擢枠だったんです。ですから全部負けて、おまけにさっき言ったようにケガをしてしまい欠場もして。でもそれが良かったと今は思っています。そのリーグ戦の最後の試合がATCHアナーキー選手との対戦だったんですけど、その復帰戦で仲間と練習してきたことが全部出しきれたっていう手ごたえがったんです。自分の中でもすごい高ぶりもありましたし、そこから何か自分自身が変わったような気がします。試合の結果はドローだったんですけど(笑)」

 復帰戦で手ごたえをつかんだというジェット。現在は惜しくも落とした試合があるものの連勝を重ね絶好調だ。

「やっぱりあのリーグ戦が自分の中で一番大きな経験で、すごい成長させてもらったんだと思います。参加させていただいたことで今の自分がある。リーグ中は連敗してケガして、なんで格闘技なんてやってるんだろうって思っていたけど、今はあそこに出させてもらって、選んでもらって本当に良かったと思っています。インフィニティリーグは、絶対に化け物が生まれるし、負けたとしてもすごく成長する選手もいる。だから抜擢されたら、喜んでやるべきですね」

 自分自身の成長を確かに感じているジェット。これからどんな試合を見せてくれるのか。

「自分の試合は良くも悪くも、勝っても負けても全力全開、全身全霊です。絶対面白い試合にするので、生で見たことがない人にぜひ見てほしい。そして見に来て修斗を好きになってほしいですね。そして選手がみんなこんなに頑張っているんだっていうのを感じていただければ。修斗は戦い方で勝敗が変わるのが魅力の一つ。打撃も極めも投げも、手の運び方で試合が引っくり返ることがある。知れば知るほど面白いと思うので、会場に足を運んで見てください。また、自分自身は今年が勝負だと思っているので、これまで以上に暴れます。そちらもお見逃しなく!」

小池百合子のMOTTAINAI 底の抜けた原油価格の下落は日本には神風。

2016.01.25 Vol.659

 1月も下旬に差し掛かったにもかかわらず、新年会の嵐が続いています。新年会の合間に各所での餅つき。けっこうダイナミックに杵を振り下ろすほうなので、ついに肘を痛めてしまいました。

 今年は申年。株式市場では「騒ぐ年」との格言がありますが、新年早々、内外ともに騒がしいですね。
 株価急落に始まり、北朝鮮のなんちゃって「水爆」実験、サウジアラビアとイランの二大イスラム国の国交断絶と、騒がしいことこの上ありません。加えて、「解散」の言葉を聞けば、永田町ではすわ夏の参院選と総選挙の同日選かと思うが、SMAPの解散騒ぎだという。こちらは平和な日本の象徴のようです。

 19日に発表された2015年の中国の実質GDPが前年比6.9%増にとどまったといいますが、どこまで数字を信頼してよいのかが不明。日本の鉄鋼業界の話では、中国の供給過剰のあおりで世界の鋼材価格が45%ダウン、市況は土砂降りだとのこと。おかげで日韓の鉄鋼業はともに青息吐息です。他の業界も同じで、中国の過剰設備に伴う過剰供給、それに過剰債務の3つの過剰が悪影響を及ぼしています。

 今月16日、上海株暴落の最中に予定通り船出した中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)設立の意味があらためて顕著になりました。シルクロードの復活を思わせる中国の壮大な戦略「一帯一路」計画の財政基盤となるAIIBですが、結局のところ、中国の過剰供給物資をさばくためということです。

 他に韓国などアジア諸国だけでなく、イギリスやドイツなど計56か国を引き込むなど、なかなかうまい仕組みです。
 日米主導ながら、日本の落札率が1%にも満たないというアジア開発銀行(ADB)における控えめな姿勢とは大違いで、AIIBは「中国の、中国による、中国のための」組織となることでしょう。たとえ他の国際金融機関と協調して進めると言っても、です。

 中国、中東、難民問題に頭を抱える欧州、そして大統領選に突き進むアメリカ…。世界はまさしく「騒がしい」。
 メディアは危機を煽りがちですが、かつてケネディー大統領が「危機は漢字で、“危険”と“機会”の二文字からなる」と演説したように、わが国は外界の嵐を横目に、慌てず、落ち着いて、じっくりと課題に取り組めばよいと思います。底が抜けたような原油価格の下落は資源に恵まれない日本にとって神風ではありませんか。
 危機はいつもチャンスと背中合わせです。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

(自民党衆議院議員)

EXILE TETSUYA「DANCEの道」第42回『絆』が生み出す『力』

2016.01.22 Vol.DANCEの道

 絆という言葉は、本来は犬・馬・鷹などの家畜を通りがかりの立木につないでおくための綱。しがらみ、呪縛、束縛の意味に使われていたらしいのですが、今ではそんなネガティブな印象を受ける言葉ではないですね。人と人とのつながりや支え合う、助け合うという意味として使われ始めたのは比較的最近のことらしいです。

 2015年いっぱいをもってEXILEのパフォーマーを卒業したMATSUさん(松本利夫)、 ÜSAさん、MAKIDAIさんの3人が創始者メンバーとしてEXILEを語った書籍『キズナ』が1月22日に発売になりました。僕は先輩3人が卒業を口にした時から、この書籍を作ろうとアイデアが出た時から、EXILEメンバーとして、EXILEファンとしてこの本を読む時を楽しみにしてきました。

 3人の絆はもちろんですが、HIROさんとの絆、ATSUSHI君との絆、AKIRA、TAKAHIRO君との絆、二代目メンバーとの絆、新メンバーとの絆、LDH全体の絆、そしてファンの皆様との絆……出会い方も違えば世代も、時代も違う訳ですから、それそれの絆があります。きっと御三方にとっては本質にDANCEがあってDANCEが好きだったから生まれたたくさんの夢や目標と同じ方向に向かって走る『仲間』こそが『絆』なんだろうなと、生意気ながら思います。EXILEの今があるのも、未来に向かってみんなで頑張っていけるのも先輩たちが今でも、そしてこれからも先輩でいてくれるからだと心から思います。ぜひそんなEXILEの歴史書を皆さんにも読んでいただけたらうれしいです。

 さて、話は変わりますが昨年の年末に発表させていただいた、僕の左肩脱臼の手術の事なのですが、年が明けてからもたくさんの方々から応援やご心配の声をいただいておりまして、大変恐縮な気持ちと心温まるうれしい気持ちでいっぱいです。皆様本当にありがとうございました! 無事に手術も終わりリハビリがスタートしています。自分のDANCEの道の中に、まさかDANCEのために手術やリハビリをすることがあるなんて想像もしていなかったのですが、今となってはやってよかったなぁと思っています。とはいえ、やはり手術当日は正直ビビりましたし、術後はめっちゃくちゃ痛かったし、今は踊りを踊れるような状態ではないですが、一日、また一日と時間が経過する度に痛みが減っていったり、可動域が少しずつ広くなっていくのが楽しくなってきました。

 こんな状態な今だからこそ感じることだったり、考えること、聞ける話や喋れることを探していき、ピンチをチャンスに変えたいと思っています。昨年のコラムにも書かせていただきましたが、2016年はEXILE、THE SECOND、そしてDANCE EARTH PRATYの3グループでの活動が本格的にスタートします! EXILEとしてはいよいよ『先輩』メンバーとして『背中』を見せる番ですし、THE SECONDとしては『アリーナツアー』が待っています。そしてDANCE EARTH PARTYでは今後、さらに『DANCEでEARTHをHAPPY』にしていきたいと思っています。一日でも早くリハビリを終えて、このすべての活動を、『絆』を大切に超全力で楽しみたいと思っておりますので、皆様引き続き2016年も温かい応援よろしくお願いいたします。

脱こじらせへの道 第15回 男性をアクセサリー的に見ていませんか?

2016.01.22 Vol.659

 こんにちは、田口です。
 
 個人的にSMAPの解散問題が気になってしようがない今日このごろです。

 今回は「寛大な人多し!? キスフレ、ソフレ、セフレ……あなたはどこまで許せる?」というアンケートで話を進めていきたいと思います。
 なんとなく遠くにベッキーの姿が見えそうではありますが、前回からの話の流れで考えていましたので、その話題とは全然関係ありません。あしからず。

 この「キスフレ」「ソフレ」という言葉が出てきたのがだいたい1年くらい前だったと記憶しています。

 個人的には、「キスフレ」「ソフレ」なんて成立するの? いや、そんなのありえない、と思っています。
だって、キスだけして、添い寝だけしてお別れなんてことあるのでしょうか? そのままエッチしたくなるもんじゃないんですかね。
 なんなんでしょう、これも男の草食化なんでしょうか。
 ちょっと不自然な感じもしますが、しかし、実際こういう状態はあるようです。

 そのほかに、仮りの彼氏と書いて「仮氏」という言葉もあります。
 休みの日に一人でどこかに行くのが嫌な時に一緒にデートしてくれる人とか、そういう人のことだそうです。

 それって仲のいい男友達なんじゃないかとも思うんですが、気持ち的に友達よりは彼氏に近く、いることで自分の心に余裕が出るから、ということでそういう存在を置いておくという心理のようです。

 確かにアラサー、アラフォーだと世間の目が気になることも多いですよね。
「その年で彼氏もいないなんて…」といった見られ方をしているんじゃないかと自分で思ってしまって、そういう自分の中での危険を回避するために…ということはあるかもしれません。

 さて、アンケートに話を戻しましょう。
「キスフレ」「ソフレ」に関しては、これまでのヤリマンの回やセフレの回のときのように、数の多い少ないはあまり関係ないかと思います。
 それよりは“女性の男性化が進んでいることの現れ”ととらえるべき問題かと。

 今までって、不倫もダメ、浮気もダメ、体だけの関係もダメ、女性は彼氏に尽くすべきという考え方が(下手したら結婚まで純潔を守るべきなんて考えも)、日本にはなんとなく定着していたんですが、ここ最近、草食男子や肉食女子ブームや、GIRL’S CHの扱っているような女性向けアダルト動画をはじめとする女性の性の解放が進んできました。それにともなって、女性の男性化が進んできて、恋人以外とそういう関係を持つことに抵抗のない人が増えてきたということなんだと思うんです。

 女性の男性化は構わないと思います。前回お話したように、女性と男性はもっと歩みよるべきなので、男性化はその足がかりになる可能性があるからです。
 セフレもいいと思うんです。それが女性の性欲を認めるきっかけになるかもしれないですし。

 でもキスフレとソフレって、何か気持ち悪いんですよね。
 で、ふと思ったんですが…相手の気持ちを無視していませんか?

 男性がそれ以上を求めてくる可能性があるなかで、そこまでで止められますか? 反対に、自分の気持ちは残りませんか?

 そう考えると「キスフレ」「ソフレ」に関しては男性をアクセサリー的に見ているんじゃないかなっていうところがちょいちょい感じられて、そこに関しては苦言を呈したいというか、こじらせる恐れがあると思うんです。
 相手との関係性よりも、自分にとって「キス(や添い寝)をしやすい都合のいい相手を作る」というところが重要視されているようで、そこがアクセサリー的だなと思うのです。

 男性化は構わないんですが、男性のダメだったことを真似してはいけないということです。
 会社の受付嬢や秘書に美人をおく、そんな男性社会の慣習に近い精神が、そこにあるような気がするんですよね。

 ただここでひとつ気になるのは、昔あった「アッシー」とか「メッシー」というのはどういう感じだったんでしょうね。

 このコラムの担当編集さんはバブル世代で「自分は決してアッシーでもメッシーでもなかった」と前置きしたうえで「あれはあれでやってるほうも楽しそうだったし。クラスが上の女性と接触するきっかけが作れるだけマシだと考えている男が多かったように見えた。実際に付き合える可能性はほぼゼロだけど、ゼロではない。あわよくば…という気持ちはあったけど、恋人として付き合えると本気で思っている人はそんなにいなかったと思う」と言っていました。

 女性からしても呼べばすぐ来てくれる男がいるのはステイタスです。そのころの女性はアッシーメッシーはアクセサリーとして考えていたんでしょうか。

 どうもそういうふうには思えないんです。

「アッシー」「メッシー」はお金や見栄のための関係性。「キスフレ」「ソフレ」は精神性の関係性だから、まず性質が違いますよね。

 ちょっと言いすぎかもしれませんが、アッシーは自分でやりたくて仕方ないといった風情もあったと思うんです。
 バブルの波に乗って、それはそれでみんな楽しんでいる感もありますよね。

 単に車が好きで、というのもありますでしょうし。車が好きな人は「どこかに連れてって!」というと割とふたつ返事で来てくれる人って多いと思うんです。

 メンタル的には単純に車を運転するのが好きとか「いい車買った」から見せびらかしたいとか「チューンアップしたんだ!」とか。

 そう考えると、アッシーはお預け感はそんなに強くなくて、四分六くらいでともにウィンの関係だったのでは…と思うんです。

 でもキスフレは完全にお預けですから。

大谷ノブ彦 カタリマス!(裏) 第63回 まだ本調子ではないけれど…イッツオーライ! 29日に独演会 

2016.01.21 Vol.658

 先週1週間といっても、月曜日は祝日だったので12〜14日の3日間、『キキマス!』をお休みさせていただきました。理由は体調不良。喉だけがなかなか回復しなくてね。お医者さんの勧めもあって、大事をとらせていただいたんです。そのあいだは、大地さんに番組をやってもらって……。聞こえてますよ、もう大地さんでいいんじゃないかって声が! でもそれってこれまで毎日俺の声を聞いてたからこそ、大地さんが新鮮で、よく聞こえたってことだからね!

 さて、18日から番組に戻ってきましたが、もういろんなことがあるね。それを見てると、今年はいろんなことが変わっていく年なんだろうなと感じます。そのあたりの話は、25日発行号のTOKYO HEADLINE紙面掲載分でお伝えしたいと思っています。あ、ウェブサイトでも読めるみたいですけど。

 いろんなことが起こるとともに、考えることも増えてるわけですが、いよいよ近づいてきましたよ。29日に、『ダイノジ大谷ノブ彦独演会!「イッツオーライ」〜2015年、縁のあった10人の日本人〜』を新宿文化センター小ホールでやります。いろんなところで言ってますが“縁”っていうのがテーマになっている独演会です。たくさんの人と出会って、刺激があって、いろんな発見もあるわけです。そういう経験のなかから10人の話をおすそ分けしたいと思っています。
 
 これにも関わる話だけど18日の『キキマス!』にTIMのゴルゴさんが来てくれて、ゴルゴさんがしている少年院での漢字の授業について話してくれました。そこにいる子たちにどんな授業をするのか、どんなふうにして話を聞いてもらうようにしているのかとか。これが面白かった。ゴルゴさん、「これをやるために、芸人をやってた、後付けだけどね」って言ってました。それ、すごい分かるっていうかさ。 これをやるために芸人をやってきた、やってるんだっていう、そういう感覚。全部後付けだけど、それって指名を受け取ってるってことなんじゃないかなって思うんです。

 この独演会は毎年やってライフワークにしたいと思っています。いろんな人から聞いた話、受けた刺激、そういうのを伝えることって自分の使命だと思うからさ。これもまた、後付けなんだけどね。

江戸瓦版的落語案内【藪入り(やぶいり)】

2016.01.11 Vol.658

落語の中には、粗忽、ぼんやり、知ったかぶりなどどうしようもないけど、魅力的な人物が多数登場。そんなバカバカしくも、粋でいなせな落語の世界へご案内。「ネタあらすじ編」では、有名な古典落語のあらすじを紹介。文中、現代では使わない言葉や単語がある場合は、用語の解説も。

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