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プロジェクションマッピングで忍者がバトル! 浅草で新エンタメショー

2017.03.09 Vol.685

 最新テクノロジーと日本の文化、さらにダンスやアクロバットなどを総動員したショーが12日まで浅草六区ゆめまち劇場で行われている。米人気オーディション番組『アメリカズ・ゴッド・タレント』で審査員たちを唸らせ、世界で活躍するエンターテインメント集団「SIRO-A」プロデュースの「That’s ZENtertainment!」で、言葉を使わない30分間のエンターテイメントショーだ。

 言葉を使わないことで、訪日観光客をはじめに、あらゆる観客層にアピールする。仏具を使った音楽パフォーマンスやプロジェクションマッピングと殺陣が融合したバトル、漢字を使った影絵のショー、エンターテインメントの国境をパロディーで行き来してニヤリとさせる演目もある。またテクノロジーを利用して、オーディエンスがショーに参加するユニークな仕組みもあって、関心したり、笑ったり、30分はあっという間。ショーは、すべて写真撮影が可能で感動や驚きのシェアもしやすいのもポイントだ。
 
 1回のショーは約30分間。1日6回公演で、11時~/13時/~15時/17時~/19時~/21時~(12日の21時の回はなし)。料金は1200円で、1ドリンク代が別途必要。詳細は公式サイト(http://www.siro-a.com/zentertainment/)で。

ノゾエ征爾作・演出『しなやか見渡す穴は森は雨』3月10日から上演開始

2017.03.07 Vol.685

 2008年から地域色豊かな作品を北九州から全国へ発信している北九州芸術劇場。

 演劇界の第一線で活躍する劇作家・演出家が約1カ月間北九州に滞在し、オーディションで選出された北九州・福岡を中心に活躍する役者やスタッフと“北九州”をモチーフに作品を創作するというスタイルで多くの話題作を生み出してきた。

 今回で9作目とすっかり演劇ファンはもとより、役者の間でも定着。はえぎわのノゾエ征爾が作・演出を担当することもあって、過去最多の113人がオーディションに応募した。

 その北九州芸術劇場プロデュース『しなやか見渡す穴は森は雨』の東京公演が3月10日(金)から池袋のあうるすぽっとで始まる。

 東京公演に先駆け、北九州芸術劇場で2月26日に幕を開けたのだが、ノゾエの「この出演者ならではの作品にしたい」という思いの通り、役者ひとりひとりが際立った作品に仕上がった。

 なおノゾエは東京公演に向け「その町にまつわる物語や、滞在創作などは、ともすると、外国人が見たニッポンのようなものになりかねません。当初は、東京を舞台に、そこで暮らす人々、結果的にみんな北九州という同郷だったという設定で構想を進めていましたが、滞在しているうちに、どうも何かが心地悪くなってきました。もう北九州の町での話でいいではないか。と決断するも、部屋で書いては、稽古場に向かう道すがら、この町に跳ね返される。この町の生活者たちに響くようなものになっていない。ごちゃごちゃ感がたまらないこのエネルギッシュな町に拮抗する力。を見出したい。北九州が好きになればなるほど、その想いは強まります。好きな人には、誠実でいたい。それと似た感覚でしょうか。観劇して泣き笑いするこの町の人々を観て、どこかで少しは行き着けたのかなと感じております。これがまた東京ではどう響くのか。楽しみにしております」とコメントしている。

 公演は池袋あうるすぽっとで12日まで。公演の詳細は北九州芸術劇場( http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/ )で。

ココロ揺らせ、カラダ揺らせ。『W FACE〜inside〜』 倖田來未

2017.03.02 Vol.685

 倖田來未の最新作は彼女の魅力を堪能できる作品群だ。歌謡曲のいいところを踏襲し彼女の歌声を堪能できるエモーショナルな作品『W FACE?inside?』と、アグレッシブなサウンドを詰め込んだ『W FACE?outside?』を同時にリリースすることで、両作品を聞くことで1人のアーティストの二面性を体感できるのだ。また、倖田はこれまでに数多くの作品を世に送り出している。それだけに、エモーショナルな面、ダンサブルな楽曲が好きなどファンのなかでも好みが明確に分かれている人も少なくない。好きそうなほうだけ聞いてからもう片方は考えるといった選択もできそう。

[J-POP ALBUM]rythm zone 3月8日(水)発売 それぞれ AL+DVD3500円、AL+BD4200円、AL2600円(すべて税別)

ココロ揺らせ、カラダ揺らせ。『Dirty Projectors』 Dirty Projectors

2017.03.01 Vol.685

 米ニューヨークはブルックリン出身の人気グループが待望の最新作をリリース。これまでにアルバム7作をリリースしながらも今作がセルフタイトル作というのは渾身の作品ということだろう。前作ツアーを経て、フロントマンのデイヴは失恋し心身ともに疲弊、変化せずにはいられなかった。ポール・マッカートニーや、カニエ・ウェスト、ソランジュら他アーティストとの協業もあって、グループに新しい風を吹き込んでいる。すでに高い評価を集めている先行シングル『Keep Your Name』を始め、全9曲を収録。既存の枠を超えたアルバムになっている。必聴の一枚。

[ROCK ALBUM]Domino / Hostess 3月3日(水)発売 2400円(税込)

少女たちの心に咲いた永遠のばら『デビュー50周年記念展池田理代子ー「ベルばら」とともにー』

2017.02.28 Vol.685

 不朽の名作「ベルサイユのばら」の魅力と半世紀にわたる華麗なる創作の軌跡をたどる展覧会『デビュー50周年記念展池田理代子ー「ベルばら」とともにー』が開催される。同展では、初期の社会派作品から「女帝エカテリーナ」などの歴史ロマン、音楽への思いあふれる「オルフェウスの窓」、そして40年ぶりの復活が話題を呼んだ「ベルばら」の新作「エピソード編」まで、初公開を含む貴重な原画や資料200点以上を展示。さらに展覧会限定のオフィシャルブックや紅茶専門店TEAPONDとのコラボ商品などオリジナルグッズも取りそろえる。

 

逃げ続けることが、人生だった。『罪の声』【著者】塩田武士

2017.02.28 Vol.685

 グリコ・森永事件をフィクションで描いた『罪の声』。多くの謎を残し終焉した昭和最大の未解決事件「グリコ・森永事件」を題材に物語は展開。2人の男による、ある意味執念の捜査により明らかになった事件の真相とそれに関わった人々の苦悩が綴られた長編小説だ。

「ギンガ萬堂事件」?その第一幕は社長の誘拐から始まった。その後、商品の菓子に毒物を仕込み企業を脅迫、身代金を請求するという、前代未聞の事件が世間をにぎわせた。それから31年後、新聞社の文化部の記者・阿久津は年末企画の“昭和・平成の未解決事件”という特集で、その「ギン萬」事件を担当することに。時効が成立し、証言者たちの記憶も大分薄れている事から、事件の真相に迫る調査は難航するが、“今だから言える”という真実の証言を得て、じわじわとその真相に迫っていく。同じころ、この事件を調べ始めたもう一人の男、京都でテーラーを営む曽根俊也。企業への身代金取引の電話には子どもの声が使われていたのだが、母の部屋で偶然見つけたカセットテープに、事件に使用されたと思われる脅迫文を読む子どもの声が録音されていた。しかも、その声は紛れもなく幼い頃の自分…。果たして、俊也の死んだ父親は事件に関係していたのか? さらに、自分以外の子供の声は一体どこの子供なのか? また、阿久津は事件の真相にたどり着けるのか? 事件の裏に隠された悲しい真実。そこには事件をきっかけに人生を翻弄された普通の人々がいた!? 

 誰もが知る有名な事件を推理し、その事件に関わった人たちの波乱の人生を大胆予想した、エンターテインメントフィクション。

“こだわり”がハンパない作品 印象派NÉO vol.3『不思議の国の白雪姫』

2017.02.27 Vol.685

 ミュージシャン、アーティスト、俳優、演出家といったさまざまなフィールドで活躍する夏木マリが自らのクリエーションによるコンセプチュアルアートシアター『印象派』を立ち上げたのが1993年。2008年までに9作品を発表し、一度は区切りをつけたのだが、夏木自身、まだまだやりたいことは山ほどあり、ファンからの「もっと見たい」という声も多く、2009年に『印象派NEO』として復活。今回はそのvol.3で3年ぶりの新作となる。
『印象派NEO』以降の作品はおとぎ話をモチーフとしており、今回は「不思議の国のアリス」と「白雪姫」に想を得たもので、夏木曰く「私のナンセンスに、作品としてのインテリジェンスを加え、創造的にくすぐる作品に仕上げたい」とのこと。

 東京公演後は4月2日に京都、そして4月25日にはパリのルーヴル美術館オーディトリアムでも公演を行う。もともと宮廷画家たちに反抗したモネやルノワールといった画家たちの精神にインスパイアされ『印象派』というタイトルになったことを思うと、パリにもぜひ足を運んでみたい作品だ。

「井上陽水 コンサート2017 “Good Luck! “」が4月からスタート!

2017.02.27 Vol.685

 1970年代から、日本の音楽シーンを走り続けているシンガーソングライター・井上陽水。『夢の中へ』『傘がない』『いっそセレナーデ』など、数多くの名曲を生み出している日本を代表するシンガーソングライターだが、今なお絶大な人気を誇っている。そんな井上が、4月からコンサートツアー「井上陽水 コンサート2017 “Good Luck!”」を全国20カ所で行う。2016年に行われた「井上陽水 コンサート2016秋『UNITED COVER 2』」では『黄昏のビギン』などのカバー曲や、『氷の世界』のような自身の代表曲など、幅広い名曲を20曲程度演奏する充実の内容で、ファンを喜ばせた。また、コンサートでのMCの面白さにも定評があり、トークもその魅力のひとつとなっている。果たして今回は、一体どのような名曲を演奏してくれるのか。期待が高まるコンサートになりそうだ。

ココロ揺らせ、カラダ揺らせ。『Drunk』 THUNDERCAT

2017.02.27 Vol.685

 米出身のベーシストで音楽プロデューサー、自身がアーティストとしても積極的に活動するサンダーキャットの最新作。近年ブラックミュージックが盛り上がりを見せるなかで、ケンドリック・ラマーやカマシ・ワシントンといった顔になってきたアーティストとの仕事で成功を収めるなど、今や現在の音楽シーンにおいて欠かせない存在だ。本作は彼のジャンルを軽々と横断する音楽性、ポップさとそうじゃない要素とのバランスによって、一曲のつもりがもう一曲と聞き続けてしまう作品だ。ジャケットインパクトに負けず、ポチるなりレジに向かうなりすべき。

[DANCE ALBUM]Brainfeeder/Beat Records 発売中 2200円(税込)

ココロ揺らせ、カラダ揺らせ。『TROPICAL LOVE』 電気グルーヴ

2017.02.27 Vol.685

 石野卓球とピエール瀧からなる電気グルーヴが約4年ぶりに放つオリジナルアルバム。集大成、最高傑作と両人が口を揃える本作。カッコいいし心地いいサウンドに、ファンタジックというか不思議な言葉を乗せていく電気らしさに、リゾートのリラックス感、言い換えれば、いい感じのダラっとした感が加わってなんか楽しい。収録曲はタイトル曲の『トロピカル・ラヴ』を筆頭に、『ユーホリック』、『人間大統領』『Fallin’ Down』、などの全10曲。夏木マリ、KenKen(RIZE、Dragon Ash、LIFE IS GROOVE)、トミタ栞など豪華なゲスト陣も参加している。

[J-POP ALBUM]キューンミュージック 3月1日(水)発売 初回限定盤(CD+DVD)3600円 通常盤2913円(共に税別)

専門医が警鐘を鳴らすNG食品も『がんを寄せつけないからだを作る 命の食事 最強レシピ』

2017.02.26 Vol.685

 がん専門医が推奨する病気知らずの、今すぐ実践できるレシピを掲載した『がんを寄せつけないからだを作る 命の食事 最強レシピ』が好評発売中。専門医による“命の食事”の理論に即した、肉、魚、野菜、汁もののレシピが満載の同書。がんにならない、がんを進行させない、がんを再発させないための食事法を紹介する。メディアにも登場するナグモクリニック総院長・南雲吉則先生オリジナルのうま味を引き出す甘酒酵素水のレシピも公開。

 また、先生愛用の商品や積極的に摂りたい食品も具体的に紹介する。大切な人をがんから守る、病気知らずの家庭で作れるレシピ49品で、がんを寄せつけない体作りを!

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