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錦見映理子「発酵の仕組みは人間関係と同じ」恋愛小説『恋愛の発酵と腐敗について』で新境地

2022.06.29 Vol.Web Original

 第34回太宰治賞受賞作『リトルガールズ』で小説家デビューした歌人の錦見映理子さん。受賞後第1作となる『恋愛の発酵と腐敗について』(小学館)は、上司との不倫を終えて小さな町で喫茶店を開いた万里絵、彼女の喫茶店にサンドイッチ用のパンを卸すパン職人の虎之介、そして喫茶店の常連客や虎之介の妻といった女たちが、パン生地のようにふくらんだりしぼんだり焼かれたりする恋愛群像劇だ。短歌から小説に表現の場を広げる錦見さんに話を聞いた。

※インタビューの中で『恋愛の発酵と腐敗について』の内容に触れている部分があります。

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Girls²がスペシャルな単独ライブで1万超沸かせる デビュー3周年

2022.06.26 Vol.Web Original

 

 9人組ガールズ・パフォーマンスグループのGirls²が25日、デビュー3周年を記念したスペシャルな単独ライブ『Girls² 3rd Anniversary Live ‐ダイジョウブ‐』をみなとみらいのぴあアリーナMMで開催した。

 これまでの活動を振り返るようなオープニング映像で幕開けしたライブでは、デビュー曲「ダイジョウブ」を皮切りに、「恋するカモ」「#キズナプラス」「私がモテてどうすんだ」「Juga Juga JUNGLE」、「チュワパネ!」など全30曲を披露。アンコールでは、Lucky²とともに「Girls Revolution」「人人人生紹介ソング」をパフォーマンスしたほか、新曲「Shangri-la」も初披露した。

 この日のライブでは、7枚目のEP『Shangri-la』の発売、9都市10公演のツアー『Girls² Live Tour 2022 “Shangri-la”』の開催、恋愛バラエティ『この恋イタすぎました』(日本テレビ系)へのレギュラー放送も発表された。

 ライブは、Huluストア配信され、配信を含めて1万人以上が観覧した。Huluストアでは、7月2日23時59分まで独占見逃し配信を行っている。

主人公たちと一緒にアートの世界へ飛び込もう!『ブルーピリオド展~アートって、才能か?~』

2022.06.21 Vol.web Original

 藝大受験を志す若者たちの青春を描く、山口つばさ原作コミック『ブルーピリオド』(講談社「月刊アフタヌーン」にて連載中)初の展覧会。

 作中に登場する絵画の展示や没入型シアターといった、藝大受験を志す主人公・矢口八虎とその仲間たちの物語を追体験できる展示から、名画解説などのアートを身近に感じることができる展示まで、さまざまな企画を通してブルーピリオドの世界に迫る。

 作中に登場する多くの美術作品は、同作のためにアーティストや学生が実際に制作したもの。会場では、物語のキーとなった作品や主人公・矢口八虎のターニングポイントとなった作品を中心に、実物の絵画を約50点を展示。作品を前にした登場人物たちと同じ感動を追体験しよう。

〈キャラ大石膏室〉では、藝大の大石膏室を思わせる空間に、ヴィデ、ブルータ、モリエールといった有名な石膏像をモチーフにした作中のキャラクターの像が展示され、来場者はこれらの像を会場で自由にデッサンすることが可能(平日限定)。

 また、八虎が臨んだ藝大一次試験の会場を再現。原作未登場の他キャラクターたちの作品も含め、八虎たちが試験にかける熱い思いに触れられる展示も必見。

 原作ファンや漫画ファン垂涎の“漫画展”としても、注目の現代アーティストの作品や名画解説などを通して、アートの魅力を堪能できる美術展としても楽しめる、この夏、見逃せない展覧会だ。

こんな時代だからこそ演劇が見たい 三栄町 LIVE×黒田勇樹プロデュース vol.12 『黒田薔薇少女地獄』(仮題)

2022.06.15 Vol.750

 TOKYO HEADLINE WEBでコラムを連載中の脚本家・演出家、そして俳優の黒田勇樹と三栄町 LIVEのプロデュースによる新作が6月に上演される。

 これまでも意欲的に演劇のあらゆる可能性を追求してきた黒田なのだが、今回もかなり挑戦的な作品になりそうだ。

 というのも、現在分かっているあらすじは「『擬人化、BL 百合…世界には次々と新しい演劇のジャンルが生まれている』 人気の社会派百合劇団“黒薔薇少女地獄”の公演を目の当たりにした、売れない演出家 黒田・アル ベロ・コラッジョーゾは『おれもいったんやってみよう』と、劇団員を集め、新しい作風に挑戦していくが…」というものなのだが、「黒薔薇少女地獄」というのは実在する劇団で「黒田・アル ベロ・コラッジョーゾ」というのはどう考えても黒田勇樹? 実際、今回の公演にあたっては出演者オーディションを開催するなど、いわゆるメタフィクションの体裁を取る作品と思われる。

 その場合、黒薔薇少女地獄という劇団のイメージを壊さない作品になるのか? それとも徹底的にいじりまくるのか? 幕が開けるまでさまざまな「?」が頭の中に浮かぶ作品となりそうだ。

 なお黒田は現在、SHOWROOMで「黒田勇樹のオルタナティブTV!」を配信中で本作の情報も随時そちらで発信していくとのこと。 

大手町の森で「五感で森を感じて」落合陽一氏のデジタルインスタレーション作品を展示

2022.06.09 Vol.Web Original

 

 千代田区の大規模複合ビル「大手町タワー」の「大手町の森」で、落合陽一氏による立体的メディアアート作品『nullの木漏れ日』を展示が9日からスタートする。

『nullの木漏れ日』は、3Dホログラムを活用したメディアートで、落合氏が創作のテーマにしている「デジタルネイチャー(計算機自然)」のビジョンをもとに制作されたデジタルインスタレーション作品。

 落合氏は「この作品には鳥の鳴き声に聞こえる音がイルカの鳴き声であったり、クラクションに聞こえる音がクジラの鳴き声であったりします。そういった頭に浮かぶ様々な事物の関係性を想起しながら、デジタルと自然の融合を感じつつ、頭をnullに、いや空っぽにして1時間ほど作品を見てもらえるとうれしいです」と、コメント。

 大手町タワーを手掛ける東京建物の取締役で専務執行役員の小澤克人氏は、「たくさんの方にご来場いただき、五感で“森”を感じてもらい、そして落合さんのデジタルネイチャーを体験していただきたいと思います」と、話した。

 7月8日まで。18~23時。

木梨憲武にキャイ〜ン天野、安田成美も協力!上野の森美術館「木梨憲武展 Timing」

2022.06.05 Vol.Web Original

 お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武が制作した絵画、ドローイング、映像、オブジェなどの作品約200点を展示する巡回展「木梨憲武展 Timingー瞬間の光りー」が東京・上野の森美術館にてスタートした。

SNS発のイラスト短歌本『パラレル百景』は「僕の中の“エモい”部分」歌人・笹公人さん

2022.06.05 Vol.Web Original

 蛍光オレンジとシルバーに彩られ、宇宙空間に浮かぶ女の子の表紙カバーに、星座のように配置されたタイトル。まるで近未来を舞台にしたSF小説のようだが、『パラレル百景』(トゥーヴァージンズ)は短歌とイラストの連作歌集である。歌人の笹公人さんとイラストレーターの北村みなみさんがコラボレーションしたツイッター連載の書籍化。この本が誕生した経緯やじわりとブームが広がる短歌の魅力を笹公人さんに聞いた。

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動物写真家・岩合光昭の真骨頂 南米の大湿原「パンタナール」で貴重な野生とらえた写真展

2022.06.05 Vol.web original

 

 動物写真家・岩合光昭が、南米大陸中央部に位置する世界最大級の熱帯湿地パンタナールで撮影した、野生動物たちの生態に迫る写真展『岩合光昭写真展PANTANAL パンタナール清流がつむぐ動物たちの大湿原』が7月10日まで、恵比寿・東京都写真美術館にて開催中。

『岩合光昭の世界ネコ歩き』など、身近な存在であるネコ写真でも人気の岩合氏。内覧会に登壇した岩合氏は「今はすっかり“ネコの写真家”になっていますが(笑)」と苦笑しつつ、アフリカ・タンザニアにあるセレンゲティ国立公園をはじめ、世界各地で野生動物にカメラを向けてきた背景を振り返り、岩合氏の特集をした『ナショナルジオグラフィック』の編集者がきっかけで、パンタナールの存在を知ったと話した。

 その後、2015年から3年半、計5回にわたりパンタナールを訪れ撮影を行った岩合氏。本展では、このときの撮影でとらえた、パンタナールの生き物や自然の写真100点以上を展示。

 ジャガーが砂地に仰向けに寝転がってリラックスする貴重な瞬間をとらえた写真、手が届きそうな距離で水中のワニを真正面から撮影した写真など、通常、野生動物たちが人間に見せることのない貴重な姿や生態をとらえた写真も多数展示。

“ネコ写真”でも人気の岩合氏の真骨頂を、迫力の大判展示で堪能してみては。

「うまい棒」が弾け飛ぶ!『小学一年生』8月号付録に「とべ!うまい棒しゃてきゲーム」

2022.05.29 Vol.Web Original

「自動販売機」「自動改札機」「まんが家セット」……近年、あまりの完成度につい大人も購入してしまう子ども向け雑誌の付録。そんな中、小学館の老舗学習雑誌『小学一年生』8月号(6月30日発売)にて、人気駄菓子のやおきんの「うまい棒」とコラボし、「とべ!うまい棒しゃてきゲーム」が付録となることが発表された。

寺田親弘氏が徹底解説「神山まるごと高専」とは?「デロイトデジタルウィーク」最終日

2022.05.26 Vol.Web Original

 5日間連続のオンラインセミナー「Deloitte Digital Week(デロイトデジタルウィーク)2022」が、いよいよ27日に最終日を迎える。デロイト トーマツ コンサルティングでデジタル領域の専門サービスを提供するDeloitte Digitalが主催し、第2回の今年のテーマは「Connect・Empower・Beyond -デジタルで共・感・動を創る5日間」。全28セッションの中から「TOKYO HEADLINE」編集部が選んだ明日のおすすめセッションは?

【明日何観る?】『トップガン マーヴェリック』

2022.05.26 Vol.750

 トム・クルーズの伝説的代表作が新たによみがえる、全世界待望のスカイアクションムービーが、幾たびもの延期を経てついに公開! 主演でありプロデューサーも務めるトム・クルーズの「CGIを使用しない」という、徹底したこだわりによって実現した、大空を舞台に繰り広げられる驚愕のアクションシーンは、まさにスクリーンで体感必須。大空へのミッションに帰還するマーヴェリック。彼はなぜ、若きトップガンたちと共に命をかけて前人未到のミッションに挑むことになるのか? 空前絶後のスケールと臨場感、そしてレジェンドと若者たちによる熱いドラマを見逃すべからず。

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