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“ナツイチ”ミュージック【オススメMUSIC】

2021.07.21 Vol.743

「scent of memory」SEKAI NO OWARI

 ファンタジックなのにリアルな作品の数々で多くの人を魅了し続けている4人組ロックバンド、SEKAI NO OW
ARIの最新アルバム。タイトルが示すように香りをコンセプトに制作。「silent」「umbrella」「Dropout」といったシングル曲を始め、「周波数」のような主題歌やCMソングとして耳なじみのある楽曲に加えて、『めざまし8』のテーマソング「バードマン」など全12曲を収録した。聴けば今いる場所とは違う景色が広がる場所へと誘ってくれるのが音楽だが、“セカオワ”のそのレベルは別の領域。本作でもそれがさく裂している。「旅行できないならセカオワで」とPRしたくなる。

ココロの疲れを癒したい? 吹き飛ばしたい?【オススメDVD & Blu-ray】

2021.07.20 Vol.743

『西荻窪 三ツ星洋酒堂』

 大河ドラマ「青天を衝け」などで大活躍中の町田啓太が連続ドラマ初主演を果たした話題作。原作は、秋田書店「ミステリーボニータ」で連載中の浅井西による同名人気コミック。

 客の悩みを受け止める、美しい青年バーテンダー雨宮涼一朗役に町田啓太。その同級生でもある無口なシェフ・中内智役に藤原季節、同じくオーナー小林直樹役に森崎ウィン。毎話登場する個性豊かなゲスト役のキャストや、カクテル、缶詰料理も見どころ。

販売元:TCエンタテインメント 発売中 DVD BOX 8580円、Blu-ray BOX 1万560円(各税込) 

渋谷・新宿・銀座・上野…80年代と現在を定点観測『東京タイムスリップ1984⇔2021』

2021.07.19 Vol.743

 雑誌「平凡パンチ」特約フォトグラファーだった著者が、写真専門学校の卒業生有志で行った展覧会のために撮影した1984年の繁華街。コロナ禍でネガフィルムの整理をはじめたことで、時空を超えて現在の同位置・同角度からの写真を新たに撮影し、対照的に並べて比較した写真集が本書である。

 いつの時代も若者の街だった渋谷や新宿が、37年を経るとこんなにも変わるものなのか。著者がモノクロ撮影を主戦場としていたこともあって、経過した年月以上に失われた時間や風景を思わせる。当時を知る人には懐かしさやノスタルジーが、今の若い人には目新しさが感じられる構成。写真の下に添えられているキャプションにも、思わず「そうそう」とうなずいたり新たな発見があったり。

 現在の街並みは2020〜2021年にかけて撮影されているが、このコロナ禍の風景もきっと数十年後に懐かしむ日が来るのだろう。

1137日間にわたる国立競技場建設ドキュメント『国立競技場 Construction』

2021.07.19 Vol.743

 いよいよ始まる東京オリンピック・パラリンピック。その主会場となるのが、建築家の隈研吾氏が設計を手がけた「国立競技場」(=オリンピックスタジアム、新国立競技場)である。同所が誕生するまでの一部始終を、定点カメラにより撮影した写真集が『国立競技場 Construction(コンストラクション)』(一般社団法人共同通信社著、河出書房新社刊)だ。

 刊行する河出書房新社の所在地は、新しい国立競技場の目の前。同社の好立地を生かし、共同通信社が建設に向けた準備工事の始まった2016年10月から完成した2019年11月まで24時間、1137日間にわたって屋上にて定点撮影した。トータルで約16万枚にも及ぶ膨大な写真の中から厳選し、日本を代表するスタジアムが完成するまでのドラマを克明に描き出す。

暑〜い夜を音楽で涼しく!「ICELAND AIRWAVES -LIVE FROM REYKJAVIK- PART 2」

2021.07.18 Vol.743

 アイスランドの音楽フェス「ICELAND AIRWAVES」が世界に向けてアイスランドミュージックの最前線をレイキャビクから発信するライブ配信イベント。

 6月に行われたイベントの第2弾。出演は、R&Bフレーバーの楽曲で注目を集めるAuður、エレクトロポップトリオのVök、魅惑的な声とソウルフルなメロディー人気のGDRN、シンセ・パンクトリオのKælan Mikla、反資本主義やテクノディストピア・パフォーマンス・アートコレクティブとして活動するHATARI。Júníus Meyvant、Daði Freyrも登場する。

 7月19日まで第1弾のライブも有料でライブ配信している。第1弾ではCell7、Hjaltalin、Briet、Mammut、Asgeirら8組を配信している。

 アイスランドは、ビョークやシガーロスなどさまざまなアーティストを輩出している。

 アイスランドの風を感じて。

夏休みは大地と空を駆け巡れ!「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」

2021.07.17 Vol.743

 Nintendo Switchに『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』が登場する。

 2011年にWiiで発売された同名のゲームをリメイクしたもので、「ゼルダの伝説 」シリーズ最古の物語が描かれる。空に浮かぶ島「スカイロフト」に暮らす主人公の青年リンクが、離れ離れになってしまった幼なじみの少女ゼルダを救うために大地に降り立つところからスタートする。ゼルダの手掛かりを探すなかで、遭遇するさまざまな魔物には剣と盾で立ち向かう。

 Joy-Conがリンクの盾と剣に連動するので2本持ちで遊べるのはNintendo Switchだからこそできる遊び方。剣を振り下ろしたり回転斬りをしたり、盾で防御したりと、自分が望むように戦って、リンクになったような気分で楽しめる。もちろんスティック&ボタン操作でも楽しめるようになっている。

 自然あふれる豊かな大地と天空とを行き来しながら、爽快かつドキドキワクワクな冒険をするゲーム。今夏もまだまだ遠出はしにくい。ゲームの世界で冒険を楽しんでみては?

暑〜い夜を音楽で涼しく!「MABU presents SUMMER PARTY Billboard Live 2021」

2021.07.15 Vol.743

 プロダンサー出身のR&Bシンガー、MABUがビルボードライブでライブを開催。今回はバンドセットでのライブで、彼が持つグルーヴ感を最大限に生かし、これまでの自身の歩みを紐解くような集大成的なライブになる予定。

 このライブは当初、4月29日に開催される予定だったが、緊急事態宣言のために延期となっていたもの。MABU自身も久しぶりのライブ。ライブ決定時には「難しい事は考えずただただ”楽しむ”というバイブスを大切にパフォーマンスを出来ればと思っています!」とコメントを発表している。

 ライブには、シンガーソングライターのLeolaもゲスト出演する。

 本公演は、政府および各自治体から発表された新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを踏まえて、各会場の最大収容人数を通常時以下になるよう調整した新型コロナウイルス感染症対策用の座席レイアウトを使用し、公演を実施する。

【明日は何を観る?】『竜とそばかすの姫』

2021.07.15 Vol.743

『竜とそばかすの姫』

 自然豊かな高知の村に住む17歳の女子高校生・すずは、幼いころに母を事故で亡くし、父と二人暮らし。母と歌うことが好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。ある日、親友に誘われインターネット上の仮想世界〈U〉に参加する。

六本木で日本美術の奥深い魅力にハマる!サントリー美術館 開館60周年記念展「ざわつく日本美術」

2021.07.14 Vol.743

 その作品を見た瞬間、心がざわつく…日本美術におけるそんな名作の数々をユニークな切り口で紹介する注目の展覧会。サントリー美術館開館60周年記念展の第二弾として、同館所有の名品から珍品、秘宝が集結する。

 展覧会では「うらうらする」「ちょきちょきする」など、6章のそれぞれのテーマを通して作品を紹介。

 第6章「ざわざわする」では、展覧会タイトルを象徴するような、心がざわつく作品が勢ぞろい。

 例えば明治時代初期に作られた石版画の役者絵「尾上菊五郎」は、どこか違和感を覚える生々しさが印象的な作品。この生々しさはどこから来るのか、作品を前につい目を凝らしてしまいそう。他にも、胸に手をあてる女性の背後に置かれた袋の下から、男の顔が不気味にのぞく「袋法師絵巻」や、タイトルを知らなければ何を描いたものか分からないほど大胆なデフォルメが目を引く、伊藤若冲の「墨梅図」など、ざわざわ感がとまらない作品が集う。

 作品を見て沸き起こる心のざわめきに耳を傾ければ、より深く日本美術の魅力に迫ることができるはず。

こんな時代だからこそ演劇が見たい 音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』

2021.07.14 Vol.743

 キスマイことKis-My-Ft2の宮田俊哉が主演する音楽劇。映画『コンフィデンスマンJP』などで知られる古沢良太が脚本・シリーズ構成を手がけた人気アニメ『GREAT PRETENDER』を舞台化、演技、歌、ダンスで届ける、コンフィデンスマン(詐欺師)たちと悪党のコンゲームだ。

 宮田演じる自称日本一のコンフィデンスマンのエダマメは、ひょんなことから詐欺師のローランに出会い、ハリウッドの映画プロデューサーをターゲットにした計画に加わることになる。しかし相手も慣れたもので、さまざまな提案を突き付けられ、窮地に立たされたエダマメは……。

 原作から飛び出してきたような宮田は、休憩を含んで約2時間半、ほぼ出ずっぱり。滝のような汗をかきながら、はったりをかまし、騙す。……そして騙される…?

 宮田のパフォーマンスも去ることながら、美弥演じるローランは、騙されてもいいほどのイケメンっぷり。原作にはない役どころの加藤が担当する面白パートもポイント。

 ドキドキハラハラの展開に、心が締め付けられるパートも。情報マシマシながら物語がスッと入ってくるのは秀逸!

【明日何を観る?】『83歳のやさしいスパイ』『100日間生きたワニ』

2021.07.11 Vol.743

『83歳のやさしいスパイ』

 妻を亡くし新たな生きがいを探していた83歳の男性セルヒオがスパイに採用。依頼内容はある老人ホームの内偵。依頼人は母が虐待されているのではないかという疑念から、毎日、ホームでの生活の様子を誰にも気づかれずに報告してほしいという。セルヒオはスパイとなって老人ホームに「入居」するが…。

監督:マイテ・アルベルディ 出演:セルヒオ・チャミー 他/1時間29分/アンプラグド配給/シネスイッチ銀座他にて公開中 83spy.com

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