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THE RAMPAGE・RIKU、映画『マイ・ナイト』で川村壱馬と吉野北人に「キュンです」

2023.10.13 Vol.web original

 映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』(12月1日公開)のプレミアムイベントが12日、横浜にて行われ、主演の川村壱馬、RIKU、吉野北人と中川龍太郎監督が登壇。本作で映像作品初出演を果たしたRIKUが、グループのメンバーでもある2人との共演を振り返った。

 ある夜、3組の孤独な男女に訪れた、たった一晩の小さな冒険を描く完全オリジナルストーリー。人気グループTHE RAMPAGEの川村壱馬、RIKU、吉野北人がプロのデートセラピストを演じる話題作。

 デートセラピストのイチヤを演じたRIKUは同じくセラピストの刹那(せつな)を演じた川村、刻(とき)を演じた吉野との共演について聞かれると「普段グループの活動をしている2人は熟知していますが、撮影現場に入ったときはすごく学ばせられました。こちらからも意見を投げて監督と一緒に作っていくのを目の前で見たときは…“キュンです”ね(笑)。男ですけど、刹那と刻に。本当にかっこよかったです。マジでウチの相方たち、すごいんですよ」と2人をべたぼめ。

 そんなRIKUを2人も称賛。吉野は「初めての映像作品だよね? 自分は初めてだった『PRINCE OF LEGEND』でガチガチだったのにRIKUさんはすごく落ち着いていた」と感嘆。
 
 本作でRIKUは写真家志望だったという役どころを演じ、劇中ではRIKU本人が撮影した写真が使われたとのこと。「僕の写真の才能が爆発した」と言うRIKUに、中川監督は「現場にはプロのカメラマンもいたんですが、RIKUの写真がメチャクチャ良くて。あれ、売ったほうがいいよ」と勧めていた。

 この日は、川村壱馬、RIKU、吉野北人が「Blankie」(吉野北人)、「I’ll be your (k)night」(RIKU)、「世界が変わってしまったけれど」(川村壱馬)そして3人で歌う主題歌「片隅」を熱唱。会場も3人の“ナイト”の歌声とトークに酔いしれていた。

 

吉野北人“王子”を演じるはずが…「僕がトイレで用を足すとこ見たいですか」劇中シーンに苦笑

2023.10.13 Vol.web original

 映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』(12月1日公開)のプレミアムイベントが12日、横浜にて行われ、主演の川村壱馬、RIKU、吉野北人と中川龍太郎監督が登壇。デートセラピストの1人を演じた吉野が「攻めた」シーンを明かした。

 ある夜、3組の孤独な男女に訪れた、たった一晩の小さな冒険を描く完全オリジナルストーリー。人気グループTHE RAMPAGEの川村壱馬、RIKU、吉野北人がプロのデートセラピストを演じる話題作。

 ベテラン安達祐実とのペアを演じた吉野は「僕のデートシーンは日常を描いていたんですけど、その日常もけっこう“攻めて”いた」と振り返り「まさか僕がトイレで用を足しているところが見たい、と言われるとは。皆さんも見たいですか?(笑)」と、劇中シーンに苦笑しつつ「今まで見せてこなかった要素が詰まっている」と出来上がりに自信。

 そんな吉野は3人の中でも「即興が多かった」と言い「けっこうサプライズ的で(笑)。中川監督が台本にまったくないことをやってくるので、こっちもリアルな表情が出る。ところどころで皆さんも“あれ、北人じゃね?”ってなるはず」と思わぬ即興芝居を引き出す監督の演出に感謝。

 中川監督は「安達祐実さんも北人もうまいので、すんなり行ったら面白くないなと思って(笑)。北人の九州男児っぽさが見えてよかった」と吉野の即興芝居を大絶賛。

 デートセラピストの1人、刻(とき)を演じる吉野は「デートセラピストをしている刻は、こちらが王子で、女性をお姫様と思うようにキャラを作っているんですけど、そこを(安達が演じる相手役から)“日常が見たい”と言われて素が出てくる。その変化は意識して演じたところです」と振り返っていた。

 この日は、川村壱馬、RIKU、吉野北人が「Blankie」(吉野北人)、「I’ll be your (k)night」(RIKU)、「世界が変わってしまったけれど」(川村壱馬)そして3人で歌う主題歌「片隅」を熱唱。会場も3人の“ナイト”の歌声とトークに酔いしれていた。

川村壱馬、その場で3分の長セリフを自作『マイ・ナイト』監督「この男はヤバい」

2023.10.13 Vol.web original

 映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』(12月1日公開)のプレミアムイベントが12日、横浜にて行われ、主演の川村壱馬、RIKU、吉野北人と中川龍太郎監督が登壇。3人の“ナイト”ぶりに会場のファンも大盛り上がりだった。

 ある夜、3組の孤独な男女に訪れた、たった一晩の小さな冒険を描く完全オリジナルストーリー。人気グループTHE RAMPAGEの川村壱馬、RIKU、吉野北人がプロのデートセラピストを演じる話題作。

 3人のデートセラピストの1人、刹那(せつな)を演じた川村に中川監督は「川村壱馬という人の人間性の激しさや美しさを伝えたい、この瞬間の壱馬をとらえたいと思い、渡り廊下で自分の生い立ちを相手の女性に語るシーンでは、壱馬の思いをこの役にぶつけてほしいから(セリフを)考えてきてくれと言った」と明かすと「撮影当日に、考えてきたというので聞いたら3分半くらいあって。ちょっとすげえな、この男はヤバいなと思った」と川村が考えてきた長セリフに脱帽。

 ところが川村が「龍さんは一つ嘘をつきました(笑)」と苦笑し、セリフを考えてと言われたのは「(撮影)当日です」と暴露。監督は「その場だとするとそれこそすごい。あれだけのセリフを自分で作って演じるなんて普通の俳優さんでもなかなかできない」と感嘆。最終的には1分ほどのシーンになったものの監督は「自分が書いたセリフより役の言葉になっていた」と絶賛していた。

 この日は、川村壱馬、RIKU、吉野北人が「Blankie」(吉野北人)、「I’ll be your (k)night」(RIKU)、「世界が変わってしまったけれど」(川村壱馬)そして3人で歌う主題歌「片隅」を熱唱。会場も3人の“ナイト”の歌声とトークに酔いしれていた。

90歳の草笛光子「私もう90?って。歳と戦おうと思ったんだけど」年齢との向き合い方に拍手

2023.10.10 Vol.web original

 

 映画『次元大介』のワールドプレミアイベントが10日、都内にて行われ、主演・玉山鉄二らキャスト陣と橋本一監督が登壇。90歳の誕生日を祝われた草笛光子が健康の秘訣を明かした。

 ルパン三世の最高の相棒にして早撃ちの天才のガンマン、次元大介のオリジナルストーリーを描く実写映画。

 玉山が演じる次元大介が銃の修理を頼むガンスミス(銃の整備士)を演じた草笛は、細かな作業をする芝居について聞かれると「でも私、目は悪くなかったのでスイスイ行きましたね(笑)」と胸を張り、橋本監督から「驚くほどスイスイと」と太鼓判を押されると「じゃあこれから(ガンスミスを)やろうかな(笑)」。

 そんな草笛は、映画にちなみ自身の“相棒”はという質問に「お煎茶と梅干」と回答。玉山から「渋いチョイスですね」と言われると草笛は「私の健康のもと。これで1日が幸せに送れるように。いいお煎茶を頂いて、梅干しをつまんで。さ、今日はこれで幸せ、いいお仕事ができますようにって」と健康法を披露した。

 そんな草笛が、10月22日に90歳の誕生日を迎えるということで、玉山から花束のプレゼント。草笛は「九十歳。 何がめでたい」と作家・佐藤愛子の名著を引き合いにし笑いをさそいつつ「本当にあっという間に90という数字が私の目の前に入ってきて。あら、私もう90?って。90という歳と戦おうと思ったんだけど戦うと損だから受け入れて、90歳を大事に生きてみようと思います」と語り、会場も大きな拍手を贈っていた。

 この日の登壇者は玉山鉄二、真木ことか、さとうほなみ、草笛光子、橋本一監督。当初登壇を予定していた真木よう子は体調不良のため欠席した。

 映画『次元大介』は10月13日よりPrime Videoにてプライム会員向けに配信開始。

 

玉山鉄二、ぬいぐるみ入りのトランクで「新幹線に乗りました」

2023.10.10 Vol.web original

 

 映画『次元大介』のワールドプレミアイベントが10日、都内にて行われ、主演・玉山鉄二らキャスト陣と橋本一監督が登壇。孤高のガンマンを演じた玉山が子役とのほのぼのエピソードを披露した。

 ルパン三世の最高の相棒にして早撃ちの天才のガンマン、次元大介のオリジナルストーリーを描く実写映画。

 2014年から9年ぶりに次元大介を演じた玉山は「前回は相棒が…ルパンもいて五右衛門もいて安心感もあったんですけど」と振り返りつつ「有意義な、生きているという実感を得た撮影の半年間だった」と単独作品に手ごたえ。

 そんな玉山に橋本監督も「ともすればアニメのマネをしようとなりそうなところをストイックに玉山さんの次元を演じてくれた」と感謝。

 天才ガンマン役に玉山は「次元は世界一のガンマン。(銃を)かまえている時点ですでに敵を倒しちゃってるんです。だからそこに行くまでをどう見せていくか監督と話し合いました」と振り返りつつ「あれだけ火薬の入ったものを撃てて僕も気持ちよかったですけどね。後半、耳も慣れちゃって、もっとくれ!ってなりました(笑)」。

 次元が出会う少女オトを演じた真木ことかは、映画にちなみ“相棒”について聞かれると「ぬいぐるみです。これは玉山さんからクリスマスプレゼントにもらいました。宝物です」とクマのぬいぐるみを披露。玉山は「せっかくのクリスマスに京都で撮影だったので、テンションを上げてあげたいなと。どのぬいぐるみがいいかなと調べて、ドイツの職人さんが手作りで作っているというので。トランクもついていたし」と振り返り、「このトランクを持って新幹線に乗りました(笑)」とぬいぐるみが入った小さなトランクを手に新幹線に乗ったと明かし、会場をほっこりさせていた。

 この日の登壇者は玉山鉄二、真木ことか、さとうほなみ、草笛光子、橋本一監督。当初登壇を予定していた真木よう子は体調不良のため欠席した。

 映画『次元大介』は10月13日よりPrime Videoにてプライム会員向けに配信開始。

真木よう子、永山瑛太に「私こんなに愛してるのにと泣きそうになった」愛ある毒舌さく裂

2023.10.07 Vol.web original

 

 公開中の映画『アンダ―カレント』の公開記念舞台挨拶が7日、都内にて行われ、主演の真木よう子、共演の井浦新、永山瑛太と今泉力哉監督が登壇。真木が“盟友”永山との共演を振り返った。

 豊田徹也による伝説的同名漫画を今泉力哉監督が映画化した話題作。

 真木が演じる主人公かなえの失跡した夫という役どころを演じた永山は「僕が映画で初主演をしたときに初めて真木よう子という女優さんと出会った」と振り返ると、真木も「瑛太がいると安心する」と再共演に喜び。

 一方の永山が、真木とのセンシティブなシーンに緊張していたと明かすと真木は「まさかそんな緊張していたとは。瑛太とは家族みたいな感じで…。私が、最後に一発殴っていい?と言ったときに本気で怖がっていて、それを見てすごいバカだなあ、と思って(笑)。私こんなに愛してるのに、お前のこと殴るわけないじゃんと思ったら泣きそうになってきた。あそこは瑛太とだから生まれたシーン」と力説し、永山も照れ笑い。

 そんな真木から「樹齢1千年の木の化け物」とたたえられていた井浦は「化け物に化け物と言われて仲間入りする覚悟ができた」と笑いつつ、真木、永山との共演に「同時に化け物2人の相手は無理。1本ずつ勝負していきたい」。

 この日は、10月15日に41歳の誕生日を迎える真木にサプライズでバースデーケーキと花束のプレゼント。3人から花束をもらい抱負を聞かれた真木は「英語をマスターしてハリウッドを目指します!」。

 永山は「昨日、真木よう子のインスタライブを見ていたら、真木ちゃんがYouTubeをやりたいと言っていて、他の方が瑛太とやったらと言うと、アイツつまらないからイヤだと言ってた」と明かし真木を苦笑させつつ「YouTubeじゃなくてハリウッドのために英会話スクールに通ってください。デビュー楽しみにしています」とエールを贈っていた。

 この日、真木は角膜ヘルペスのため左目に眼帯姿で登壇した。

二宮和也「大野智がすごく元気に歩いてました」主演作初日に事務所仲間たちとの“縁”

2023.10.06 Vol.web original

 

 映画『アナログ』の初日舞台挨拶が6日、都内にて行われ主演の二宮和也をはじめ波瑠、桐谷健太らキャストとタカハタ秀太監督が登壇。二宮が嵐・大野智と遭遇したエピソードを披露した。

 SNSで募集した「大切な人に会えてうれしかったこと」エピソードが書かれたボードに感激したキャストたち。二宮も「お客さんに会場で会えたこと」という自身のコメントに「絵日記みたいになっちゃった」と照れつつ、寄せられたメッセージの数々に「読み応えあってうれしい」と感激しきり。

 本作を誰と見たいかという質問に「この映画を1人で見て、会いたい人は誰なんだろうと確かめるのもいいかなと思っていた」と回答していた二宮。事務所の後輩でもある、なにわ男子の藤原丈一郎が「僕はなにわ男子のメンバー全員と見たい」と言うと「結成5周年だもんな」と言い、会場も拍手。すると藤原は「メチャクチャうれしいんですけど…自分の口から言おうと思ってた…」と会場の笑いをさそいつつ「知っててくれたのうれしい。(映画)公開日と結成日が同じなんて」と感激。

 二宮は「この映画に、奇跡は存在するとか縁とか運とか、1日でも同じ日はないとか、毎日一生懸命生きるべきと改めて思わされた」と振り返りつつ「本当に何が起こるか分からない。今日ここに来る途中に元気に歩いている大野智に会いました。すごく元気に歩いてました」と嵐・大野智との思わぬ再会を報告。「何か見たことがある人が歩いてるなと思ったら。こんなことがあるんだなと思って。“何しに行くの? “今から舞台挨拶なんで” “へ~、頑張って~” って(笑)。縁でつながっているんだと思わざるを得ない」と“会う”喜びを語っていた。

 この日の登壇者は二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、板谷由夏、タカハタ秀太監督。

 映画『アナログ』は公開中。

来春公開の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』でゲスト声優務める芳根京子がドラえもんと「がんばろー!」

2023.10.04 Vol.Web Original

 女優の芳根京子が10月4日、来年3月1日公開の『映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)』で“物語のカギを握る歌姫”ニーナを演じることが発表された。

 この日は「藤子・F・不二雄 生誕90周年企画発表会」が都内で開催され、公開日と芳根がゲスト声優を務めることが発表された。

 発表会にゲストとして登場した芳根はゲスト声優を務めることについて「驚いて“本当に?”と思ったんですが、とってもうれしくて。今日、この場に立てていること、そしてドラちゃんとお話をさせてもらっていることで、とても実感がわいています。歌姫という肩書があるのでとても緊張しているんですが、今日、ドラちゃんからパワーをいただいたので、精いっぱい心を込めて務めさせていただきたいと思っています」などと意欲を述べた。

 ドラえもんとのトークセッションではドラえもんの「どら焼きはつぶあん派? こしあん派?」という質問に「つぶあんかな」、「もし僕と1日一緒に過ごすとしたら何がしたいですか?」という質問には「1日一緒に過ごせるなんてうれしいな。最近、旅行にはまっているので、ドラちゃんと一緒になにも決めずに行き当たりばったりの旅に出て、困ったことがあったら助けて」とお願い。これにドラえもんはデレデレ。最後は2人で「がんばろー!」と締めくくった。

キンプリ永瀬廉と北村匠海がユニット結成?「俺らダンスボーカルユニットかな?」

2023.10.03 Vol.web original

 映画『法廷遊戯』(11月10日公開)の完成披露イベントが3日、都内にて行われ、俳優の永瀬廉(King & Prince)、杉咲花 、北村匠海、大森南朋、戸塚純貴と深川栄洋監督が登壇。映画の世界観に合わせた壮大な演出のステージに、永瀬らが感激した。

 ミステリー界の新星・五⼗嵐律⼈が現役司法修習生時代に刊行された同名ベストセラーの映画化。

 ライブさながらのド派手演出に迎えられステージに登壇した一同。会場の大歓声に、永瀬が「ライブなんですよ(笑)」と照れ笑いしつつ、隣の北村に「俺らダンスボーカルユニットかな?って。踊りかけましたもん」。アーティスト活動をしている北村も「踊る?」と“ユニット結成”にまんざらでもない様子。そこに戸塚が「盛り上がってるか~い!」とアイドルさながらのノリで加わると、永瀬が「あなた、その職業やったことないでしょ」とツッコみ、会場も大笑い。

 その後も会場の熱気に「フェスのよう」と感激していた永瀬は作品の完成に「やっとこの日が来ました」と言い、北村も「ものすごいクオリティーのものが出来上がっています」と胸を張った。

 冒頭、息ピッタリで笑いをさそっていた永瀬と戸塚。永瀬は寒かったという撮影現場で戸塚と仲良くなったと言い「めちゃくちゃいじりやすいんです(笑)」と戸塚を苦笑させる一幕も。

 この日は映画にちなみ、登壇者同士が各自を「有罪か無罪か」判断することに。杉咲は「髪を切り続けてしまう。今は刈り上げ(笑)」、北村は「気づけば15時間くらいゲームをしてしまう」と明かし、杉咲は無罪、北村は有罪に。

 一方永瀬は「歯みがきが好きで1日に何回もする。マックス6、7回。やり始めると長くなってしまう」と明かし、無罪になったものの北村から「歯がかわいそう」と歯に同情され会場の笑いをさそっていた。

大沢たかお、スカウトされた新宿で舞台挨拶「客席側じゃなくステージ側にいるの不思議」

2023.10.03 Vol.web original

 

 公開中の映画『沈黙の艦隊』の大ヒット舞台挨拶が3日、都内にて行われ、主演・プロデューサーの大沢たかおと吉野耕平監督が登壇。大沢が通いなれた新宿で最新主演作の大ヒットを喜んだ。

 かわぐちかいじによる同名大ヒットコミックの映画化。

 大ヒットの報告に、主人公・海江田艦長を演じる大沢が「いい意味で驚いています。簡単ではないテーマながら初日から多くの方に、男性の方をメインに女性も3割ほど来ていただいているとのことで、こうしたテーマにも感心を持っていただいているんだなとうれしく思っています」と言い、吉野監督も「こういった作品が日本でできる日が来たんだと言う声を頂けてうれしかった」と喜びを語った。

 この日は、大沢が若いころから通っていたという新宿エリアの映画館での舞台挨拶。「この周りにはよく来ていた。昔はもうちょっと怖いエリアだった。昼間とか週末の朝とかに、たくさんの映画を見ました。自分の家に帰ってきたような、客席側じゃなくステージ側にいるのが不思議というか、幸せ」と振り返ったが、司会から新宿でスカウトされたというエピソードについて聞かれると「そんな話どうでもよくないですか(笑)。(スカウトは)そうなんですけど。あまりにも昔の話なので(笑)」と照れ笑いで濁し、会場の笑いをさそった。

 さらに会場からも質問を募ると、大沢ファンから原作ファンまで、客席から熱い感想とともに質問が殺到。30年前に生まれた原作の映画化について、大沢は「敢えてなのか偶然なのか、この令和の時代に日本を囲むいろんな隣国とのひりひりする情勢の中で、実写という映画の中で30年のときを経て、彼が宣戦布告をしたんだと思う。それは世界にとか、見る人々、参加する僕を含めてに対して」と語り、最後に「この作品はたぶん読む人、見る人が主人公。海江田のような改革者が出たときに、みんながそれに対してどう議論するのかを彼は求めているんだと思う」と作品に込めた思いを語っていた。

映画『アイデン&ティティ』公開20周年の12月20日にみうらじゅん、田口トモロヲ、峯田和伸がトークイベント付き上映会

2023.10.03 Vol.Web Original

 2003年に公開された映画『アイデン&ティティ』の原作者・みうらじゅん、監督の田口トモロヲ、主演の峯田和伸の3人が久しぶりに集まり、12月20日にトークイベント付きの上映会を渋谷のLOFT 9 SHIBUYAで開催することが10月3日に発表された。

 この12月20日というのは20年前にシネセゾン渋谷などで同作が上映された日。この記念すべき日に改めて3人が当時を振り返る。

 同作は1980年代の高円寺を舞台に、ロック・バンドにかけた若者たちの葛藤や苦悩をリアルに描いた同名コミック『アイデン&ティティ』が原作。原作を読んで感動した田口トモロヲが「なんとか自分の手で映画化したい」とみうらとの飲みの席で約束を交わし、メガホンを取ることに。田口にとっては初監督作品となる。そして田口が主役として出演オファーをかけたのは原作の大ファンという峯田。峯田はこの時、GOING STEADY解散直後でスケジュールが白紙状態という奇跡的なタイミングで、演技初挑戦にもかかわらず主役の中島役を務めたという。

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