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長澤まさみの“出戻り”シーンに父・北斎役の永瀬正敏が感服 大森監督も「生き様が見える」

2025.09.21 Vol.web original

 

 映画『おーい、応為』(10月17日公開)の完成披露舞台挨拶が21日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、永瀬正敏、髙橋海人(King & Prince)、大谷亮平と大森立嗣監督が登壇。主人公・応為を演じた長澤を父・北斎役の永瀬が絶賛した。

 破天荒な絵師・葛飾北斎の娘であり弟子でもあった葛飾応為。江戸の男性社会の中、数少ない女性絵師として自由に生きた応為の人生を描く。

 この日、長澤は「応為を意識しました」と応為を思わせる着物とヘアスタイルのシックな和装で登場。

 応為(お栄)役で初の時代劇主演を果たした長澤。「江戸という時代を自由に生きていた応為の姿に、この時代でもこんなに自分の思う通りに生きることができるんだなと思い、今の女性像にも通じるものを感じました。私自身も応為を演じることで、やりたいことに向かっていく心意気を学んだ気がします」。

 長澤とは『MOTHER マザー』(20)以来の再タッグとなる大森監督も「応為も絵が上手く、長澤さんも女優としてピカイチ。今回、長澤さんがご自身の人生をそのまま応為に乗せてくれた気がして。長澤さんの生き様が応為を通して見えてくる気がしました」と語り、数々の役を演じてきた長澤の中でも「最高かもしれない」。

 父・北斎を演じた永瀬も「本作では“画狂老人卍”(晩年、北斎が自分でつけた画号)ではなく、親子としての姿を意識した」と言い「最初に撮ったのが(応為の)出戻りのシーンで。“帰ったぞ”の一言で、僕が考えていた北斎をさらに高みに引き上げてくれた。今回、北斎を作ってくれた1人は確実に長澤さん」と長澤の演技に受けた刺激を振り返り、長澤も「恐縮です」と照れ笑い。

 絵を描く場面はそれぞれ本人で演じたとのこと。長澤、永瀬、髙橋はその日の撮影が終わると3人で練習していたといい、長澤は「北斎の絵を見ると線の細さにびっくりするんですよね」と江戸の絵師に思いをはせていた。

キンプリ髙橋海人「長生きしたい」毎日、お風呂で肺活量を鍛えるトレーニング

2025.09.21 Vol.web original

 

 映画『おーい、応為』(10月17日公開)の完成披露舞台挨拶が21日、都内にて行われ、俳優の長澤まさみ、永瀬正敏、髙橋海人(King & Prince)、大谷亮平と大森立嗣監督が登壇。髙橋が葛飾北斎さながらの“長生き願望”を明かした。

 破天荒な絵師・葛飾北斎の娘であり弟子でもあった葛飾応為。江戸の男性社会の中、数少ない女性絵師として自由に生きた応為の人生を描く。

 漫画家の経験もある髙橋。念願の時代劇出演、しかも絵師たちの物語に感激しつつ、豪華な共演陣の顔ぶれに「経験豊かな皆さんばかり。名前を見た瞬間、一気に心が…。“お芝居は助け合い”とよく言われますが僕は戦いに出る気持ちでした」と苦笑。

 主人公・応為(お栄)を演じる長澤、その父である天才絵師・北斎役の永瀬、お栄が淡い思いを寄せる北斎の弟子・初五郎(魚屋北渓)役の大谷と、ベテランたちとの共演に、髙橋は「一挙手一投足、言葉すべてに色気と力強さがあって、すっげーな、と思いました。自分なりに楽しく戦うことができました」と感嘆しきり。

 一方で長澤、永瀬は髙橋の絵師ぶりを絶賛。今回、絵を描く場面はそれぞれ本人で演じたといい、永瀬が「お2人とも本当に上手くて」と言うと、長澤は「それは海人くんです」。

 大森監督も「(髙橋が)上手いのでせっかくだからと1カットで描いてもらっちゃおうかな、と」と、もともと予定になかった髙橋が絵を描くシーンを加えたと明かし、髙橋がセリフを言いながら自然に絵を描く姿を絶賛。すると当の髙橋は「僕は“逆聖徳太子”で。1つのことしかできないんです。だからすごく練習しました(笑)」と笑顔を見せた。

 この日は一同に「北斎のように極め続けたいことは?」という質問。髙橋は「長生きしたいと思っていて…毎日、湯船で潜水してるんです。危なくない程度に。この前、最高記録が2分くらいになりました」と明かし、一同びっくり。

「このまま記録を伸ばしたい」と髙橋。「肺活量というか体の内側をどんどん鍛えて、老後に強くなりたいです」と、江戸時代に異例ともいえる長寿を全うした北斎を挙げつつ「自分もやりたいことがたくさんあるので死ねない」と長生き宣言をしていた。

シリーズ最新作!映画『種まく旅人 〜醪のささやき~』の、菊川怜さんが、美しすぎた【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

2025.09.17 Vol.web original

 こんにちは、黒田勇樹です。

 三栄町LIVE×黒田勇樹プロデュースvol.20「SHINKYO QUEST〜そして真京へ〜」が15日に無事終了いたしました。最後は1日2公演が3日連続という怒涛のラッシュでした。やり切りました。

 今回も楽しかったし、いろいろな学びもありました。関わってくださった皆さん、ありがとうございます。

 配信でもまだ視聴可能ですので、よろしかったらぜひ!

 では今週も始めましょう。

井口理、大学時代の演劇仲間が「当時から歌が上手かった」主題歌歌った映画『国宝』も大ヒット

2025.09.17 Vol.web original

 

 舞台『キャッシュ・オン・デリバリー』の製作会見が16日、都内にて行われ、井口理、矢本悠馬らキャストと演出の小貫流星が登壇。井口が初舞台初主演に意気込みを語った。

『キャッシュ・オン・デリバリー』は、ウソと勘違いの応酬が繰り広げられる抱腹絶倒のイギリス発傑作コメディー舞台。

 人気ロックバンド・King Gnuのボーカルとして絶大な支持を得る一方、俳優としても活動する井口。メジャーデビュー後、初舞台にして初主演となる本作は小貫と井口が大学時代に演じたことがある演目。小貫は「井口さんは東京藝大、僕は日芸(日本大学芸術学部)で同じ芸術系の学部だったんですけど…。本当に学生時代からすごい良いやつ、良い男でしたね」と振り返りつつ「『キャッシュー』の前に違う作品を小劇場でやったことがあるんですけど、そのときはのっけの台詞からかんでいたり、同じシーンを1ページ丸々繰り返したエピソードがあるので…今回大丈夫かな(笑)」とニヤリ。井口もなつかしそうに「あれは悪夢でしたね」と苦笑すると、小貫が「歌は上手かったよね」とフォローし井口は「それが救いです(笑)」。

「当時も輝くスター性みたいなものがあったかもしれませんね」とおどけつつ学生時代の井口の魅力を振り返った小貫。井口も「当時一緒にやっていた友達がそのときの映像を見せてくれて…自分が、若いし細いな、と(笑)。こんな必死でやっていたんだなと感じました。今回はもうちょっと余裕あるふるまいで頑張りたい」と意気込みを見せた。

 この日、初めて顔合わせしたという共演者もストレートプレイとなる本作の“舞台俳優・井口理”に興味津々。中でもバディを組む矢本は「アーティストとして大スターにも拘わらず新しいことに挑戦する。絶対に半端な気持ちでここに来てないと感じました」と感嘆し、井口と好きなハンバーガーチェーン店やラーメン店で頼むメニューを質問し合い「親友になれそう」と意気投合。

 会見後の囲み取材で、主題歌を歌っている映画『国宝』の記録的ヒットを報道陣から祝福されると照れた笑顔を見せた井口。今後、音楽活動と俳優業の割合について聞かれると「基盤は音楽をやっている人間だと思います。でもこっちも好きなので、毎回ビビりながらも始まると楽しんでやらせてもらっています」と稽古に向け意欲を燃やしていた。

 この日の登壇者は井口理、矢本悠馬、山崎紘菜、妃海風、まりあ、脇知弘、明星真由美、小松和重、小貫流星(演出)。

『キャッシュ・オン・デリバリー』東京公演は12月5日から21日までTHEATER MILANO-Zaにて、2026年1月8日から12日までクールジャパンパーク大阪 WWホールにて上演。

 

⽚寄涼太「こんなに最強なママがいるんだと驚き」“対戦”期待された武⽥梨奈「こんなきれいな顔殴れない」

2025.09.15 Vol.web original

 

 映画『By 6 am 夜が明ける前に』(10⽉3⽇公開)の完成披露舞台挨拶が15日、都内にて行われ、主演の武⽥梨奈らキャスト陣と向井宗敏監督が登壇。主題歌を担当した⽚寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE) もサプライズで駆け付け、武田の圧巻アクションを絶賛した。

 アジアのアクションスター10⼈にも選出された武⽥梨奈が元特殊急襲部隊隊員の主婦を演じるクライムアクション。

 久しぶりの本格アクションだったという武田。「監督から“きれいなアクションは見たくない”と言われたので…手に布を巻いて役者さんたちの顔面をボコボコに殴らせていただきました(笑)」と照れ笑い。

 この日は、主題歌『朝日のように、夢を見て』を歌う⽚寄涼太もお祝いに駆け付け、初のフルアルバムのタイトル『Bouquet』にちなみ、ブーケの花束を武田にプレゼント。武田から「素晴らしかったです」と主題歌を絶賛された片寄も、武田のアクションに「子育てのなかでよく“ママは最強だ”と言われますけど、こんなに最強なママがいるんだと驚きました」と脱帽。

 俳優としても活躍する片寄。本作のようなアクションに挑戦は?と聞かれると「もちろん機会を頂けるなら挑戦してみたいです。でも武田さんに勝てる気がしない(笑)」と苦笑。武田が「こんなきれいな顔、殴れないです」と言うと萩原聖⼈が「ひどい(笑)」とつぶやき、武田があわてて“殴った”共演俳優に弁明する一幕も。
 最後に、続編に期待を寄せ「戦ってみたい」と登壇者を見渡した武田。すかさず萩原が「でも片寄くんは殴れないんでしょ」と言うと、片寄は「僕だって殴っていいですよ」と請け負っていた。

 この日の登壇者は武⽥梨奈、萩原聖⼈、平埜⽣成、辻千穂、丸本凛、向井宗敏監督、⽚寄涼太(主題歌)。

令和ロマンくるま、初出演映画舞台挨拶で板垣李光人と衣装が被り「なんでこんな男前と」

2025.09.15 Vol.web original

 

 映画『ミーツ・ザ・ワールド』(10月24日公開)の完成披露舞台挨拶が15日、都内にて行われ、俳優の杉咲花、南琴奈、板垣李光人らキャストと松居大悟監督が登壇。本作で初めて映画出演を果たしたくるま(髙比良くるま・令和ロマン)が、板垣と衣装が似ていることに気づき肩を落とした。

 第35回柴田錬三郎賞を受賞した金原ひとみの同名小説を映画化。歌舞伎町を舞台に、“推し”をこよなく愛するも自分のことは好きになれない27歳の主人公の新たな世界との出会いを描く。

 本作で初めて映画出演を果たしたくるま。出演の感想を聞かれると「人が多いなと思いました。バラエティーやお笑いの現場だとカメラの横に1人とか2人とかしかいなくて。それが映画ではたくさんの人がいて…」とソワソワしながら回答していたかと思うと「なんで板垣さんと絵面が被ってるんだろう、と。なんでこんな男前と同じレザーの…。絶望的でした」と板垣との“衣装被り”に肩を落とし、観客も大笑い。「すみません、確認不足でした」と頭を下げるくるまに、板垣は「ペアルックですね」とにっこり。

 一方、主演の杉咲が「ほんとうにくるまさんの思考から生まれたようにすべての台詞が聞こえてきた」、松居監督からはアドリブをほめられると「適当にしゃべるのは得意なので。ご覧の通り」と大得意。

 この日は、主人公にちなみ一同が「自分の推し」を紹介。それぞれが好きなアイドルグループや食べ物の話をする中、くるまは「区。何に一番、課金してるかなと思ったら税金。そう思ったら、道に対する愛着が湧いてきて…“我が道!”って」と珍回答で笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は南琴奈、板垣李光人、渋川清彦、筒井真理子、くるま(令和ロマン)、松居大悟監督。

二宮和也、ファンに感謝「大変だったと思う。僕は勝手に動いちゃうので」

2025.09.13 Vol.web original

 

 公開中の映画『8番出口』の大ヒット舞台挨拶が13日、都内にて行われ、主演の二宮和也が単独登壇。一人のシーンがほとんどという主演作の大ヒットを喜んだ。

 2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたった1人で制作し、累計販売本数190万超の世界的大ヒットを記録した同名ゲームの実写映画。

 この日は、たった一人での登壇ということもあり、大ヒットを祝うファンの歓声を一身に浴びた二宮。現在、行っている全国5大都市でのファンミーティングの話題になると「嵐のとき以来、6年ぶり。歓迎していただいて」と喜びつつ、残る3都市に向け「無事にたどり着けるよう頑張ります。横山とか、たどり着かなかったんで…」と、先日、SUPER EIGHTの横山裕が大雨の影響による交通機関の乱れにより、急きょイベント欠席となった事態を引き合いにし「横山の場合は他のメンバーがいたから…僕の場合は“ファンだけミーティング”になっちゃうので。それだけは避けたい」と言い、ファンの大笑い。

 さらに、二宮が8つの二択質問に答える企画にファンも大盛り上がり。「ファンは背中を押してくれる? 見守ってくれる?」という質問に「見守ってる、でしょうね」と二宮。

「基本的に僕は勝手に動いちゃうので、大変だと思いますよ。一時期、作品に出ることを隠される時期があったんです。言っちゃダメだと言われてたから、オンエアとかになって初めて発表されるので。“言ってよ!”と思ってたと思う」と振り返り、見守り続けるファンに「本当にありがたいことです」と感謝していた。

二宮和也、海外でもトップ10入り『8番出口』大ヒットを1人で喜ぶ 

2025.09.13 Vol.web original

 

 公開中の映画『8番出口』の大ヒット舞台挨拶が13日、都内にて行われ、主演の二宮和也が単独登壇。一人のシーンがほとんどという主演作の大ヒットを喜んだ。

 2023年にインディーゲームクリエイターのKOTAKE CREATE氏がたった1人で制作し、累計販売本数190万超の世界的大ヒットを記録した同名ゲームの実写映画。

 8月29日に公開され、早くも25億円超えの大ヒットに二宮は「良かったですよ。一歩間違えれば…という感じだったので。“こっち”に転んで良かった。これで(配給の)東宝の正面入り口から堂々と入って行けます(笑)」と安どの笑顔。

 この日の観客の中には“8”回以上というリピーターも。二宮は「90分なので確認しやすいのかも。長いとなかなかスケジュールもあるから。おつまみ感覚で見直すにも最適な映画」とアピールし笑いを誘った。

 海外でも注目を集め、すでに公開されたフランスでは2位、香港、マカオでは4位、ロシアで2位…と世界各国でトップ10入りを達成。

 二宮も「こうなってくるといろんなところで発生しそう。世界各地に地下通路はあるだろうし」とさらなる“異変”に期待。

 この日もたった1人での登壇。劇中でも一人のシーンがほとんど。「ずっと1人でやっていたら1人も楽しいな、と(笑)。人と芝居する難しさを改めて感じましたね」。

 主演兼脚本協力として参加した本作に「へんてこな作品だと思いますよ。でも狙ってへんてこになったわけじゃないのがこの作品の強いところ」と胸を張り「これから10年、20年先に振り返ったときに大きな点になってるんじゃないかと思います」と思いを語っていた。

有村架純、タクシー運転手に嘘「タレントさんかなんかですかと聞かれて」

2025.09.12 Vol.web original

 

 映画『ブラック・ショーマン』の初日舞台挨拶が12日、都内にて行われ、俳優の福山雅治、有村架純、岡崎紗絵、伊藤淳史、生瀬勝久と田中亮監督が登壇。有村が、とある“嘘”を告白した。

 東野圭吾による大ヒット小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を映画化。

 主演の福山とは初共演で、事件解決に挑む叔父と姪バディを演じた有村。福山から「とにかく力のある俳優さんだと思っていましたが、その表現力は期待以上。見事でした」と手放しでたたえられ「うれしいです」と照れ笑い。

 この日は、物語にちなみ一同が「最近ついた小さな嘘」を告白。福山は「毎日、嘘ついてるので。本当はちょっと寒いけどエアコンの風に何も言えないとか。今も嘘ついてます。実は今すごくお腹がすいてます」と涼しい表情で言い、会場も大笑い。

 すると生瀬も「体重増加でファスティングをしていたときに、1日1食を続けていたんですが、人に話すとすごい盛り上がるんです。“え、今日も!?”って言われて“…うん”って言ったんですけど、その日ちょっと食べてた(笑)」。

 有村は「最近タクシーに乗ったんですけど、運転手の方に“タレントさんかなんかですか?”と聞かれて。“違います”って言いました(笑)」と告白。運転手の反応を聞かれると有村は「そうですか、って(笑)」と、小さな嘘を告白し笑いを誘っていた。

福山雅治に“日本のトム・クルーズ”を期待? 作家・東野圭吾から提案され「先生が飛べと言われるなら」

2025.09.12 Vol.web original

 

 映画『ブラック・ショーマン』の初日舞台挨拶が12日、都内にて行われ、俳優の福山雅治、有村架純、岡崎紗絵、伊藤淳史、生瀬勝久と田中亮監督が登壇。福山が原作者・東野圭吾氏からの次回作の提案を快諾した。

 東野圭吾による大ヒット小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を映画化。

 東野原作の「ガリレオ」シリーズに続き、本作では天才的なマジックの腕と鋭い人間観察力を持ちながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという“ブラックな”主人公・神尾武史を演じた福山。役作りでは半年間ものマジックの練習を経て、監督も驚くほどの腕前に。

 神尾にあれこれとすり取られるシーンを撮影した生瀬も「あれ、本当にやられたんです、全部。びっくりするくらい上手に。CGとか編集でなんとかなったんじゃないの? それを本当にやったのは大変だったでしょ」と脱帽。

 福山は「ドミノ倒しの1枚目になりたいんですよ。そのためには、初日のあの撮影で、僕らもスタッフもキャストも“本当に消えた!”とならないといけないと思って」と答え、会場も感嘆の拍手。

 中には非常に難しいマジックもあったといい、福山は「人生で一番NGを出したシーン。生瀬さんに何度も長いセリフを言わせてしまって申し訳なくて。そうしたら生瀬さんは“回を重ねるごとに僕の台詞も滑らかになりますから”と言ってくれたんです」と感謝し、生瀬を大いに照れさせた。

 この日は、原作の東野氏から一同へのメッセージも到着。作品をたたえつつ「福山さん、次はトム・クルーズばりのアクションなどはいかがでしょうか?」という東野氏からの提案に、福山も「ヘリにつかまって飛んだりする、あれですか? 先生がおっしゃるなら飛びます」と宣言し、会場からも歓声と拍手が沸き起こっていた。

音楽史上最大のスキャンダルを“日本で”実写映画化『ベートーヴェン捏造』

2025.09.11 Vol.763

 作家・かげはら史帆『ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく』(河出文庫刊)を原作に、バカリズムの脚本により、19世紀ウィーンで起きた音楽史上最大のスキャンダルを“日本で”実写映画化!ベートーヴェンへの愛が重すぎる、忠実なる秘書・シンドラーには山田裕貴。シンドラーから熱烈に敬愛されるベートーヴェンに古田新太という顔合わせも期待大。

STORY:耳が聞こえないという難病に打ち克ち、歴史に刻まれる名曲を遺した偉大なる天才音楽家、ベートーヴェン。しかし、実際の彼は――下品で小汚いおじさんだった…!? 世の中に伝わる崇高なイメージを“捏造”したのは、彼の忠実なる秘書のシンドラー。どん底の自分を救ってくれた憧れのベートーヴェンを絶対に守るという使命感から、彼の死後、そのイメージを“下品で小汚いおじさん(真実)”から“聖なる天才音楽家(嘘)”に仕立て上げる。次第に聖なる天才像が浸透していくが…。

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