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キャンピングカー×星野リゾートの車中泊プランが今年も登場!温泉やラウンジ利用でいいとこ取りのスノーライフ

2022.11.17 Vol.Web original

 国内最大級のキャンピングカーレンタルサービスのキャンピングカー株式会社(東京都渋谷区)から、福島県のスキー場「星野リゾート アルツ磐梯」のリフト券やゲレンデ直結の車中泊スペース、隣接ホテルの大浴場などの利用がセットになった旅行プランが発売された。キャンピングカーのプライベート空間と充実のサービスで、冬のゲレンデを存分に満喫できそうだ。

Web3.0領域の若手起業家を直撃! なぜチャレンジ? いま直面している課題は?

2022.11.14 Vol.web original

 いま、世界で多くのスタートアップが生まれている「Web3.0」(※1)。日本でも今年6月7日に閣議決定された通称「骨太方針2022」でWeb3.0の推進に向けた環境整備を掲げており、同領域での起業に興味を持つ人が増えると予想される。Web3.0領域にいち早く挑んだ若手起業家に話を聞いた。

【全国旅行支援】まだ間に合う!絶対いきたい沖縄!旅マニアの注目は、ニューオープン続々の北谷

2022.11.10 Vol.Web original

 旅行需要の喚起策「全国旅行支援」が始まって、まもなく1ヶ月が経つ。3年ぶりに制限のない行楽シーズンとあって、この機会にどこか旅行に出かけようと思う人も多いはず。そうしたなか、TOKYO HEADLINE編集部が注目したのは、人気観光地「沖縄」だ。

 夏のイメージが強い沖縄。でも実は旅通のあいだでは、台風接近のピークを過ぎ、価格も抑えられることから、これからがベストシーズンなのだとか。11月の平均気温は23℃程度とまだまだ暖かく、カラッとした天気が続くのもうれしいところ。今回は沖縄の中でも、特に近年、若者から人気を集めるフォトジェニックな街、「北谷(ちゃたん)」をご紹介。

 

10月ニューオープン!こだわりのメロンパンスイーツ専門店が人気

 沖縄本島の中部に位置する北谷は、那覇空港から高速バスで約40分。海岸沿いに位置する「美浜アメリカンビレッジ」には、異国情緒あふれるアメリカンな街並みが広がり、まるで海外にいるかのような雰囲気が味わえる。

 アメリカンビレッジの一角で、ひときわ観光客の目を惹きつけていたのが、10月にオープンしたばかりのメロンパンスイーツ専門店『Re;MELO (リメロ)』。南国フルーツを思わせるカラフルなお店に目を奪われていると、店内から焼きたてメロンパンの甘い香りが漂ってきた。

 リメロとは「Re:メロンパン」の略で、“これまで誰もが知っていたものを再構築し、全く新しいものに作り変えることで新たな価値を生み出す”との思いが込められている。その言葉通り、四角い形のメロンパンは珍しい見た目。それでいて、メロンパンの持ち味である、“外はカリッと、中はふんわり”の食感は損なわれていないのがすごいところだ。

 聞けば、何度も試作を重ね、冷めても美味しく、ふんわり感を持続させる生地の配合に苦労したのだとか。原材料の小麦には「沖縄製粉」、卵は沖縄県うるま市でとれた「くがにたまご」、さらには「バタフライピー」、「紅イモ」、「シークワーサー」などの県産食材を使用し、沖縄食材への「Respect(敬意)」が込められている。

 こだわりは食材だけではない。店内を見渡してみると、細やかなこだわりが感じられる。カラフルな壁掛けのアートには、沖縄を代表する伝統的な染色技法「紅型(びんがた)」が使用され、カウンター席には、交互に織られた五つと四つの沖縄伝統の絣模様「ミンサー織り」がほどこされている。そして、波のようなグラデーションが美しい壁面には、沖縄独自のデザイン「花ブロック」があしらわれ、ここにも沖縄文化へのリスペクトが感じられる。

 SDGsを意識した店内づくりも特徴だ。イートインの際に利用する食器には再生ガラスが使用されているほか、壁や建具、テーブルもすべて再生素材を使用し、地球に優しい「Reuse(再利用)」の店舗を目指した。また、店作りに関わるスタッフも他業種から飲食業にチャレンジする人を積極的に採用するなど、「Restart(再出発)」を応援。リメロに立ち寄れば、おいしいメロンパンを味わいながら沖縄の食や文化、うちなーんちゅの心意気に触れられる。ぜひ店員さんにこだわりを聞いてみて。

「Web3.0」に注目する起業家たち その心構えとは?

2022.11.03 Vol.752

 いま、世界で多くのスタートアップが生まれている「Web3.0」(※1)。日本でも今年6月7日に閣議決定された通称「骨太方針2022」でWeb3.0の推進に向けた環境整備を掲げており、同領域での起業に興味を持つ人が増えると予想される。意識すべきこと、そして起業を考えている人にとってWeb3.0がもたらすものとは?

1人で開発を始めNASAに認められた超小型探査車や驚きの高性能吸水サニタリーショーツ…世界に羽ばたく東京の中小企業を取材

2022.11.03 Vol.web original

 都内の中小企業が開発した製品や技術などを表彰する「東京都ベンチャー技術大賞」。10月19日に行われた表彰式では、15件が大賞はじめ各賞を受賞。小池百合子東京都知事も「いずれも卓 越した発想力、確かな技術力で生み出された、世界に誇る革新的な製品やサービス」と高く評価した。東京から世界に羽ばたく可能性に満ちた受賞企業の中から、4社に話を聞いた。

「東京都ベンチャー技術大賞」は都内で実質的に事業を営む中小企業や個人事業主を対象に、 商品化から5年未満の、革新的で将来性のある製品・技術を表彰するもの。今年は106件の応募 があり、その中から15件が大賞、優秀賞など各賞を受賞した。

【NASAのプロジェクトに参加決定! 超軽量小型で高強度な月面探査車YAOKI】

 栄えある大賞を受賞したのは、株式会社ダイモン(大田区)が開発した月面探査車「YAOKI」。 約0.5キロ以下、手のひらに乗るサイズという超軽量小型。さらに100メートル上空のドローンから落としても壊れない高強度。“七転び八起き”から名付けられたネーミングの通り、転んでもひっくり返っても走行可能なデザイン。すでにNASAの月輸送プログラムと契約し打ち上げを待つばかりという、東京から宇宙へ羽ばたく注目企業の受賞だ。

話:株式会社ダイモン CEO、CTO 中島紳一郎さん

「『YAOKI』は“七転び八起き”から名付けられた、転んでも倒れても走行可能な、超軽量小型、高強度な月面探査車です。上下対象に作られているので、ひっくり返っても走行できますし、横に倒れても車輪を動かしているうちに戻ります。非常に高強度で、月面の悪路に放り出されても駆動できるよう想定して設計しています。現在、月に居住スペースを作るなら洞窟内だろうとされていて、すでに洞窟もいくつか発見されています。『YAOKI』なら洞窟探検にも向いていると思っています。これが498グラム。月への輸送費は1キログラムで1億円かかるとされており、理論上は5000万円で行けます。

 現在、展開しているビジネスモデルは大きく3つ。1つは月面探査。これは『YAOKI』の開発を終えて、打ち上げの日程も決まっています。後は、ミッションに成功しさえすればビジネスは花開くと思っています。2つ目は地上用ロボットへの転用。具体的には、インフラ点検ロボットですね。小さいので、 配管点検ロボットですとか。また、悪路でも走行能力が高いので、ドローンと連携して、被災地などでも役に立つのではないかと考えています。そして教育面での活用。幅広い世代の一般の方 に、最新の宇宙技術を体験してもらう。すでに小学校などで子どもたちに実際に『YAOKI』に触ってもらい、操縦してもらったりもしています。子どもたちはひたすら操縦を楽しんでますが(笑)、本物の宇宙探査技術に触れ、宇宙開発は身近なものなんだと楽しみながら実感してもらうことができます。数年以内にたくさんの『YAOKI』を月に送り、操縦権を解放することも考えています。

 また、現在は2輪で手のひらサイズですが、実はもともと連携探査を念頭にしており、将来的には複数機が連携して走行できるようにするといったことも考えています。ドローンと連携すればさらに活用範囲は広がるでしょう。

 もともと私は自動車エンジニアをしており、3.11の日に思うところがあって独立を決意しました。10年前に起業し、受託設計の仕事などをしながら探査車の開発を続け、ようやく3年前に一旦、 開発が完了しました。今は6人いるのですが、1年ほど前まではずっと1人でやってきまして、長く孤独な開発作業でしたね。『YAOKI』の開発を終えた段階で、自分でプロモーションビデオを撮ってYouTubeにアップし、それをNASAの関係者に送ってみたところ、宇宙開発関係の2~3社から色よい返事があり“NASAでは今、月面探査のグローバル募集をしているから本当にやるなら 参加できると思う”と言われたことがきっかけで、NASAと契約することができたんです。まるで、ジャスティン・ビーバーに見出されたピコ太郎さんのようだと思いました(笑)。

 アメリカでは、良いものをどんどん大きくして性能を高めるという発想が主流という気がしますが、どんどん小さく軽く無駄を省くことで良いものを作るというのは日本の得意な発想だと思います。NASAのプロジェクトに参加する探査車のなかで『YAOKI』は最小最軽量だと言われましたし、その部分でも評価されたのではないかと思います。

 起業した当時は当然、月面探査車の開発で食べて行けるわけもなく、長く孤独な開発を続けてきましたが、いつか必要となる時代が来ることは分かっていました。そのときには自分が先駆者になれるかもしれない。リスクをかける価値はあると思っていました。

 今回の受賞は、私たちにとって大きく2つの意義があると感じています。1つは、月面探査が認められたということ。まだ現実のビジネスにはなりにくいという見方が大きいなかで、技術力だけでなく、ビジネスとしての可能性も評価され大賞を受賞したことは、とても意味があると思っています。そして、私のような、ずっと1人で開発してきたミニマムな会社でも最先端の分野に挑めるし、こうして評価していただくことができると示すことができたなら、うれしく思います。

 スポンサーも少しずつ決まってきたところですが、より広く多彩な企業の方に関心を持ってもらい、 NASAに認められた小さな月面探査車に一緒に乗っていただきたいですね」

ジジ・ハディッドが手がける「Guest in Residence」POPUP STORE in NY!【FRONT LINE 】

2022.10.29 Vol.Web Original

 世界中どこでもファッション&ビューティにみんなが夢中。【FRONT LINE】は、モデル、DJ、コラムニストとしても活躍する、一木美里が世界の最前線をリポート。世界からファッション&ビューティのリアルなトレンドを発信します。 

 

 

9月、ニューヨークファッションウィークで街にファッションラバーが溢れるタイミング。

ジジ・ハディッドがファウンダーでクリエイティブディレクターを務めるブランド【Guest in Residence】ローンチを記念して、SOHOに期間限定のPOP UP STOREをオープン。お店に遊びに行ってきました!

お店に遊びに来た人たちみんなに、無料でコーヒーカーのコーヒーやひまわりをプレゼント!

店内はとても賑わっていました。まるでGuest in Residenceのヴィジュアルを見ているかのように、ダイバーシティな店内でリラックスしてショッピングを楽しみ人たち、そしてわんちゃんもいっぱい!

 

ニューヨークはどこのお店も基本的にワンちゃんOKで、どこに行っても可愛い子たちに癒されました。

(画像はInstagram @guestinresidenceより紹介)

Guest in Residence100%カシミアのニットブランドで、タイムレスで上質で、heirloom=家宝のようなアイテムたちがコンセプト。

95~$495 の価格帯でセレブブランドにしては良心的な価格設定。

 

オーセンティックという言葉が似合う印象のニットたちはとても肌触りがよく、ポップなカラーにわくわくさせられる。上質で長く愛せるアイテムに、育てていくようなアイテムたち。

わたしはTHE BIG SCARF 100% CASHMEREBubble Gumというピンクカラーを購入。

肌触りの良さに感動しています。特に機内ではストールは必需品、これから旅のマストアイテムになりそう。

 

カシミアのワークウエアも登場したりこれからのブランド展開が気になる!

小橋賢児ら「大人と子どもが力を合わせ未来を変えよう!」「BEYOND 2020 NEXT FORUM」

2022.10.28 Vol.Web Original

「BEYOND 2020 NEXT FORUM −SDGsピースコミュニケーションプロジェクト−」が21日、東京・新宿区の早稲田大学リサーチイノベーションセンターにて開催された。

六甲山がリゾート地って知ってます? 神戸港一望の「空のダイニング」で天空のBBQ

2022.10.27 Vol.Web Original

 六甲山に、神戸の街並みをまるっと眺望することができる“天空のレストラン”があるという。論より証拠。まずは下の写真を見てほしい。

 市街地、神戸港、ポートアイランド、さらには大阪湾から紀伊半島、右手には淡路島までスカーンと見渡せる絶好のロケーション。控えめに言って「最高」です。

 ここは「空のダイニング」。屋内はもちろん、風を感じながら屋外テラスで旬の野菜や瀬戸内海の海の幸、神戸ならではの「但馬牛(たじまうし)」を使ったバーベキューなど楽しむことができる、神戸・六甲山の新名所だ。

 神戸と言えば、三宮・元町といったキラキラした市街地を真っ先に思い浮かべる人もいるだろう。一方で、有馬温泉を筆頭に六甲山方面をイメージする人もいるはず。

 実はこの二つのエリア、想像以上に近い。近畿圏にお住まいの方なら知っていて当たり前のことかもしれない。しかし、非近畿圏の人間にとって、海に近い三宮・元町エリアと、山に囲まれた六甲山エリアが近いとは、なかなかわからない。その距離、車で約30~40分。公共機関(電車とバスとケーブルカー)を利用しても、同じく30~40分ほどでアクセスできるほど行きやすかったりする。

 東京に暮らす皆さんに、ちょっとだけ想像してほしい。

 たとえば、横浜中華街をぶらついてから、箱根(オシャレなお店が多く、眺望が良いという点から箱根に置き換えさせていただく)に足を延ばすとしたら、どれくらい時間がかかるだろう? おそらく、1日で周るのはハードなはず。

 ところが神戸では、元町の南京町中華街をブラブラした後に、六甲山の眺望を満喫して、「空のダイニング」へ行く……なんてことが、1日コースとして成立してしまう。市街地から、たった30分ほどアクセスするだけで――。

この景色からの下写真である。

 こうした神戸ならではの楽しみ方ができるのは、そのダイナミックな地形があってこそ。六甲山は、太古の昔に「六甲変動」と呼ばれる地殻変動が発生したことで、最高部が900 m 以上も隆起し誕生する。その後、中小河川によって長い年月をかけ沖積地が形成される。この沖積地こそ現在の三宮・元町周辺だ。

 海岸線に近い場所で地殻変動が発生し(六甲山のはるか下には、六甲-淡路島断層帯が走っている)、突然、大陸側がもりもりと隆起したことで、海から山までの短い距離に、高低差のあるダイナミックな地形が生まれる――。

 こうした特徴は、海外では香港が顕著だが、双方とも「夜景」が美しいのは、地形のダイナミズムがもたらした恩恵によるものだ。国内には、このような地形が点在するが、神戸ほど広大かつアクセスに優れた海と山のコントラストを楽しめる場所はなかなかない。神戸に来たら六甲山サイドも楽しむ。じゃないと、ちょっともったいないのだ。


「空のダイニング」では鉄板も楽しめる。その夜景は息をのむ。

 それにしても、テラス席の開放感は、まるで海外にいるかのよう。この景色を見ながら楽しむBBQや、舌鼓を打つディナーは、海外の本格的なリゾートにも負けない。また、テラス席ではワンちゃんを連れて一緒に楽しむことができるのもうれしい(1頭・1回につき1100円)。

「この景色をどうすれば皆さまに楽しんでいただけるか。「空のダイニング」は、イタリア人建築家・ミケーレ・デ・ルッキによってデザインされました」

 そう話すのは、「空のダイニング」を擁する六甲山サイレンスリゾート広報担当の山田美知世さん。ミケーレ・デ・ルッキは、2015年のミラノ万博で「パビリオン・ゼロ」の設計などを手掛けた、同国を代表する著名な建築家兼デザイナーだ。

「ミケーレさん自身、すっかり六甲山の眺望に魅了され、この景色を気に入っていました(笑)。神戸の魅力、六甲山の魅力をもっと多くの方に知っていただけたらという思いから、六甲山サイレンスリゾートは生まれました」(山田さん)

 簡単に、六甲山の近代史を振り返っておこう。

 そもそも六甲山は、明治時代、居留外国⼈たちによってリクリエーションの場として開発された背景を持つ。余談だが、⽇本で最初のゴルフクラブ(神⼾ゴルフ倶楽部)が誕⽣したのも、ここ六甲山だ。

 雄大な自然を有する六甲山には、山荘や別荘が並び、1929年(昭和4年)になると、阪急グループが所有する「宝塚ホテル」の別館として「六甲山ホテル」が開業する。

 その後、雲仙、霧島とともに⽇本初の国⽴公園に指定された瀬⼾内海国⽴公園に、1956年(昭和31年)、六甲地域は区域指定される。先ほど、「海外の本格的なリゾートにも負けない」と書いたが、六甲山は国内を代表する「リゾート」の古参なのである。


「空のダイニング」から歩いてすぐの場所になる「六甲山サイレンスリゾート」

 西洋風建築の「六甲山ホテル」、その旧館は近代化産業遺産にも認定されるほど優雅なたたずまいを誇ったが、老朽化などの理由で2015年に閉館。しばらくして本館の営業も2017年末に終了した。阪神・淡路大震災、経済不況に見舞われたことで、六甲山の別荘は空き地と化し、活気が失われていったことも大きい。

 かつてのリゾートとしての六甲山の姿をよみがえらせたい――。

 そうした気持ちから、八光グループが再建に着手。阪急グループから「六甲山ホテル」を譲り受けると、「六甲山サイレンスリゾート」として再出発し、新名所「空のダイニング」も手掛けたそうだ。


六甲山サイレンスリゾート内観。シックで気品が漂う

 八光グループには、輸入車ディーラー・八光自動車工業・八光LRがある。テストドライブで六甲山&六甲山ホテルを使っていたそうで、六甲山の魅力を知り尽くすスペシャリストだからこそ、「細部にまでこだわった」と話す。

「六甲山ホテルを、六甲山サイレンスリゾートとして生まれ変わらせる際、さまざまな建築家の先生にコンペにご参加いただきました。しかし、日本の先生は壊すのが前提でした。やはり近代化産業遺産に登録されている名門ホテルですから、私たちは再生させたかった。その中で、ミケーレさんは修復案を提案してくれました。それどころか、放置されている建物を見て、『こんなに素晴らしいのに何をしているんだ』と怒り出したほどでした(苦笑)」(山田さん)

 ミケーレさんは、90年以上前に建築した当時の竹中工務店の古い図面を確認しながら、天井裏や壁を丁寧に一つひとつ構造をチェックしていったという。すると、後年改修のため新たに補強されただろう床下から、開業時に存在していた大階段が見つかった。

「この大階段はふたをするように埋まっていたんですね。出現した大階段を見て、ミケーレさんはこんなに素晴らしいものをいかさない手はないと、当時の姿をよみがえらすべく再構築しました。大階段の両サイドの御影石は、開業時のものです。また、梁や柱、壁など、当時のものでいかせるものは、すべて残し、約2年をかけて開業当時の美しさを再現しました」(山田さん)

 御影石は花こう岩のことだ。江戸時代には、良質な石材として現在の神戸市東灘区の御影から各地へ運ばれるブランド石材として、その名を馳せる。

 連綿と続く六甲山の歴史が、ここには文字通り詰まっているというわけだ。 

 現在、六甲山サイレンスリゾートは、カフェとグリルレストランのみの営業だが、2025年の大阪万博までに、宿泊棟などを増築する予定だ。もちろん、そのデザインはミケーレさんが指揮するという。


中央左にあるのが建設予定の「リングホテル」。六甲山の自然を360度から楽しめるという

 六甲山サイレンスリゾートは、六甲山の新旧が折り重なった神戸の生き証人のような存在だ。そして、この場所から望む山海の美しさ。コントラストとは何か? ここを訪れると、神戸の多層的な魅力により気が付くことができるはず。六甲山は、たしかにリゾートなのだ。

 

(取材と文・我妻弘崇)

デビュー70周年の「メルセデス AMG SL」新型はAMG完全自社開発 2+2シーターの最高級スポーツカーに

2022.10.24 Vol.web original

 新型「メルセデス AMG SL」プレス発表会が24日、都内にて行われ、シンガーソングライターのiriがタイアップソングを生披露した。

「メルセデス AMG SL」は初代のデビューから70周年を迎えるラグジュアリーロードスター。モデル呼称の「SL」は「Super」と「Light」から。1952年に行動を走ることができるレーシングスポーツカーとして発表され、ルマン24時間レースなどでも活躍している。

 今回発表される新型はメルセデスAMGによる完全自社開発モデルとしてプラットフォームから刷新。「R129」(1989~2001年)以来となる2+2シーターが復活し、必要時には最大4名が乗車できる。さらに新しくソフトトップルーフを採用したことで高い静粛性と軽量化を実現。F1の技術を採用したパワートレイン(2.0直列4気筒ターボエンジン)の他、48V電気システムを電源とするターボチャージャーを市販車としては初めて搭載している。

 この日はシンガーソングライターのiriも登壇。新型「メルセデス AMG SL」のタイアップソングとして書き下ろした新曲「friends」を生歌唱。iriは「メルセデス・ベンツというと私たちの世代ではラグジュアリーで高級感があって、あこがれの車というイメージでしたが、MVの撮影などで実際に乗車させていただいて、自分もいつか乗ってみたいと感じました。ループトップを開けて高速を走ってみたりしたいですね」と目を輝かせていた。

 新型「メルセデス AMG SL」の価格は1648万円(税込み)。納車は本日から開始。都内では、メルセデス ミー東京(六本木)にて25日から「300SL Gullwing」とともに企画展示などを行う。

メルセデス・ベンツ日本株式会社 代表取締役社長兼CEO 上野金太郎氏が登壇

 

シンガーソングライター iri

シンガーソングライターのLeolaと天道清貴がチャリティライブ 日本を元気にするラジオ番組『JAPAN MOVE UP』で22日オンエア

2022.10.22 Vol.Web Original

 児童養護施設「マハヤナ学園撫子園」(板橋)のためのチャリティーコンサートが15日、都内で行われ、シンガーソングライターのLeolaと天道清貴がライブパフォーマンスした。同学園がチャリティーコンサートを行うのは初めての試み。

 Leolaは「Hello,My name is…」「Don’t know why」「Let it fly」など全6曲をギターの弾き語りでパフォーマンス。「子どもたちの未来を思って集まられたと伺っている」とトークを始めると「美しい自然をきれいなまま次の世代、もっともっと先の小さな子どもたちのために残し続けていきたいという想いを込めた」と『GIFT』を歌い上げると、会場は静まり返って聴き入り、サビでは自然と楽曲に合わせて手拍子がスタートし、盛り上がった。

NASAも注目する中小企業が東京都ベンチャー技術大賞を受賞 小池都知事も東京の中小企業力に期待

2022.10.19 Vol.web original

 都内の中小企業が開発した製品や技術などを表彰する「東京都ベンチャー技術大賞」表彰式が19日、江東区・東京ビッグサイトで開催中の「産業交流展2022」にて行われ、大田区の株式会社ダイモンが開発した超小型月面探査車が大賞を受賞。小池百合子東京都知事が各受賞企業を表彰し、東京の多彩な中小企業の力に期待を寄せた。

 「東京都ベンチャー技術大賞」は都内で実質的に事業を営む中小企業や個人事業主を対象に、商品化から5年未満の、革新的で将来性のある製品・技術を表彰するもの。今年は106件の応募があり、その中から15件が大賞、優秀賞など各賞を受賞した。

 小池都知事は「いずれも卓越した発想力、確かな技術力で生み出された、世界に誇る革新的な製品やサービス」と各企業をたたえつつ「長引く原材料や原油価格の高騰、加えて円安によって事業の変換を余儀なくされた皆さんも多かったと思います。目の前の課題を乗り越え、いかに持続可能な成長に結び付けていくか。社会変革を促す新しい技術やビジネスの創出が希望に満ちた未来を切り開くと思います。優れた技術と柔軟な発想を持つ中小企業やスタートアップこそが東京のエネルギーの源泉です」と大きな期待を寄せた。

 大賞を受賞したのは、株式会社ダイモン(大田区)が開発した超軽量小型で高強度な月面探査車「YAOKI」。手のひらに載るほどのサイズで498グラムと軽いため1キログラムで1億円という月への輸送費も格段に抑えることが可能。悪路で反転しても走行できるデザインで、100Gの衝撃にも耐えることができる強度を誇る。NASAの月輸送ミッション「CLPS」に日本で初参加。民間で世界初となる月面探査を目指す。

 小池都知事も「大きな夢に取り組む画期的な技術で新たな価値を生み出す中小企業の力を感じさせる製品」と高く評価した。

 また、株式会社BLAST(渋谷区)によるフェムテックブランド「Nagi」が女性活躍推進知事特別賞を受賞。小池都知事は「経営、開発に携わる女性がもっと増えていくと東京は確実に進化していくと確信しています。女性が存分に力を発揮できるよう東京都も後押しをしていきたい」とエール。

 さらに都知事は、コロナや原油原材料の価格高騰、為替の影響など中小企業やベンチャーにとっても厳しい状況が続く状況に触れつつ「国難だからこそ、新しい発想や必要から出てくる知恵をもって、新たな産業を生み出すチャンスではないかと思います。都も後押しをしていくので、皆さんの技術力やアイデア、サービスをしっかりとものにしていきましょう」と呼びかけた。

「産業交流展2022」は10月19日から21日まで有明・東京ビッグサイトにて、11月4日までオンラインにて開催。東京都ベンチャー技術大賞受賞企業は「東京都ベンチャー技術大賞」ゾーンにてブース出展。

 

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