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ご縁の神様・出雲大社だけじゃない。島根旅で出会う南国ビーチと世界遺産の街並み

2019.07.31 Vol.Web original

縁結びの神様をまつる聖地、出雲大社。毎年良いご縁を願って多くの旅びとが訪れるが、パワースポットは、出雲大社だけにあらず。観光地だけじゃつまらない、というあなたにおすすめなのが、広大な自然と歴史文化の宝庫・石見地方。少し足を伸ばせば、驚くほど美しい海と世界遺産の街並みがあなたを迎えてくれる。さあ、自然と歴史のパワーあふれる石見の旅に出かけよう。

南国風の美しい海が広がる岐久海岸、通称・キララビーチ

美しさは日本海随一、キララビーチ

「あれ、ここは南の島?」と思わせるようなエメラルドグリーンのビーチ。出雲大社から車で25分、出雲から石見へ向かう境に広がる岐久海岸、通称・キララビーチだ。夏の間は海の家がオープンし、晴れた日には、思い切り海水浴が楽しめる。近くにたたずむ道の駅「キララ多伎」からはビーチ全体を見渡せ、ベンチに座って地元の名産いちじくソフトクリームを片手に、潮風に吹かれるのも心地いい。石見に向かう旅のスタートに、ぜひ立ち寄ろう。

約400年日本の銀産業を支えた、世界遺産の地

およそ200年前に建てられた建築物が並ぶ大森の街並み

キララビーチから西へ車を走らせ35分、今度は16世紀にタイムスリップ。日本の歴史と産業にふれてみよう。戦国時代から江戸時代初頭まで、約400年のあいだ銀生産が行われていた石見銀山。ここで採れた銀は東アジアやヨーロッパへ渡り、最盛期には、世界の銀産出量の3分の1を占めていたというから驚き。

2007年には「石見銀山遺跡とその文化的景観」が鉱山遺跡としてアジア初の世界遺産に登録され、その名が広く知られるようになった。銀山がある大森町には今も人々が暮らし、趣深い街並みを大切にしながら、歴史を上手に伝え残している。豊かな山々とどこか懐かしい気持ちになるレトロな街並みも、心を穏やかにしてくれる。

レトロな趣ある郵便局も営業中。タイムスリップしたかのような気持ちになる
雑貨店を立ち並ぶ通りは、歩いているだけでもワクワクする
お店に置かれた猫たちが可愛くお出迎え
伝統的なドイツパンが並ぶおしゃれなパン屋さん「ヒダカ」。散策の途中にぜひ立ち寄って

「鳴き龍」の下で、不思議体験してみよう

城上神社の拝殿。島根県指定有形文化財でもある

日本の銀産業を支えた人々の営みは、こんな場所にも残されていた。銀山へと続く道の入口にたたずむのは、採掘の安全と銀山の繁栄を願う氏神をまつる「城上神社(きがみじんじゃ)」。天井には、色鮮やかな「鳴き龍」が描かれていて、この龍の下で手をたたくと不思議な体験が。まるで龍が鳴いているかのように、リンリンとたたいた音が耳に響き渡る。静けさの中で、思わず天井に見入ってしまう。かつての人々も、こんな風にして安全を願っていたのだろうか。

城上神社の天井に描かれている大きな「鳴き龍」

石見の地には、心も身体も開放してくれるパワーがある。慌ただしい日常から抜け出して、たまには好奇心の赴くままに歩いてみるのも贅沢な時間。出雲大社に行ったら、石見へのショートトリップも旅のしおりに加えてみて。

白馬の夏は、無理して人に合わせる必要なし! もう「夏山=トレッキング」なんて言わせない

2019.07.28 Vol.Web Original

 夏休みが始まる――。

 「今年の夏は、どこへ出かけようか」。そんなことを考え始めている人は多いはず。以下の写真を見てください。

 山小屋? ……じゃない! ここは標高1300メートルにあるベーカリー&テラス『白馬マウンテンハーバー』。昨秋、白馬岩岳エリアにオープンした、ニューヨークで20年以上も愛される老舗『ザ シティ ベーカリー』の焼きたてパンと淹れたてのコーヒーを、北アルプスを眺望しながら楽しめる“天空のカフェ”だ。控えめに言って、夏山の魅力を最大限に楽しめる最高のスポット。東京からは、北陸新幹線を利用すれば、バスを乗り継いで約2時間半。高速バスの場合、バスタ新宿からで約5時間で行くことができる。

 実は今、長野県・北安曇郡白馬村が劇的に変わりつつある。

 白馬村と言えば、1998年の長野冬季五輪の際は、白馬ジャンプ競技場にてジャンプ競技が行われるなど、ウインタースポーツのメッカ。原田雅彦の祈るような名言「ふなきぃ~!」も、この地で生まれたほどだ。そんな“冬”のイメージが先行する白馬だが、「(雪を)脱いでもすごいんです!」とばかりに、現在グリーンシーズン(夏場)の白馬は、K点越え連発のコンテンツが揃いつつある。

 先の『白馬マウンテンハーバー』は、麓からゴンドラに乗ればすぐにアクセス可能。つまり、サンダルやパンプスでもこの絶景を楽しめるというわけ。夏山と聞くと、「登るのが面倒」「装備を集めるのがイヤ」なんて声も聞こえてくるけど、白馬では心配無用。ゴンドラに乗れば、すぐさま冷たいビールと焼きたてのパンを片手に、大パノラマを満喫できてしまうのだ。最高すぎます。

 しかも、『白馬マウンテンハーバー』の近くには、白馬村を一望できるウッドデッキや、ワンちゃんと一緒に遊べるドッグランも併設。下記動画のようにマウンテンバイク(レンタル可)を載せれば、山頂1272mから標高差521mを誇る全長3672mのダウンヒルコースを駆け降りる絶景のマウンテンサイクリングコースまで楽しめる。何度でも言いたい。控えめに言って、今や白馬は夏山の魅力を最大限に楽しめる最高のスポットなのだ。

 

白馬がグリーンシーズンに力を入れるワケ

 なぜ白馬はグリーンシーズンに力を入れ始めたのか? その背景には、春から秋にかけた“オフシーズン”のコンテンツ不足による低稼働や、低迷する国内スキー・スノーボード参加率など、リゾート地として冬に頼りすぎる傾向が強かったことなどが挙げられる。

 また昨今、「白馬はオーストラリアを中心としたインバウンド人気が高い」という話を聞いたことがある人もいるだろう。外国人観光客は、基本的に短期滞在はしない。白馬のようなマウンテンリゾート地ともなれば、最低2週間は宿泊する長期滞在も珍しくない。となれば、飽きられないためのコンテンツ拡充の創意工夫が必要となる。グリーンシーズンを拡充させることは、そのままウィンターシーズンにおける観光客の回遊率向上にもつながる。実際、『白馬マウンテンハーバー』は、冬場も開放しているほどだ。

 白馬村と隣接する小谷村・大町市のスキー場は5年前から“HAKUBA VALLEY”と銘打ち、さまざまなプロモーションを展開中だ。2016年には共通自動改札システムを導入し、すべてのゲレンデを、単一チケットを利用して滑走できるようになり「日本最大のスキー場」として生まれ変わるなど、国内屈指のマウンテンリゾートとして再開発が進んでいる。前述した『白馬マウンテンハーバー』は、白馬の岩岳エリアに誕生……そう、白馬の進化は、これだけではない! その他エリアにも新しいコンテンツが、続々と誕生しているのである。

 こちらは栂池高原エリア(標高約800メートル)に登場した、フランス発のアドベンチャー施設『白馬つがいけWOW!』。昨夏オープンから3か月で8000人の来場者を記録し、今年の夏も大注目のスポットだ。岩岳エリア同様、麓からゴンドラが発着しているのでご安心を。

 エアチューブに乗って滑り降り、エアバックの上にジャンプをする絶叫系スライダー「トビダス」、ライフジャケットをつけてアスレチックや滑り台を満喫できる長野県初の水上フロートアクティビティ「ポチャダス」、その上には 地上10メートルの高さから片道約140メートルの湖上を往復する日本初の空中自転車綱渡り「コギダス」が備わる。これらを含む9アクティビティ・50種類以上のコンテンツが、標高約800メートルに集っているのである。適度に体を動かすからほどよく汗をかき疲れるんだけど、空気が美味すぎるので、いつもより疲れた気がしない!(きっと気のせい) 「子ども向けでしょ?」なんて思った方、とんでもございません。大人の方がハマってしまうと評判なくらい。

 さらに驚くべきは、『白馬つがいけWOW!』のある地点からさらにゴンドラリフト(約20分)とロープウェイ(約5分)で上がると、手つかずの大自然に囲まれた栂池自然園(標高約1800メートル)に、らくらくと到着できるという点。

 見よ、この美しい絵はがきのような景色を! ボードウォークが設置されているため、こちらもサンダルで散策することができてしまう。「夏山? トレッキングするくらいしかないじゃん。それに上まで登るの面倒だし」……なんて、もう言わせない。これほど選択肢が豊富で、自分に合った夏山の楽しみ方ができるなんて、夏山の概念を変えてしまうほどのインパクトだろう。

 7月19日からは、国立公園内で動植物や自然について学べる教育プログラム『MIKKETA!(ミッケタ!)』も開始する。

 

個人に合わせた楽しみ方ができる白馬の夏

 例えば――。3世代で来た家族が、パパとママと子どもは『白馬つがいけWOW!』で思う存分遊んで、おじいちゃん、おばあちゃんは自然園へ動植物観察に出かける。「3時間後にゴンドラ前で待ち合わせね」なんて具合に、家族の中でも違う楽しみ方ができれば、誰かに負荷をかけることも少なくなる。

 友だちグループ数人で来たとして、「本当は気が乗らないけど、みんなが賛同するから仕方ない……」なんて考えていることがバレないように作り笑いをして、無理に合わせる必要もない。それぞれが、白馬の絶景に囲まれながら、好きなアクティビティを満喫すればいいのだ。

 魅力を最大限に活かすということは、それだけ選択肢が増え、何人で来ても満足度が高くなるということ。そんな夏山の魅力を最大限に開放した白馬のコンテンツ作りは功を奏し、昨年のグリーンシーズンの来場者数は過去5年で最高を記録したほど。

 なお、こちらは八方尾根エリアにある「八方池」。さらに7月下旬には、1400mに位置する白馬八方尾根のうさぎ平テラスの屋上に、ビーチリゾートをイメージした絶景リラクシングテラス「HAKUBA MOUNTAIN BEACH(白馬マウンテンビーチ)」をオープン予定……「どんだけコンテンツが豊富なんじゃい!」と突っ込みたくなるほど、白馬は自然スポット、アクテビティスポットが充実しつつある。

 今年は、昨年を超えるグリーンシーズンの来場者を目指しているそうだが、もはや射程圏内にあると言っても過言ではないだろう。その魅力は、「行けばわかるさ、バカヤロー!」である。

白馬村はエリアによって特色が異なり、エリアごとに魅力的なコンテンツが誕生しつつある。各エリアへはバスなどが運行する

 

 夏の白馬の進化は、まだまだ止まりそうにない。夏山の魅力を知らない人にこそ訪れてほしい。きっと、そこには見たこともない景色が広がっているはずだから。

(取材と文・我妻弘崇)

海から見る景色は、極上のプレゼント「Special Twilight Cruise」

2019.07.08 Vol.720

 結婚記念日や誕生日などの大切なアニバーサリーは、どんな贈り物がふさわしいか、あれこれ思いを巡らせてしまうもの。物を贈るのもいいけれど、大切な人と過ごす特別なひとときもまた、かけがえのないプレゼント。この夏、大人の贈り物として、トワイライトクルーズはいかが? 浜風に吹かれながら眺める夕陽や夜景、洗練された横浜の街並みに、きっと心ときめくはず。特別な日は、大切な人と上質な船旅へでかけよう。

この夏乗りたい! 走って泊れる北斎キャンピングカー登場

2019.06.27 Vol.Web Original

 東京・両国のORI TOKYOカフェにて25日、葛飾北斎のラッピングを施した新作レンタルキャンピングカーの発表会が行われた。

 葛飾北斎作品の中でも、世界的に最も有名な代表作『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』。誰もが知っている浮世絵を全面にデザインしたキャンピングカーが、ORI TOKYOカフェとキャンピングカー株式会社とのコラボレートで誕生した。内装ものれんや座布団など和テイストで統一され、落ち着いた印象。もちろん乗り心地も抜群で、最大7名まで乗車しても広々とした空間を確保しているため、大人数でわいわい使うのにもぴったりだ。

 現在、キャンプ愛好家だけでなく、インバウンド需要も高まっているというレンタルキャンピングカー。街中でもアウトドアでも目立ちそうな一台は、ジャパンキャンピングカーセンターにて6月28日よりレンタルが開始される。

サブスク×素泊まりで「低コストホテル」を実現! あのイケメン社長がホテル業にも着手

2019.06.17 Vol.Web Original

 アマゾンプライムビデオの人気番組『バチェラー・ジャパン』シーズン1でバチェラーを務めた、株式会社クラスの久保裕丈代表取締役。最近またメディア露出が目立つイケメン王子、自身の事業も順調だという。4月にはITベンチャー企業の株式会社TRASTAのインバウンド向けホテル「住亭(ステイ)」に、ホテル業界初の”全室サブスク家具導入ホテル”としてサブスク家具を展開した。

韓国のカフェムーブメント考察 韓国の次の食トレンドは…?

2019.05.24 Vol.Web Original

 空前の韓国ブームが続いている。春を飛びこえて夏のような気候の日本だが、韓国も過ごしやすい時期を迎え、日本からの旅行客もグッと増える季節だ。ショッピング、グルメ、美容と韓国を旅する理由はさまざまだが、そのなかで注目したいのが進化し続けるカフェだ。

【2019年、オススメの旅行先・中国「成都」】Vol.3「圧倒的パンダッ! 100頭以上が集う成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」

2019.05.03 Vol.web original

東京・上野動物園3頭、和歌山・南紀白浜アドベンチャーワールド6頭、成都・成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地100頭以上。圧倒的パンダッ!

2019年の“訪れてみてほしい旅行先”として中国四川省・成都をオススメする東京ヘッドライン編集部。Vol.1「効率よく四川省に行くには?」( http://www.tokyoheadline.com/435244/ )、Vol.2「悪魔的に美味しい四川料理&散策・お土産スポット」( http://www.tokyoheadline.com/437981/ )、Vol.3の今回は、四川省の代名詞的存在パンダについて触れていこうと思う。

 

圧倒的パンダッ! 100頭以上が集う成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」

「この街は三国志とパンダに頼りすぎている」

成都で出会った現地在住中国人女性のストレートすぎる言葉である。「言ってやるなよ」とは思ったが、成都の街を歩くと、びっくりするくらい三国志関連の商品とパンダグッズが溢れている。たしかに、寄りかかり方がえぐい。


「私はもともと福建省の人間だから、四川料理は辛すぎる。食べられない」

堰を切ったように四川省へのディスが止まらない。四川省育ちではない中国人からすれば、成都は、“三国志とパンダ推しのクセが強すぎる、異様に料理が辛い街”に映るようだ。裏を返すと、この3つは成都を訪れるならマスト……当然、パンダの聖地を訪れないわけにはいかない。

「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」は、地下鉄3号線の最寄り駅「熊猫大道」からバスで簡単にアクセス可能。Vol.2で触れた五城区内であれば30分ほどで到着できるはずだ。かつては「昭覚寺南路」駅からバスに乗って向かっていたが、3号線延伸に伴いよりアクセスが向上。今現在も、成都の地下鉄は続々と延伸工事が進められており、今後はますます郊外各地への利便性が高まることが予想されている。中国の都市部は、超便利ってことです。

入場料は、大人58元(約950円)と良心的。土日ともなると、大勢の観光客が殺到するが、毎日朝7時30分から開場しているので(夜6時まで)、午前中の早い時間に向かえば比較的混雑は避けられるはずだ。

冒頭で紹介したように、「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」のパンダ個体数は100頭を超える。コンディションなどによってお披露目されるパンダが異なるため、すべてのパンダを見ることはできないが、それでも大小合わせて20頭くらいは見ることができるはずだ。なお、「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」は、「成年エリア」「幼年エリア」「赤ちゃんエリア」というように成長度によって、パンダが棲み分けされている。大人パンダは基本、笹ばっかり食べているが、幼年パンダは走り回ったり、じゃれ合ったりしていて、果てしなくかわいい。子どものパンダともなると、もう「おにぎりが動いている」ようにしか見えない。この姿を見て、無表情でいられる人は、人間じゃないと思う。

運が良ければ生後間もないパンダの赤ちゃんを見ることができる。ただし、無茶苦茶並びます

パンダは、基本、「クウネルアソブ(食う・寝る・遊ぶ)」の生き物。しかし、その自由な姿は、どこまでも愛くるしく、“遊ぶ”ことの大切さを身をもって教えてくれる数少ない存在でもある。パンダは、“遊ぶ”の象徴でもある。見ているだけで悩みの一つや二つは消えるので、思う存分、パンダで癒されてほしい。

なお、四川省には、成都中心地から西北60キロの位置にある「大熊猫保護研究中心都江堰基地」など、「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」以外にもパンダを間近で見る施設がいくつかある。成都の施設に比べると、観光客の数も飛躍的に少なくなるのでゆっくり見られるという点では◎。

とりわけ、大熊猫保護研究中心都江堰基地は、見て楽しむ以外にもパンダのボランティアや抱っこができるといったオプションもある。ただし、云万円するのでご利用は計画的に。パンダへの寄りかかり方がえぐいのよ。これらの施設へは、宿によってはオプショナルツアーとして送迎してくれたりもするので、事前に聞いてみるといいだろう。

 

四姑娘山のトレッキングコースは初心者でも安心

最後にオススメしたいのが、成都から西に車を走らせて都江堰を超えた先にある「四姑娘山」だ。その名の通り四人娘を表し、6250mの四姑娘山(四女)を主峰に、三姑娘山(三女)、二姑娘山(次女)、大姑娘山(長女)の四つの峰が南北に連なっている。本格的な登山から高山植物を楽しむトレッキングなどを楽しむことができる。

天気に恵まれれば、4人娘をくっきり拝むことができる

 

四川省は、「九寨溝」や「東チベット」へのアクセスも良く、バラエティ豊かな旅行のプランを組めるのだが、前者は2017年に発生した地震の影響で入場規制がかかっていたり、後者は場所によっては外国人の立ち入りが禁止されていたりする。ある程度旅行に慣れていないと苦労する可能性があるため、成都から比較的アクセスしやすく、それでいて絶景の広がる「四姑娘山」を激プッシュしたい。

道が空いていれば、高速道路を利用して約4時間ほどで「四姑娘山」のふもとの町・日隆鎮に到着できる。都江堰を過ぎてからの道中の景色は素晴らしく、特に、3000Mの峠越えの景色は筆舌に難い。多くの宿で、送迎ドライバー&宿泊施設を手配してくれるので(運賃は片道2000円ほど)、安心して現地までアクセス可能だ。といっても、ドライバーによっては運転が荒いこともあるので、そればかりは運否天賦だけど。

4000M級の山々が連なる景色を見ながらの峠越え。最高です

四姑娘山周辺は、双橋溝、長坪溝、海子溝という具合に、いくつかの景勝地を巡るトレッキングコースを擁する。自分のレベルに応じてコースを選択してほしいが、双橋溝は入場ゲートから目的地まで送迎バスが発着し、長坪溝は途中までボードウォーク仕様なので歩きやすい。高低さもほとんどないので、高尾山を難なく登れる人であれば、長坪溝の目玉である木騾子、海子溝の目玉である花海子くらいは問題ないはずだ。双橋溝に関しては、バスの乗り降りが自由なので、トレッキングに自信のない人でも余裕で行き来できる。

 


長坪溝コースの木騾子地点。目の前に、四姑娘山(6250m)の頂が見える

 

日隆鎮に暮らす人々は、基本的に漢族とチベット族のハーフ。成都とはまた違う雰囲気や食文化があり、人々も極めて優しく、その大自然と相成って、興味は尽きない。

四川省は、とてつもなく奥が深い。いや、中国という国は、どこまでも深く、面白い。その一端を、ひょいっと楽しく知るという意味では、成都および成都周辺は、超超超優良スポットだ。頭の中に勝手に作り上げている中国のイメージ、ぜひとも刷新しに行ってみてほしい。

 

(写真・文・動画 我妻弘崇)

10連休はどこに行く? 家族連れに人気は愛知、鳥取! 海外は長距離国際路線が急上昇!

2019.04.25 Vol.Web Original

 2019年のGWは、土日を含め、4月27日から5月6日まで10連休。年末年始ならともかく、過ごしやすい晩春の季節に10連休ともなれば、これまでとは違う旅行プランを描く人も多いのでは!? 平成から令和を股にかける、未曽有の大型連休に人々はどこに向かうのか、その動向を調べてみた。

 まず国内に目を向けると、家族連れスポットを擁するエリアが強いことが分かる。以下は、楽天トラベルが発表した「ゴールデンウィーク10 連休の国内家族旅行動向」だ。

ANA×billsのコラボ機内食が実現! 5月から東京発ホノルル線で登場

2019.04.17 Vol.Web Original



「世界一の朝食」と称された人気ダイニング「bills」と全日本空輸株式会社の初のコラボレーション機内食が、5月から東京発ホノルル線で登場する。それに先駆け16日、都内でメディア向けの先行試食会が行われた。

「bills」は、豪シドニー発のオールデイダイニング。スクランブルエッグやリコッタパンケーキなどの人気メニューで知られ、女性を中心に絶大な人気を誇る。機内食が提供されるのは、ANAの東京(羽田・成田)発ホノルル線のエコノミークラスで、エアバスA380型機「FLYING HONU」の就航が始まる5月24日から2020年5月31日(日)まで、約1年に渡りbills の味が空の上で楽しめる。

 ANA商品企画部の鳥巣奈美子氏は「ホノルル路線は30〜40代の女性が多いのが特徴。多くの女性に知られていて、美味しいと思っていただけるものと検討を重ねた結果、billsの名前が挙がった」と選定理由を語った。

韓国で激安整形クリニックに行ってみた! 日本国内との仕上がりの差は…?

2019.04.14 Vol.Web Original

 整形や痩身に関する施術が、どんどんカジュアル化している。症例数が増えたことで医療ミスが減ったことや、値段もどんどん安くなってきていることが要因と考えられる。特に韓国ではこのカジュアル化と低価格化が本格的に進んでいる。渡航費を入れても、日本で施術を受けるより安いということで、韓国にわざわざ「整形旅行」しに行くという女子もいるほどだ。しかし、知らない土地で受ける整形痩身施術…不安や怖さはないのだろうか。実際に国内でも整形施術を体験しているライターが、「国内と韓国の整形施術の差」をリポートする。

棚ぼた有給は伊豆高原へ一人旅! 隠れ家リラクゼーションホテル「リクラシア伊豆高原」で自分を癒す

2019.04.03 Vol.Web Original

「働き方改革」が4月1日から本格スタート、そのなかに年次有給休暇の年5日の取得義務化がある。長期休暇に加えるなどして計画的に利用したいものだが、考えうるのが棚ぼた休みや単発の休暇の発生。それならば、都内から気軽に出かけられる伊豆への一人旅なんていかが。先日、伊豆高原に、一人旅にぴったりの「リンパドレナージュ付き」ラグジュアリーホテル「リクラシア伊豆高原」が新しく誕生した。実際に宿泊してみた。

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