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映画初出演のDJ松永 ヒロイン関水渚に「下積み時代の話聞いた」と明かされ「むっちゃ自分語りする人みたい(笑)」

2022.10.15 Vol.web original

 

 映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』公開記念舞台挨拶が15日、都内にて行われ、高杉真宙、関水渚らキャストと長崎俊一監督が登壇。映画初出演を果たしたDJ松永(Creepy Nuts)が高杉や関水との共演を振り返った。

 海辺の町を舞台に、小さな診療所で医師として働く主人公・俊英が、かつて一目惚れをした女性に“ソックリ”な亜子と出会い、ひょんなことから共同生活をひとつ屋根の下で暮らすことになった2人の恋と家族の絆を描くハートフルストーリー。

 主人公・俊英を演じた高杉は「大人数でいろいろ気を使いながらも、何とかいいものをという気持ちで作った作品」と胸を張り、ヒロイン亜子を演じた関水も「タイトルの通り“いつまでも”続いてほしい撮影でしたが、これからはこの映画が永遠になっていくことで亜子の願いが叶えられたようで幸せです」と笑顔を見せた。

 本作で映画初出演を果たしたDJ松永は「ずっと緊張していましたね。全部難しかったです」と振り返りつつ「どう評価されるかと思っていたのですが、いいお言葉頂いた。地元の友達からは、高杉さんと一緒でいいなとか、ランチしたいとか連絡先を教えてくれとか言われました(笑)」と高杉との共演をうらやましがられたと明かした。

 ところが当の高杉とは「(親友役ということで)一緒のシーンはけっこうあったのですが、お互い人見知りを発揮して、しゃべろうとしてもしゃべれなかった」と苦笑。高杉と一緒に「タートルネック似合いますね」「絶対、高杉さんのほうが似合いますって」という不思議な会話をしていたと振り返った。

 その一方で「関水さんとのほうがしゃべりましたよね」と言う松永に、関水が「松永さんが今までの下積み時代の話とかを聞かせてくれて。裸足でDJしている時代があった、とか」と明かすと、松永は「オレむっちゃ自分語りする人みたい(笑)」とタジタジ。

 トークでは、舞台女優・芹川藍が、撮影現場で関水を涙が出るほど笑わせたという「ラーメン屋で“れんげをください”と言おうとして“ちんげください”と言ってしまった」というエピソードを語り、関水から「まさかここでその話をするとは(笑)」、高杉から「何やってんすか!」と突っこまれ、会場が爆笑で包まれる一幕も。

 最後に高杉は「このように笑顔あふれる現場でした。こんな映画が素敵じゃないわけがないと思います」とアピールしていた。

 この日の登壇者は高杉真宙、関水渚、水島かおり、DJ松永(Creepy Nuts)、江頭勇哉、芹川藍、長崎俊一監督。 

 映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』は公開中。

宮沢氷魚 歌の仕事は「封印」? 声優初挑戦で“イケボ”絶賛されるも「歌は本当に自信ない」

2022.10.15 Vol.web original

 

 公開中のアニメーション映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』の大ヒット舞台挨拶が15日、都内にて行われ、両作で主人公の声を演じた宮沢氷魚と音楽を手がけた須田景凪、原作者・乙野四方字が登壇。声優初挑戦で声を絶賛された宮沢だが「歌」は苦手と明かした。

 乙野四方字の同名小説を豪華俳優陣をそろえアニメ映画化した話題作。“並行世界”を行き来することができる世界を舞台に同じ名前の2人の少年が、それぞれの世界でひとりの少女と恋に落ちるラブストーリー。

“観る順番で結末が大きく変わる”2つのラブストーリーとしてSNSでも話題を呼んでいる『僕愛』『君愛』。両作品の主人公・暦の声を演じた宮沢氷魚は「僕の周りはたまたま『君愛』から見ている人が多かったんですが、僕は『僕愛』から見たので、そういう受け止め方をしたんだ、と面白かった」とまさに見る順番によって異なる感想を面白がった。

 本作で声優に初挑戦した宮沢は「今回、2作品ということで相当プレッシャーがありました」と苦笑しつつ「若い時代から中年まで、並行世界の異なる主人公を演じながらいろんな挑戦ができたことがうれしい」と笑顔。

 そんな宮沢の声に癒されたという声も続々。ところが原作者・乙野氏から「歌の仕事をする予定は?」と聞かれると「歌の仕事は…けっこうです(笑)」と断言。『僕愛』の主題歌と挿入歌を手がけたアーティスト須田景凪からも「気になります」と言われたが、宮沢は「歌を歌うのは大好きなんですが、本当に自信が無くて。あまり上手くないので。以前に舞台で歌う機会があったんですけど、それで十分。封印してます(笑)」と苦笑い。シンガーソングライターの宮沢和史を父に持つだけに歌を期待されることも多そうだが、本人はあくまで「(歌を歌う役のオファーが来ても)本当に求められるのであれば、しっかり稽古して準備して…」と慎重姿勢。

 そんな宮沢は、思い出の場所について聞かれると出生地のサンフランシスコを上げ「住んだことはないんですけどお婆ちゃんがいて。住んだことはないんですけど、自分が生まれてすぐ吸った空気を思い出すような、実家に帰った気がする不思議な場所」と思いをはせていた。

『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』は公開中。

日比谷で映画の無料屋外上映や豪華映画人のトークイベント開催中

2022.10.14 Vol.web original

 映画を楽しむ秋の恒例イベント「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2022」が23日まで東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場にて開催中。

 「日比谷から始まる体験する映画祭」をコンセプトに、屋外の大型スクリーンでの映画鑑賞や、著名映画人登壇のトークイベントなどが行われる。

 日比谷ステップ広場には、大型の屋外スクリーンを設置。会期中は、『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』『レ・ミゼラブル』など全10作品に加え、幕間には世界のショートフィルムを上映。会場に設置されたチェアシートやテーブルシート、予約制のリラックスゾーン(約30席)などで、開放的にリラックスしながら映画を堪能できる。
 
 15日から21日までは「第4回トロント日本映画祭 in 日比谷」を開催。カナダ・トロント日本映画祭に出品された話題の日本映画を、英語字幕付きで楽しむことができる。
 さらに、作品上映前には監督が登壇し、トークセッションを実施『万引き家族』の是枝裕和監督(10月19日)や、『Ribbon』ののん監督(10月16日)、『余命10年』の藤井道人監督(10月21日)など、傑作が目白押し。監督の生トークを映画と合わせて気軽に楽しむことが出来る貴重な機会となっている。

 また会期中はイベントとのコラボメニューも登場。ステップ広場には「日比谷松本楼カフェ」のキッチンカーが登場。イベント限定の「ヤンニョムチキン」や「スパイシーポテト」をはじめ。映画のおトモにもぴったりのフード&ドリンクを用意。他、館内連携企画として「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2022」のテーマである“熱狂”にちなみ、地下1階の「Meatball Pasta & Fried Oyster BOX」や「Mr.FARMER」、2階「DIYA」にて子どものころの“熱狂”を思い出す「大人のおこさまランチ」メニューも登場。

 他にも、日比谷ステップ広場の階段に映画『ミニオンズ フィーバー』から約2メートルの巨大ミニオンズ像4体が登場。フォトスポットとしても楽しめる。

 地下1階の日比谷アーケードでは、映画雑誌「キネマ旬報」の表紙を飾った名作映画のポスターを展示。1979年7月上旬号の『スーパーマン』や、1978年6月上旬号の『サタデー・ナイト・フィーバー』など、発行当時に映画ファンを熱狂させた懐かしい名作の数々を振り返ってみては。

相葉雅紀 20歳のころに“それ”と遭遇していた?「気づいたら裸足でラーメン屋の前に」

2022.10.12 Vol.web original

 

 公開中の映画『“それ”がいる森』舞台挨拶が12日、都内にて行われ、キャストの相葉雅紀、松本穂香、上原剣心(Go!Go!kids /ジャニーズJr.)が登壇。相葉が20歳のころの不思議な体験を明かした。

 不可解な怪奇現象が多発するという実在の森を舞台に、実際に数々の“それ”を見たという目撃情報をベースに描かれるホラーエンターテインメント。

 本作のヒットを喜んだ3人。周囲の反響を聞かれると、相葉が「弟が見てくれて。“それ”ってそれ!?と言われました(笑)」と“それ”の正体に驚いていたと明かすと、松本は「うちの母も見てくれて。ビビりなので、飛び跳ねたと言ってました(笑)」。

 映画のグッズを買ってくれた友達もいたという上原。相葉は「サインしてあげた? 求められなかった?」と冷やかしたが、上原から「けっこう(サインを)求められるんですけど」と言われると「失礼しました(笑)」と苦笑。まだサインがないという上原に「これからだね」と目を細めた。

 劇中に登場する“それ”の正体をふせつつ「“それ”は“いる派”か“いない派”か」と聞かれると、相葉は「会いたくはないけどいてほしい」、松本も「関わりたくないけどいてほしい」と答えたのに対し、上原は元気に「僕はいてほしいし見たいし関わりたいです」。会って何をしたいかと尋ねた相葉は、上原の「背比べしてみたいです」という答えに「かわいい~」とメロメロ。

 さらに「“それ”と遭遇しやすいタイプか」という診断に挑戦した3人。「ある時間だけ記憶が欠落」「家族が“それ”を目撃した」などの項目にチェックを入れた相葉は「“それ”かどうか分からないんですけど、うちの親父が夜、寝ていて気づいたら小学校の前にいたと。なんか呼ばれたっぽいと僕が小さいころに言っていたんです。で僕が20歳くらいのときに同じような現象があって。寝ていたのに、気づいたら近所のラーメン屋の前にいたんです。しかも裸足なの(笑)」と摩訶不思議な体験を明かし、松本も「怖っ(笑)」。

「今の話が一番怖いよね」と苦笑していた相葉だったが、上原が「自分だけ周囲から浮いていると感じることがある」という項目にチェックを入れると「なんで? 浮いてる?」とびっくり。上原が「ギャグを言っても誰も笑ってくれないとか」と説明すると「それは周りも悪いな、ちょっとくらい優しさが欲しい」と慰めつつ「ちなみにどんなギャグ言ったの?」と、友達の前でやってみせたという物まねを上原に披露させ「かわいい~」と和んでいた。

Sexy Zone菊池風磨「黙ってキスでもすればいい」恋愛相談にズバリ答えるも前田敦子から「で、その後は?」

2022.10.11 Vol.web original

 

 映画『もっと超越した所へ。』の公開直前イベントが11日、都内にて行われ、キャストの前田敦子、菊池風磨(Sexy Zone)、趣里、千葉雄大が登壇。4人が一般から寄せられた恋愛の悩み相談に本気回答を繰り広げた。

 劇作家・根本宗子による傑作舞台を根本自らの脚本によって、山岸聖太監督が映画化。クズ男を引き寄せてしまう4人の女性の恋愛模様を痛快に描く。

 前回のイベントで人見知りを明かしていた菊池は「もうすっかり仲良しこよしですよね。“超越する会”というのを設けていただいて。全部、自分をさらけ出しました」と、キャスト同士すっかり仲良くなったとのこと。

 この日は一同が、一般から寄せられた恋愛相談に回答。

「同棲して1カ月。その時の気分によって彼氏に優しくできず後悔する。もっと思いやりを示したい」という悩み相談に、前田は「後悔するだけ素敵」と反省する姿勢をほめつつ、男性陣に「女性から何をされたら思いやりを感じるか」と質問。

 菊池が「何気ないことじゃないですか。いってらっしゃいって玄関まで送ってくれるとか、お帰りって迎えてくれるとか」と言うと千葉は「ぬいぐるみを使って代わりに謝らせるとか…」と、役さながらの“あざとかわいい”回答。ところが前田から「本当にそれうれしい?」、趣里から「どのタイミング?“お帰り”からぬいぐるみ?」と次々ツッコミが。

 そんな前田と趣里に菊池は「僕ら、2人の恋愛相談してるんじゃないから」と釘を刺しつつ「黙ってキスでもすればいいんじゃないですか。女の子からされたら、まいっかってなっちゃう」と大胆な回答。

 それでも前田から「根本的な解決にならないよね。キスしました、で、その後は?」と詰められると「もっと深く愛すればいいんじゃないですか。“超越”して」とタイトルにひっかけてオチを付け会場を沸かせた。

 続いて「好きな人に告白できない」という相談には、前田が「分かる。一緒の気持ちになったこと何回もあります」と共感し、告白されるのもうれしいという男性陣に「どのタイミングで告白したらいいのか知りたい。何まで行ったら(男性側も)好きなのかとか」とさらに追及。

 千葉が「自分で言えないならぬいぐるみに言わせる」、「(告白okのサインとして)ドリカムみたいに5回、瞬きをする」と笑いをさそった一方、菊池が「“2人でご飯”はまだ半々な気がする。2人で1日過ごしたら“好き”じゃないですか」と言うと、千葉も「そうですね」とうなずき、女性陣も「へえ~!」と大いに納得。

 まさに人それぞれの恋愛の悩みに真摯に応えた4人。千葉は「見る人の数だけ悩みがあると思う。この作品を通じてそういう気持ちが少しでも軽やかになったら」、趣里は「必ず皆さんの心に寄り添う映画」、菊池は「自分や好きな人のダメなところも愛していけるような、好きで納得して一緒にいるんだと肯定してくれる映画」。最後に前田は「恋愛するってすごく生きてるな、いいなと思ってもらえる映画になっていると思います。たくさん悩んだりもすると思うけどたくさん恋愛を楽しんでほしいです」とアピールした。

 映画『もっと超越した所へ。』は10月14日より公開。

田中裕子 佐渡島ロケ撮休の日にトキ探し「野生で生きてるようになったんだと」

2022.10.08 Vol.web original

 

 映画『千夜、一夜』公開記念舞台挨拶が8日、都内にて行われ、田中裕子、尾野真千子、安藤政信と久保田直監督が登壇。主演・田中がロケ地・佐渡島での撮影エピソードを振り返った。

 年間約8万人の届け出があるという行方不明者の「失踪者リスト」から着想を得た物語。

 前作『家路』(2014)に続いて田中を起用した久保田監督は「“待ち続ける女”という主人公を考えたときには頭の中に田中裕子さんしかいなかった」と語り、前日まで参加していた韓国・釜山国際映画祭でも大反響だったと明かした。

 30年前に夫が失踪して以来、離島の漁村で静かに暮らす主人公・登美子を演じた田中は、ロケ地・佐渡島での思い出を聞かれると「2つあります。1つは、撮影が終わって帰ってきたら、虫をとっているのか、道端に女の子がいて。よく見たら真千子ちゃんでした」と、実は道端で花を摘んでいたという尾野の行動を暴露。

 さらに「泊っている宿の窓から、夕方になると大きな鳥が何羽か連れだって山に帰っていくんです。あれはトキじゃないかなと、撮休に、見つけに出かけたんですけど見つからなくて。帰り道、田んぼに5、6羽いて、近づいたら逃げたんですが、羽根の裏側がちゃんとオレンジピンク色で、トキだ!と。野生で生きているようになったんだなと、見れてうれしかったです」と語り、会場もほのぼのした雰囲気に包まれた。

 企画から公開まで8年かかったという本作。田中は「その8年を“千夜”に例えると、今日は“一夜”。見てくださった方が、部屋に帰って明かりをつけるとき、ふとこの映画を思い出してくれたら」と観客にアピールした。

 映画『千夜、一夜』は公開中。

安藤政信“行方不明者”役に共感「所属なく1人でフラフラしていたのを探し当ててくれた」

2022.10.08 Vol.web original

 

 映画『千夜、一夜』公開記念舞台挨拶が8日、都内にて行われ、田中裕子、尾野真千子、安藤政信と久保田直監督が登壇。安藤がオファーを受けた当時を振り返った。

 年間約8万人の届け出があるという行方不明者の「失踪者リスト」から着想を得た物語。

 離島の漁師町で、30年前に失踪した夫を待ち続ける主人公・登美子を演じた田中裕子は「(脚本の)青木研次さんとは『いつか読書する日』(2005年)で初めてご一緒させていただいてから何本か撮り今回に至るのですが、セリフはそんなに多くないと思うんですけど、セリフとセリフの間にいろんなことが感じられて、それを伝えなければと思うのですが難しくて」。

 2年前に行方不明となった夫を探す女性・奈美を演じた尾野は「今回は面と向かってやりあうシーンがあるんです(笑)」と田中との再共演がオファーを受けた一番の理由と語った。

 一方、奈美の失踪した夫・洋司を演じた安藤は「自分は、役者としての所在地が無くて、その時はホームページとかもないような、1人でフラフラしていて。連絡が着くと作品をやるという。今回も、どこからか自分のことを探し当ててくれて」と、事務所に所属せずフリーで活動しているところに、オファーが来たことを明かし「台本を読んだら、役と自分がリンクしているというか。少しだけ“まんま”だなと思い、この役をやるのは自分しかないと思い受けさせていただきました」と役への共感を語った。

 そんな安藤は田中との共演について「自分は田中さんとのシーンがメインだったんですけど、田中さんを目の前にすると自分が魔法にかかったような、何もかも見透かされている気がして動けなくなるくらい、すごい人。ああいう感覚は初めて。自分のデビュー作は北野武さんの作品(『キッズ・リターン』1996年)だったんですが、武さんの時と似ている」と田中の存在感に圧倒されたことを明かし「“旦那さん”というセリフをかみました。相当、上がっていたんだなと思います」と苦笑していた。

 映画『千夜、一夜』は公開中。

木村文乃らが「干し芋の奪い合い」? 広瀬アリスは“お酢まるまる”ラーメンで「3キロ太った」

2022.10.07 Vol.web original

 

 映画『七人の秘書 THE MOVIE』初日舞台挨拶が7日、都内にて行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介と田村直己監督が登壇。大島優子もリモートで参加し“七人の秘書”が撮影裏話などで盛り上がった。

 普段はボスを陰から支える名もなき秘書として働く主人公たちが、裏では類まれな能力を駆使して人知れず弱き者を救う痛快ドラマの劇場版。

 極寒の北海道、零下10度にもなる中での撮影にも挑んだという一同。思い出はと聞かれると口々に「ラーメン」。ファンにはおなじみ、劇中でもたびたび登場するラーメンは実際においしかったといい、木村は撮影だけでなく「休憩時間にも、作ってもらって食べていました」。一方、広瀬は「1クールで3キロ太ったんですよ。今回、スペシャルドラマを間に挟んで映画の撮影をしていたじゃないですか。ドラマでは痩せてるのに映画では太っていて…。結局、食べちゃうんですよね」とため息。菜々緒から「アリスはやたらお酢を使う。1クールでセットに置いてあるのをまるまる使ったんじゃない?」と暴露されると、広瀬は「じゃーって(かける)。味変みたいな感じで」と独特のラーメンの食べ方を明かした。

 さらに木村は「今回作品の中にラーメンが3種類出てくるんです。いつもの(江口洋介が演じる)萬さんのラーメン、玉木宏さんが作る信州味噌ラーメン、そして私と玉木さんが一緒に作る謎の香辛料が入ったラーメン。2人で笑い合って、映画『ゴースト』のようなきれいなシーンなんですけど…本当においしくなかった」と苦笑。

 そんな女優陣に、室井は「私はずっとイモは太るかなと思っていたんですけど。見てください、このお姉さま方のスタイルの良さ。干し芋の差し入れをしたら奪い合いですよ。こっそり“室井さん、私3袋持っていっていい?”って」と暴露し、会場の笑いをさそっていた。

 映画『七人の秘書 THE MOVIE』は公開中。

シム・ウンギョン、広瀬アリスは「今まで会った日本人の中で一番面白い」

2022.10.07 Vol.web original

 

 映画『七人の秘書 THE MOVIE』初日舞台挨拶が7日、都内にて行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介と田村直己監督が登壇。大島優子もリモートで参加し“七人の秘書”が集結した。

 普段はボスを陰から支える名もなき秘書として働く主人公たちが、裏では類まれな能力を駆使して人知れず弱き者を救う痛快ドラマの劇場版。

 田村監督は「これだけ個性的な役者がそろうと、さぞ現場も大変だろうとお思いでしょうが、こんなにすんなり行ける現場もない」とキャスト陣を絶賛。

 仲の良さが伝わってくるトークを繰り広げた一同。広瀬アリスが「シムちゃんは“今まで会った日本人の中で一番面白い”と言ってくれた(笑)」と明かすと、シム・ウンギョンが「はい。ダントツ。目が合う瞬間から何も言ってなくても笑っちゃうということですね」と答え、そこに木村文乃が「イチャイチャはその辺にしてもらっていいですか」とツッコミを入れ、会場もほっこり。

 一方、菜々緒は、この日リモートで参加した大島とともに極寒のロケ地で雪遊びで盛り上がったと言い、菜々緒が「本気で遊んだので私はちょっと汗ばんでいたかも。かまくらを作ったり雪でおっぱいを作ったり…」と振り返ると、大島も苦笑しつつ「(雪で)“女体”を作ったりね(笑)」。「札幌雪祭りと張り合えるくらいのアート作品を作っていました」と胸を張る菜々緒に、広瀬が「そのとき、私は松葉杖をついて、ダウンは羽織っていたけど下は薄い生地のシャツ1枚で凍えていました」とぼやき会場の笑いをさそった。

 この日は、キャストたちがお互いに秘書にするなら誰?という質問に回答。シムが「大島さん。現場でもいつも周りの方々を見守ってくれて雰囲気を明るくしてくれた。秘書になってくださったら、いろんなことを解決してくれそう」と言うと、大島は「シムちゃんの秘書になったら何でもやりますよ! お水持ってきます? セリフ練習の相手します?」とノリノリ。そんな大島にシムも「すごく会いたくて、SNSにも書き込みしました」とゾッコンの様子。

 そんなシムを選んだ広瀬は「私は大体、自分のことは自分でできるので。でも誰かに近くにはいてほしいんですよ。何もしなくていい。(シムとは)同い年ということもあって。そばで本読んでてもいいし、自由にしててくれていい」と言うと、シムはちょっと残念そうに「それだけで十分ですか」。そこで木村が「何かシムちゃんにおねだりしてみたら」と水を向けると、広瀬は動揺しつつ「じゃあ…お水を…」。するとシムが「今ですか? お水…」とスタッフに声をかけようとし、そんなやりとりに会場も大笑い。

 キャスト同士の名前が挙がる中、最後に木村が「私は監督。ドラマから映画まで、監督は一貫して“群れないで”と求めた。それぞれ一匹狼でいてほしいと。それでいて私たちが持ってくるものに、それいいね!とほめて伸ばしてくれた。それが令和の教育か、と思いました」とたたえると、田村監督が腰をかがめて「お水をお持ちしましょうか?」と言い、会場の笑いをさそっていた。

 映画『七人の秘書 THE MOVIE』は公開中。

街へ出て映画館へ行こう! 秋のおすすめ映画5選『耳をすませば』『七人の秘書 THE MOVIE』『線は、僕を描く』『天間荘の三姉妹』 『チケット・トゥ・パラダイス』

2022.10.07 Vol.752

『耳をすませば』

 スタジオジブリのアニメ映画化作品も大ヒットした、柊あおいによる青春恋愛漫画「耳をすませば」がついに実写化!

 読書が大好きな中学生の女の子・月島雫(つきしま しずく)が、夢に向かって生きる男の子・天沢聖司(あまさわ せいじ)に思いを寄せていく健気な姿が共感を呼び、時代を超えて原作・アニメともに愛されてきた不朽の名作を、漫画・アニメ映画で描かれた中学生時代の物語はもちろん完全オリジナルストーリーとなる10年後の物語も合わせて描く。

 大人になった月島雫を清野菜名、天沢聖司を松坂桃李がW主演で演じ、中学生時代の2人には期待の若手、安原琉那と中川翼が抜擢。監督は『ROOKIES−卒業−』『ツナグ』の平川雄一朗。

 離れ離れになってもそれぞれの夢を追いかけ、また必ず会おうと誓い合った2人。それから10年の時が流れ、遠く離れた地で奮闘する互いを支えに夢を追い続けていたが、壁にぶつかり、大きな選択を迫られてしまう…。“あれから10年後”の2人の姿に再び大きな共感と感動が押し寄せる。

 

読書好きの元気な女子中学生・月島雫は、図書貸出カードでよく見かけ気になっていた“天沢聖司”と出会う。最初の印象は“最悪”だったが、雫は大きな夢を持つ聖司にしだいに引かれていき…。
監督:平川雄一朗 出演:清野菜名、松坂桃李、山田裕貴、内田理央 他/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、松竹配給/10月14日より公開 https://movies.shochiku.co.jp/mimisuma-movie/

笠井信輔・茅原ますみ夫婦登壇「泣き虫の妻が私のがんのことでは一度も泣かなかった」“がんじゃない”一転、判明まで4カ月

2022.10.04 Vol.web original

 

 映画『愛する人に伝える言葉』トークイベントが4日、都内にて行われ、ゲストとしてフリーアナウンサー・笠井信輔、茅原ますみ夫妻が登壇。夫婦そろってメディア向けイベントに登壇するのは初という2人が、がんを宣告された主人公と家族を描く映画に思いを語った。

 名女優カトリーヌ・ドヌーヴと、本作でセザール賞最優秀主演男優賞を受賞したブノワ・マジメルが共演する話題作。がんを宣告された主人公とその母親が、限られた時間の中で「人生のデスクの整理」をしながら、穏やかに死と対峙していく過程を描く感動作。

 自身も悪性リンパ腫によって4カ月半もの入院経験を持つがんサバイバーである笠井アナは「血液がんは一生付き合っていくがんとはいえ自分は健康に戻してもらい、主人公と生還した自分との違いを考えてしまった」と感慨深げ。

 実際の現役がん専門医が主人公を支える医師役を演じている本作。劇中で医師が語る言葉の数々にも共感した様子。「最も響いたのは“旅立つ許可を与えましょう”と言う言葉。これには、1日でも長く生きていてほしいという家族の思いがある一方、亡くなるタイミングを決めるのは患者本人だということが込められていると思う」。

 自身の闘病経験とも重ね合わせながら映画を見たという笠井アナ。「僕のときは『とくダネ!』司会(当時)の小倉(智昭)さんが1年前にがんになっていて、それを見ていたのですぐに、がんじゃないかと分かった。ところが2つの病院で“がんではありません”と言われて」と、悪性リンパ腫の告知を受けるまで4カ月かかり、ステージ4と診断されたという経緯を明かし「でもお医者さんから、最初の病院を恨んではいけない、悪性リンパ腫はとても分かりにくい病気だと言われ、実際に、がん患者仲間の話を聞くとそういう人が多かった」と振り返った。

 告知を受けたときは「悔しくて泣いてしまいました。会社辞めてフリーになってこれからというときでしたから。なんでオレが、なんでこのタイミングでと思いました」と当時の心情を赤裸々に明かしつつ「その一方で、それまでの生き方、働き方は間違っていたと言われた気がしました」と述懐。

「不思議なのが、バターを塗ってなくても(頭が)光るんです」とユーモアを交えつつ、抗がん剤治療で毛髪が抜けた状態など、当時の写真を見せながら自身の闘病の様子を伝えた笠井アナ。自身の経験を踏まえ、がん患者のアピアランス(見た目)や、コロナの影響による孤独さを改善するためにもネット環境が大切といった課題も訴えた。

 さらに、大きな助けとなったのは家族の存在だったと振り返り「うちの妻はちょっと泣き虫でして。息子たちからも、また母さん泣いてるよとよく言われてるんですけど、私のがんについては一度も涙を見せなかったんです」と明かし、笠井の妻で、同じくフリーアナウンサーの茅原ますみを呼び込み。

 自身の母をがんで亡くしているという茅原アナは、その際にはがんであることを伏せ続けたと言い「母のときにはあきらめてしまったが、笠井が告知されたときは大丈夫だと思った。私はアナウンサーなので言葉の力を信じていて、大丈夫だと言い続けていました。私は元気を与える係なんだと思い過ごしていました」と、涙を見せなかった理由を明かした。

 一方で、PET検査の結果を見たときには「全身に(マーカーが)光っていたのを見たときは寒気がしたんですけど、お医者様が、1つしかないからいい、3つあるからダメと言うわけでもないんですよと言われ、3つどころじゃないんだけどと思いつつ、抗がん剤が血液に乗って全身に回るんだと思って」と前を向いたと語り「お医者様から何か聞きたいことはと言われ、普通は治療の質問をすると思うんですけど、この人、いつ復帰できますかと。それを聞いて、この人死なないなと思いました(笑)」と振り返った。

 また茅原アナは、医師から言われた印象的な言葉として「毎日(見舞いに)来ないでください、来たってやることないですよと言われたんです。お医者様が言うには、家族は第二のがん患者だと。頑張りすぎてはいけない、月水金のゴミの日にでも来ればいい、と。私も、これはいろんなご家族にお伝えしたい」と、患者を支える家族への思いも語った。

 夫婦でメディア向けイベントに登壇するのは初という2人。ときおり照れながらも家族で支え合った闘病の日々を振り返っていた。

 映画『愛する人に伝える言葉』は10月7日より公開。

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