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来日『ジュラシック・ワールド』主演クリス・プラットは“等身大リモート”参加「妻が出産したばかりで」

2022.07.28 Vol.web original

 

 映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』来日イベントが28日、都内にて行われ、キャストのブライス・ダラス・ハワード、ディワンダ・ワイズ、コリン・トレボロウ監督が登壇。主演のクリス・プラットは等身大モニターでリモート参加した。日本語吹き替えキャストの玉木宏、伊藤沙莉、満島真之介もかけつけた。

 巨匠スティーヴン・スピルバーグによる『ジュラシック・パーク』に続く『ジュラシック・ワールド』シリーズの最新作にして完結編。

 ブライスとトレボロウ監督は、2018年公開の前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』時から4年ぶりとなる来日。

 今回来日が叶わず、等身大モニターでのリモート参加となった主人公オーウェン役のクリス・プラットは「僕やブライスは10代のころに『ジュラシック・パーク』をスクリーンで見ているので、今回サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムといったレジェンドキャストたちと共演できたことは筆舌に尽くせないほど名誉なことだと思っています」と話し、会場にいるヒロイン・クレア役のブライス・ダラス・ハワードと「ハイファイブ!」とリモートでハイタッチをしようとしたがタイミングが合わず、2人は大笑い。

 ブライスも「私は『ジュラシック・パーク』を12歳のときに映画館で見て、子供のころの最も重要な映画になりました。この作品を見たから、映画を作りたいと思うようになったんです」と人生に大きな影響を与えた作品だと語った。

 新キャラクター・ケイラを演じるディワンダ・ワイズは「レガシーキャストの3人は、私もあんなふうになれたらとあこがれていました。そんな方々と家族ぐるみで仲良くなれるなんて」と感激をあらわに語り「ジェフは毎晩素晴らしい音楽を提供してくれ、サムは毎晩おいしいワインを、ローラは究極のいたずらっ子で、毎晩楽しいいたずらを仕掛けてくれました(笑)」と笑いを交えつつ明かした。

瀬戸内寂聴を演じる寺島しのぶ“お別れの会”に出席「寂聴さんの写真からパワーを頂いた気がした」

2022.07.27 Vol.web original

 故・瀬戸内寂聴さんのお別れ会が26日、都内にて行われ、映画『あちらにいる鬼』(11月公開)で寂聴さんをモデルとした主人公を演じる寺島しのぶが思いを語った。

 作家・井上荒野が、父である作家・井上光晴と母、そして昨年11月に99歳で死去した瀬戸内寂聴をモデルに男女3人の特別な関係を描いた同名小説を廣木隆一監督が映画化。寺島しのぶと豊川悦司がW主演を務める。

 出版社・新聞社14社主催により行われたお別れ会には生前、寂聴さんと親交のあった著名人ら287名が参列。本作で瀬戸内寂聴をモデルとした長内みはる/寂光を演じた寺島しのぶも出席した。

 映画本編で実際に自身の髪の毛を剃り上げて役に挑んだ寺島。映画の撮影から約2か月が経過し、この日は赤い短髪姿。

 寺島は「『あちらにいる鬼』に出演するにあたって、寂庵に伺ってぜひお会いしたいと思っていたんですがコロナ禍で叶わず、お目にかかることができませんでした。クランクインの前に、監督と一緒に寂庵にお邪魔したら、寂聴さんの太陽のような写真が並んでいて、パワーをいただけたような気がして、“とにかく頑張ってきます”と報告させていただいたことを覚えています」と、対面が叶わなかったことを惜しみつつ「(映画で演じた役柄は)モデルとはいっても寂聴さんのエッセンスがたくさん入っている映画ですので、リスペクトしながら撮影をさせていただきました」と思いを述べていた。

 映画『あちらにいる鬼』は2022年11月、全国公開。

“仮想通貨の実態”を描く注目作も!別所哲也、WEB3.0時代の映画製作に期待

2022.07.27 Vol.web original

 

 国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が26日「NFTと映画」をテーマとしたトークイベントをオンラインで配信。暗号資産を題材にした映画『The Rhetoric Star』を製作中の映画監督・太一氏、プロデューサーを務める株式会社CoinPost代表の各務貴仁氏と映画祭代表・別所哲也が、WEB3.0時代の映画製作について語り合った。

「Meta Cinema」をテーマに、リアルとオンラインで盛大に行われた「SSFF & ASIA 2022」。6月20日のアワードセレモニーでは、暗号資産を題材にクリプト(仮想通貨)業界の「欲」「闇」そして「希望」を描く100分の実写映画『The Rhetoric Star』の製作も発表された。

 同作について、太一監督は「ときにキラキラした、ときにいかがわしいというイメージを持たれることもあるクリプトの実態をサスペンスとして描く作品」、各務プロデューサーは「暗号資産をテーマとするだけでなく、プロセスや技術、マーケティングにおいても、NFTを活用して、新しい映画のインフラ作りを目指す」と語った。

 WEB3.0時代の技術を用いた映画製作に挑む2人は「NFTを活用することで、よりグローバルに、多くの人々が半匿名性を持って、資金提供や課題解決などで直接、映画製作に参加できる。資金提供者をNFTでグルーピングしコミュニティーを作るなど、ファンが継続的にプロジェクトとつながることができる」と、映画製作におけるNFTの可能性を紹介。

 別所は「十数年前、海外の映画配信会社の人から相談されたことがあるんです。映画製作配給会社に話しに行ったら、ほとんどの映画が広告代理店が幹事会社となっているから広告代理店に行ってと言われ、広告代理店に行ったら、最近はテレビ局が権利を持っていると言われ、テレビ局では芸能プロダクションが仕切ってると言われ、芸能プロダクションに行ったら映画のことは映画製作配給会社に行ってくれと言われた、どうしたらいいんだと相談された」と苦笑しながら振り返りつつ「これまでの製作の形をこれからの時代に合わせて、どう変革していけるのか、そのイニシアチブを日本からどう発信していけるのか考える時期に来ているのかもしれない」と、新たな形の映画製作に大きな関心を寄せた。

 太一監督も、作り手側にとっても製作や発信の幅が広がると言い「WEB2.0時代は映画は“見るもの”だったが、WEB3.0では、観客が作る側に回れる。カラオケの登場で、聞く文化から歌う文化が生まれたり、新聞から情報を得ていたところからSNSで発信するようになったのと同じ」と、従来の製作方式によらない映画作りがさらに広まると話した。

 各務プロデューサーは「資金調達から製作、マーケティング、収益の多角化まで、新しい映像制作の形を世の中に示せるのではないかと思っている。『The Rhetoric Star』を通して仕組みを示し、さらにその仕組みを多くの人が使えるプラットフォームとして生み出せたら」と意気込み。

 NFTや暗号通貨ビジネスのトラブルも近年、話題に上る。「まだ技術や規制面で解決できていない部分もある。デメリットも把握したうえで参入していく必要がある」と各務プロデューサーが注意点を上げると、別所も「暗号資産についても、お金を集めていなくなっちゃうとか、そういうニュースも聞きます」とうなずいた。

 一方でアーティストやクリエイターにとっては大きな可能性も。太一監督は「アーティストにとっては、業界的な基準ができてから参加しても遅いかもしれない。一番のデメリットは参加しないこと」とWEB3.0時代へ向けた意識のシフトを呼びかけた。

 SSFF & ASIAでは世界のクリエイターと企業、個人をつなぐNFTマーケットを構築する新プロジェクト・ NFTグローバルシネママーケットがスタート。ティザーサイトにてアイデアソン/ハッカソンのプレエントリーも受け付けている。

清野菜名は本能タイプと山﨑賢人が証言「考えるよりもやってやるぜ!という感じがした」

2022.07.25 Vol.web original

 

 公開中の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』大ヒット舞台挨拶が25日、都内にて行われ、キャストの山﨑賢人、清野菜名、真壁刀義と佐藤信介監督が登壇。物語に登場する武将たちにちなみ“本能”タイプか“知略”タイプかという質問で盛り上がった。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん 演・山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい 演・吉沢亮)を壮大なスケールで描く、原泰久による同名漫画を映画化した大ヒット作、待望の続編。

 この日は、事前に募集した質問に登壇者たちが回答。ハードな撮影の原動力となったものは?という質問に、主人公・信役の山﨑は「自分1人の夢じゃなく、監督やキャストスタッフみんなで夢を追いかけているんだと、皆で見ている夢なんだと思うと頑張れた。(観客の)皆さん含め、それが原動力。皆さんに見てもらうために作ってますから」と感謝。

 剣の使い手・羌瘣(きょうかい)役の清野は「賢人くんですね。そして賢人くんが演じる、信。大変な役なのにいつも大声で明るく引っ張ってくれた」。屈強な伍長・沛浪(はいろう)役の真壁刀義は「やっぱりプロレスラーはダメだと言われたらいやだなと思った。すごいキャスト陣に飲まれそうになったんですけど、ここで引いちゃいけねえと自分を思いっきり出しました」。最後に監督が「(ロケで宿泊した)ホテルに大浴場があって、そこに行くとみんながいて。サウナにも入ったね。ある夜、行ったら(山﨑が)1人でいたので、語り明かしました」と、それぞれ撮影を乗り越えた原動力を明かした。

 物語に登場する武将たちのように“本能”タイプか“知略”タイプかという質問には、山﨑、清野、真壁の3人ともが「本能タイプ」と回答。清野が「頭で何も考えられないので(笑)、思った通りに突き進むタイプ」と明かすと、真壁が「見た目はかわいらしくておしとやかだけど、撮影を見ていると、この人、本能タイプだよ」。すると山﨑も「大変になったとき、考えるよりもやってやるぜという感じが菜名ちゃんからしました」と証言。

 清野も苦笑しつつ「確かに撮影を思い出すと…。現場でアクションが追加されることがあって、何度も練習できないままぶっつけ本番、じゃないですけど、本能でやらなきゃいけないときがありました」。急なアクション変更もこなしたキャスト陣に、会場も感嘆していた。

山﨑賢人「この世で一番速いんだぞと思って走ったら限界突破」足の速さに清野菜名、真壁刀義も驚がく

2022.07.25 Vol.web original

 

 公開中の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』大ヒット舞台挨拶が25日、都内にて行われ、キャストの山﨑賢人、清野菜名、真壁刀義と佐藤信介監督が登壇。撮影で山﨑が見せた走りに、清野と真壁が衝撃を受けたエピソードを明かした。

 中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(しん 演・山﨑賢人)と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・嬴政(えいせい 演・吉沢亮)を壮大なスケールで描く、原泰久による同名漫画を映画化した大ヒット作、待望の続編。

 圧巻のアクションを見せたキャストたちに会場も万雷の拍手。主人公・信役の山﨑が「全身筋肉痛だらけでしたけど、そんなのも吹っ飛ばすのが信だなと思ってやっていると吹っ飛びますね」と言えば、剣の使い手・羌瘣(きょうかい)役の清野も「今までやったことのないアクションだったので慣れるしかないと思って、家でも電子レンジを回している間にも腰を八の字に回したり…体に焼き付けるようにしました」。

 そんな2人を、佐藤監督も「山﨑さんは前回より力いっぱい動く感じや素早さが増し、見事に乗馬もできるようになった。清野さんは最初からアクションができるという話だったのでこちらも無茶な注文もしてしまった。でも本当に、そこに女優さんがいるというより、アクションチームの1人になっていた」と絶賛。

 屈強な伍長・沛浪(はいろう)を演じた真壁は「オレ、プロレスラーだぞ。運動神経いいに決まってるじゃん」と断言していたが、清野について聞かれると「坂道を走るシーンで、羌瘣がぴったりオレの後ろについていて息も切らしてなくて、抜かされちゃった。みんな、甘く見るなよ、この人本当にすげえから!」と力説。山﨑についても「いい加減にしろよ、信! オレたちけっこう足腰来てたのに…」と、先頭を切って走る山﨑のスピードに舌を巻くと、清野も「気づいたら真壁さんが一番後ろにいた(笑)。(山﨑は)早すぎて、ちょっと待って!と叫びたくなりました」と脱帽。

 山﨑は「僕としては、この世で一番足が速いんだぞと思って走っていたので。みんながマジでやめてくれと言っていたのを、山﨑としては申し訳ないと思いつつ、信としては関係ねえ!と…」と苦笑。さらに「信は途中でさらに加速するシーンが他にもあって。すでに本気で走っているのに加速か…してやらぁ!と思ったら加速できて限界突破した(笑)。心って大事だなと思いました」と明かした。

 そんな山﨑に真壁は「(この3人のうち一番強いのは)たぶん信だよ。ヒットアンドアウェイで、捕まえられない。本当に素早いから、この2人」と白旗。山﨑も「その戦い方だったら真壁さんに勝てるかも…」と乗り気の姿勢で会場を笑わせていた。

新垣結衣「胸がいっぱいです」子どもたちが感謝の手紙で明かした新垣の“先生”エピソードに会場も感動

2022.07.22 Vol.web original

 

 映画『ゴーストブック おばけずかん』の初日舞台挨拶が22日、都内にて行われキャストの城桧吏、柴崎楓雅、サニーマックレンドン、吉村文香、神木隆之介、新垣結衣と山崎貴監督が登壇。新垣が子どもたちからサプライズに手紙に「胸がいっぱい」と感激していた。

『ALWAYS 三丁目の夕日』『DESTINY 鎌倉ものがたり』の山崎貴監督が、子供たちに人気の児童書「おばけずかん」の世界を、圧倒的なVFXで映像化。“どんな願い事も叶えてくれる一冊の本=おばけずかん”を手に入れた子供たちの大冒険を描く。

 公開初日を迎え目を輝かせる若手陣に、新垣や神木、山崎監督も温かいまなざし。子どもたちに“ずかんの試練”を与える店主を演じた神木は「撮影する順番もバラバラだし、成長する姿を演じるのは難しいと思ったんですが、映画を見たとき、皆が役を通してちゃんと冒険してちゃんと試練を乗り越えたから、本当に成長した姿を感じられた」と成長ぶりに感激し「“ずかんの試練”、見事達成です!」と太鼓判を押した。

 さらにサプライズで新垣から“試練達成”の表彰状を授与された子どもたちは驚きながらも大感激。すると今度は、クランクアップのときに新垣から一人ひとり手紙をもらったという子どもたちから新垣へ、感謝の手紙が読み上げられた。

 吉村文香はときおり涙ぐみながら「セリフが飛んだとき“大丈夫、ちゃんと覚えてるから”とそばで支えてくれた。新垣さんは私にとって初めての先輩」、サニーマックレンドンは「新垣さんのように誰からも愛される存在になりたいです」、柴崎楓雅は「撮影中、役名ではなく本名の“楓雅”と呼んでくれたのも内心ウキウキでした」と笑いを誘い、最後に城桧吏が「またご一緒することがあれば、僕のくだらないギャグに笑ってもらいたいです」と、本当の先生のように慕っていた新垣との思い出と感謝をつづった手紙を読み上げた。

 子どもたちの思いのこもった手紙に新垣も「皆さんの貴重な人生の一瞬に、私も入れてもらえて本当に幸せだったなと改めて感じました」と感謝し、締めの挨拶では「ちょっと…胸がいっぱいです」と言葉を詰まらせつつ「今年の夏を彩る映画になれば」とアピールしていた。

 映画『ゴーストブック おばけずかん』は公開中。

FANTASTICS八木勇征、木村慧人、堀夏喜が『HiGH&LOW』最新作に参戦!

2022.07.22 Vol.web original

 映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』(9月9日公開)の新キャストと最新ビジュアルが発表された。

「HiGH&LOW」シリーズと不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」(原作・髙橋ヒロシ)のクロスオーバー映画『HIGH&LOW THE WORST』の続編。「HiGH&LOW」シリーズの中でも一際魅力を放つ、通称“漆黒の凶悪高校”鬼邪高校と、「クローズ」・「WORST」でおなじみの、幹部以外スキンヘッドの鉄の結束軍団・鳳仙学園が“テッペン”をかけて最強×最強の全面戦争を繰り広げるバトルアクション超大作。

 21日に開催された「BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~」さいたまスーパーアリーナの公演にて、本予告と新キャストが解禁。

「クローズ」「WORST」でおなじみの鈴蘭男子高校で最強の男と恐れられるラオウ役に、プロ格闘家であり、本作で俳優デビューを果たす三上ヘンリー大智。

 板垣瑞生、時任勇気、高橋祐理といった人気若手俳優に加え、ラオウ一派最強の用心棒・孫六(まごろく)役にFANTASTICSの八木勇征、密偵を得意とするカムイ役に同じく木村慧人、そして“鳳仙学園”の新キャラクターモンジ役に堀夏喜と、FANTASTICSの3人が新たに参戦するのも注目だ。

 合わせて、ポスタービジュアルと本予告映像も解禁。総勢31人の豪華キャストが顔をそろえ、青と赤の閃光が激突=クロスしているかのような、迫力満点のビジュアルとなっている。また、本予告映像では、主題歌「THE POWER」のパワフルでエネルギッシュなサウンドに乗せたド迫力のアクションシーンがさく裂! 劇中曲「RIDE OR DIE」(MA55IVE THE RAMPAGE)のラップとともに迫りくる大波乱の予感に、ファンの興奮も高まること間違いなし。

 また好評につき、特典付きムビチケカードが7月22日から通販での販売も開始。通販購入限定の特典として、各高校別のチームビジュアルがデザインされた全6種のオリジナルステッカーがついてくるので、お見逃しなく。

 

【解禁本予告映像】

田原総一朗「ナチスは政治が宗教になった」ジャーナリスト志したきっかけは「偉い人とマスコミは信用できない」

2022.07.21 Vol.web original

 

 映画『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』トークイベントが21日、都内にて行われ、ジャーナリストの田原総一朗氏と新聞記者・藤えりか氏が登壇。衰えぬ田原節で“戦争と政治”について語った。

 ヒトラー率いるナチス支配下のドイツ“第三帝国”が犯した戦争犯罪を実際に目撃した、ドイツ人やオーストリア人など加害者の立場にある市井の人々による証言を記録した衝撃のドキュメンタリー。

 冒頭、田原氏は映画の証言者たちに「よく話したね」と感嘆しつつ「僕も小学5年の1学期まで、この戦争が正しいことだと思ってた。それが(夏休み中に終戦を迎え)二学期には180度変わった。占領軍が入って来て、それまで新聞でほめられていた人たちが、逮捕されると悪人だと言われた。戦争は悪だと。ところが高校に入ったら朝鮮戦争が始まった。先生に戦争反対と言ったら“ばかやろう、お前は共産主義者か”と言われた」と振り返り「偉い人やマスコミは信用できないと思った。それがジャーナリストになろうと思ったきっかけ」と明かした。

「日本のジャーナリズムはテレビも新聞も“社員”。社員はダメなんだよね」と切り捨て、聞き手の朝日新聞記者・藤氏を苦笑させる一幕も。

 そして現在「ウクライナ戦争が始まって日本人の考えが変わった。それまでは平和が一番だと言っていたけど(ロシアに対抗し続けるウクライナを見て)やっぱり国を守るためには戦わないといけないんだという意識が出てくるね」と話し、米中対立をふまえた安全保障問題から集団的自衛権が核となる憲法改正の問題にまで切り込みつつ「大事なことは戦争を起こさせないこと。来週、岸田首相と会うので、台湾有事を起こさせてはいけないと言うつもり」と話した。

 市民の支持のもと台頭したナチスについて、田原氏は「本来、民主主義というのは自分と違う考えの人も認めること。ワイマール憲法で政権を得た後、ナチスは政治が宗教になった」とナチスの狂信的な独裁体制を評した田原氏。

 トーク後の囲み取材では、まさに今、問われている“政治と宗教”についての質問も飛んだ。安倍元首相襲撃について、田原氏は「警察が手ぬるかったね。本気で警護してなかった」と指摘しつつ「安倍さんは統一教会について(メッセージ動画で)あんなことを言うべきじゃなかった。問題があるのは分かっているんだから。安易だったと思う」。議論を呼んでいる国葬について聞かれると「国葬にするなら国会を開いて野党と話し合って決めるべきだったと思う。僕は反対じゃないんだけど、国会で決めなかったのは残念」と語り「安倍派のリーダーがいなくなり、それぞれがどこに引き抜かれるのか。そして、これから3年間選挙が無いから、議員が安心して派閥闘争ができるのも心配」と案じていた。

『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』は8月5日より公開。

20歳迎える道枝駿佑に松本穂香が“姉からの”メッセージ「素敵な人と出会って幸せに」

2022.07.20 Vol.web original

 

 映画『今夜、世界からこの恋が消えても』完成披露舞台挨拶が20日、都内にて行われ、キャストの道枝駿佑、福本莉子、古川琴音、松本穂香と音楽を担当した亀田誠治が登壇。道枝の20歳を祝うサプライズが行われ、姉役の松本が道枝に温かいエールを贈った。

「セカコイ」の愛称で国内外に熱狂的ファンを持つ、一条岬による同名恋愛小説を三木孝浩監督が実写化。眠りにつくと記憶を失ってしまう「前向性健忘」を患ったヒロイン・日野真織(福本)と、自らも大きな秘密を抱えながら真織を献身的に支える主人公・神谷透(道枝)のはかなくも切ないラブストーリー。

 主演・道枝は「記念すべき初主演映画で、10代の最後を締めくくる作品」と、迫る公開に期待の表情。完成した作品に「見る前は緊張してました。怖かったんですよ、大丈夫かなと。でも見てみると本当に素敵な作品で。自信にもなりました」と胸を張った。

 その姉を演じた松本が「達観しているけどそこに優しさがある人物。優しく映っていればいいな、と思いながら演じました」と振り返ると、道枝は「2人の間に穏やかな空気感が流れていたのは穂香さんのおかげ。本当のお姉さんのようでした」。

 そんな道枝に、松本も「弟としていてくれたので」と感謝しつつ「私はラジオ番組をやっておりまして、ゲストとして来てくれた。ものすごく忙しいし、疲れた顔してもいいのに、ニコニコで。なんていい子なんだろうって(笑)」と振り返ると、道枝も「全然疲れてないですよ。そのときに“穂香さんって呼んでください”と言われたので。そのときから“穂香さん”呼びです」。

 すると松本が「呼んでください、とは言ってないかも…」とポツリ。道枝があわてて「あ、僕が自分の意志で!」と言い直すと、松本も「いえ、やっぱり私が呼ばせました!」。互いをフォローし合う姉弟に、会場からもほのぼのとした笑いが起こった。

成田凌、撮影現場での前田敦子との“扱いの差”に呆然「精神的に過酷だった」

2022.07.19 Vol.web original

 

 映画『コンビニエンス・ストーリー』完成披露舞台挨拶が19日、都内にて行われ、キャストの成田凌、前田敦子、六角精児、三木聡監督が登壇。主演・成田が撮影現場での“過酷な”エピソードを明かし会場の笑いをさそった。

 スランプ中の若手脚本家が“欲しいものが何でも見つかる”コンビニに迷い込んだことから巻き起こる不思議なアドベンチャー。

 富士山麓の廃墟にコンビニのセットを作り、撮影したという本作。寒い時期の撮影に三木監督が「ほぼ過酷ですよ」と振り返ると、成田も「トップクラスで過酷な撮影でした」。

 極寒のさなかに前田と成田がずぶ濡れになる撮影もあったと言い、成田が「“カット!”ってかかった瞬間、スタッフさんたちが何人も前田さんを取り囲んで、タオルで包んで連れて行こうとしていて。その横で、自分も同じくらい濡れているんだけどなって思いながら、その後をついて行こうとしたんですけど“ロケバスで待ってて!”と言われて…」と、スタッフから渡された小さなタオルで自分で体を拭いていたという切ないエピソードを披露。「精神的な過酷さも感じていました」と肩を落とす成田に、前田も申し訳なさそうに「私も感じてはいました。成田さんも濡れてるのになって。フォローしたかったんですけど寒すぎて…」と苦笑。

 六角精児も「一度、夜中に温度計を見たらマイナス2度だったからね」と過酷さを証言。それでも成田は「でも全然(映画からは)そんな感じしない。みんな元気に撮っていました」。三木監督が「一種のトランス状態になっていましたね」と言うと、六角も「アドレナリンって大事」、前田も「冷静に考えたらなんであんなに笑っていたんだろうって思いますね」。成田は「ちょっと食べたせんべいがおいしすぎて、膝から崩れ落ちました」と、三木ワールドならではの不思議な感覚に包まれた現場を振り返った。

 コンビニを舞台にした物語。三木監督が「マーク・シリングという日本在住の脚本家からメールで“これ映画になりませんか”と送られてきたんです。外国の人が見ると日本のコンビニって異様なところがあるらしい。何でもそろっているところとか夜中にぼーっと光っているところとか」と語ると、成田も「真夏にカイロ売ってるんですよね。舞台をやっているとき、喉を温めようとカイロを買ったんです。大量にカイロを抱えてるところを友達に見られて“どういうつもり?”と驚かれました(笑)」と日本のコンビニの“不思議”に感嘆していた。

 映画『コンビニエンス・ストーリー』は8月5日より公開。

前田敦子「石が自然なものと知らなかった」「3.5時間しか寝ない」“異世界”的な発言に観客もビックリ

2022.07.19 Vol.web original

 

 映画『コンビニエンス・ストーリー』完成披露舞台挨拶が19日、都内にて行われ、キャストの成田凌、前田敦子、六角精児、三木聡監督が登壇。三木監督が前田の素質を独特の表現で絶賛し会場を沸かせた。

 スランプ中の若手脚本家が“欲しいものが何でも見つかる”コンビニに迷い込んだことから巻き起こる不思議なアドベンチャー。

 役に共感したところはと聞かれると、異世界のコンビニに迷い込む主人公を演じた成田は「上手くいっていない脚本家という役で、店員さんにきつく当たるセリフを言っているとき、もしかして自分も普段こうなんじゃないか?と思ってきてしまった。背を正して生きようと思いました(笑)」。一方、コンビニ店員の魅惑的な人妻を演じる前田は、自身の演じた役に「何を考えているのかいまいち私にも分からないところがあって」とあっけらかん。

 すると、前田について「日本の女優として規格外。“世界のマエアツ”」とたたえていた三木監督が「前田さんってそういう演じ方なんですよ。脚本の意味とか役の共感とかすっ飛ばしているのに、いざ演じるとその本質にストーンとたどり着く。さすがセンター。さすが“秋元のおっさん”と思った」と絶賛し、前田も苦笑。

 さらに三木監督は前田について「普段はとんでもないことを言って成田さんがフォローしてるのに。石がコンクリートでできていると思ってた、とか」と暴露。すると前田は「(ロケ地の石切り場の)石が自然のものだと知らなかったんです。誰かが作ったのかなと思って」と明かし、会場もビックリ。すかさず成田が「みんなが勉強しているとき、一番忙しい時期だったんで…」、六角も「確かにあの石はコンクリートっぽかった」と前田をフォロー。そんな前田に三木監督も苦笑しつつ「でも本質にたどり着くんですよね」と首をかしげた。

 またこの日は、劇中に登場するコンビニ「リソーマート」にちなみ「理想の異世界は?」と一同に質問。成田は「体形を自由に変えられる世界」、六角は「お金のない世界」と回答。前田は「私は睡眠時間が要らないかも。3.5時間くらいしか寝ない。やりたいことがいっぱいあるんです」とまたまた会場を驚かせていた。

 映画『コンビニエンス・ストーリー』は8月5日より公開。

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